前世の記憶を思い出したと思ったら火拳のエースと顔がそっくりさん   作:ポポビッチ磯野

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遅ばせながらあけましておめでとうござい!!!!ます!

新年(本編)初更新です!



追跡中/シャボンディ諸島→W7【後】

「オーイおめェ!そのパンツは俺んだ!」

 

突風に吹かれ飛ばされた一張羅である黒い海パン

それを偶然拾ってくれたのはあまりここら辺ではみない格好をした男だった。

 

こちらに気がついた様でわざわざ近寄ってくるとよく見えなかった姿がハッキリと見える。

洒落た服装にメガネでこちらに笑いかける姿は一見すると優男のような印象だ。

 

「ああ、咄嗟だったからシワになってたら悪ィ」

「アウ!無くさなかっただけでも御の字よ!これがねぇと締まるもんも締まらねぇ、ありがとよ!」

「どういたしまして」

 

受け取った海パンをサッと穿き直すと、何故この男がこんな外れにいるのか気になった。

「おめェよなんでこんな外れにいんだ、そんなナリじゃ狙ってくれって言ってるようなモンだぜ?」

 

まあちょっとした恩返しみたいなもんだ、こいつがいなけりゃ一張羅なしで帰らねぇといけなかったからな。

「アンタ良い奴だなぁ、俺は平気さ、こう見えてもなかなかやる方だ」

「そりゃどうかな、ここの荒くれモンはそんじょそこらの奴とはひと味違うぜ」

 

向こうがニィと笑うのでこちらもそれを返した。

忠告もした、向こうがいいと言うならこれ以上はお節介が過ぎるだろう、ウチみてぇに諦めてヤケになってるわけじゃねぇしな。

 

(まあウチのもんには手ぇ出すなとは言っておくか)

 

「ひとつ頼みがあるんだけどよ、いいか?」

 

「なんでも言ってみろ、こいつの恩もあるからなァ!」

無理難題はできる限りで叶えるが金がかかるもんはどうするか、何が出るかと構える。

 

「いつかここに”麦わら帽子”を被った海賊がくるはずだ、その時になるべく助けてやってくれ、うちのクルーの義兄弟でなァ、世話焼くと思うが頼む」

「アゥなんでぇ!そんな事お安い御用だぜ!」

 

 

しかも義兄弟の為ときちゃ断る理由もねェ、良い兄貴じゃねぇかよォ!

 

 

「俺はちと事情があって名は明かせねぇが—————”これ”が証拠になる」

 

 

 

 

 

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「じゃあ、またどっかでな」

「おうおめェも気ぃつけろ—————弟の事は任せとけ!」

 

そう言って握手をするフランキーが良い奴でよかった

長鼻くんにしたことは許せないが代わりにサニーを作ってくれるのもまた彼なのだ。

 

未来のことを今怒ったりイラついたりしても意味はない、それは嫌という程身に染みている。

ただこれからの航路で、少しずつ彼ら(麦わら)の助けになれるように布石は打たせてもらうぜ?

 

なんたって、これから挑むのは決まった未来(原作)だ、もう絶対にヘマはしねぇ。

 

(寝床のこと忘れてたな...まぁ適当に寝るか)

 

 

 

 

あの後よさげな場所を見つけてそこで夜を明かした。

伸びをしながら自然と覇気の範囲を広げて、あたりの気配を探る

 

(特になしっと!)

 

起き上がりメガネをかける、向かうのは1番ドックだ。

 

 

 

ところがどっこいしかしそうとも行かないのがこの街だ、途中までは良かったのにな。

 

「アンちゃん良いもん着てんじゃねぇか、痛い目に遭いたくなきゃ荷物は置いてきなァ」

 

いかにもなゴロツキに囲まれ、ため息をこぼす。避けて通るべきだったなぁ面倒でそのまま来ちまったし

どうしたものかと路地に視線を向ければ見知ったシルエットと目が合いすぐにこちらにやってくる。

 

「何しとるんじゃ?」

「あ、カクさんおはよう」

「おはようさんそっちは————見逃してやるさっさと消えるんじゃな」

「「はっはぃ!!」」

 

ガレーラの船大工ならやはり知名度も高いのだろう、チンピラたちはすぐに去っていった。

「いや助かった」

「なにおぬしは客じゃ。船は用意出来とる、さっさと済ませた方がいいじゃろ」

理由も知ってるしのおと笑うカクさん、たぶんパウリーさん筆頭に1日でさくっと探したんだろうなぁと歩きながら思う。

 

そのまま本社に入り必要な書類を受け付けに渡し代金を払ったら、パサッパサッと肩に重みがのる。

「クルッポー」

そこにいたのはハトで、ここでハトといえば一人しかいない訳だがまあ動物に罪はない。

慣れた手つきで羽をかいてやると、気持ちいいのだろう重みが増す

そういえばと周りが静かなのが気になり視線を向けると、みんな固まっていた。

「変な奴らだな?」

「ポー?」

同じ方向に首をかしげつつハトも同意したのか返事をする

背後に気配を感じてまあたぶん飼い主だろうと手に乗り移ってもらって、振り返った。

バサッとハトは飼い主の肩に収まる

「俺はハットリ、こいつはルッチだっポー!」

「おーよろしくっても俺はすぐ出てくんだけどな」

 

「おいアナクス早くこ、ゲェ!ルッチじゃねぇか...」

タイミングよくやってきたのはパウリーさん、いや本当助かったこの空気何とかしたかったからな。

「パウリーお前の客っポー?」

「まあな、こいつは急いでんだおめぇのかくし芸に構ってる暇はねぇぞ、オイこっちだ」

「はいよ、じゃあルッチ、ハットリもじゃあな」

ニッと笑いハットリは最後に撫でてやると名残惜しそうに離れた。

 

 

港に着くと予算よりもだいぶ立派な船がそこにはあった。

 

「どうだ!良い船だろ!!」

「そうだけど予算オーバーな気がすんだけど」

 

思わず突っ込むとバシンと背中を叩かれる、え、いやその程度ではビクともしないけどな

 

「若ぇのに選別さ、お前が捕まえた賞金首の釣りもあるしな」

それに早く行った方がいいだろ!と豪快に笑う男前かよ。くそダメだ俺には親父が...!

 

「じゃあ有難く貰っとく、代わりに知り合いにガレーラの宣伝しとくぜ」

「そりゃいい、事実だからなぁ!!ガハハ」

「はははっ」

 

荷物は既に積み終わっており、これもおまけだと言われてさすがにまずいとお金はきっちり払う。

ポケットマネーにしない様にと釘をさしながら、おい目が泳いでるぞ!?

 

「武運を祈るぜ」

「そっちもな職人は体が資本だろ、他の奴らにも礼を言っといてくれ」

 

スタンと船に乗り込んでロープを解く。風がふわりと吹いて青い海へ切り込んでいく。

最後に手を大きくふった、向こうも振り返してくれる、風がよく吹いてすぐに見えなくなってしまう。

 

さてと、うちの航海士から借りてきた海図を広げ次の島へ進路をとる。

 

急ごう、やっとスタート地点に立ったのだから。

 






こんにちはポポビッチ磯野です!
お久しぶりの更新、やっとウォーターセブンからでました!!
変態と腹話術師との遭遇いかがでした?
わりと雑にしてしまった感あるので時間がある時に直すと思います、、、、

次からよく分からないモブやらチンピラが沢山出てきます!おたのしみに!!



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