前世の記憶を思い出したと思ったら火拳のエースと顔がそっくりさん   作:ポポビッチ磯野

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アラバスタ編、視点はビビちゃんonly
エクトル不在、少しだけ先の話


「そっかぁエースは追われるのが好きかぁ」
「(ギクッ)」



時は止まれない
幕間◆預かり知らぬところで


 

 

幕間◆与り知らぬところでーーー偉大なる航路(グランドライン)、アラバスタ王国

 

 

 

 

 

 

3年ぶりに再会したという兄弟のエースさんは“白ひげ”の話をしていた時よりも少しだけ嬉しそうに目を細めた。

 

「そうだルフィ、いつかおめェにあわせてぇやつがいるんだ」

「おぉ?エースが紹介したい奴かぁ!どんな奴なんだ?」

にししっと笑い合う姿は似ているなあと思った

 

「ーーーお前の新しい兄貴だ」

「えっ」

 

『...は、はあぁあ!?!』

 

えっじゃあ、ルフィさんのお母様が!?大変じゃない!

いいえ今お兄さまは“新しい兄貴”...?と気が付いたがみんなも大慌て、というか開いた口が塞がらない。

 

仲間たちの様子に気が付いてないルフィさんにエースさんはまるで親が子を自慢するみたいに話し出す。

 

「へぇ〜そいつ強いのか?」

「ああ実力なら俺と変わらねェ上に頭も切れる。しかもウチの隊長(2番隊隊長)だ、俺を倒せねェんじゃかなわねェぜ」

 

「ムッそんなの知らん!まだ戦ったこともねェんだぞ!!」

 

「ハハッエクトル(片割れ)を倒すんなら俺たち2番隊の双璧を相手にするのと同義だって話だよ」

「ソーヘキがなんだ!ぶっ飛ばせばいいんだろ!」

ぶんぶんと腕を振り回す姿を見ながらそれも愉快だと、呵呵とエースさんは笑う

「2番隊の双璧、か」

ブシドーが静かに呟いた、賞金稼ぎならば白ひげ海賊団のような海賊の情報を知らないはずがない。

 

噂では2番隊には攻守が揃い、隊長と副隊長が並び立つ姿は敵を迎える壁の様だと。

 

「きっと腰抜かすぜェ、それにアイツも追っている筈だ、そのうち会う事になるだろうよ」

『?』

 

一同が首を傾げる、大罪を犯したという男はエースさんが追っているんじゃないの?と

確かに仁義を重んじる白ひげ海賊団が鉄の掟を破った部下を、その隊長が追うのは分かるが。

 

「あー、アイツが追いかけてんのは“俺だ”、大方置いていったのに拗ねてんだぜ、あのバカ弟は、可愛いだろ?」

 

にっと笑う瞳は嬉しいと告げていた。

眼差しは父が、イガラムが私を見る時のような目だ、胸が温まる優しい目。

きっとそんな風に思い浮かべることが出来る隊長さんは素敵な人なのね。

 

そしてもし、と続けて

 

「アイツに会ったら、こう呼べ“マルドリード・セヴァ・エクトル”ってな、そーすりゃ面白いもんが見れるぜ」

 

「おう!マル、...マルっとエクレアな!」

『いや全然違う』

 

「...フッじゃあ、世話を焼くと思うが弟を頼む」

 

ボボボッと小舟が焔を吹かしながら進んでいく、遠くに見えたガレオン船に一瞬ヒヤリとしたがたった一撃で全てを沈めてしまったのには驚いた。

 

「しっしっ!なっエースは強ぇだろ!」

「ひぇ〜やっぱり白ひげ海賊団の副隊長は伊達じゃねぇな...敵じゃなくてよかったー...!」

「うん!ルフィの兄ちゃんカッコイイな!!」

「クェー!!」

「だろー!」

 

ウソップさんとトニーくん、カルーが集まって話し出すのを横目に、この船で頭の回転が早いナミさんがなにか考え込んでいるのを、声をかけようとして先に呼びかけられた。

 

「ビビも2番隊の隊長については知ってるのよね?」

「ええ、BW(バロック・ワークス)にいた時に手配書は嫌ってほど見たから」

たぶんエースさんに教えられた名前の事だろう。

 

「“マルドリード・セヴァ・エクトル”手配書にはセヴァなんて入ってないし...それに、“エクトル”も“セヴァ”はおとぎ話でよく聞いた名前よね、ビビも知ってる?」

「知ってるわ、“守り手の王子”と“救世主”ね」

 

「子供の頃よく読み聞かされた、2人の名前、英雄エクトルとお助けヒーローセヴァ、そんな名前を持ってるなんて信じられないわ」

「?そうかしら、あやかって名づける人もいると思うけど...」

「でも、セヴァはわざわざ隠しておく事かしら?」

 

ふむと確かにと、“救世主”はみんな知ってるようなおとぎ話だ。

私が言ったようにあやかってというなら、わざわざ隠すことも無い。

 

「...何でかしら」

「うーん!まあいいわ、本人にあった時に聞けばいいもの」

「ええそう、ーーって待ってナミさんここは偉大なる航路(グランドライン)よ!?そんな簡単に、」

 

「あらそうかしら、エースも言ってたじゃない、知ってるはずもないのに“追いかけてきてる”って、なら会えるわよ」

 

そのうちねっとウィンクも付けるといつの間にか騒がしくなっていた4人(2人と2匹?)にゲンコツを与えていた

 

でもきっと噂の彼に会う時には私はいないかもしれないと、ぼんやりとそんな予感がしていた。

 

 

 

 





こんばんはポポビッチ磯野です〜!
この間お気に入りが600人突破!いぇーい!とか言ってたやん?
でももう700人やん?あれぇ〜アッハイ現実みます。
ありがとうございます( ;∀;)

さて今回から新章です!麦わらの一味ともぼんやり関わっていきますよ〜!(たぶん)
この話はちょっとだけ先のお話。
少なくともエースが新世界から入口まで引き返してきたって所なので、時間は経ってるかな。
相変わらず双子位置情報は正確なので、すったもんだでエクトルが船から飛び出して追いかけてくるのはわかってるエースくん

\それが双子クオリティ/foo!

実はめちゃくちゃ、空島に巻き込まれて行って欲しいんだけどでもそうすると黒ひげに会うことになって、この後の計画がおじゃんになってしまうと、いうことで空島は難しいかなぁってふて寝しそう。

めっちゃ書きたいむっちょ書きたい絶対楽しい。
悩むんだけどでもエクトルはストライカーとかそんな便利道具ないので、普通に航海...となるとエースの半分くらいしか移動できないと思った方が言いわけ!で!あああああもう!(´◠ω◠`)
やっぱり諦めるしかないかなぁ...って、
シャンドラの火を灯せ...!!うっうっ泣いたわチクショー!

で!次からほぼエクトル視点で進んでく予定です
たまにエースでるかも?まあその時は幕間になるかと思います。

それではまた次のお話でお会いしましょう!(:3[_____]

ポポビッチ磯野
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