今回が初投稿なので暖かい目で見てくだされば幸いですm(*_ _)m
死...そして新たな命
吉良side
ここは...どこだ?
私は確かあの通りで振り向いた後に魂を引き裂かれたはず...
しかし、暗い...暗いぞ!私はどこにいるというんだ!...ん?なんだあの光は?あそこに迎えば良いのか?グッ..!なんだ!?急に全身が締め付けられているかのようだ!早く...早くここから出なければ!
もう少し...あと少しだ!よし!出れたぞ!これで息が吸える!
「おぎゃあああああああああああ!!!」
ん!?なんだこの声は!?まさかこの私が出したとでも言うのか!?
馬鹿な...この私がまたガキからやり直しだとでもいうのか?
これが...これが私への罰だとでもいうのか!?
だとしたら...良いだろう...今度こそ私は平和に過ごすのだ...人生に激しい喜びもいらない、そのかわり深い絶望も無い、そんな植物の心ような人生を...!平穏な生活を...!今度こそ私はおくるのだ...!
吉良side out
医者side
「よく頑張りました!奥さん!元気な男の子ですよ!」
そう私はたった今出産を終えたばかりの女性(いや、今では一児の母か)に祝福の言葉を告げた。
少しばかり体重が軽いようだがそこまで大変なことではない、今は頑張った奥さんを労いたかった。
ひとしきり旦那さんにこれからの経過について説明をした後、私は産まれたばかりの赤ちゃんを見てみた。
「元気に産まれてくれて良かったよ」
とても可愛らしく寝ているようだった、見ているだけで私の子供ではないのに嬉しくなってくる。この為に私は医者になったとも言える。
ん?どうやら目を覚ましてしまったようだ。まぁすぐにでも眠ってしまうか...なんだ?こっちを赤ちゃんが見ている?
なんだ!?この決意を秘めた目は!?まるで既に自己を認識しているかのようだ!そう思っていると赤ちゃんはまた眠ってしまっていた。
あの目はなんだったのか?本当に自己を認識してるかは定かではないが、この先何か起きるような気がする...そんな何かを私は感じた...
医者 side out
母親 side
今日、やっと待ちに待った息子が生まれた!出産は私が思っていた以上に苦しいものだったが早く息子に会いたい一心で頑張った。
道中夫が何故か気絶しかけるという出来事が起きながらも無事に息子は生まれてきてくれた!
私を見る目がすでにはっきりしているみたいだけど、私と夫との子供なのだ!赤ちゃんの時から天才なのかも!
たとえ天才でなくとも、可愛い息子なのだ、捨てる様なことは絶対にしない...!そうだいつまでも息子ではいけないわ、ちゃんと夫と決めた名前をつけてあげないと...
「あなたの名前は、吉影、吉良吉影よ、これからよろしくね?吉影」
私はそう言って息子から目をそらし、嬉しさのあまりまた気絶しかけてる夫に声をかけた
母親 side out
ここまで読んでいただきありがとうございます!
第1話であり、初投稿なので文章量は少なめです...多くかける様になりたい...第1話からいきなり父親が出てきませんでしたが次話では出しますので!(多分)母親sideでわかる様なキャラクターなので...まぁお察しですね笑
とても上手く書けたとは言えない出来ですがこれから頑張っていくのでよろしくお願いします!