前言ってたように投稿ペースあげました!
最初からそうしろやって話なんですけどね!(笑)
それでは8話どうぞ!
〜蘭視点〜
チュンチュン
「…ふぁ〜もう朝か…」
今日は土曜日、ふと隣を見るとそこには私の愛しい恋人である耀汰がぐっすり眠っていた。
そうか……やっと恋人同士になれたんだ。小さい時からの夢が1つ叶ったんだ。
「…彼女なんだから、き、キスくらいしてもいいよね」
「………」チュ
唇にするのはまだ少し恥ずかしかったのでおでこにした。やっぱり恥ずかしいねこれ。
「……ふぁ〜〜」
「?!」
ば、バレただろうか。いや、バレたって言っても別に彼女なんだから別におかしくないわけで……
「お、おはよう耀汰」
「う〜ん、おはよう蘭」
とくに気づいてないみたいだ。よかった……
「なんでおでこなの?」
………バレてた。顔が熱くなる。恥ずかしくて耀汰の顔を見れない。
「ちょっと恥ずかしかったから……」
「ふうん…蘭、こっち向いて」
「えっ?……んっ…」
朝から幸せが身体中に広まった。耀汰からキスされた。唇を合わせるだけの優しいキス。
「ん〜確かにちょっと恥ずかしいな」
「アハハ、そうだね。下降りようか」
そっけないフリをしている耀汰が可笑しかった。だって態度とは裏腹に顔はトマトみたいに赤く染まっているから。
「そうだね、朝ごはん食べよう」
そういって私たちはリビングへと向かった。
〜耀汰視点〜
リビングについた俺たちに待っていたのはニヤニヤしながらこちらを見る父さんと母さんの姿だった。
「あら〜もう来たの?もっとイチャイチャしててよかったのに〜」ニヤニヤ
「いや〜見てて俺たちの若い頃を思い出したよ。なあ?母さん」
「み、見てたのか……」
最悪だ。よりによって両親に見られるとは…この人たちはこういうのには目がない。特に息子の俺のことは。
「それより蘭ちゃん?さっきからずっとニヤニヤしてるけどなにかあったの?」ニヤニヤ
「なっ//なんでもないです//」
「あら?私はてっきり2人とも付き合ってさっきしたキスの感触が忘れられないのかとおもったのだけど?」ニヤニヤ
「な、なんでそのことを!?」
「やっぱり!それにしても付き合うことになったのね、いや〜長かったわ」
「どっちから告白したんだ?」
「う、うるせえよ!2人には関係ないだろ!」
ほんとに勘弁してほしい。蘭に関しては恥ずかしさからか顔から沸騰したかのように湯気をあげている。
「なにを言ってるの?息子の恋事情をしるのは親の役目よ?」
「そんな役目聞いた事ねえよ!」
「耀汰…その…結婚はいつするんだ?」
「気が早えよ!」
父さん…なんであんたが照れくさそうに聞いてんだ。もう朝から疲れた。
「蘭、朝ごはん食べたら外に出るぞ」
「う、うん、わかった」
とりあえずここにいたらずっとからかわれる気がする。気分転換に蘭と街に出よう。
朝ごはんを4人で食べてる時も両親2人は終始ニヤニヤしていた。
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〜蘭視点〜
私たちは駅から少し離れたところにあるの楽器店にいた。
「ねえ、なんで楽器店?」
「ん?ああ、ギターの弦とピックを買いたくてな」
「あれ?耀汰ってフィンガーピッキングじゃなかった?」
耀汰は昔からピックは使わず指で弾いている。私は基本ギターを弾くときはピックを使っている。最近は慣れてきたのでフィンガーピッキングだけど。
「そうだよ、まあピックは演奏するために買うわけじゃないんだ」
「ふ〜ん、なんのため?」
「それはまた後でのお楽しみ」ニッ
そういうと耀汰はウィンクをしながら人差し指を自分の口元に当ててなかなかあざといポーズをとった。
なぜあざといと分かっていながらこんなに胸がときめいてしまっているのだろうか。彼には一生叶わない気がする。
「まあ、いいや。私もなんか買おうかな?」
私は周りを見渡す。そしてふと思い付きあるものを探す
「ボカロのスコアはないかな……」
最近Afterglowでボカロのカバー曲もやろうとメンバーで話し合って決めた。基本Afterglowはロックがメインなのであまりこういうのは慣れていないが違う分野の歌もやってみたいというひまりからの案でとりあえずはボカロからやってみようという話になったのだ。
「ん?蘭、ボカロ演奏すんのか?」
「うん、今度のライブでカバー曲しようって決まってね」
「へえ、ならこれなんてどうだ?」
そういって耀汰が手にしたのは『アスノヨゾラ哨戒班』名前は知っているが聴いたことはない。
「ちょっと難しい曲だけどAfterglowなら出来るんじゃないか?」
私は隣にあったヘッドホンでアスノヨゾラ哨戒班を聞いてみた。
……なんだろう。凄い心に響く……1人の少年が未来に希望が持てず前へ進むことが出来ないでいるところに『キミ』が少年の手を取ってくれる。そして少年は『キミ』によって、前へ進むこと出来る。なんだか昔の私たちみたいな関係だ。
私はこの歌の気持ちを個人的に耀汰へ届けたいと思った。ありがとう、あなたのおかげで今私はここにいます…と。
「……これやりたい」
「え、もう決めちゃっていいのか?みんなに相談とかしなくて大丈夫か?」
「大丈夫…だと思う!…それに……この歌を聞いて欲しい人がいるしね!」
「そんな簡単に物事行くかよ…まあなんだ、とりあえずそれ買って後で一緒に演奏してみるか」
「うん!ありがとう!」
私たちは欲しいもの手に持ちレジへならんだ。店員さんが耀汰にサインを求めてきたのでいいですよと言って書いていたらその周辺にいた人たちにもサインを求められて大変そうだった。
驚いたことに私にもサインを求めてきた人がいた。最初は戸惑ったが私たちのファンがいることに喜びを感じ素直にサインを書いてあげた。……もうちょっとサインを練習しようかな。
〜耀汰視点〜
俺たちは今駅前のデパートにいる。特になにを買うとかは決めていないがブラブラと人の流れに沿うように手を繋ぎながら歩いている。
「あ……」
「どうした?」
「もうすぐ夏だし、そろそろ夏服がほしいなって思ってね」
「あーそういえばもう6月も中旬だな」
「ちょっと見てみてもいい?」
そういって入ったお店からは男子が入るには少し引けをとる感じがした。
「こういう所って男子がいたら変態に思われないか?」
「私がそばにいるんだから大丈夫でしょ。まあ離れたらアウトだろうね」
「怖いことを言うなよ…」
蘭はアハハと笑いご機嫌だった。楽しそうでよかった。
「蘭、これどうだ?」
そういって俺が渡したのはオフショルダーにワイドデニムパンツ。正直な話、普段蘭がこういう服を着てるところを見たことがないので個人的に見たいと思った。
「こちら当店の人気商品なんですよ。彼女さん美人ですしスタイルもいいので絶対似合いますよ!」
ここのお店の店員さんがそういうので気分が良くなったのか蘭は
「じゃあ、ちょっと試着してこようかな」
そういって試着室に入っていった。
正直、男子からしたらこの時間が1番苦手だ。周りから変な目で見られてる気がしてならない。
「彼女さんお綺麗ですよね?付き合ってもう長いんですか?」
店員さんが話しかけてきてくれた。助けられた気がした。この空気感やばかったからな。
「まあ付き合いは長いでね、物心つく頃にはもう隣にいたので付き合ったのは最近ですけどね」
「へえ、じゃあ幼馴染なんですね!羨ましいなあ」
「あなたは恋人か旦那さんはいないんですか?」
「旦那がいますよ、娘もいて今年で3歳になるんです。旦那はもう娘に甘えっぱなしで」
そういう店員さんの表情はとても幸せそうだった。俺たちもいつかこんな日が来るのだろうか。あまり想像出来ないが。
「いいですね、羨ましいです。まだ16歳なんで結婚とか考えたことないんですけどあなたの表情を見たら結婚もいいなって思えましたよ」
「ふふ、ありがとうございます。いつかその日が来たらいいですね」
そんな話をしていると試着室から蘭が出てきた。
「どうかな?」
「め、め、めちゃくちゃ似合ってんじゃん!蘭!」
あまりにも似合っててびっくりした。臓器が口から吐きでるかと思った。
「ええ、彼女さんとても似合ってて可愛いです!」
「そ、そうかな……じゃあこれ買う」
気に入ったのか蘭は笑顔でそう言い試着室に戻り服を着替えた。
「他のも見なくていいのか?」
「うん……これがいい、耀汰が選んでくれたし……」
可愛いことを言ってくれる。天使だな。いや、女神か?
「じゃあそれ貸して?レジで支払ってくる」
「え、いいよ別に私のなんだし」
「いいからいいから、俺は仕事してるし正直金には困らねえよ。それに彼女の前くらいかっこいいとこ付けさせてくれ」
もともと今日は蘭に色々買ってあげようと思っていたところだ。昨日は色々迷惑かけたしな。
「……わかった。その代わりお昼ご飯は私が出すからね」
「……わかった」
お金を払い商品を受け取り蘭に渡すと蘭はとても嬉しそうにしてくれた。喜んでくれたみたいでよかった。
そのあと俺たちはフードコートで昼食をとりブラブラしながら途中で蘭には内緒で雑貨店である物を買いデパートを満喫した。
「そろそろいい時間だし帰る?」
「いや、最後に行きたい所あるからそこに行ってから帰ろう」
「行きたい所?まあいいけど…どこ?」
「それは着いてからのお楽しみってことで」
俺たちは歩きながら目的の場所へと向かった。徒歩10分弱、目的地へと到着した。ついた所は……
「ここってCircleじゃん」
そう、目的の場所はライブハウスその名も『Circle』俺たちがよく使っている場所だ。
「そ、驚いた?」
「驚いたっていうか意味が分からないんだけど?」
「とりあえず中に入ろう」ガチャ
「まりなさ〜ん、耀汰だけど予約してた部屋空いてる?」
「あ、耀汰くん、久しぶり!ちゃんと準備してるよ!」
彼女は月島まりなさんここのオーナーさんだ。
「じゃあ鍵かりますね、行くよ蘭」
俺たちは鍵に書いてある番号の部屋へと向かった。
「ねえ、全然趣旨が見えないんだけど」
「そうだな、そろそろ言うか…今から始まりますは俺と蘭の2人だけのセッション!ギターと歌だけの特別な世界へお連れいたします」
そう、俺の目的は蘭と2人でセッションをすることだった。最近全然してなかったから久しぶりにやりたいなと思ったのだ。
鍵を開いた先にあるのは俺が彰と巴に頼んで持ってきてもらった俺と蘭のギター2つにアンプとエフェクターとマイクだけの不思議な世界だった。
最後まで見てくださってありがとうございます!
Afterglowのアスノヨゾラ哨戒班めっちゃくちゃかっこいいですよね!とくにギターの所が大好きなんです!
蘭に憧れてギターを始めた私ですが段々と上手くなってきてる気がします!
小説とギターどっちも上手くなるように頑張ります(笑)
それではまた!