ノット・アクターズ   作:ルシエド
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疲れが命を削るぞ中盤戦

 世界三大映画祭の対は、世界三小映画祭とかじゃない。

 世界三大ファンタスティック映画祭だと、俺は思う。

 

 こっちはSFやホラー、ファンタジーなど、エンタメ性が強いジャンルを扱う三大祭りだ。

 シッチェス・カタロニア国際映画祭、ブリュッセル国際ファンタスティック映画祭、ポルト国際映画祭……とりあえず、世界三大映画祭よりは娯楽性を前に押している。

 俺はこっちの方が好きだわ。

 

 シッチェス・カタロニア国際映画祭なら、『時をかける少女』『サマーウォーズ』『アイアムアヒーロー』『君の名は。』とかが受賞してる。

 ブリュッセル国際ファンタスティック映画祭なら、『バンパイアハンターD』『仄暗い水の底から』『デスノート』とかが受賞。

 ポルト国際映画祭は『REC/レック』が入ってる時点で頷くしかねえ。RECは1と3からオススメしていきたい。何故ならクソ面白えから。BADENDだけど。

 

 うん、こりゃ面白え映画が多いな。

 世界三大ファンタスティック映画祭全部で受賞した『アイアムアヒーロー』とかは俺もクッソ好きだが、俺のぼんやりしたイメージだと黒さんはああいうの撮らなそうだ。

 

 黒さんは世界三大映画祭の全てで入賞した超有能な監督だ。

 ハリウッドで成功したわけでも、世界三大ファンタスティック映画祭で入賞したわけでも、日本で名作を生み出したわけでもない。

 あくまで、世界三大映画祭で入賞した人だ。

 評論家に絶賛される人と言い換えてもいいかもしれねえな。

 

 だからじみーに、得意分野の方向性が俺と合わない。

 俺の得意分野は、エンタメ性の強い特撮分野だからだ。

 合わせようとすれば問題ないが、それでも僅かにズレが出そうになる時も多い。

 なので俺の方が意識的に合わせないといけない。

 この監督の持ち味を僅かにでも殺すのは、あまりにももったいなすぎる。

 

 例えばもっと、黒さんの持ち味を活かせるスタッフ……この人の肌に合う名俳優でもいれば、評価が高くて一般的な人気も高い映画も作れて、方向性もハッキリすると思うんだが。

 百城さんみたいな俳優嫌いなんだよな黒さん。

 それはイコールで、今の主流である、スターズ系の俳優が合わねえってことでもある。

 百城さんは、スターズの俳優育成メソッドの集大成みたいな人だからだ。

 

 俺とこの人の合わない部分は、ほんのちょっとのズレとして出る。

 だがそいつは逆に言えば、この人と俺は仕事の上ではほんのちょっとのズレしかない。

 もうちょっと何か違えば、ガッチリハマる気はするんだが。

 

「おいエージ、この花瓶が気に入らん。

 なんでこんなセンスにしたんだ? 前の美術担当は無能だな。

 ヒロインが主人公に投げつける花瓶だが、別のやつが欲しい。

 投げた花瓶が壁に当たると綺麗に割れて、かつ良い絵柄で、割れる音も良いやつ作れるか?」

 

「はーい、一回事務所に帰って作ってくるんで時間ください!」

 

 まあいいや、オラッ、今は仕事仕事!

 

 

 

 

 

 『飴ガラス』、というものがある。

 

 テレビや映画を色々と見てきた人なら、一度は見たことがある"ガラスのシーン"というものがあるはずだ。

 たとえば、ガラスを突き破って突入してくる人のシーン。

 たとえば、ビールのガラス瓶で人の頭を殴って、瓶が割れるシーン。

 たとえば、ガラステーブルが灰皿を投げつけられて砕けるシーン。

 

 あれらのガラスは、全部偽物だ。

 そのガラスの通称を、飴ガラスと言う。

 飴ガラスは透明なガラスの代用品としてだけでなく、壺や花瓶、皿や偽の壁などに使われることも多い。

 なので、ミステリーやサスペンスには欠かせないものなんだぜ。

 

「よし、出来た。さっさと持ってこ」

 

 現代の飴ガラスは大まかに二種類。

 砂糖、コーンスターチ、酒石酸水素カリウムを混ぜ、150度程度に熱して液状にし、型に流し込んで固めるタイプ。

 もう一つが、割れやすい安価な樹脂を200度程度に熱して液状にし、型に流し込んで固めるというタイプだ。

 俺は今回樹脂の方を使った。

 だって安いし。

 綺麗に仕上がるし。

 

 ガラスの偽物ってジャンルで、壊れやすい花瓶も、それっぽい魔法使いの指輪も、クリスタルのような笛も作れなきゃならねえ。

 それが特撮の世界だ。

 この花瓶は内側に切れ目を入れてある。

 よって、割れる時は切れ目に沿って綺麗に割れる。

 ヒロインが主人公との恋愛模様がこじれ、投げつけた花瓶が壁に当たって綺麗に割れる……完璧だ。黒さんのやりたい演出はこれで完璧にやり遂げられる。

 

 よーし、そろそろ橋が壊れるシーンに使う瓦礫と煙の作成を本格的に始めっか。

 

「朝風君、あの、ちょっと」

 

「どうしました町田さん?」

 

「ヒロイン役の主演女優の子がね、橋が崩れるシーンの飛び石みたいなところ跳べないって」

 

「……」

 

「あの子そんなに身体能力高くないの」

 

 あーもう!

 

「任せてください。ここのスタジオ、上からワイヤーで吊れるセットありますから」

 

「え、"吊る"の?」

 

「吊ります」

 

 補助程度のもんだが、ワイヤーアクションだ。

 

 ワイヤーアクション。

 一般人でも知ってる人が多い、上から何らかの糸で人を吊ることで、空中戦のアクションシーンを撮影する方法だ。

 元は1954年のミュージカルで生まれたもんだと言われているが、近年ではそれより早く歌舞伎が技術として成立させていたって説もある。

 そういう説が出てくるってだけで歌舞伎すげえな。

 

 映画における生身の人間の吊り下げは、50年台の日本映画で成立したらしい。

 空の大怪獣ラドン(1956)なんかが有名かもしれねえな。

 ラドンは後の怪獣映画とかにも出てたしさ。

 ワイヤーアクションはその後香港に渡り、香港映画で独自の進化を遂げ、ハリウッドの人気作品を通して日本にまた渡ってきた……っつー歴史があるわけだ。

 

 ワイヤーアクションは年々進化してやがる。

 昔、ワイヤーはあんま太いもんを使えなかった。

 緑の背景に緑に塗ったワイヤー、ってやっても、ワイヤーはいくら塗ろうが完璧に背景に溶け込んでくれねえことが多かったからだ。

 そういう時、現場は絶対にワイヤーを使えなかった。

 

 だがデジタル加工でワイヤーを消せるようになって、ワイヤーは太いもんを使えるようになり、重いもんも安全に吊れるようになった。

 俺のこの手の技術は、棘谷が映像を作りをする時にいつも頼ってる有限会社 特殊効果 拮抗船と一緒に何度か仕事をした時に習得した。

 拮抗船の美術師である枝岸さんも確か、ウルトラマンのCGと合成の革命期に、技術進歩で太いワイヤーが使えることを喜んでたなそういや。

 

 ワイヤーは、上手くやればジャンプを自然に演出できる。

 

 棘谷はウルトラマンメビウス外伝 ゴーストリバース(2009)で、海外展開で大人気の戦隊シリーズ『パワーレンジャー』の横谷監督と、彼のチームを丸ごと採用。

 横谷監督のチームと棘谷スタッフは手を組み、多くの実験的な技術を試し始めた。

 その内の一つが、ワイヤーアクションによる質感のあるジャンプ表現だ。

 

 『低重力の空中戦であれば極めてリアルになる』という結論に至り、ゴーストリバースの後に制作されたウルトラ銀河伝説(2009)にも、この技術が採用された。

 だが、この時の研鑽は無駄になってねえ。

 試行錯誤は蓄積される。

 ジャンプをワイヤーで表現する技術の蓄積は残ってる。

 俺もまた、そういう技術を多く自分の仕事に継承してきた。

 

「黒さん、橋渡る際のジャンプシーンにスローモーション入れてもらってもいいですか?」

 

「いいぞ、やっといてやる」

 

 よし。

 過去の映画作品を振り返ってみると、ジャンプシーンにスローモーションを入れる映画は案外多い。

 スローモーションだと、ワイヤーを使っての崖ジャンプシーンとか、爆発に吹っ飛ばされる主人公をワイヤーで吊って表現するシーンとか、そういうところの不自然さが消せるからだ。

 

 ジャンプで飛び移れない女優でも、ワイヤーで吊ってジャンプシーンを演出して、他のあれこれで誤魔化せば、なんとかいけるんじゃね?

 

「ヒロインの女優は誰が吊るんだ?」

 

「撮る時は俺が吊ります。黒さんは撮影に集中してください」

 

「おう」

 

 大丈夫、だと思う。

 道具を使って工夫すりゃ大丈夫のはずだ。多分。

 昔から西宝では、モスラやキングギドラをワイヤーで吊って操作すんのに、素人同然のスタッフすら動員してた。

 大怪獣を動かすには数十人のスタッフが必要だったからだ。

 必要なのは知識と工夫。俺の知識と技術を活かせるフィールドで戦ってやる。

 

 あ、主演女優さんだ。

 

「あの……ワイヤーで吊るって話を聞きましたけど、ワイヤーって切れないんですか?」

 

 切れねえよ。

 

「安心してください。スターズの女優さんには安全が確保されたことしかさせませんよ」

 

「そ、そうですか」

 

「今の時代のワイヤーは、大体ポリエチレン繊維の『テクミロン』です。

 メーカーの公表値ですが……

 ガラス繊維の比重が2.54、高強度カーボン繊維が1.78。

 防弾チョッキの素材が2.54、テクミロンが0.96。

 比弾性率はガラス繊維が300、高強度カーボン繊維が1500。

 防弾チョッキの素材が1000、そしてテクミロンも1000です。

 比強度はガラス繊維が10、高強度カーボン繊維が19。

 防弾チョッキの素材が21、なんとテクミロンは35です。凄いですよね」

 

「……?」

 

「絶対に切れないってことです。俺を信じてください」

 

「……分かりました」

 

 黒さんに断って、一旦俺の事務所に戻った。

 こうやって俺が現場を離れると作業が完全停止すんのが嫌なんだよクソが!

 増員! 援軍はまだか!

 誰か美術部門で俺の代わりに総指揮しろや!

 

 事務所に戻って取ってきたのは、ワイヤーワーク・コーディネーターの専用機械。

 日本じゃ、ワイヤーアクションってのは全部手引き式だ。

 だが今回の撮影に手引き式でやれる技術者はいねえ。

 そこでハリウッド式だ。

 ハリウッドではワイヤーアクションは、圧縮空気を使った機械制御で行われる。

 ワイヤーを使う技術がない俺でも、機械を間に挟めばなんとか、形になるはずだ。

 形になれ。

 頼むぞ俺の腕。こっちの分野は自信ねえぞ俺。

 

 原作漫画のクライマックスのシーンを、こいつで演出する。やってやる!

 しかしアレだな。

 今更ながらに思うが、撮ってて楽しいクライマックスシーンや重要な心情描写のカットをバシバシ撮ってる黒さんは、弁当で好きなものから食べる子供みてえだ。

 

 撮影スタジオに戻って、ワイヤーで吊るための仕込みを始める。

 

「今からスタジオ上で作業するので、何かあったら大きな声で俺を呼んでください」

 

「はーい」

 

 走っていくワイヤーアクションには、天井から俳優を吊る支点の滑車、それもスライドして動いてくれる支点の滑車が必要になる。

 俳優を○、ワイヤーを△、支点の滑車を▲とする。

 橋のセットを■、飛び石の足場とCGの橋の部分を□とする。

 そうなると

 

   ▲←

   △←

   ○←

 ■□■

 

 こう、一緒に動いて行って。

 

  ▲←

  ○←

 

 ■□■

 

 ジャンプシーンでワイヤー巻き上げて。

 

  ▲←

  △←

  ○←

 ■□■

 

 俺の機械操作で上手く飛び石の上に降ろして。

 

 ▲←

 △←

 ○←

 ■□■

 

 上手い具合に橋を渡りきらせる。

 出来が最高峰のプロレベルにはならねえだろうから、仕事終わって皆が帰ったら居残って練習しておくか。撮影期間もまだあるし。ああでも許可出るか? どうだろ。

 だがやっぱ、最良は本職の援軍が来てくれることだ。

 本職が仕事を変わってくれることが一番だ。

 頼んだぞアリサ社長。

 頑張れウルトラの母。

 出来なかったら罵声浴びせたくなるかもしれねえぞ。

 

 あとはそうだ、スプリングバランサーも用意しておこう。

 スプリングバランサーは、昔ゴジラやモスラやキングギドラをピアノ線で操るために、工場で使われていたものを特撮の現場に持ってきたやつだ。

 内蔵されたスプリングが、吊ったものの荷重を0にしてくれる。

 撮影の状況を見て、こいつで質感を出していこう。

 

「エージ! ちょっと降りてこい」

 

「はいはい黒さん、なんでしょうか?」

 

「このスターズの俳優の血を吐く演技がクソだ、なんとかしろ」

 

「えっ」

 

 ぶっ殺してやろうかこのヒゲオヤジ。

 ……いや、でも、うーん。

 黒さんが言うのも分かるな。演技がちょっと物足りない。

 これからレッスンで伸びるのを期待しよう。

 

「……黒さん、カメラワークを融通してもらってもいいですか?」

 

「いいぞ、特別にな」

 

 あざす。

 ええと、恋のライバルが毒殺されて血を吐くシーンか。

 確かにここは『毒で苦しい』って感情を視聴者に伝える表現力が高くないと無理か。

 何しよう。

 何ができる?

 俺に出来るのは物作りだけ。

 それで『毒で苦しい』って表現を補正して、演技力の底上げをしてやるには……よし決めた。ここの撮影所の食堂に行って材料を調達してくっか。

 

「五分ください。血糊を作ります」

 

 食紅、ケチャップ、コーヒーの粉、片栗粉しかなかった。

 まあいいや。

 ありもんでどうにかなるならそいつが一番だろう。多分。

 

「こちらが血糊Aです。

 毒を飲んだ直後、口から溢れる血の表現に使ってください」

 

 ケチャップを血のベースにして、赤色は食紅で、黒色はコーヒーの粉で出す。

 こうすることでほどよく『赤黒いグロテスクな吐血』ができる。

 片栗粉を混ぜれば、ドロドロな血も表現可能だろう。

 成分の配分は計算してるから、俳優が口の中に含んでいれば口の中の唾液で薄まって、撮影時に吐き出すタイミングではリアルな血に見えるはずだ。

 

「こちらが血糊Bです。

 赤い塗料を溶かしたシンナーで、ほどよく崩した発泡スチロールを溶かしました。

 泡立った赤いこの塗料を、先程の血糊Aに混ぜたものが血糊Bとなります」

 

 俳優が口に含んでおいて、吐き出すシーンを演出するのが血糊A。

 俳優が吐き出した血糊に混ぜ込んで、血の印象を更に強烈にするためのものが血糊Bだ。

 

 なんでかまでは俺も知らんが、人間ってのは単純に血を模したものより、泡が混ざった血や、黒が混ざった血により実在感・不快感・不安感を覚えるらしい。

 わざとらしいと思われるかもしれんが、表現力と演技力を俺の技術で補ってやるには、パッとこのくらいしか思いつかねえ。

 

「血を吐くシーンでまずカット。

 吐き出した血糊の血溜まりに、シンナーで溶かした発泡スチロールを混ぜて再開。

 こうすれば吐き出した血の泡がいい感じに目を引いて、凄惨さを出してくれるかもです」

 

「おう、ご苦労」

 

 黒さんから却下は出ない。セーフ!

 俺の仕事もぶっちゃけ、表現力が足りない俳優さんを一流レベルまで引き上げてねえんで、黒さんの要求に完璧に応えられたわけじゃねえ。

 なんでちょっと怖かった。

 よかった、俺の技術力不足だーとかにならないで、表現力がない俳優にイライラするだけで済んだみてえだ。

 

「撮影再開するぞ。準備始めろ」

 

 ふぅ。ちょっと休憩。水分取ろう。取らなきゃ死ぬ。俺が死んじまう。

 休憩終わったらワイヤー撮影のためのレールチェックから始めるか。

 支点の滑車が動くレールの調子が悪いと撮影は絶対失敗するし。

 

 しかしなんだな。

 黒さんのカメラワークというか、映す()の作り方は本当にいいな。

 

 『背中の映し方』ってのがある。

 ドラマとかだと、カメラは人間の目の高さにして、ほんの僅かに見下ろすような角度で男の背中を映す。

 また、"大軍に立ち向かう主人公の背中"を映すシーンなどでも、カメラは引いて広い範囲を映しつつ、斜め上から見下ろすようにカメラを動かす。

 

 背中の映し方に決まりってもんはない。

 アップにして背中をしっかり映してもいいし、カメラを引いて男の背中を背景の一部にしたっていい。

 だが、やっぱ映えるアングルは見下ろすようなアングルが多い。

 そこに来て黒さんは、セットの構図、カメラの位置、照明の位置と角度を巧みに計算して、このドラマの恋愛パートを『斜め下からのカメラアングルで映す男の背中』が印象に残るような面白い映像に仕立て上げやがった。

 

 まるで、仮面ライダーウィザードの15話だ。

 敵に向かって走っていくヒーローの背中を、斜め下から見上げるようにカメラに映すあの素晴らしい映像作りを思い出させやがる。

 いやあれともまた違うな。

 あれより丁寧で、戦闘じゃない分かなり情緒的に見える。

 

 斜め下から見上げるようなアングルで、男の背中を見せる……既成概念に囚われないカメラワークと、そこから作り上げられる映像。

 いいなあ。

 こういうの好きだわ。

 斬新なんだよなこの人の映し方。既成概念に沿ってないから新鮮さを感じるっつーか、見慣れた感や見飽きた感がねえ。

 

 照明を上手く調整して、朝日が面白い角度で照らす背中も魅せてくる。

 撮影スタジオでは照明こそが太陽だ。

 照明を操る監督は、スタジオの中では太陽を操る神様にも等しいだろうな。

 

「おい、エージ」

 

「はい黒さん、また何かしますか?」

 

「いやちょっと聞きたい。セットのあそこのタンスは何をイメージして仕上げた?」

 

「最近のミニチュアのモデルに多用される、"一般的"イメージの強い家具のイメージです」

 

 お、俺が改良したセットの部分に速攻気付かれたか。

 

 黒さんはリアル嗜好だ。

 俺はそう判断した。

 そこで俺が連想したのは、ゴジラシリーズ、ウルトラシリーズ、戦隊シリーズに関わり、巨大怪獣・巨大ロボ・ミニチュアなどに造詣が深い井下泰幸さんだった。

 伝説の男・棘谷英二の手がけた黄金時代の全てのミニチュアはこの人が関わってる、と言えば業界関係者は皆戦慄するだろうぜ。

 

 井下泰幸さんは戦時に大日本帝国海軍に所属していた。

 だから特撮の世界の人達は、軍艦のミニチュアの設計ができる有望な人員として、この人を直々にスカウトしに行ったんだ。

 だが、この人はミニチュアの才能を花開かせた。

 何故か?

 この人が戦争の戦傷を治していた時、職業訓練所での先生が家具作成師で、美術学校での先生も有能な建築士だったからだ。

 

 この人の信条は『本物を作る』こと。

 つまり、セットの家具、ミニチュアの家具、本物の家具、その間に差を作らないってことだ。

 ビルの大きさを正確に測り、正確にミニチュアビルの縦横比に反映しようとしたことなど、語られる伝説には枚挙に暇がねえ。

 

 黒さんの望む屋内の撮影セットを作るには、既存の販売品の家具をコピーしたようなものをセットに置いても、絶対にOKは出ない。

 この人の理想を作るには、俺が頭の中で、この人の脳内設計に合わせた造形をするしかない。

 

 なので、タンスの写真を片っ端から見て、そこから黒さんの理想に近いものをイメージとして抽出し、井下泰幸の信条を参考にして形成した。

 すなわち、『本物を作った』。

 商業品としては実在しない、俺のイメージで構築したタンスだったが、やっぱり黒さんの目に留まってくれたみてえだ。

 

「前に俺は手癖で仕事してて、無駄な手間をかけて申し訳ありませんでした」

 

 黒さんのこれは無駄なこだわりってやつだ。

 大衆に分かるようなこだわりじゃない。

 黒さんの理想を目指して作品を作ろうとすると、どんどん無駄な部分に労力が重なる上、一般的な視聴者にはそのこだわりがほとんど伝わらねえ。

 

 俺のこのタンス作りだって、やらなきゃ黒さんはいつまで経っても満足しなかっただろうが、所詮はタンス一つだ。

 市販品や既存のセットでいいだろ、と他の監督なら言うだろう。

 それでもやっぱり、黒さんは納得しないに違いない。

 

「分かる人にだけ分かる作りでいい。ですよね」

 

 俺がそういうと、黒さんはにやりと笑った。

 

「手が空いたときでいい。セット全部に手を入れろ。できるか?」

 

「できます」

 

 よかったよかった。

 

 こりゃあもうボツは出ねえな。やったぜ!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 つーかーれーたー。

 今日は早く帰れたが、明日は早朝から仕事だ。

 帰宅時間と出勤時間と就寝時間と起床時間が全く安定しないのが、睡眠時間が短いことよりもよっぽど辛いと俺は思う。

 

 近年でもスーパー戦隊シリーズとかは、メイン戦隊に序盤の時期休日がないことが多い。

 序盤スケジュールの基本は五日撮影、二日アフレコとかだからだ。

 休みなんてねえよ。

 

 だがこれでも最近は人権が取り戻されてきた方だ。

 昔、ゴジラの撮影は朝9時にセットに俺みたいな人間が入り、17時頃に撮影準備が完了して撮影が開始され、俺みたいなのがあくせく走り回って朝の5時に撮影終了っていうのが慣例だった。

 『ゴジラは5時らにならないと終わらない』とかいうフレーズはちょくちょく聞いたな。

 こいつを二ヶ月近く、連日連夜やったりもするわけだ。

 そういう人達、あるいはそういう人達の弟子の指導を受け、今の俺がある。

 

 こういう撮影を乗り切った人は、最近の撮影を見てこう言うかもしれんわけだ。

 「最近の若いもんは」と。

 うるせえ死ね。

 よく過労死出なかったな。

 

 俺が情けねえ姿を見せたら昔の人は、情けねえな最近の若いもん! とか言うんだろうか。

 うーむなんつーことだ。

 まだ俺には頑張りが足らねえとでも言うのか。

 

 ただやっぱ、俺の脳内には家具系のインプットが足りてねえ。

 普通に番組を撮るくらいならいいが、黒さんクラスの人と仕事するとどうしても再インプットが必要になっちまう。

 

「しゃあねえ、一回帰るか」

 

 俺の家には親父の残した資料がある。

 前にバイクの情報を入れた時と同じように、親父の残した資料を頭に入れておこう。

 明日からの仕事に活かせる下地がほしい。

 しかし、疲れたぜぇ。

 

 東映特撮ファン感謝祭2017で、仮面ライダーディケイドを演じた井下正大さんと、仮面ライダーファンで有名な店橋弘至さんがトークしてたっけな、そういや。

 あの時、店橋弘至さんは「あなたにとってのヒーローとは?」と聞かれて、「疲れない・諦めない・落ちこまない」と答えてた。

 あークソ。

 俺はヒーローにはなれそうにないな。

 

 アキラ君に子供達がそういうイメージ持ってんのは、まあ分かる。

 あれはヒーローだわ。

 

「うん?」

 

 俺の家の前に……いや、お隣の夜凪さんちの前か?

 ちっさい子供がいる。

 男の子と女の子だ。

 なんか泣きそうになってるな。手に持ってるのは玩具か?

 

「どうしたのかな、君」

 

「え……あ……」

 

「何か困っていることがあるなら、俺が力になってあげようか?」

 

 男の子は、泣きそうな顔で俺を見た。

 どうしよう、と口にして、差し出されたその玩具は、一部が破損していた。

 あー。

 あるある。

 俺もガキの頃に撮影所で雑な扱い方して玩具壊してたわ。

 子供の頃はこういうこと頻繁にあるんだよな。

 

「そのくらいなら俺が直せるよ」

 

「本当!?」

 

「ああ。少し時間をくれればね。その間、俺の家の適当な部屋で遊んでていいよ」

 

 まあそもそも俺の家に遊ぶものとかほとんどねえけどさ。

 壊れた玩具を眺めつつ、子供達を家に招いた。

 男の子と女の子は何故か驚いた顔をする。

 

「え、お兄さん幽霊屋敷の人?」

 

「ん、んん? 幽霊屋敷って何?」

 

「誰も住んでない家だけど、時々幽霊が動いてる家なんだって噂になってて」

「うんうん、探検したいって小学校のクラスの男子も言っててね」

 

 マジでもうちょっと家に帰った方がいいな俺!

 

「さて」

 

 壊れた部分に、指で触れる。

 破損箇所の素材は、ポリエチレンテレフタラートか。

 まあうちにあるものでなんとかなるかな。

 

 ポリエチレンテレフタラートは特撮のスーツや小道具、もしくはそれを模した子供用玩具なんかに使われてる素材だ。

 仕上げ方を考えれば柔らかい衣服繊維にもなるんで、俺はそっちにも使ってる。

 最近の人気商品だと、仮面ライダージオウ(2018)のライドウォッチなんかを作るのにも使われてるな。

 

 ポリエチレンテレフタラート(Polyethylene Terephthalate)

 なので、略称はPET。

 こいつで作ったボトルを、『ペットボトル』と言うのだ。

 

「ま、ポリエチレンテレフタラートなら直すのは楽だな」

 

 ポリエチレンテレフタラートは80℃くらいでグズグズになる。

 融点に達させるなら270℃もありゃ十分だ。

 親父が家で使ってた器具を使って、再形成する。

 この玩具に使われてた型がない以上、完璧に見分けがつかないほどの形で直すのは無理だが、子供の目では見分けられないくらいにソックリの形に修復を完了させる。

 

「ゴメンな待たせて。はい、直ったよ」

 

「早っ」

 

「わっ、すごい元通り……お兄さんマジシャンの人!? 手品か何か!?」

 

 お兄さんマジシャン? とか言われたら「No,I'm a WIZARD」とか応えたくなるだろやめろ。

 

「ちょっと手先が器用なだけだよ。さ、家にお帰り、二人共」

 

 本を積み木みたいにして遊んでいた小さな二人の背を押して、家を出て……そこでばったりと、人と出会っちまった。

 夜凪さんだった。

 お隣さんだった。

 夜凪さんは、子供二人と俺の顔を交互に見て、顔を青くする。

 

「ゆ……誘拐? 通報しなきゃ」

 

「違いますからね!」

 

 そう見えても仕方ねえけどよ!

 

 

 

 

 

 ちっさいあの子ら二人は、お隣さんの夜凪さんの妹さんと弟さんだったらしい。

 双子の兄妹で、男の子の方が夜凪ルイ。女の子の方が夜凪レイ。

 姉の夜凪さんの名前は夜凪景、つまりケイなので統一ネーミングっぽい。

 もっと兄弟が多かったら夜凪ヘイとかも居たんだろうか。夜凪ヘーイッ!

 

「なあなあにいちゃん、これ川で拾った玩具なんだけど直せる?」

 

「これは……戦隊のキュウレンオーか。ちょっと中開けても良い?」

 

「いいよー」

 

「んー……ああ、これなら大丈夫。

 中をちょっとはんだ付けすればまた動くよ。

 動かなくなったから捨てられちゃったんだろうね。

 今度直して、電池入れて、外側を塗装して新品と同じにして持ってくるよ。預かっていい?」

 

「本当!? お願い!」

 

 なんか懐かれてしまった。

 どういうことだ。

 子役以外の子供の扱いはてんで分からねえ。子役はアレでもプロだからな。

 そもそも昔から年上の大人としか触れ合ってないから、本当は同年代や年下と会話すんのもそう得意じゃねえんだぞ俺……

 

「晩ご飯食べていったらどうかしら」

 

「え、そんなに迷惑はかけられませんよ。その気持ちだけで嬉しいです、夜凪さん」

 

「弟がとっても懐いてて、とっても感謝してるから。私もお礼してあげたいの」

 

「とはいっても」

 

「それに、今のあなたは死にそうなくらい疲れてる人って、見れば分かるから」

 

「えっ、そうですか?」

 

 そういうもんかね。

 

 でも優しさが身に沁みる。ちょっとグラつくな。

 

「さっきからルイとレイの遊ぶものをどんどん直してもらってるから、お礼がしたいわ」

 

 この子会話の間が微妙に独特だな。

 

「……分かりました。じゃあ、夜凪さんのお言葉に甘えさせていただきます」

 

「カレー作るから、ちょっと待ってて、おべん……英二くん」

 

「今お弁当の人って言いかけましたよね」

 

 招かれた夜凪家の家の中を見渡してみる。

 ……あまり裕福な家とは言い難かった。

 ま、俺の家もあまり立派なもんじゃないが。

 

 子供達は幽霊屋敷とか言ってるが、俺の家は屋敷って言えるほど大きくない。

 親父は仕事にしか興味がなかった。稼ぎとは無縁の男だった。

 母親は親父にしか興味がなかった。……いや、違うな。親父の作品にしか興味がないような、世界で一番親父を理解し愛している女だった。

 両親共に、本質的な部分では、生活の安定にも金にも興味がなかった気がする。

 

 それがおかしいことなんだと俺が気付いたのは、15歳の時だった。

 だから俺は、"子供の頃に貧乏を苦しいと思った"っていう記憶がない。

 そいつはきっと幸福なことだったんだろう。

 俺にとって、生きることと、遊ぶことと、仕事をすることと、懸命になることと、努力をすることと、当然のことをすることは、同じことだった。

 

 あまりこの家の経済状況については触れないようにしておこう。

 踏み込まない方がいいこともある。

 クソが死ねやッと言われても仕方がない時がある。そいつが家庭問題ってやつだ。

 

「カレーどうぞ」

 

「カレーどうも」

 

「カレーは好き?」

 

「ウレタン素材くらいには好きですよ」

 

「例えが分からないわ」

 

「ローマの休日くらいには好きです」

 

「あ、私も好き。映画のローマの休日でしょう?」

 

 そうそうそれそれ。

 あ、カレー上手い。

 おふくろのカレーと全然違うな。

 おふくろは親父の味覚基準で全部の味決めてたんだから仕方ねえことだったんだが。

 このカレー割と好きだ。

 

「玩具を直せる人だったなんて知らなかったわ。ああいうお仕事をしてるのかしら」

 

「そうですね。ただ、直すより作る仕事の方が多いですよ」

 

 なんか例を出せるやつないかね。

 ポケットを漁ってみっか。

 仕事道具、プラ板、手帳、スマホ……あ、指輪があった。

 技術向上を兼ねた手慰みに作ったやつだ。

 

「こんなのを作ってます」

 

「黄色い花の指輪? 綺麗ね」

 

 俺が手渡した指輪を、夜凪さんは興味深そうに見ていた。

 

 細い指に嵌めるサイズの、銀の台座の上に咲いた、透き通るような黄色い花の指輪。

 

「金属に見える指輪の台座は銀塗装のポリカーボネイトです。

 台座の内底にはミラーシートを貼ってあります。

 花の部分はクリアイエローのアクリルと透明エポキシ樹脂の二層構造。

 花の表面の塗装はイエローに見えますが、ゴールドのグラデーションです」

 

「日本語で話して?」

 

「日本語で話してます……」

 

 指輪の造形は仮面ライダーウィザード(2012)の魔法使いの指輪を参考に。

 ミラーシートの上に透明色つき素材を重ねることで、『向こう側が見えないステンドグラス』の如き美しさを表現するのは、仮面ライダーキバ(2008)の仮面ライダーサガを参考に。

 花のクリアイエローのアクリルと透明エポキシ樹脂の二層構造は、仮面ライダー鎧武(2013)の美しい透明パーツを参考に。

 透明なクリアイエローの表面に、金のグラデーションを施して綺麗な花として完成させるのは、仮面ライダーフォーゼ(2011)のメテオストームの頭部を参考にした。

 

 この指輪はそのままでも透き通っていて美しい。

 だが光を当てると、台座のそこに貼られたミラシートが光を反射し、クリアイエローのアクリルとエポキシの層が光を屈折させ、複雑とシンプルの中間辺りの煌めきを放つ。

 光を屈折させて初めて、そこに層があると分かる仕掛けだ。

 

「現実には存在しない美しい花を作るのが、俺の仕事です」

 

「素敵」

 

 夜凪さんは指輪のクリアイエローの花弁を通して家の中を見たり、家の電灯の光を指輪に当てて色んな角度から見たりしていた。

 ……いい目をしてるな。

 センスがある。

 "何が美しいものなのかが分かるか"ってのはセンスだ。

 センスは磨けるが、センスを持ってない奴は一生それを身に付けられない。

 この人はセンスがある人だ。

 もしもこの先"美しいもの"を探求することがあれば、この人のセンスは輝くかもしんねえな。

 

「よかったらそれ、差し上げますよ」

 

「いいの?」

 

「お隣さんですから」

 

「お隣さんてそういうものかしら? ……でも、ありがとう」

 

 ……綺麗だな。

 指輪も似合ってる。

 うん。

 良い出来の指輪だったが、この人にやってよかった。

 悪くない気分だ。

 

「電話震えてるよー」

 

「おや、ありがとう、ルイ君。ちょっと失礼します、夜凪さん」

 

 はて、誰からの電話だ?

 アリサ社長だ。

 廊下に出て、急いで電話にも出ねえと。

 

「は?」

 

 え。

 あー、はい。

 アリサ社長が頑張ったのは分かりますよーうん。

 

 分かるけどなあ、オイ。

 ギャラ交渉で問題?

 最初に決裂した監督達に支払うギャラの問題で、引き継ぎの監督達にまともなギャラが支払えなくなったって?

 予算オーバーがもう見えてるって?

 

 スポンサーがギャラ値切ろうとして、引き継ぎの監督が値上げしようとして、大喧嘩?

 もうちょっと、問題が解決するまで君達だけでやっててくれ?

 援軍はそれまでなし?

 放送枠はもう買っちゃったから撮影スケジュールを延長することは不可能?

 

 ぶっ殺すぞ。

 ぶっ殺す!

 番組が完成した後の夜道では気をつけろよてめーらッ!!

 

 

 




 夜凪ヘイはプロット段階でその存在を消滅させられた初期案主人公です。その名前が呼ばれることはもう永遠にないでしょう。

 参考文献が見たいという人がいたので、参考文献の一部をここに書いておきます。
 まだ使ってない、使う予定なだけの参考文献もあります。
 おそらく書き忘れの参考文献もあります。
 ぼんやり適当な気分で見ておいてください。

仮面ライダー響鬼 特写写真集 魂(2006)
仮面ライダー電王 特写写真集 IMAGINE(2008)
仮面ライダー電王 特写写真集 第2集 RE:IMAGINE(2009)
仮面ライダーキバ 特写写真集 CREST of KIVA(2009)
仮面ライダーカブト 特写写真集 MASKED RIDER SYSTEM 復刻版(2010)
仮面ライダーディケイド 特写写真集 KAMEN RIDE(2010)
仮面ライダーW 特写写真集 KIRIFUDA(2011)
仮面ライダーオーズ/000 特写写真集 000(2012)
仮面ライダーフォーゼ 特写写真集 青春スイッチ・オン! (2013)
仮面ライダーウィザード 特写写真集 STYLE(2014)
仮面ライダー鎧武/ガイム 特写写真集 鎧旋(2015)
仮面ライダードライブ 特写写真集 IGNITION(2016)
仮面ライダーゴースト 特写写真集 KAIGAN(2017)
仮面ライダーエグゼイド 特写写真集 GAME CLEAR(2018)

空我 仮面ライダークウガマテリアルブック(2001)
仮面ライダーアギト・アートワークス(2002)
仮面ライダー アートコレクション ヒーロー編(2003)
仮面ライダー響鬼 虎ノ巻(特撮ニュータイプ2005年3月号付録)
仮面ライダーカブト GOD SPEED LOVE OFFICIAL BOOK(2006)
イコン 篠原保 キャラクターアートワークス(2006)
仮面ライダーW Final File(特撮ニュータイプ2010年10月号付録)
ハイパームック 仮面ライダー年代記(2011)
仮面ライダーフォーゼ デザインワークス(2012)
仮面ライダー鎧武/ガイム公式公式完全読本(2014)
仮面ライダードライブ デザインワークス(2016)
仮面ライダーエグゼイド公式完全読本(2017)
CSMオーズドライバーコンプリートセット カラーブックレット(2017)
仮面ライダー超全集(クウガ-エグゼイド)
雑誌:ホビージャパン各号(仮面ライダー、戦隊等々の出演者の裏話あり)
雑誌:宇宙船各号(仮面ライダー部分の記載事項は上記の特写写真集に転載)
宇宙船イヤーブック各号(2008年、2009年、2010年、2011年、2017年、2018年)
仮面ライダーOP絵コンテ(オーズ、フォーゼ)

スーパー戦隊アートコレクション 戦隊ロボ編(2002)
爆竜戦隊アバレンジャー アバレ大図鑑(2005)
スーパー戦隊ぴあー 『スーパー戦隊』公式写真集・35作品記念本(2011)
東映スーパー戦隊シリーズ 35作品記念公式図録 百化繚乱 戦隊怪人デザイン大鑑 上之巻(2011)
東映スーパー戦隊シリーズ35周年作品公式図録 百化繚乱 戦隊怪人デザイン大鑑 下之巻(2011)
スーパー戦隊36LEGENDS(2012)
スーパー戦隊TOY HISTORY 40 1975-2016(2016)
東映ヒーローMAX各号(俳優や造形屋のインタビューあり)
動物戦隊ジュウオウジャー公式完全読本(2017)

スーパー戦隊 Official Mook 21世紀 vol.0 41大スーパー戦隊集結!(2017)
スーパー戦隊 Official Mook 21世紀 vol.1 百獣戦隊ガオレンジャー(2017)
スーパー戦隊 Official Mook 21世紀 vol.2 忍風戦隊ハリケンジャー(2017)
スーパー戦隊 Official Mook 21世紀 vol.3 爆竜戦隊アバレンジャー(2017)
スーパー戦隊 Official Mook 21世紀 vol.4 特捜戦隊デカレンジャー(2017)
スーパー戦隊 Official Mook 21世紀 vol.5 魔法戦隊マジレンジャー(2017)
スーパー戦隊 Official Mook 21世紀 vol.6 轟轟戦隊ボウケンジャー(2017)
スーパー戦隊 Official Mook 21世紀 vol.7 獣拳戦隊ゲキレンジャー(2017)
スーパー戦隊 Official Mook 21世紀 vol.8 炎神戦隊ゴーオンジャー(2017)
スーパー戦隊 Official Mook 21世紀 vol.9 侍戦隊シンケンジャー(2017)
スーパー戦隊 Official Mook 21世紀 vol.10 天装戦隊ゴセイジャー(2017)
スーパー戦隊 Official Mook 21世紀 vol.11 海賊戦隊ゴーカイジャー(2017)
スーパー戦隊 Official Mook 21世紀 vol.12 特命戦隊ゴーバスターズ(2017)
スーパー戦隊 Official Mook 21世紀 vol.13 獣電戦隊キョウリュウジャー(2017)
スーパー戦隊 Official Mook 20世紀 1975 秘密戦隊ゴレンジャー(2018)
スーパー戦隊 Official Mook 20世紀 1985 電撃戦隊チェンジマン(2018)

金城哲夫 ウルトラマン島唄(1999)
怪獣使いと少年 ウルトラマンの作家たち(2000)
怪獣な日々 わたしの円谷英二100年(2001)
ウルトラマンネクサス NEXUSEED(2005)
ウルトラマンマックス MAX!×3(2006)
大決戦!超ウルトラ8兄弟 超全集(2008)
ウルトラマンが泣いている(2013)
ウルトラマンX超全集(2016)
ウルトラマンオーブ 完全超全集(2017)
ウルトラマンオーブ THE ORIGIN SAGA ハイパームック(2017)
ウルトラマンジード超全集(2018)
平成特撮の夜明け(2018)

別冊映画秘宝 特撮秘宝vol.1~5

 ここにメイン格以外のサブ格のための資料を20~30冊か使っていますがメインにする予定はないので記載しません。
 作品作りに使えないと判断した書籍は参考文献に使っていないので、所持していても上記のリストには記載していません。
 インタビュー動画、メイキング動画の類も参考文献ではないので記載してません。
 主に「造形の技術」「造形の人間に関わる何か」「造形の人間が関わる人間の何か」「制作裏話豆知識」が、作品に使えるレベルで記載されていると判断した場合に、参考文献として採用しています。
 極端な例外ですが、映画のスタッフロールに時々記載されるウルトラマンスーツの原料ゴムを提供している工場の名前なども、本編には引用されることがあります。

 あと忠告ですが『スーパー戦隊TOY HISTORY 40 1975-2016』は、『スーパー戦隊ロボTOY HISTORY 35 1975-2011』に少しページ足して別物だと言い張ってる本なので、前書きから後書きの造形屋のインタビューまでほとんど同じです。前者持ってるなら後者を参考資料として買う必要はありません。
 無駄に両方買ってしまうと殺意を抱きます。

 逆にこの二次創作と同じような作品を書く場合、オススメは特写写真集です。
 専門用語が多いですが、スーツの全身写真の横にスーツに使われた素材や製法などが一部書かれているので、他の本で知識を付けておけばそこからライダースーツの製造方法は大まかに分かるようになってます。


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