前世の記憶を思い出したと思ったら火拳のエースと顔がそっくりさん   作:ポポビッチ磯野

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ヘァッいつも見てくださってありがとうございます!!!
評価も40人超えてました恐縮です!!

さて今回は新しいメンバー紹介の回です!!
ちょっとあと3話くらい続く気がします!イェイ!.☆.。.:*・°


追跡中/ベルリン島→マーロ諸島

 

 

 

√A

 

 

 

ゆるりと風が吹き抜け、船は進んでいく

目指しているのは海軍基地——————偉大なる航路・海軍G-2支部掲げる正義は《ゆとりある正義》

 

原作での扉絵連載でエースが黒ひげの情報を抜き取る話だ、このあと情報を元にバロナ島へたどり着く

つまり黒ひげに出会う前の最後のチャンスとも言える場所なのだ。

さてどうやって潜入するか、と考えようとして賑やかになる気配と声が上がる

 

「兄貴〜!島が見えましたよ〜!」

「船長、様子見には誰を出します?」

「おれおれ〜!おれ行きたい!」「船長おれ行きたい!役に立ちますから!」

「2人はは前科があるんだから留守番に決まってるだろ!」

 

—————どうしてかこの船には俺以外のクルーがいる。

 

気がついたら増えいた、なんでだろうなあ(白目)

 

 

 

始まりはW7でて最初の島、ベルリン島

次の島までの情報を聞きつつログが溜まるまでゆっくりしていると、海賊がやって来て大騒ぎ、結局住民と一緒に退治した。

 

お礼に食料をわけてもらい、そこで海軍に入りたい男が基地がある島まで乗せて欲しいと行ってきた。

航海術と自分の身は守れるか?と聞けば緊張しながらも迷いなく答えた事で、俺は乗船を許可した。

 

男はアインスと名乗った。

やはり海軍に入りたいと言うだけあり腕はそれなりに、航海術や海流に詳しく知識として身につけていた俺よりも博識だった。

べ、べべつに悔しくないもんね...!

 

まあパウリーさんが選んでくれた船は俺が1人で航海するには大きいサイズだし、客人くらいなんとでもなる。

一人旅だし小舟でいいかなとリクエストを飯の時に話した、しかし彼らからお前死ぬ気か?と割とガチトーンで注意されたのを思い出す。

選んでやるとの言葉に甘えて丸投げは悪かったが、あれで良かったんだろうなぁ

簡単に船の説明と目的地を話しておく、その後しばらくは2人で二人三脚の航海だった。

 

 

しばらくしてようやくたどり着いた島は大きなマーケットがある島マーロ諸島、どうやら海軍も補給にたちよるらしく、治安も悪くない。

 

海賊旗を掲げていない俺たちは堂々と港に船を停めておく、それぞれ買い付けのため分担し時間になったら集合することに。

 

「まあ海軍が立ち寄るんだ、人さらいなんてのは警戒しなくていいだろうが、気を付けろよカタギじゃねぇのも混ざってる」

「わかってるよ船長、大丈夫さ大通り以外には入らないし、酒場にも立ち寄らない」

ふふっとドヤ顔しながら言い放つアインスにソレフラグって言うんだぜ?と思ったが口に出すと悪化しそうで注意だけはしておく。

 

「そうしてくれ、だけどトラブルってのはいつでも向こうからやってくるもんだ。あとお前人が良さそうだからなぁ」

「ひどいな!厳つい顔よりいいだろう!」

「ハイハイ、早く準備しようぜ、俺は情報も集めてくるからよ」

 

適当に流して切り替えさせるとアインスは悔しそうな顔をしつつあとを付いてきてるので、俺も絆されて懐かれちまったなァと苦笑した。

分担した通り食料などを集めるために別れてこなしていく。

あちこちから上がる掛け声は天気とも相まって気持ちがいいものだ。

 

「そこの旦那!良かったらとれたて新鮮の海鮮串焼きはどうだ!うめぇぞ〜!」

エビや貝魚の切り身をバターで焼いて焦げ目を付けたのだろう、小腹もすいているしアインスにも腹が減ったら適当に食っていいと言ってあるし、1本貰う、うめうめ

 

「なあアンタここの島のログは何日で貯まるんだ?」

「お、この島初めてかい、ここのログは3日でたまるぜ!」

 

3日か、良心的だな

屋台のおっちゃんに礼を言って次は酒場に向かう、もちろん裏路地なんかにあるのじゃなくて大通りに面した、ここの住民も入りそうな酒場だ。

下手に海賊なんかに出くわしたくないってのもあるが、この島にどんな海賊がいるのか聞いておくのも大切だろう。

 

「マスター1杯、俺さっきこの島についてよ出来ればこの島にいる海賊を聞きてぇんだが...」

「ほいよ、ああ、今んとこ3つの海賊がこの島にいるねェなかでもひとつは億超えだと聞いてるぜ」

礼を言ってからグラスを1杯飲み干すと店の外が一気に騒がしくなった。

 

嫌な予感がすんだけど、ハルタとエースでイタズラ考えてよしやるぞ!って意気込んだ瞬間マルコに殴られた時と似た感覚だ。

 

いやあれは痛かった、つーかゲンコツに覇気つかう??

これだかパイナップルはイヤなんだ!!!アッまって寒気が、スミマセンデシタァ!

 

気を取り直して覇気を使いながら中心部を把握する、大きくなる騒ぎ声にどうやらこちらに向かっている。

やれやれと巻き込まれる前に店を出ようとマスターに金を払いさっさと扉をおしのけ外に出た

 

 

「あっアナクス......!!!」

 

ハイハイ、フラグ回収お疲れ様でした〜!!!!(ここでスタンディングオベーション)

 

 

って冗談だろお前なんで巻き込まれてんだよ

そこには子供を小脇に抱えて、海賊だかチンピラに囲まれているうちのクルー、アインスだ。

 

 

 

「おい、説明しろ」

 

なんとなぁく理由はわかるが、汗だくで話せなさそうなアインスよりも上手い説明が出来るだろうと子供に問いかけた。

 

「ッ!や、やだなあ、大兄貴おれのこと置いていくなんてひどいっすよォ!!」

 

やっぱり、大兄貴ってことはアインスにその手を使ったって事か。

 

そういや麦わらの航海士もこんな事をしていたっけか...?

 

懐かしくなって笑うとそれをどう捉えたのか子供は明らかにほっとした表情になる、すぐに反論しなかったのも要因だろう。

まあ俺は教訓として少しは痛い目を見るべきだと思う、さてと

 

「うちのクルーに何か用か?」

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 

 

 

「大人しくしとけよオマエら、船長が戻ったらたっぷり遊んでやるぜヘヘヘッ...」

 

アナクスの一言で俺たちはあっという間に手足を縛られ武器を取り上げられると3人仲良く部屋に転がされた。

 

少年はこれから何が起こるのか察したのか顔が真っ青で震えている

アナクスを見ると少年を見あった後で私に視線が移ると顎でくいっと少年をさす、慰めろと言っているのだろうか?

とりあえず少年に声をかける、どちらにせよこの子だけでもここから逃がしてやるつもりだ。

 

「大丈夫、君だけはここから逃がすから」

なるべく優しく声をかける、あえて不安にさせることもない

大人が2人いるなら子供一人くらいなんとでもなるだろう。

 

「んでっなんで無関係だって言わなかったんだよ!馬鹿じゃねぇの!?そうすりゃ俺一人で済んだことだろうが!」

 

少年は叫ぶ、巻き込んだことを後悔しているらしいけど私はアナクスがそうする事はなんとなくわかっていた。

彼は面倒みもいいし、子供たちとすぐに打ち解けて結構子供好きなのだ。

 

少年は言いたいことを言い切ったのか静かになる、そしてやっとアナクスが口を開いたその瞬間すうと部屋の温度が下がった気がした。

 

「ガキンチョ、お前が今までやってきたコトはこういう事だ、これまでは運が良かったんだろが、巻き込むならそいつの命も背負う覚悟をしろ、できなきゃやめとけ半端な覚悟で悪党に挑むんじゃねェ、ーーーいいな?」

 

静かに淡々と顔色の悪い少年に告げた

きっとこの子の口振りからいつもは、突き出されて終わりだったのかもしれない。

そう思うとどうしようもない無力感がわいてくる

アナクスはそういう子供はこの世界に腐るほどいるのだといつも言っていた

だからこそ彼は子供には優しいのかもしれない。

 

涙をめいいっぱい溜めながらこくりと返事をした少年の頭をアナクスが撫でる

 

ん?

 

 

おかしい確か手足は縛られてたはず

 

「さてっと、じゃさっさと宿とって休もうぜー」

呑気に体を伸ばすアナクスに私も少年も驚きを隠せなかった

 

「はぁ?!」「えぇえ?」

「おいおい、縄抜け鍵開け牢屋破りは必須技能だろ、じゃなきゃあの果物からは逃げられ...ってそんなことねぇか、忘れてくれ!」

 

いやどうして必須技能なんだ、そんなのどこで使うんだ、あと果物ってなんだとか突っ込みたいことは沢山あるが、ここを早く出ようというのは賛成だ。

隠し持っていたナイフで私の縄も解くとよしっと立ち上がった。

 

「じゃあガキンチョは俺が抱えていく、アインス俺から離れるなよ」

「了解、船長」

「おう...って違ーう!なんで俺も一緒なんだよ!?つーか俺のも解け!1人で歩けるっ」

 

「まあまあ任せろって」

「君に合わせて歩くよりは早いと思うから、安心して」

「...でっ、できるかああぁぁーー?!!」

 

 

 

少年の叫び声が海賊船にこだました。

 

 

 

 

 

 






こんばんは、ポポビッチ磯野です!
ついにオリキャラ追加になってしまいました...しかし、味気ない航路もねぇ...ストーリーは感情で動きますから
淡々とエクトルが進んでいくのも(私が)つまらないんですよね!!ナハハ!!いつ正体がバレるのかたのしみだなぁ!(´◠ω◠`)

え?パウリーさん達が選んでくれた船?イメージ的にはメリーより小さいくらいの船です。船詳しくない()

あと全国のマルコファンの皆様スミマセンデシタアァ!

それではまた次のお話で!!

ポポビッチ磯野




新キャラ2人はちょろっとこちらで紹介します*☼*―――――*☼*

1人目は【アインス】
海軍に入ることを志す青年、人の良さそうな顔でおばあちゃんに可愛がられるタイプ
お人好しが過ぎて割り切れない甘さも持ってるので、エクトルはこいつ世界貴族とか合わせたらアカンやつじゃない?と素で思ってる。

2人目は【デュレ】
親は物心つく頃からいなくてずっと強かに生きてきた少年、口より手が出る。
今回うっかり盗みがバレた上に追いかけ回されて巻き込んだ奴らが殺されかもって思い怖くなった子供。お説教済。


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