ヒロアカ世界に吉良吉影が来たら   作: 両儀

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最近友人に
「さっさと続き書けや!」(  '-' )ノ)`-' )ボコォ
されました...
前ほどの更新速度は維持できませんが頑張って書いていきます!


一時の和解

吉影 side

 

「そうなんすねぇ、俺が知ってる吉良吉影とは確かに違うみたいっす...お姉さんがそこまで言うんだったら俺は信じる事にするっす...だけどなぁ!吉良吉影!お前が少しでも不穏な行動をしたら直ぐにぶっ飛ばしてやるっすよぉ!」

 

なんとか、窮地は脱した...か、しかし、これからの『キラー』としての活動に確実に支障をきたしてしまうな...まぁ、最近は何故か爪が伸びるのが遅いのでそこまで気にするほどではないな。

 

「そういえば、あんた!名前なんていうのよ?」

またしても、香山!お前か!このまま帰らせれば良かったものを...

 

「あ?あー俺の名前は東方仗助って言うっす、見ての通り高校生っすよぉ〜」

ふむ...しかしこいつの話を聞く限り別の世界から来たようだが...

 

「仗助君ね!それにしてもあなた別の世界から来たって行ってるけど帰る当てはあるのかしら?」

それは確かに気になっていたところだ...

 

「あ!そういえば帰り方がわかんないっす...そもそもどうしてここにいるのかすらわかってないっす...」

ふむ...理由はわからないのか...しかし、何故か嫌な予感がする...

 

「だったら!仗助君!帰る方法がわかるまで吉影の家に住みなさいよ!それだったら吉影の無実もわかりやすいでしょうし!」

嫌な予感の正体はこれか!貴様!何を言っているんだ!余計な事を言うんじゃぁない!

 

「おお!それは名案っすね!これからは姉御って呼ばせてもらいますよぉ〜」

東方仗助!便乗するんじゃぁない!

まずい...!このままではこいつを家に入れる事に...!そうなれば確実に『キラー』としては活動できない...!

 

「少し申し訳ない気持ちもするっすけど...やましい事が無ければ問題ないっすよねぇ?」

ぐっ...そうだ...それを言われてしまうと私は断れない...!

 

「.........仕方ない、不本意だが同居を認めよう...だが!家のルールには絶対に従ってもらうぞ...!それだけは譲る事は出来ない」

 

「わ、わかってるっすよぉ、家のことに関しては従うっす!」

なら良い...フフフ、少し意趣返しさせてもらうとしよう...

 

「そういえば、東方仗助、君は高校生だそうだね、丁度良いじゃないか、この世界にもトップクラスの高校というものがあってね、雄英高校というんだが、そこは私の出身校でもある...」

 

「な、何が言いたいんすか?」

 

「簡単な事だ、君には雄英高校のヒーロー科を受験して、合格してもらう、こうみえてヒーローとしての一定の評価を得ている私の同居人が高校すら卒業できていないなど、笑い話でしかないのだよ」

 

「ま、マジっすか...?あ、後何ヶ月後に受験なんすか...?」

 

「ふむ、ざっと10ヶ月といったところか?実技は何とかなるだろう?後は...勉強だが...」

 

「か、勘弁してほしいっすよぉ〜、俺ってば勉強なんて今までしてきた事無いっすよぉ〜!」

フフフ...ここまでは計算通りだ...後は...

 

「あはははは!大変だねぇ仗助君!こうなった吉影はテコでも動かないよ!」

 

「何を笑っているんだ、香山?こいつに勉強を教えるのはお前だぞ?私にこいつの生活の面倒をみさせるんだ、勿論お前も協力してくれる筈だよな?」

 

「へ?い、いやいや〜私ってヒーローと教師掛け持ちしてるから〜ちょーっと厳しいかな〜、そもそも吉影の家の鍵持ってないし〜」

逃がさないぞ...香山、狙った獲物は必ず仕留める...

 

「なに、遠慮は要らないよ、私もヒーローと事務を兼任しているからな、対して変わらないだろう?ほら、私の家の合鍵だ、前から寄越せ寄越せと言っていたじゃぁないか、それにお前は雄英の教師だからな、教えることに関してズブの素人の私よりこいつに教えるのは得意だろ?」

 

「え、いや...」

 

「そうかそうか、喜んで引き受けてくれるか、まぁせめてもの礼だ、家にいる時は私がご飯を作ってやる、よかったな、東方仗助、こいつが懇切丁寧にお前に勉強を教えてくれるそうだから、この10ヶ月...頑張ってくれたまえ...」

 

「あ、そうそう、これは今回の勘定だ、私はこれから買い物に行かねばならないのでここで失礼させてもらうよ」

 

私はそういうと店から去った...後ろから聞こえてくる叫び声をBGMに...ふ...ふふ...ふっはっはっは!実に良い気分だ!ここまで清々しい気分になったのも久しぶりだ!

そうして私は買い物をしに行った...その後、私が3人分の食材を買わねばならないと気づき、絶望するのはこの少し後の話だ...

 

吉影 side out

 




はい、今回はこういう話でした!
勢いで書いていたら気づいたら仗助君が雄英を受験する事になっちゃいました!
割と仗助君居るだけで雄英生楽になると思うのわ私だけでしょうか?

あ、アンケートは依然行なっていますので、登場してほしいスタンドやスタンド使いはどしどし教えてください!

では、また次回にて

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