前世の記憶を思い出したと思ったら火拳のエースと顔がそっくりさん   作:ポポビッチ磯野

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ご注意、ノベライズ読んでません。
ビブルカード全巻も手に入れてません。
今回はいつも通り短め(:3[_____]




噛み合い始める歯車と歪む音
はじめましてはテメェ


 

 

ジンベエに勝てなかった。

白ひげに負けて、生かされた。

船に乗せられてから何度も挑み返り討ちにあっている、他のクルーも自分の船長の命が狙われてるにも関わらず、手も出さない。

 

あろうことか笑ってすらいる!!

新世界の四皇と自分との力の差、この船団を率いる器の大きさが垣間見えた。

流石はあの男と張り合える海賊だと。

 

「...くそっ!」

 

だからこそ悔しさと苛立ちがあった。

なぜ生かしておく、気に入っただとあの時の俺の覚悟はそんなんじゃねぇ。

ぐしゃりと片手で顔を覆うとふと気配を感じ、視線だけ上げればこの船に来てから何度も見かけている靴だ

 

「飯だ、食ったらこれ塗って、包帯巻いてから寝ろよ」

距離をとって置かれたバスケットには瓶も見える、水や食料など言った通りのものが入っているのだろう。

この男は最初は黙って水やら外套を俺に気が付かれないように用意していたが、ここ最近は姿を見せ一言二言喋るようになった。

 

外見は顔を半分覆う白いニット帽にひとつ縛りにした黒髪は癖がある。

服装は夜の海みたいな青いシャツ、襟が長いため下から見上げるとちょうど鼻くらいしか見えない。

ズボンは真っ黒で、同じように黒のロングブーツを履いている

小耳に挟んだが曰く寒がりだという。

 

「またテメェ、一体何のつもりだ」

「...我慢比べさ、今のところ賭けにならないほど親父に賭け金が入ってるぜ」

質問に正確な答えをよこさず変な答え方をされた、しかしそれがなんの事かは当事者の俺にはよくわかった。

 

賭け事だと、人をおちょくってんのか!?

思わず怒鳴りつけようと睨みつければ、依然として帽子に阻まれている奴の目とあった気がして固まった。

 

「俺から言えんのは、この船を見渡せって事だ」

そうすれば自ずと見えてくるだろうさ、振り返る奴はこれ以上言う事は無いと船内へ戻って行った。

 

「ンだよ...くそっ」

 

 

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 

 

 

「相変わらずエクトルは新人に優しいなあ」

 

ひょっこりと顔を出したのは俺と年齢が殆ど変わらない同期で12番隊隊長を任されているハルタだ。

 

「まさか彼を2番隊に引き込むつもりじゃないよね、いくらエクトルでも新人抱えすぎ、ずるい!」

「だ・か・ら、しばらくは新しいクルーは譲ってただろ、それにちゃんと適正を見て勧誘してるぜ?」

「うっもしかして、この為だったのか...!」

 

原作では長年空席だったという2番隊隊長に、何故か今は俺がついている。

 

他の古株もいる中で俺が指名され、ハルタに俺を殴ってもらい夢でないことを確認したのを、ほかのクルーに笑われたっけな。

 

思わず親父の方を見れば笑うだけだしで、全力で期待に応えます!と言えた俺は偉くない?

 

 

本来なら彼がいれば俺は必要ないのだが、彼が隊長になってしまう事で後に、追いかける口実を作ってしまうという懸念もある。

奴については日常生活でも覇気を使っている俺が常に様子をうかがっている感じだ。

 

 

 

ーー・・・???

 

 

 

アッ!!!?

 

よく考えたら彼がどの立場でも仲間殺しを見過ごすことは無いし、たぶん止めても追いかけるだろうな...って今気がついたわ!!!

 

おい数年前の俺!!エースが隊長じゃなきゃ大丈夫だろ〜!って考え!!

甘すぎガバガバ作戦だぞ!!

 

なんて言ってもアフターカーニバル、びっくりびっくりDON☆DON!!

いっけねこれは違うわそれはアレだよ、同じ日曜系だけどな

 

 

ンーーーなら付いてくか!!(閃き)

 

 

そもそも前から隊長がいなくても回ってたわけだし、俺もついて行って未来の海賊王を拝みいくのもいいだろ。

 

うん、おっけープランBでいこう!

 

 

適当に廊下を歩きながら思い出したようにハルタが尋ねてくる。

 

「あ、そういえばエクトル、彼に賭けたんだって?」

そう古株はあまり参加しないが、中堅位のクルーたちは新人がどれくらい持つかとよく賭けているのだ。

 

「まあね、勝ち目なんて無いけど、ほら味方が誰もいないっての可哀想だろ?」

 

俺たちの弟になるかもしれないんだからと付け足せばぽんとハルタが相槌を打つ。

そして俺の嘘りの兄弟になるとは口にしなかった、ハルタに言っても家族になると解釈されるだけだ。

 

「ならオレも賭けるよ!親父にも賭けてるし」

こいつも大概甘いヤツだよなぁと微笑む。

 

白ひげ海賊団は皆身内に甘く、敵には容赦がない。

はみ出し者や荒くれ者、どこか安息の地を求めている者を、無条件で家族だと受け入れてくれる。

そりゃさそんじょそこらの海賊じゃ親父に敵うはずないよな。

 

 

親父はきっと俺が抱えてるモノがあることを知ってる。

何も聞かずに置いてくれている事に少しむず痒いし後ろめたいけど、そうだなぁ彼が正式にうちに入ったら話してみよう

きっとそんな事かって笑い飛ばすんだろうな、それが俺の敬愛する白ひげだから。

 

「おう、これじゃずるだからなぁ、...内緒だな」

「ヒヒッ!ナイショだね!」

そう言って2人で握りこぶしを合わせて笑った。

 

 

 




な、なんとエクトルが先に入ったことで2番隊隊長になってました...!?
つまりここ数年で中々の功績と懸賞金を上げたって事ですね〜!!?
異名とかめちゃくちゃカッコイイじゃないですか!?でもセンスねェんです...しんどい...でも考える楽しいもんね...。

この先彼に譲るのかはまだ考えてません、でも隊長の肩書きがあるっていうのをスモヤンとかゾロとかに言って欲しいので...悩みますわ
あと書いていくうちにエクトルも勝手に動いてしまうので(:3[_____]ナハハ

そういえば原作でエースが抜けたあとの事務仕事とか(勝手なイメージ)であると思うんですけどどうしたんでしょうね()
やれやれこれからどうなって行くやら、お楽しみに!

ポポビッチ磯野


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