ヒロアカ世界に吉良吉影が来たら   作: 両儀

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昨日は投稿できなくて申し訳ないです...
睡眠欲に負けました...

え〜今回は睡視点になります!
上手く描写できている気がしませんが、楽しんで読んでくれたら幸いです


固めた決意〜もう私は守られない〜

睡side

 

もう!吉影君の所為で授業に遅れちゃったじゃない...許さないわ!

あ、吉良君!ちょっと待ちなさいよ!

そして私はひとしきり彼に不満を言っていたんだけど、彼が

「私はちゃんと授業に遅れると言ったはずなんだが...」

と言ってきた...ん?言ってくれてたっけ?

「どうやら聞こえていなかったようだね、あの時の君は少し様子がおかしかったから聞こえてなくてもおかしくないな、だが、聞こえなかった自分の不備を私のせいにするのだけはやめてほしいな。...申し訳ないが、私はこれから用事があるのでね、失礼させてもらうよ」

 

あ、待って...なんて事...ちゃんと言ってくれていたのに聞き逃して、ましてやそれを吉影君のせいにするなんて...怒らせちゃったかな...

はぁ...今日はいい事なかったわ、吉影君は怒らせちゃうし...もういいや!早く帰ろ〜っと!

 

あれ?吉影君?用事があるって言ってたのにどうしたんだろ?確かここら辺の裏路地は危ないってお母さんが言ってたよね...まさか吉影君はその事を知らないのかしら!だったら危ないわ!早く教えてあげないと!

私はそう思って吉影君についていった...

 

「吉影君!こんな所で何してるの?ここの辺りって最近ヴィランが出るって有名なんだよ!危ないから早く出ようよ!

 

私がそう言って声をかけると彼は酷く驚いた様子でこっちを見てきた、早くでないと、私がそう思って焦っていると...

 

「おいおい、嬢ちゃん達?こんな所まで何しに来たんだい?しかもこんな時間に...ママ達にここら辺はコワーイお兄さんが出るから近寄っちゃいけない、って言われなかったのかい〜?」

 

まさか!この人が最近噂のヴィランなの!?なんで出てくるのよ〜!

でも、こういう時は正当防衛が成立するって前に聞いた事があるわ!

あ、でも私上手く個性を使えなかったわ...ずっとコントロールを覚えなさい!、ってお母さんに言われてきたのに...めんどくさがってやってこなかった自分が恨めしいわ...

せめて吉影君に情報だけでも伝えないと...

「吉影君...どうしよ、私まだ上手く個性使えないし、そもそも使っちゃいけないから何も出来ないよ...」

こんな事しか言えない自分が酷く情けない...私がそう思っていると吉影君は、

「...香山、お前はあいつのいる反対側から逃げろ...あいつは僕がなんとかする」

そう言ってきたの、どう考えても今の私達では太刀打ちが出来ないようなヴィランが相手なのに...

「なんとかってどうするのよ!個性...使えないんだよ!」

彼が言ってきた言葉に私は否定の言葉しか返せなかった...でも、そんな私に対して吉影君は続けて

「耐えるだけなら出来るさ...何も君にただ逃げてほしいわけじゃない...君は逃げた後、すぐに近くのヒーローを呼んでくれ...。」

と、そう言ってきた...そうか!ヒーローさえ呼べば助かるわ!でも吉影君は本当に大丈夫なのかしら...不安がる私を勇気付ける為か彼は私の返答を待たずに続けて

「...それまでは私があいつを抑える...」

私がこれまで一度も見た事のないような覚悟を秘めた目で吉影君はヴィランの方を向いていた...その目を見たらもう私は何も言えなくなってしまった...

「...わかった...!すぐに呼んでくるから無茶しちゃダメだよ!」

私に言えたのはこれだけ...私は無力だ...

私はそう思いながらも急いで近くのヒーローを探した、そしてやっとヒーローを見つけ、事情を説明してもう一度裏路地に戻った時...吉影君が1人で倒れているのを見つけた...私は心臓が止待ってしまったんじゃないかと思うほど驚いた...急いで吉影君のもとに駆けつけた。

「あ!いた!吉影君!大丈夫!?」

私がそう言うと、吉影君は安心したような、驚いたような顔をして気を失った...

 

その後救急車で吉影君は運ばれていったけど、どうやら怪我は頭の切り傷のみで命に別状はないみたい!

家に帰ったら家族に凄い心配されたけど、私はそんな事よりも伝えたい事があった...

「お父さん!お母さん!私ヒーローになる!もう守られるだけなのは嫌!だから...個性の使い方を教えて!」

そう私が言うとお父さんとお母さんは嬉しそうな顔をして

「わかった、だけど訓練はとても厳しいものになるよ?それでもいいのかい?」

と聞いてきた、それに対する答えは勿論

「当たり前じゃない!絶対にヒーローになって、今度は守られるんじゃなくて守ってあげるのよ!」

私はそう言った。

 

夜、ベッドの上で今日あった事を考えると、とてもドキドキした、ヴィランに会った事は怖かったけど、吉影君の言った事や行動を思い出す...あの時の吉影君はいつもよりずっとカッコよかったわ...あれでも自分の呼び方が「僕」じゃなくて「私」だったわね...そんな事どうでも良いわね、あの時の吉影君はヒーローだった...早く会いたいな、吉影君...私のヒーロー...

 

睡 side out




遅くなって申し訳ありません!
心理描写って難しいですね...
上手くかけたでしょうか...あ、評価をつけてくださった皆さん!ありがとうございます!低評価でも自分の書き方が悪いなど気づく事があってとても嬉しいです!
でもよければ、こう書いたら良いんじゃない?など感想を書いて頂ければ嬉しいですし、すぐに修正させてもらいます!

次回...どうしましょうかね...

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