吉影 side
ふう、最近はある程度落ち着いてきたな...ここまで落ち着いて過ごすのも久しぶりだ...思えば長かった...あの忌々しい空条承太郎によって平穏な生活を壊され、東方仗助によって親父を自分の手で殺してしまった...だが!この世界では誰もスタンドを見る事は出来ない...!すなわちキラークィーンの爆弾に変える能力を見えないという絶対的アドバンテージの中で使う事ができるという事だ...
素晴らしい...実に平穏な生活を送れている...このように平穏な生活を送っているとしのぶの事を思い出す...もし空条承太郎と会わず、もし私にこのような性が無かったら...と考えてしまう...まぁ、そのような事はありえないな、一時の気の迷いだな...おっと、どうやら食材が足りないようだ、少し買い出しに行くか...
「それじゃあ、買い出しに行くわよー!」
はぁ、何故このような事に...あの時、買い出しに行こうとしている時に偶然香山が家に来た...買い出しに行くと伝えると突然
「私もついて行くわ!」
などと言い始め、気づいたらこのザマだ...
ん?なんだ?あの人だかりは?
な!?ま、まさか!あ、あの独特な髪形!この世界にまで追いかけてきたのか!?東方仗助!!!
吉影 side out
仗助 side
う...ここはどこだ?お、俺はあの時吉良の野郎のバイツァ・ダストの発動を阻止しようとして...ま、まさか間に合わなかったのか!?
くそ!ん?でも、あのガキが言うにはバイツァ・ダストを食らったやつは宿主以外は記憶が無くなるんだったよなぁ?だったら、間に合ったのか?てか、ここどこだってんだよ!億泰!承太郎さん!?周りには誰もいねぇっすねぇ、まさか俺だけ別の世界に飛ばされた...とか?
そんな事ありえねぇな...ん?なんだあいつは!?角!?人間に角が生えてるのか!?ますます異世界説が濃厚になってきたぜ...なんか、周りの奴らもうるせぇしよぉ...
「あぁ!うるせぇっすよ!さっきから人の事ジロジロ見てきたり、ヒソヒソしやがってヨォ!」
俺がそう言うと周りの奴はどんどん離れていきやがった...ふう、こういう時には、あの吉良が言ってた平穏な生活っていうのがいかに大事かわかるってもんだぜ...
ん?あの金髪...どこかで見た事があるような...ないような...
あ!あいつ!吉良の野郎じゃぁねぇか!あいつノコノコと俺の前に出てきやがって、今度こそぶっ飛ばしてやるっすよぉ!
仗助 side out
吉影 side
やはり間違いない...!東方仗助!何故ここに!まずい!こっちを見てやがる...!近づいてくる!このままではまた、前回と同じ目に!
「どうしたのよ、吉影?急に顏を青くしちゃって!あんたらしくないわね!」
今は香山がいるから私は手荒な事は出来ないし、キラークィーンは使えない...!本格的にまずい!
「あら?あの男の子どんどんこっちに近づいてくるわね?何かあるのかしら?」
「おい、お前...今、吉影っつったよなぁ?お前の名前は吉良吉影...で合ってるよなぁ?だったら俺の事も覚えてるよなぁ!ほら、出せよ、お前の自慢のキラークィーンを...よぉ」
「あんた!何言ってんのよ!吉影に何の用よ!私たちはこれから買い出しに出るところなのよ!それにキラークィーン?何よそれ?クィーンはこいつのヒーロー名だけど、キラーなんてそんなヴィランみたいな名前ついてないわよ!」
な!?香山お前はこいつに対してここまで強く出れるのか!?
「ちょっとどいてくださいよ、お姉さん、おれぁこいつをどうしてもぶっ飛ばさなきゃならねぇんだ!」
やはり、こいつは私を...!
「なんで吉影があんたみたいな奴にぶっ飛ばされなきゃならないのよ!」
何故こいつはここまで私をかばう?何故だ?
「こいつはとんでもねぇ殺人鬼なんすよぉ...お姉さんも離れた方が良いっすよ、いつ爆破されるかわかったもんじゃねぇっすから」
「はぁ!?吉影が殺人鬼!?そんな事あるわけないじゃない!そんな奴だったら今頃ヒーローなんてやってないわよ!」
意外とこいつは私を見ているんだな...こういう時にしか気づけないものもある...という事か...
「こいつがヒーロー!?そんな事はありえねぇっすよぉ〜」
「ちょっときなさい!あんたにこいつの事を教えてやるわ!」
そう言って香山は仗助を連れて行った...戦闘にならずにすんでよかったが...まさか香山があそこまで私を弁護してくれるとはな...
さて、手招きまでして私を呼んでいることだ...そろそろ私も話をしに行くとしよう...
吉影 side out
仗助の口調が迷走中です...
吉良吉影は1番好きなキャラだからほとんど覚えてるんだけどなぁ
え〜伝え忘れていましたが、スタンドのみならずスタンド使いも一緒に登場させますのでご了承ください!
まだアンケートは依然として行っているのでどんどん教えてください!