前世の記憶を思い出したと思ったら火拳のエースと顔がそっくりさん 作:ポポビッチ磯野
視点はエクトル→住民モブです
あ!!!のですね!!
お気に入り800人超えありがとうございました!!!
もうね、あちし、頑張っちゃうから...!。゚(゚^ω^゚)゚。
ーーー前半の海・終着シャボンディ諸島
正確には島ではなく立派なマングローブ林の集まりで、そこに人が住み着きいつしかその特性と絡めて、シャボンディ諸島と呼ばれるようになったのだ。
無事に島に着くと、適当に情報を集めるため酒場や飯屋を彷徨く事にした。
既に済ませておいた着替えはイメージをガラッとかえる
帽子、来シーズン流行ると言う柄入のシャツとネイビー系のタートルネック、いいジャケットも羽織り
下は黒のズボンに革靴、わざわざこげ茶髪のウィッグも下で結んでしっぽにして装備
印象を変える仕上げは眼鏡、ヒゲともおさらばしたってわけだ。
これで一目では白ひげの
あと気を付けなきゃ行けないのは、しばらく悩みながら、結局背中に入れた
パニックにはならないだろうが、今ここにいるルーキーたちに目をつけられるのも面倒だ。
ここまでたどり着いちまうルーキーほど厄介な奴らもいまい、まだ新世界のことを知らず爛々とした名を上げ、上へ登りたいという欲の弾丸だ。
だから新世界にいるような格上は狙われやすいし、相手をルーキーだと油断する場合もある。
俺はそんなことはない、いつだって新しい風を吹き込んでくるのは威勢のいい奴らばかりだ。
それに白ひげ海賊団にビビってるんじゃ、新世界なんぞ行かなくてもいいだろと鼻で笑ってから、いつも気が付いてしまう
新しい風を望んでるのは俺たちの方だと。
戦いたい、力を試したいってのは仲間内の手合わせじゃ難しい。
命をかけた殺し合いじゃなければ本当の実力も測れない、強くなる為にも死線を潜らないのも鈍るってな。
うむ、いつの間にか染まり切ったなァ...と今はない自身の本当の故郷へ馳せた。
平和で争いもなく、戦争から最も遠かった
やはり浮かんでくる顔は大切な人ばかりだ
両親も達者だろうか、彼女は幸せになれただろうか。
俺のことを忘れてくれただろうか
そうだといい
この世界に産まれた俺はもう覚悟を決めた、今更向こうの世界に戻っても、
私と仕事どっちが大事なの!なんて言う子じゃないけど、それでも不安にさせてしまうのは嫌だ。
だからちゃんとやりきる、俺が“兄貴”だからな。
そしたら君も手放しで褒めてくれる凄いねって、脳裏に浮かんだ姿に微笑んで、段々気配を薄めていく
気配を完全に消してしまうのは逆に違和感を与えてしまう為だ
周りと同調し個を消す、うちの隊とハルタの隊でやる隠れんぼではこれが有効でうちの隊にはなるべく身に付けるように指導したな。
そういや黒ひげのやつは勝手にサボってたな、アイツ許さねぇ
(13Gにも顔出しとくか、情報ならシャッキーさんが何か知ってるハズだ、“あの人”はまぁ人間屋回ってみるかなどっかにいるだろ)
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ドサッと草を踏みしめる音に俺は肩を跳ねさせた。
嗚呼、今日も最悪なものを見せつけられるのか。
持病で倒れたのだろうか?跪いていた男が倒れたのだ。
それを天竜人が不敬とし“いつもの様に”殺そうとした時、声がかかる
若い男の声だ。
そいつは明るく楽しそうにしかし跪いたままで告げる
「天竜人サマ、よろしければ不肖の身である私めに試し斬りするご許可を頂けないかと、死に損ないであるならば最早、貴方様のお手を煩わすことも無いでしょう」
男はよく回る口でペラペラと提案していく、その銃弾もこの様な下賎な者には勿体ない、後ろに控えるスーツの男にこれからオークションハウスに行くのに間に合わなくなってしまう等など。
すっかり気を良くした天竜人はまだ嫌らしい笑みを浮かべながら男に今目の前で殺せと言った。
俺達は耐えるしかない、はやく、はやくどこかに行ってくれと。
「畏まりました」
男はまた一言御身の前を失礼しますと倒れた男に近付いて、持っていた剣で
男を刺した。
鮮血が舞い、倒れた男の体が跳ねる、瞬間その周りだけ風が起こった気がした
「いい気分だぇ〜、オマエどんな気持ちだったえ?」
「いやぁありがとうございます天竜人サマ!!良い気分でしたよ、あっ時間をとってしまい申し訳ございませんでした、天竜人サマ、よいオークションを」
「面白い見世物だったえ、よしいくえ〜」
ジャラジャラと鎖の音を響かせて天竜人は去っていく。そして俺は男に睨みを利かせた。
たとえ人ひとり殺すことに躊躇いがなくても、俺たちだってそこまで腐りたくはなかった。
男は先程まで浮かべていた薄っぺらい笑みを消し剣を適当に捨てた。
よいしょっと倒れた男を背負うと医者はどこだと聞いてくる
「何言ってんだ!そいつはアンタが殺したんだろ!」
助けなかった俺たちを棚に上げて、非難した
しかしそれを気にした様子はなく軽く言い放った
「いやこいつは死んでねェ、ちょっと気絶させて、ほら輸血パック破裂させたんだよ」
ピラピラと手元から出てきたのは空になった輸血パックのプラスチック。
住民たちもざわついたが男は医者はどこなんだと声を荒げ、明らかにイラついていた。
「テメェがここで邪魔してる間にもオッサンの命も危うくなるって言ってんだよ、金なんて俺が出してやる、命に値段なんか付けられねぇだろ」
「...!」
「こ、こちらです!私の家の隣が病院なんです!」
「本当か!?助かったぜお嬢さん、今行くから」
バタバタと駆け足で女性と病人を背負った男がこの通りから消えていく。
「なんて奴だ全部演技だったのか...」
「天竜人に一芝居うつなんざ、正気じゃねえ」
「あの倒れた人、助けられたな...」
そんな声が見ていた住民たちから上がってくる
海賊も、海軍も、住民も黙っていることしかできない天竜人の行いにたった一人で立ち向かって、その機転で騙し切ったあの男。
ここらへんでは見たことの無い服装で見たことない顔だった
何処かここではない島か海からやってきたのだろう。
帽子とメガネの間から覗いた紫色の瞳がとても印象に残る。
気が付けば2人のあとを追って駆け出していた、まずは謝らなければ
手持ちは少ないが俺も金を出そう
罪滅ぼしでも、それが俺の気持ちだ。
こんばんはポポビッチ磯野です!
めちゃくちゃもう悩みに悩んだのに、結局背中にマークになりました。
なんかどっかで左胸とかかなぁって言ってたんですけど!!
それはなかったことにしてくだせぇ( ;∀;)
話が変わってシャボンディ諸島ではまあキーパーソンの人達おおいですからね!
もう1回くらいシャボンディの話にするつもりです!
シャボンディ諸島2って感じ
ちなみにエクトル腹の中では天竜人殴りてぇとか、覇気でぶっ倒れろやとかボロクソに言ってます。
今ここで天竜人殴ると怒られそうだし...エース助けるのに邪魔だしとこんなこともあろうかと用意していた輸血パック〜(テレレレッテレー)
こっそり忍ばせて男は覇気で気絶、タイミングよくパックを切りつけて血を出せばバカは騙されたってね。
そ、そうなんです覇気ねいつの間にって、まあほらマルコに聞いたあとですよ、ね?
元々が覇気使いなので、使えるちゃ使えるんですがめちゃくちゃ意識しないとダメとか、まだ不慣れですよ。
なんだかいつも以上にグダってまな、すまねぇ.....!!(´ ˙○˙ `)
それではまた次のお話でお会いしましょう!o,+:。☆.*・+。
ポポビッチ磯野。