時をかける女王   作:リバサ昇竜

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短いですかね?加減がよくわからないです
良かったら感想とかお願いします


旅立ち!夢見る千年祭 前編

 

 

自分をおかしくなったという者も多いが、自分は何も変わってなどはいない

昔からずっとそうだ

自分はこれからも変わるつもりなどはない

 

今日も今日とて黒の風が吹く

やはりこの風は心地よい‥‥さぁ、前に進むとしよう

 

 

 

 

 

 

 

 

お母様と森の中を進んでいると、程なくして開けた場所に出た

運の良かった事にあまり深い森ではなかったようだ

お母様とも道中話したが私達はまず自分達の時代に帰る為にタイムゲートと呼ばれる時空の歪みを探さなくてはならない

幸い私は、時空の歪みを目視出来るのだがこの広い世界の中から探すのは気が遠くなる作業になるだろう

仮に見つかったとしても私達の時代に運良く帰れる確率は一体どのくらいだろうか?お母様は楽観視しているが

最悪この時代で生涯を終える可能性すらあるのだ

まずは、情報と生活の基盤が必要だろう

 

「どうやら森は抜けたようだな。」

「はい、少し先に町が見えます。どうしましょうか?」

「フン、いくしかあるまい。サラよ、最悪戦闘になるやもしれぬ。準備だけはしておくのだな。」

「‥はい。」

わかっていた事だが、お母様はあくまで女王としての振る舞いを崩す気はないようだ

溜息が漏れそうになるが抑える

 

 

 

私達は、町に着いてから先ず近くに居た人間に話を聞く事にした

町の様子は私達の国と比べても遜色ないくらいに豊かそうな事

町の人間からは少しも魔力を感じられない事からここはやはり地の民の末裔が発展していった未来なのだと思う

石造りの家に見たことのない様な恰好の町人たち

あの、空の方に見える色とりどりの球体はなんだろうか?

こんな状態でなければ好奇心に任せて色々と見て回りたくもある

私がキョロキョロと町を眺めていると老人が近く歩いてに来た

この人から色々と聞いてみようと思っていた時に

お母様が一歩前に出て老人に話掛けようとしていた

まずい、お母様が高圧的な態度で接してしまっては最悪本当にこの町の住民と敵対してしまうかもしれない

生活の基盤を手にしていない私達としてはここで騒ぎを起こしてしまうのはまずい

「あ‥‥」

私が手を伸ばし止めようとしたが

 

「もし、そこの御仁?失礼ながらここは何という町であるか教えてもらえないだろうか?わらわ達は遠くから旅をしてきた者ゆえわからなんだ。」

驚きのあまり私は手を突き出した姿勢のまま固まってしまう

お母様は私ですら、あまり見たことのないほどの美しい微笑を浮かべながら丁寧問いかけていた

この人は本当にお母様だろうか?

思考停止している私を余所にお母様と老人は会話を進めていく

 

「おやおや、旅のお方とは珍しいですな。ここはガルディア王国の城下町でトルース町じゃよ。」

「王国、か。なるほど、ありがとう。ところで御仁はジール王国というところに心当たりはないであろうか?」

「ジール王国かい?すまないが聞いた事がないですなぁ。」

「そうか‥‥。引き止めてすまなかった。感謝するぞ。」

「お役に立てたなら幸いじゃ。そうじゃ旅立ちのお方よ、今この先の広場でガルディア王国の建国千年祭というお祭りをやっているので良かったら見に行ってみてはいかがかな?夜にはパレードなども行われるのでな。良い旅の思い出になると思いますぞ。」

「建国千年祭?」

「ほっほっほっ、ガルディア王国は遥か昔に魔王軍とも戦い勝利を収めた素晴らしい国じゃからな。今年で建国千年を迎えられたのも我々の先祖のおかげ。先祖たちや今ある平和に感謝を込めて盛大な祭りになっていますのじゃ。」

「ほう、それは素晴らしい。あとで行ってみるとしよう。」

「ほっほっ、それでは旅のお方もお気をつけて。妹さん共々楽しんで来てくだされ。」

そういうと、老人は歩いて行ってしまった

私はふっと我に帰るが、未だに信じがたいものを見た気分で頭が回らない

 

「サラよ、聞いたか?」

「は、はい。聞いていました。」

「どうやら少なくともここは、わらわたちの時代から千年以上は未来という事らしいな。」

「そのようですね。それから私たちの王国も今は存在しないのでしょうか?」

「‥‥女王と血族が不在ゆえの歴史なのであろう。わらわたちが戻れば必ずやこの時代も支配しているはずじゃ。」

お母様は少し悲しげな顔をしていた様に見えた

 

「お母様、これからいかがなさいますか?」

「ふむ、千年祭とやらにはあまり興味はないが行って何か分かる事に期待しようか。あまり期待は出来んがの。」

「はい、それでは向かいましょう。」

「クックッ、まさか地の民の様な原人達がこの様な発展を見せるとはな。」

お母様の呟きを聞いて私はいつものお母様の様子に少しだけ安心してしまいのだった

それにしても、お母様が地の民にあんな態度で接するなんて‥

きっと、王国の民や弟に話しても信じてはもらえないだろうなぁ

 

「どうした、サラ?早う行くぞ。」

「は、はい。」

 

建国千年祭か‥何か分かれば良いけど、お母様の言う通りあまり期待は出来ないだろう

お祭りかぁ‥本当はジャキも一緒に連れて行ってあげたかったな

ジャキ‥貴方は今どうしてにいるの?

必ず私が助けに行くからね

どうか無事でいます様に

 

 

私達は、建国千年祭が行われていると言う広場へ向かっていくのだった

 

 

 




次回も未定ですが、なるべく頑張りたいです
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