幼馴染との高校生活は退屈しない   作:夜助

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どうもみなさん、夜助です!

前の話読んで気づいたんですがプレゼント渡すシーン書いてねえじゃん!しくじった〜

ってことでこの話で無理くそ入れました(笑)

それでは10話どうぞ!


響かせるメロディー

今日は日曜日、天気も雲1つない快晴だ。俺と蘭は昨日に引き続き、今日もライブハウス「Circle」に来ていた。

 

理由は俺たちValkyrieがAfterglowを鍛えるため。独学でしかやってきていない蘭たちに俺たちプロが教えてやろうということだ。

 

カランカラン

 

「うーす、みんな早いな」

 

Circleに着き中に入るとメンバーはもう全員集合だった。

 

「だって、Valkyrieから教えてもらえるんだもん!そりゃワクワクと緊張で早く来ちゃうよ!」

 

ひまりはそう言うとてへぺろと下を出したながら頭をコツンとした。あざといんだがおそらく彼女の素だろう。

 

「確かに!緊張して昨日は眠れなかったよ」

 

つぐみちゃん……小学生の遠足じゃないんだから……

 

「そろそろスタジオ入ろか」

 

辰巳さんは鍵をみんなに見せながら言った。

 

「そうだな、そろそろやろうか」

 

「よ〜し、じゃあみんな頑張ろうね!えい!えい!おー!」

 

「「「「………………」」」」

 

「ちょっ、ちょっと〜みんなノリ悪いよ〜」

 

「それより早く行こ〜?」

 

「モ、モカ〜」

 

ひまりはいつもあんな感じなのか?朝から疲れないのだろうか。なんてことを思いながから俺たちは6番の部屋に入った。

 

 

ーーーーーーーーーーーーーー

 

 

「じゃあ今から練習するわけだがとりあえずはパート練習にした方がいいな」

 

辰巳さんの提案には俺も賛成だ。同じパート同士だと分かりやすいしな。

 

「じゃあギターの俺が蘭とモカ、ベースの辰巳さんがひまり、ドラムの彰が巴、キーボードの遥輝がつぐみちゃんを教えていこう」

 

「「「「「よろしくお願いします!」」」」」

 

俺は蘭とモカをスタジオの隅っこの方に呼んだ。

 

「じゃあ今から始める訳だが初めに何か聞きたいことあるか?」

 

「は〜い」

 

「はい、モカ」

 

「耀くんと蘭って付き合ったの〜?」

 

「ギター関係ないのかよ…付き合ってるよ2日前からだけど」

 

「なるほど〜だから蘭は耀くんを表情筋ユルユルで見てたんだね〜」

 

「み、見てないし!」

 

「ていうから〜ん〜?首に何付けてるの〜?」

 

「ん?ああ、これ?昨日耀汰に貰ったんだ。お守りみたいなやつかな」

 

そう言って蘭は首からネックレスを出した。昨日デパートで蘭にこっそり買ったやつだ。値段?聞かない方がいいぞ?そこら辺で売ってるやつとは訳が違うからな。

 

「へえ耀くんやりますな〜」

 

「まあ、蘭が喜んでくれるならなんでもするさ…出来る範囲でな」

 

できる範囲……これが1番大事だ。じゃあ死んでなんて言われたら溜まったもんじゃないからな。

 

「それより、はやく練習しようよ」

 

「そうだね〜じゃあ耀くんよろしく〜」

 

ーーーーーーーーーーー

 

「モカ、3フレットが押さえれてない。それじゃあ変な音になってるぞ。蘭、弦の押さえが弱い。Fのコードはそんな音じゃない。確かに難しいコードだが出来るようにならないと選曲の幅が広がらないぞ」

 

「お、鬼………」

 

「っべ〜耀くんやばすぎっしょ」

 

「モカ…その聞いた事あるセリフはなんか腹立つからやめろ。まあ確かにちょい厳しくしてしまったがこれくらいやってもらわないとレベルは上がらないぞ?」

 

Afterglowのレベルがあがる鍵を握ってるのはギターの蘭とモカ、この2人だと俺は思ってる。Afterglowの曲調はギターがメインっぽいからな。そしてこの2人ならもっと上に行けると俺は思ってる。

 

ほかのみんなはどんな感じかな。あたりを見回しているとひまりが

 

「ちょっと休憩にしようよ〜」

 

時刻は12時30分、3時間近く練習しているな。俺は大丈夫だけどこいつらの気力が持たないか……

 

「確かにそろそろ休憩挟むか…辰巳さん」

 

「そうだな、1時間休憩をとろう。今日は俺たちが昼飯奢ってやるよ」

 

「やったー!行こ行こ!」

 

ひまりはさっきのヘナヘナが嘘のように張り切っていた。

 

ーーーーーーーーーーー

 

俺たちはカフェテリアで昼食をとっていた。それにしてもみんなよく食うな……デザートまで付けてたぞ。

 

「そういえばValkyrieのみんな今日のCircleのライブで特別ゲストとしてでるんだよね?」

 

つぐみが目をキラキラ輝かせて興味深々に聞いてくる。

 

「ほうはよ」

 

「もう彰、ちゃんと飲み込んでから喋ってよね。お行儀悪いよ」

 

遥輝の注意してる姿…可愛いな。男が口に指をばってんにして当てるか?……変なのに目覚めそうだ。

 

「ゴクン…そうだよ、ていうかつぐみちゃんなんで目を輝かせてるの?」

 

「だって、私Valkyrieのファンなんだもん!この前のライブも行ったんだよ!」

 

つぐみって俺たちのファンだったのか初めて知った。

 

「つぐの部屋、Valkyrieのポスターとかグッズとかたくさんあるんだよね!」

 

「うん!Valkyrieデビュー当時からずっと応援してたんだ!」

 

「なかでも遥輝が1番なんだよな!」

 

「と、巴ちゃんなんで知ってるの!?」

 

「だって、グッズとか遥輝の多いじゃん。遥輝のポスターも1番目立つところに貼ってあるし」

 

「へえ、そうなんだ!ありがとうねつぐみちゃん」

 

「〜〜っ//い、いえ、同じキーボードとして尊敬してます!あ、あと遥輝くんってYou○ubeで「はーちゃん」って名前で歌の動画上げてますよね?Valkyrieのデビュー前から聴いてたんですけど顔出ししてないからはっきりとは分からなかったんですけどもしかしたら遥輝くんかなって思って」

 

「え!?よく分かったね!そうだよ、はーちゃんは正真正銘僕だよ」

 

「やっぱり!私、はーちゃんのキーボード弾きながら歌ってる姿に見とれちゃったんです!こんな凄い人がいるなんてって!」

 

「ありがとう。あ、でも僕がはーちゃんだってことはみんなに内緒ね」

 

遥輝は口元に指を当てあの有名なあざといポーズ、シーッをやってのけた。

 

「は、はい!これからも応援してます!頑張ってください!」

 

「うん!あと、敬語はやめてよ。僕たち同い年なんだしさ」

 

「はい!あ、えと…うん!あ、あと遥輝くんのことはーちゃんって呼んでもいいかな?」

 

いや、いくら遥輝でもはーちゃんは恥ずかしくていやなんじゃ……

 

「いいよ!」

 

いいのかよ!よくわかんねえな。

 

「でも、つぐみちゃんだけだからね!つぐみちゃんだけ特別だよ」

 

「あ、ありがとうございます!じゃなかった、ありがとう//」

 

おや?これは?もしや?恋の?予感?とうとう遥輝にも春が来たか。いや〜お兄ちゃんは嬉しいよ!

 

「ねえ、みんな聞いてほしいことがあるんだけど……」

 

「ん?なに?蘭」

 

「あのさ、今度のライブのカバー曲…これやりたいんだ」

 

「『アスノヨゾラ哨戒班』か…いいな!私もこれやりたいぜ!」

 

「この曲は正直めちゃくちゃ難しくて…ぶっちゃけ1ヶ月で出来るかわからない…でも!私たちなら出来ると思う!」

 

「モカちゃんは賛成〜」

 

「私も!最高なメロディを奏でられらるようにするよ!」

 

「私もやりたい!蘭ちゃんの力になりたい!」

 

「私も賛成だ!最高の曲にしようぜ!」

 

「みんな……ありがとう!」

 

本来なら1ヶ月で出来るような曲じゃない。断られてもおかしくない。だがこの5人なら出来るとみんなは思ったんだろう。キザなセリフだがダイヤモンドより硬い絆で結ばれているな。

 

「よかったな、蘭」

 

「…うん!」

 

「さあ、そろそろ休憩終わりだぞ〜早く食べて続きをしよう。あと今日はさっきも話に出たが俺たち18時からライブだから少しだけ早めに上がるからな〜その分濃ゆい練習するぞ〜」

 

「「「「「はーい!」」」」」

 

ーーーーーーーーーーー

 

今の時刻は、16時40分。そろそろ終わり頃だな。

 

「みんな、今日はもう終わろう、お疲れさま!」

 

「や、やっと終わった〜疲れたよ〜」

 

「お疲れモカ、だいぶ上達したぞ?これからも続けていけば凄いギターリストになれると思う!」

 

「ふっふっふ〜モカちゃんは天才だからね〜」

 

「蘭も短時間だったのに凄い成長したな!」

 

「ありがとう…耀汰の指導のおかげだよ」

 

「じゃあ片付けたら俺たちはライブの準備するから、みんなも見てくだろ?」

 

「はい!辰巳さんのベース生で拝見させていただきます!」

 

「ひまりちゃんそんな畏まらなくてもいいよ?まあ俺たちを参考にしてくれよ、そしてそれをAfterglowのものにしてくれ!」

 

それから片付けをライブのための準備をしていよいよライブが始まった。俺たちはステージ裏でほかのメンバーの人達の演奏を聞いていた。すると扉からとあるグループが入ってきた。

 

「お、紗夜じゃねえか。そうか今日はRoseliaもでるんだな」

 

「に、兄さん!?なぜここに?」

 

「ん?まあ、それは後でのお楽しみだな。ライブ終わっても帰るんじゃねえぞ?」

 

「はあ、兄さんはそうやっていつもはぐらかすんだから」

 

「耀汰、久しぶりね」

 

「あ、友希那さん、お久しぶりです。そういえば雑誌見ましたよ。大活躍してますね!」

 

「ありがとう。今日はどうしたの?」

 

「辰巳さんが言ってないので言えないですね、まあ後でのお楽しみってことで」

 

「そう、昔は私とリサのことお姉ちゃんだなんて言っていたのに今は生意気に育ったものね」

 

「なっ//急に何言い出してんですか!それに生意気ってどこがですか!」

 

もうお分かりだと思うが俺と友希那さんとリサさんも蘭と同じ家族ぐるみの幼馴染だ。昔は友希那さんやリサさんに甘えていたのだが中学生になると思春期に入り恥ずかしくなってお姉ちゃんとは呼ばなくなったのだ。初めてお姉ちゃんと呼ばなくなった日は2人とも悲しそうな目をしていた。

 

「あら、自分じゃ分からないのね、可哀想に…あと敬語はやめて欲しいのだけど?昔のようにタメ口で話してちょうだい」

 

「はあ、わかったよ。でもお姉ちゃんと呼ぶのは勘弁な」

 

「まあ、妥協してあげるわ」

 

「やっほー!耀汰久しぶりだね!2ヶ月ぶり?」

 

「リサさん、そうだね。最近は忙しくてなかなか顔出せなかった、ごめん」

 

「い、いいよ!そんなの気にしなくて!テレビで耀汰のこと見てたしね!」

 

「そうだったのか、ありがとうな」

 

『ありがとうございましたー!!』

 

「終わったみたいね、みんな行くわよ」

 

「よし、頑張りますか!耀汰!私たちを…Roseliaをちゃんと見ててよね!」

 

「うん、頑張って」

 

Roseliaのみんながステージにあがる。

 

「なあ!」

 

俺は友希那さんとリサさんを呼び止めた。思春期は終わったしもういいか、この2人には笑顔でいて欲しいからな。

 

「頑張ってな!友希那お姉ちゃん、リサお姉ちゃん!」

 

「「っっっ!!」ええ!「うん!」」

 

俺は顔を赤く染めながらRoseliaの後ろ姿を見送った。黒歴史がまたひとつ増えたことはもう諦めた。




最後まで見ていただいてありがとうございました!

中盤と最後、つぐみと友希那とリサがメインになった感じがしましたが、あくまでこの物語のヒロインは蘭です!

ただこの3人プラス巴はなんかいい感じに書けたらいいなって思ってます!感想&好評価お待ちしております!

それではまた!
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