楽しんで頂ければ幸いです。
ではどうぞ
はぁ、はぁはぁ
荒い、息が段々と荒くなっていくのを感じる。
そして高鳴る心臓の鼓動に血液が凄い速さで身体中を駆け巡りやがて体の重要な血液の送水ポンプである心臓へと帰り着き、全身へ再び血液を行き渡らせる。
それは決して止まることなく、人が生きている証の命の鼓動を刻ませる。
変な想像をした方もいるかもしれないがどうか誤解しないで欲しい。
走っている。
そう今私は走っているのだ。
毎日欠かさずにランニングを行い、体力を作っている。
それは何故か?
キラークイーンを少しでも強くするためである。
原作のキラークイーンはパワーは強かったが、それにひきかえスピードは東方仗助のクレイジーダイヤモンドに比べて遅いと言わざるをえなかったため、それを強化するためにでもある。
ジョセフが言うにはスタンドは生命エネルギーが作り出すヴィジョンとされている。
俺が解釈するにそれはきっと精神力の強さによるものであると思う。
突然死んで転生したのでろくにスタンドについて調べる時間もなかったが、やってみる価値はあるはずだ。
では精神を強くするにはどうする?
今私に出来ることは限界まで自分の体をいじめて、体を鍛えることで自分の限界を出来るだけ伸ばすことだ。
それともう一つある方法がある。
それは原作でエンヤ婆の言っていた、できて当然だと思う、自分のできるのは当たり前だという認識によるものなのではと私は思う。
これは興味を引くものがあった。
エンヤ婆の言う通りであれば、吉良吉影が矢によって発現したキラークイーンの奥の手でもある
イメージが出来るからなお良い。
だからこれらの体を鍛える方法はもしかしたら間違いかもしれないしそうじゃないのかもしれない。
だがエンヤ婆の言っていたことは、D IOの時止めの時間を伸ばすための方法であっただけかもしれないしキラークイーンの
スタンドが成長するかはそれぞれの個体差によると思うが。
考えれば考えるほどに分からなくなって頭がどうにかなりそうで正解を見つけるには長い時間と情報が必要だと思うが、結局私は今まで考える時間が山ほどあったにもかかわらずそれを見つけ出せずにいた。
まあ、まだ人生は長いのだ。
今焦らずともこの世界は平和であるから、焦って危険な冒険をすることはないだろう。
それにしても清々しい、とても清々しい気分だ。
凄い爽やかな気分だ、新しいパンツを履いた気分のまるで正月元旦の朝のように。
私が前に生きていた世界ではただ惰性で仕事を行い、家に帰った後は何かを成し遂げるための努力をするわけでもなくただ暇を潰すために漫画を見たりアニメを見たりしてから寝る。
そんなつまらない毎日の繰り返し。
前に私が生きていた世界では絶対に味わえないような気分。
愚者は失敗から学び、賢人は歴史から学ぶというが、どうやら私は愚者であったらしい。
だが、愚者である私に、死んだ後にどうやって学べというのだ。
こうして俺のように神様に声を掛けられて転生してれば話は別なのだが、いくら慈悲深いとはいえ神様もそこまで多くの人に構ってはいられないだろう。
だから愚者である私から言わせてみれば、
歴史から学ぶ賢人というのは、この場合においてのみになるが私のように転生を成し遂げた人間か、悲しいことに自分の最期を見てしまった、いるかもしれない予知能力者だけだ。
というのが俺の主張でもあり意見でもある。
と、そんなことを考えているうちにどうやら私の特訓ももうすぐ終わりのようだ。
私が家に到着すると、体力作りから帰ってきた私に母親から声がかけられる。
「おかえり、吉影。」
そう私の名前は吉良吉影。
年齢33歳、自宅は杜王町北東部の別荘地帯にあり結婚はしていない。
自己紹介が長いのでここでまた割愛とさせて頂くが、あの吉良吉影である。
キラークイーンの能力を授かった故にか偶然なのかは分からないが両親が私につけた名前はこの名前だった。
ちなみに容姿も川尻浩作になり変わる前の金髪の姿であった。
そして紹介しよう。
父親の名前は吉良
そして母親は吉良
流石に偶然にも程がある。
たが、深く考えるのはキラークイーンの事で頭が一杯の私では今は無理だ。
キラークイーンは私にとって最重要課題だからだ。
そして私がこの自分の名前と父親の名前を聞いた時に原作の吉良吉影の女性の手に対する異常な愛着を危惧していたが、今のところはその兆候はないが、まだ油断はできない。
ちなみに両親は無個性らしいが、何故キラークイーンが見えたかについては、この個性社会で人間の脳が何らかの進化を遂げているのではないかというのが私の推測だ。
あ、個性というのは性格とかそんなんじゃあなくて簡単に説明させて頂くとある日を境に人間に芽生えた超常の力らしい。
この個性を大まかに分けると発動系、変形系、異形系、さらに珍しいものを合わせると複合系と別れるらしい。
ちなみに私は個性届けには発動系と診断された。
生まれてからすぐにキラークイーンを発現したこと、しかも私の親は無個性であったためこの個性の発現自体が珍しいものとされた。
しかも、生まれてから何年か経った時にキラークイーンの練習をしようと家の庭で小石を爆弾に変えていたら、帰ってきた親に見つかり厳しく叱られた後にまた病院へと連れて行かれた。
その時に追加として、我がキラークイーンの触れたものをなんでも爆弾にするという第1の爆弾が追加の個性として登録された。
このままでは
別に私の母親が怖かった訳ではない。
嘘だ、超怖かった。
本当に無個性なのだろうか、個性威圧とか持っているんじゃないだろうか?
もし擬音が私に見えていたらゴゴゴゴゴゴ!!とかが母親の背後に見えていただろうってぐらい怖かった。
スタープラチナかクレイジーダイヤモンドを出すぐらいの勢いであった。
正直に話さなかったら、私の父親が止めていなかったらどうなっていたことやら。
だが結果的には話をしていて正解であった。
何故なら私の為に母が友人の私有地である山に私を連れて行ってくれたからだ。
それからはキラークイーンの強化特訓が捗る捗る。
流石に爆弾を使っての訓練は親の同伴で火事にならないように気をつけなくっちゃいけないが、今はこれで十分だし爆弾の火力調整の練習もできる。
私の精神がすでにもう前の世界から引き継いでいるため精神年齢的にはもう30歳以上になるためにキラークイーンも原作と同じぐらいの強さになっている。
だが体はまだまだ10代近いのでまだまだ無茶はできる。
そして私がキラークイーンの強化特訓に明け暮れている間にも月日は流れ何度目かの冬を越すと私にも将来を見据えて、通っている学校から進路希望調査が送られてくる。
そして、学校側からは私が強個性であるのをいいことに初の雄英高校に入学という功績を出すためにヒーローになることを強く推してきている
私は別にヒーローになりたいとか、強い憧れがある訳ではないが神様が私に戦いを望まれているというなら、きっとそれは運命づけられていることで私が戦いをどんなに避けても逃れることはできないんだろう。
ならば、戦おうではないか。
激しい闘争よりも、平和な日本に生まれた私は平和をこよなく愛していると自負している。
ならば
私の平和を乱すものとだけは戦わざるを得ない。
そして彼は、吉良吉影は
雄英高校を入学するために試験を受けることになる。
次は遅くなるかと思います。
早くできれば早く投稿します。