でもゼノブレイド2にあんなに枠とってくれて俺嬉しいよサークライ
プロローグはゼノブレイド2側のエンディングのネタバレを含みます。
一応見なくても2話以降に影響しないように書きます
世界樹が崩壊する。
もとより頂上からはアルスト全域を見渡し、雲海の水平線が見えるほどに高いため、その頂上から地面に叩きつけられればひとたまりもない。
レックスたちはシャトルに乗り込み、世界樹からの脱出を図るのであった。
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そして、それはそのまま、レックスとのお別れの時間を指していた。
己の力はこの世界には過ぎたる力。そう考えた彼女は、この世界樹と運命を共にすると決めた。
レックスがその想いを知った頃には、もはや彼女の手を取ることはできない場所にいたのだ。
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そんな彼女の決意を知り、その想いを背負い込んだ少年の心中は、仲間たちにも容易に察することができた。
しかし、それでも、だからこそ、そこで足を止めるわけにはいかない。
彼女の旅路にレックスを巻き込むことは、彼女の本意ではないのだ。
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シャトルに火が入る。
その様を見て、無事に脱出できそうだとホムラは思う。
たとえあのシャトルが経年劣化による不具合で不時着することになっても、セイリュウに与えた力で彼らを救ってくれるだろう。
もはや自分が想い、想ってくれる少年と会うことはできないとしても、その顔には笑みが浮かぶ。
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後悔はない。レックス、ニア、トラと駆け回った草原の匂いも、ジーク、メレフに教えてもらった世界も、アデル、ラウラ、ユーゴと一緒に戦った経験も、全てが思い出だ。
辛酸を嘗めることもあった。トラウマになることもあった。
だが、それら全てが今の自分を作り出したと思えば、何もかも、かけがえのない出来事であったと言える。
自らの消滅は本望であった。
それでも、本心を言うならば。
レックスたちと、楽しかった、旅を続けたかった。
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「もも!ロケットがケーネンレッカで壊れているも!こんなことでユウシャたちを失うのは世界のソンシツも!今助けて・・・ももももも!ジメンが揺れているも!」
誰もが全力でこの世界を生きている。助け合い、ヒトノワができて、絆を深めていく。
しかし、望まれていない努力、余計なお世話というのも、確かに存在するのだ。
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「そうだ、楽しかったんだ・・・」
そして、
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大気圏突入の衝撃でシャトルは空中分解し、生身のまま地面に激突するかと思いきや、ホムラが授けていた力によって、それまでの省エネ状態からアルス形態へと変貌し、彼らの救出に成功した。
そして、感傷に浸っていたレックス。その手の中にあったコアクリスタルに光が宿り、ホムラとヒカリが誕生した。
ハナが二人に抱きつき、ニアに背中を押されてレックスも手を伸ばす。
しかし、メレフとジークは今の状況を良く思っていなかった。
「セイリュウ殿、我々がいるこの場所に見覚えはありますか?」
「いや、ないのう。世界樹の上から落ちてきたならば、雲海が見えん道理はない。だというのにここは大地が広がるばかり。グーラでもここまで広くはないぞ」
「まさかここがレックスのいう本当の楽園っちゅーことか?いやいや、んなわけないわ。アルストはメツが攻撃したんだからもっとボロボロのはずやし、まさか神がなんかしたんとちゃうか?」
「なるほど、そういうことであればホムラとヒカリが何か知っているかもしれん」
そういうとセイリュウは着陸し、皆に降りるように伝えると、レックスたちの慣れ親しんだ省エネ状態に戻る。
「?じっちゃん、元に戻れたんじゃないの?」
「いやいや、あれはホムラがわしに一時的にくれた力じゃ。あまり長い時間大きくなっていると本当に戻れるまでしばらくかかるようになってしまう。これからも頼んだぞ?」
「そっか。ところでじっちゃん、ここってどこ?グーラ?」
「まったく、おまえはまるで周りが見えてないのう」
ホムラとヒカリとの再会にまるで周りが見えていなかったようで、レックスは照れたように顔を赤くした。
「それでホムラ、おヌシの
「はい、"せめてもの餞別"といいながら、アルスト中のアルスをつなぎ合わせたとか」
「確かにアルスはつなぎ合わさったならこの広さも納得がいく。だが、ホムラにもわからないとはどういうことだ?」
「神さんが言っとったんには、天の聖杯には全てのブレイドの情報が集まっとるってな。たとえワイらにとって秘境でも、誰かが行ったことがあることがあんならその記憶はあるはずや」
「それこそ全てのアルスが繋がりあったっていう影響じゃない?でもここが私の故郷のグーラだとしても、こんな平地に森なんてあったっけかなあ」
「いやでも、待って・・・構造計算中・・・うそ、これって!?」
違和感を覚えたヒカリが近くの木を調べると、驚きの声を上げる。
「どうしたの?」
「この樹の分子構造がグーラのそれと・・・いえ、アルスト全土のそれと一致していないわ。ありえない」
「それってどういうことさ?ここは私の知ってるグーラじゃないってこと?」
「それどころか、私の予想では」
『やーっとつながったんだも』
その時、ここにいる誰でもない声が彼らの頭の中に響いた。
「!誰だ!」
『ノポン・ダイセンニンだも。今回はこちらの不手際で異世界に飛ばしてしまって申し訳ないも』
「やっぱり・・・!ここはアルストじゃないってわけね。目的は何!」
『だから不手際だと言っているも!オマエタチが世界樹から逃げるときに乗っていたロケットはケーネンレッカでフジチャクすることがわかったから、ボクが助けようとしたも!』
会話することはできても、ノポン・ダイセンニンの姿は一向に見えない。どうやら念話で意思だけを伝えているようだ。
「ノポン・ダイセンニン様、それはありがたいことですが、なぜ我々を助けようとしたのですか?」
『それはオマエタチがメツを倒してアルストに平和をもたらしたユウシャだからも!』
「それでは今の状況をどう説明する?今我々は命をつなぎとめているが、それと別世界とやらに飛ばされるのは何か関係があるとでも?」
『ボクがフジチャクするオマエタチを助けるべく、世界樹が爆発する直前にポータルを開いたんだも!だけど、突然地面が揺れ始めたんだも。それでアンゼンに雲海に降ろすつもりが、別次元に行ってしまったみたいなんだも』
「あー、地面が揺れたって
本当に故意ではないと必死に弁明するが、レックスたちに悪いことをしたという自覚がある分、あまり強気に出られないようだ。
『ともかく、そういうことだも!そこからアルストに転移させるときは時間軸をずらしてアルス結合の時間に合わせるも!だから準備ができるまで生き延びていることも!それじゃあも!』
「あ、ちょっと!それっていつのことなのよ!・・・もう!」
書きだめが少ないのに投稿したので亀ちゃん更新になります