とある1位の高校生活 作:XY
学生や社会人にとって土日は貴重な休みである。かつては土曜日も学校があったのだが、今は週休2日制が当たり前である。
その為か今日はぐっすり寝ており、目が覚めた頃には午前10時になっていた。
すると、「ピンポーン!」と部屋の呼び鈴が鳴らされた。一方通行は目を擦りながら玄関の覗き穴を見ると
「帰れェ」
彼がそう吐き捨て、客人を無視して部屋に戻ろうとすると
「客人を無視するなんてひどいじゃない」
「そうぜよ。せっかく様子を見に来たっていうのに」
「テメェは面白がって来ただけだろうがァ!つーかァいきなり人ン家に入って来てンじゃねェよ!」
「鍵の意味無視かよォ!」
「私の
「自慢気に言うンじゃねェ!」
「まぁまぁ落ち着いて」
彼がそう言い合っているのは、
「大体何でオマエらが
「あら?少なくとも私が関わっている痕跡は残ってたはずだけど?」
「痕跡?」
一方通行は一つ思い当たる節があった。それは毎朝机の上に置かれていた弁当の事である。それが座標移動で送られていたのであれば、毎朝置かれているのも頷ける。
「まさかとは思っていたがオマエだったのか」
「まあね」
「だから自慢気に言うンじゃねェ!」
一方通行が半ばキレ気味に言っていると
「あれ?何でみんないるの?ってミサカはミサカは疑問をぶつけてみる」
「みんなァ?てことはお前も知ってたのかァ!なンで言わなかったンだよォ!」
「
「やっぱァオマエが元凶じゃねェか!表出ろォ!」
「お、落ち着くぜよ!俺は決して一方通行が女の子と話しているところを見て楽しんでた訳では・・・あ」
「テメェ!そンなところまで見てやがったのかァ!ぶっ殺す!今ここでェええええ!!」
ミシミシと嫌な音を立てるマンションの状態を察したのか
「み、皆さん!せっかくこうやって珍しく集まれたんだからどこか行きませんか?買い物とか?」
「買い物だァ?」
「そ、そうぜよ。それは名案ぜよー!」
「いいわね。それ」
一方通行を含む暗部に所属する彼らが仕事以外で一堂に会するのはまれであり、その仕事の殆どがお世辞にも良いとは言えないものばかりで、こうやって仕事抜きで集まれるのは貴重なのである。
「やった!お買い物!ってミサカはミサカは喜びを表してみる」
「一方通行、部屋に鍵かけて。行くわよ」
「俺は行くなンて言ってねェぞ」
「
一方通行の傍らには目をキラキラ輝かせながら見つめる
「・・・しゃーねェな。行く前に銀行に寄るがいいよな」
一方通行も納得したところで部屋を出る一同。
色々しゃべりながら歩いている彼らだが、ふと一方通行がいつも違うことに気がつく。
「何か騒がしくねェか?」
一方通行以外も気づいていたようで辺りを見回している。すると
「あれは・・・」
海原が何かに気づいたようで、その方向を指差す。その先には銀行があった。5人がその銀行に近づこうとした時「バンッ!」と銃声と人々の悲鳴が響いた。
「銀行強盗かァ?」
学園都市では割と日常茶飯事のことであるのか5人は慌てていない。しかし、外の人からすればそうそうあることではない。彼らも銀行に用があるので
「軽く片付けてくるかァ」
そう言い銀行に入ろうとする一方通行を止める
「一方通行はダメだ」
「そうね。あなたは初日既に騒ぎを起こしてるし」
「これ以上目立つ行動はやめた方がいいです」
「じゃあどうすンだよ」
「何の為に俺たちがいると思っているぜよ」
「まさか、能力を使うつもりかよ。こンな人が多い所でか?」
「まぁ見てるぜよ」
土御門は自分の本領である魔術を使い始める。
「まずは人払いだな」
「
すると今まで群がっていた人々が何事もなかったかのように散らばり始めた。人が完全にいなくなったのを確認し、結標は
「次は私の番ね」
次の瞬間彼女は消え数秒後、中にいた人質と共にもう一度現れた。一斉に人質が消えたことに驚き外に飛び出す犯人。
「お前らがやったのか!?」
ひどく混乱しているようで拳銃を持つその手は震えている。そして引き金に指をかける。そこを見逃さず海原が『トラウィスカルパンテクウトリの槍』を構え照準を合わし拳銃をバラバラにする。
常識を超えた出来事を目の当たりにし、言葉を失った犯人に対し海原は近づき
「今あったことを忘れ速やかにここから立ち去りなさい」
「さもないと、あの拳銃のように今度はあなたを体をバラバラにしますよ」
悪魔を見たかのような表情をした犯人は駆け足でその場を去っていく。人質達から拍手が沸き起こる。が、あまり大事にされても厄介なので、土御門は再び人払いを使う。
「
人質達も何事もなかったかのように去って行った。
「・・・つくづくオマエらを敵に回さなくてよかったと思うよ」
「褒め言葉して受け取っておくぜよ」
平生を取り戻した銀行からお金を引き出し、再び歩き出す一同。そしてショッピングモールに着いた。
「ここからは自由行動というのはどうですか?各々見たい物もあるでしょうし」
海原が提案する。
「悪くないわね」
「俺は構わないにゃー」
「いいけどよォ。オマエら分かってんだろうなァ?」
「分かってるわよ。能力は使わないわよ」
「心配ないにゃー」
「まあ自分の魔術は屋内じゃ使えませんがね」
「信用ならねェなァ」
そして3時ここに集まることを約束し各々買い物を楽しんだのであった。
5話目も読んで頂きありがとうございます!XYです。
ラストオーダーの表記なんですが、ご指摘を受けたので『
誤字脱字や批評、その他何かありましたらご連絡お願いします。
それでは次話で会いましょう!