あれ一つあるだけで小さな町一つ楽に占領できるって触れ込みだからね。
実際、装甲は10㎜拳銃は効果無いし、ライフル狙撃にだって耐えきれる。
ミサイルの爆発やグレネードも何のそのだ。
難点は衝撃なんかは殺しきれない場合があるって事だな。
このパワーアーマー、フレームの作りからして縦方向の衝撃には強く、お陰でかなりの高所から落ちても仲の人間は無事なんだが、前後や横といった方向からの衝撃はあまりカバーしてくれないんだ。
つまり、撃たれた衝撃なんかは通るからそれが中の人間を殺すって訳だ。
だからパワーアーマーやフレームは無事なのに、人間だけ死んでるってケースはそこそこ出てるそうだぞ。
アンカレッジ戦争中の整備班の男との会話より
「うぅああああああああ!!!!」
老年の男の悲鳴が発電所に響く。
勿論俺の事だ。
プレザントバレーの探索でパワーアーマーを得て気を良くした俺は険しい山道を迂回して麓を経由して部品があると思われる発電所近くの町をめがけて北上した。
何の問題もなく発電所付近まで来ることはできたが、通り過ぎる筈のそこで一つの放送が聞こえた。
端的に言えば、発電所の再稼働要請だ。
もしも発電所が再稼働できるのなら、それはかなり大きい意味を持つ。
端的に言えば街一つが蘇るに等しい電力を確保できるのだ。
もっとも、外も中も怪物の巣窟。
外にはスーパーミュータント、こちらは数が多く中々に苦労したがパワーアーマー(装甲はレイダーのお手製)があったお陰で多くの鉛玉を弾く事が出来た。
そんな訳であったので、ごり押しの力押しで真正面から打ち返し、殴り返してすすみ、先ず外の冷却設備の修復を行う事にした。
具体的には破裂しているパイプを叩いて整え、適当な鉄板をあてがいダクトテープで抑えて修理、破壊されたコンソールはパネルのカバーを外し、同線しかダメージを受けていないのでレバーの修理とカバーの修理だけで済んだ。
元々、Vault76の整備もしていたのでこの程度は朝飯前だ。
思わず鼻歌を歌いながら発電所内のリアクターとジェネレーターの修理となる。
そして、中が地獄だった件について語らざるを得ない。
中に住み着いていたのはスーパーミュータントではなく、どこぞで見たメモによるとモールマイナーやっぱり炭鉱夫か……と思うがここ発電所なんだがなぁ。
向こうは侵入者である此方を見ると一斉に銃口を此方に向けた。持っているのはコンバットショットガン。
全員が全員、コンバットショットガンだった。
まさかの一斉射撃に思わず防御姿勢をとるが、この一瞬で手足の装甲は完全に破壊された。
「やはり内よりマシ程度のレイダー性の粗悪品だったのが運のツキかっ!」
フラググレネードを投げて何人か削れれば、と思うも爆炎の晴れた先には想定外な事に全員余裕で立ちふさがってじりじりとこちらとの距離を詰めていた。
「うそぉ!?タフにも程があるぞ!?!」
俺の言葉に返事するかのように再度のショットガン斉射が行われる。
慌てて壁を立てに身を隠すも、これと戦うのは無理と悟り、俺は悲鳴をあげながら這う這うの体で発電所内を逃げ回ってようやく脱出したのだった。
お陰で余計な重りとなっていたジャンク品は全て袂から放棄する必要があったほどだ。
兎にも角にもそういった事情からモモンガー発電所は俺の悪夢となり、俺は発電所より東を諦めてモーガンタウンに向かう事にした。
Wastelanders編の要望確認です。
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人は過ちを繰り返す(将軍並感