他の作者の方々はどの様に考えついているのでしょうか...
さて、今回は中学校の日常回となります!
では、どうぞ!
吉影 side
私が「性」を自覚すると同時に「彼女」を作ってから数日が経ったが...今少し冷静になって考えてみると、あの行動はまずかった可能性が非常に高い...いや、可能性が高いではなく、まずかった...今日テレビで女子高生が行方不明と報道されていた...私が犯人だと特定される事は無いと思うが...これからは、少し考えて行動するとしよう...まぁ、一般人に手を出すのはマズいからな...この世界特有の社会不適合者である「敵」でも使うとしよう...アイツらならば1人や2人消えた所で問題になる事はないだろう...しかし、中学生にもなってまだこいつらはヒーローがどうなどと言っているのか...成長しないやつらだ...
だが、なによりもめんどくさいのはこいつd...
「ねぇ!吉影君!貴方さっきからずっと何を考えているの?この私が話しかけているのよ!ちゃんと聞きなさい!」
そう、こいつだ香山睡、小学生の時から何かにつけて私に話しかけてくる、それに最近になって急に大人びてきた...まぁ私からしたら、大人びているというよりかは背伸びしているようにしか見えないのだがね...そろそろ何かしら返答しないといけないな、何が気に障ったかはわからないが膨れっ面になってやがる...
「いや、ちょっと授業のことについて考えていただけさ、香山さんのような可愛い子に話しかけてもらえて嬉しいよ」
「んな!?なんて事を軽々しく言うのよ!....そういうのはもっと良い雰囲気の時に言うものでしょう...」
急に静かになってどうしたんだ?こいつは?まぁこいつのテンションがいつもおかしいのは今に始まった事ではない、気にするだけ無駄だな...
「じゃあ、僕は次の授業に遅れないようにそろそろ移動するよ、香山さんも遅れないようにね」
さっきからずっと1人で何かゴニョゴニョと喋り続けている香山にそう言って私は次の授業の為に移動を始めた...はぁ、学校には通わなければならないとわかっていても、どうも憂鬱になってしまう...まぁ、もう少しの辛抱だ...あと少し...あと少しで私は...
吉影 side out
睡 side
「いや、ちょっと授業のことについて考えていただけさ、香山さんのように可愛い子に話しかけもらえて嬉しいよ」
あいつのその言葉に私は柄にもなく赤面してしまった、私を赤面させたそいつの名は、吉良吉影、私と小学校の時からの同級生でもある。
吉影君は昔も今も変わらずにクラス内で3位〜5位の位置に立ち続ける...小学生の時はその事に何も違和感を抱く事はなかったんだけど、中学生になってちょっとおかしいと思い始めたの...だって、私たちが通っている中学校は県内でもそこそこ有名な進学校なの!言ったらあれだけど、私達が通っていた小学校の中で3番〜5番の成績だった吉影君が、この中学校でも3番〜5番の成績を取れるはずがないのよ!
もちろん、努力して成績を上げたのならわかるわよ、でも、彼はそんな素振りを少しも出す事なくいっつも同じ成績...この前なんかある教科で1位を取ったのよ!?なのに彼ったら、これも小学生の時と変わらず、失敗した...とでも言うような顔をするの...どうしてなのかしら?ただ、気づくこともあったの!彼はどうやら目立ちたくないらしいの!クラス内ではまるで影のように佇んでいるの!まるで私とお前たちは決定的に違うんだ...とでも言うように。
小学生の時にもどうしてなのかと思ったけど、あの時とは違う事が一つだけあるの...でも、この事は誰にも教えないの!彼からどうして、そんなに1番になりたくないのか、どうして目立ちたくないのか、ちゃんと私の力で聞き出せた時に彼に告げるの!だからそれまで私は彼に話しかけるのを絶対にやめないわ!
あれ?今何時かしら...やっちゃったわ!授業に遅れちゃった!吉影君は!?あれ?いない!さては置いていったわねぇ!許さないんだから!
睡 side out
日常編を考えるの割と大変だ...今私の中で悩んでいるのは、このまま吉良吉影でいくか、川尻浩作になって過ごした吉影でいくかですね...
皆さんはどう思いますか?
アンケート...読んでいる人は少ないでしょうがした方が良いですかね?
ここまで読んでいただきありがとうございます!
では、また次回にて!