とある1位の高校生活   作:XY

1 / 6
初めて書く小説です。
宜しくお願いします。



第1話 決定

学生のパラダイスともいえる夏休みも終盤に差し掛かってきた頃、黄泉川愛穂(よみかわあいほ)芳川桔梗(よしかわききょう)は真剣な面持ちで話し合っていた。

警備員(アンチスキル)に所属している黄泉川とかつては研究者として絶対能力進化(レベル6シフト)に参加していた芳川の2人が話し合っているのだから、余程重要な事なのだろうと考える人もいるだろうが実はそれほど重要では無かったりする。

 

「それでどこか目星はついた?」

「ここなんてどうじゃん?駅からも近いし、スーパーもあって立地も良好じゃんよ」

「それじゃ住所はここでいいとして、あとは名前よね」

「それならストレートに一方通行(いっぽうつうこう)でいいじゃん?」

「名前としてそれはないでしょ・・・」

 

2人がそんな話をしていると風呂を終えた一方通行(アクセラレータ)とラストオーダーが話しかけてきた。

 

「こんな夜遅くに何こそこそ話してンだよ」

「何の話をしてるの?ってミサカはミサカは素朴な疑問をぶつけてみたり」

 

黄泉川はついにきたかと言わんばかりの表情をし、ひと呼吸おいてから

 

「一方通行…あなたには9月から外の高校に行ってもらうじゃんよ」

「高校だァ?何でまたァ?つーかァ既に長点上機学園に籍置いてンじゃねェか」

「それは書類上の話であって、実際は行ってないでしょ」

「それはそうだけどよ」

 

それを聞いたラストオーダーが

 

「一方通行学校に行くの?いいなぁ~ミサカも行きたい、ってミサカはミサカは要望を出してみる」

「お前が入るとややこしくなるから少し黙ってろ」

「大体高校なンざァ行かなくて困らねェよ」

 

一方通行がそんなことをいうと黄泉川が

 

「確かに一方通行は頭も良いし学園都市に7人しかいない超能力者(レベル5)じゃん」

「だけど、学校で学ぶ事は決して勉強だけではないじゃんよ」

「仲間との絆、皆で一つことに向かって努力、コミュニケーション、果ては恋愛まで!」

「高校生活は青春の塊じゃんよ!そんな青春を経験せずに一生を終えるのは実に悲しいじゃん!」

「だから一方通行にはそんな青春を味わって・・・」

「あァー!うっせェなァ!!」

 

一方通行の声が黄泉川の言葉を遮る

 

「何がァやれ青春だの絆だよ」

学園都市(ここ)の連中でさえ俺を気味悪がる」

「ましてやァ外の奴らときたもンだァ、登校初日に気味悪がられるのなンざァ目に見えてるンだよ」

 

一方通行がこんなことを言ったのには理由がある。学園都市序列第1位の彼は「ベクトル操作」の能力で現在学園都市の頂点に君臨している。

しかし、その強すぎる力は周りからは好奇の目で見られ拒絶され、挙句に果てには彼を倒し自分が1位になろうとする者まで現れた。

そんな奴らが二度と現れないよう彼は絶対能力進化という計画に参加した事がある。実験の内容は惨憺たるものだったのが、一人の少年と少女の活躍により無期凍結されたのだ。

 

そんなことを言った一方通行に対し黄泉川は

 

「確かに一方通行の事を気味悪がる人達もいるかも知れない」

「だったらァ・・・!」

 

一方通行の言葉を遮るように黄泉川はより力を込めて言う

 

「けど、私や芳川、いつもあなたの近くにいるラストオーダーのようにあなたを受け入れてくれる人がいる」

「一方通行があなたと仲良くしたいと思っている人に自分から心を開けば、きっと応えてくれるじゃんよ」

 

かつては一人だった一方通行を引き取る事を買って出た黄泉川、腹部を拳銃で撃たれたのを彼の能力によって助けられた芳川、そして自ら動き初めて「殺す」という方法以外で救ったラストオーダー。

そんな彼女らによって少しずつではあるが彼の心は変わっていってるのである。

 

「心を開くねェ・・・」

 

と一方通行がぼやいてから少しの沈黙のあと

 

「よし!それじゃ学校に行くのは決定じゃんよ!!」

 

黄泉川が大声で言った。

すかさず一方通行が噛み付く。

 

「何勝手に決定してンだよ!俺はまだ行くなんて一言も言ってねェぞ!」

「いやだってそうゆう雰囲気だったじゃんよ」

「何がァ雰囲気だよ、芳川も何か言ってやってくれ」

 

芳川に助けを求める一方通行だが、彼女は助ける気はないようで

 

「もう諦めなさい一方通行。あなたは行く気がなくてもラストオーダーは行く気満々みたいよ」

「あァ?」

 

そう言われて振り返ると楽しそうにはしゃいでいるラストオーダーの姿があった。

 

「やったー!楽しみなんだよ!ってミサカはミサカは未来の出来事に期待を膨らませてみる」

「マジかよォ・・・」

 

という台詞と共に深いため息をついたあと

 

「しゃーねェな、行けばいンだろ行けば」

「分かれば宜しいじゃん」

 

そう言った一方通行だが勿論タダで行くつもりはなく

 

「その代わり面倒なァ事は全部そっちがやってくれよな」

 

そう言われるのが分かってたかのように黄泉川は答えた。

 

「分かってるじゃんよ」

「はァーめンどくせェー」

 

こうして一方通行の危険?な高校生活が始まるのであった。

 

 

 




初めましてXYです。
今回はこんな素人が書いた小説を読んで頂きありがとうございます!
何分、小説を書くのは初めてですので文章力や構成、言葉選びが稚拙だとは思いますが、出来れば最後までお付き合い頂けると嬉しいです。

さて話は変わりまして、ここで一つ募集をしたいと思います。
それは一方通行の偽名についてなんですが、最初はまんま「いっぽうつうこう」でいこうとも考えたのですが
、それだとあまりにも味気ないのでここで募集したいと思います。
是非何か良い案があれば感想でお願いします!もし何もなければ「いっぽうつうこう」でいこうと思います。

誤字脱字や批評、その他の事で何かありましたらご連絡お願いします。
それではまた2話で会いましょう!
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。