スタンド使いはヒーローになれるのか?   作:玉砕兵士

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遅れてしまい申し訳ありません

ですが、頑張って書きます!


5話

 

 

 

美しい街だ、杜王町…ではないが言ってみたかっただけだ。

だが、杜王町ほどではないにせよ綺麗な公園もあるし環境も良い、行ったことはないし、行けるわけないが。

 

さてなんにせよ、入学初日は余裕を持って登校している。

こうして周りの景色を見て、感想を言えるぐらいには余裕を持っている。

 

そしてちょっと歩けば、そこはもう雄英高校が見える。

 

ただしまだ敷地の端っこで校門までは何キロもあるが。

 

デカすぎだろ!

 

一体なんでこんなになるまで、施設を入れたらこんな広い学校が出来上がるんだか。

ヒーロー飽和社会と言われているこの平和な日本にこんなにヒーローを送り出して何をするんだか、戦争でもしようってのか。

 

まあ私もこれからヒーローになるために学校に行くんだから、そんなに文句を言ってもしょうがないことか。

 

だがこの吉良吉影。

ヒーローにはなっても、平穏に平和な生活を送ることを第一に考え行動するということを忘れるわけにはいかない。

 

これから始まる学校生活でも、他人から下に見られない程度には優秀な成績を収め、さらにはキラークイーンの能力を更に強化する。

そしていずれは有名なヒーローにはなるつもりである。

 

 

 

吉良がそうこう考えるうちに、1-Aの教室の前に辿り着く。

そして、ドアを開けると中にはすでに先に到着しているクラスメイトがいた。

新しく入ってきたクラスメイトが気になるのかこちらに視線を向けるもの、もうすでに友達が出来て仲良くなっているのか吉良には構わずに喋っているものなど様々な反応があったが、吉良はそんな視線には構わずに自分の座席表を確認するとすぐに席に着く。

 

ちなみに席は窓側の一番後ろの席である

 

 

 

中々いい席に座れたなぁ、ここならあまり目立たずにいられるし、外の景色を眺めて暇つぶしにもなる。

大事なのはこの美しい景色を眺めることなのだ。

そしてそれをゆっくりと楽しむこと。

これ以上に大切なことがあるだろうか。

とりあえず今日のところは話しかけられることはないだろう。

全く、寂しいものだが、私から言わせてみれば孤独というものは人間が狂わずに生きることにとってとても大切なものだ。

 

決して寂しいとか考えているんじゃあねぇ!

 

 

 

吉良が心の中で必死に言い訳を考えながら外を眺めていると教室のドアのあたりが騒がしくなってくる。

なんとなしに吉良がそちらに目を向けると、緑谷が顔を赤くしながら麗日お茶子と話をしていた。

 

 

 

女子と会話かぁ、この吉良吉影として生まれてこのかた女子と会話したことなんてまともになかった。

吉良としての生き方を優先しようとする己の考えが邪魔をして、チャンスがいくらでもあったのにそれを全部棒に振ってしまったのだ。

なんだかこういう時だけは己の決めた(サガ)が憎くなってきた。

 

そうこう考えているうちに、教室は静まり返り、吉良もそれに気がつき前を見ると一人のくたびれた格好をした男が教壇の上に立っていた。

 

 

「はい静かになるまで8秒かかりました。時間は有限君たちは合理性に欠くね。」

 

寝袋から出てきたが、だとしたら寝袋のままここまできたということになるがどうやって来たんだ?

うーむ謎だ。私としては普通に歩いた方が合理的だと少なくとも俺は思う。

 

「担任の相澤消太だ、よろしくね。」

 

「早速だが、体操服(コレ)着てグラウンドに出ろ」

 

言われるがまま、体操服に着替えてグラウンドに出るがコレは何だ?

 

 

「個性把握テストォ!?」

 

「入学式は!?ガイダンスは!?」

 

「雄英は自由な校風が売り文句。そしてそれは先生側もまた然り。」

 

「爆豪、中学の時ソフトボール投げ何メートルだった?」

 

「67m」

 

「個性を使ってやってみろ円から出なきゃ何してもいい。それと思いっきりな。」

 

個性を使っても良いことに機嫌を良くしたのか薄く笑った爆豪はボールを持ちそして

 

「死ねぇ!!」

爆豪の投げたボールは爆発の勢いに乗りそのまま天高く飛翔していき、肉眼では見えなくなるほど遠くまで飛んでいった。

 

「まず自分の最大限を知る」

「それがヒーローの素地を形成する合理的手段。」

そう言って相澤の手にした機械には、705mという普通では絶対に出せない記録が液晶に表示されていた。

 

個性を思いっきり使えると分かり、他のみんなが騒がしくなり始める。

 

 

 

 

まだ説明が終わってないのにそんなに喜んじゃって、これからが大変なのに可哀想だなぁ

 

 

「なんだこれ!すげー面白そう!!」

 

「705mってマジかよ」

 

「個性思いっきり使えるんだ!流石ヒーロー科!」

 

 

 

「面白そうか」

その言葉に反応した相澤先生は次にとんでもない発言をする。

 

「ヒーローになる為の三年間。そんな腹づもりで過ごす気でいるのか?」

「よしトータル成績最下位の者は見込み無しと判断し、除籍処分としよう。」

 

「はあああ!?」

理不尽だなと吉良は他人事のように感じつつ、テストをクリアできるか思案する。

 

除籍処分か

まあ大丈夫だろう。

個性把握テストぐらいならなら我がスタンドキラークイーンの身体能力であれば難なく最下位は免れることができる。

問題は全力を出して、キラークイーンの素の身体能力を知られてしまうことだ。

だがそれも今更か。

第一の爆弾を使うこともない為、クラスメイトとの模擬戦闘になるまで戦闘方法を知られずに済むし、キラークイーンの身体能力であればこの際出しても構わないし、除籍処分ともなれば出さざるを得ないというものだ。

それに今回の体力テストではキラークイーンの使いどころも限定されている。

この際知られても構わないかもしれない。

 

 

「生徒の如何は先生(オレたち)の自由!」

「ようこそこれが雄英高校ヒーロー科だ!!」

 

 

そして始まる個性把握テスト!

 

 

 

私が狙う種目としては、主に三つ。

 

握力、立ち幅跳び、そしてボール投げ。

この三つでキラークイーンを使い、高得点を叩き出す。

他の種目についても、元から体を鍛えているから問題はないだろう。

 

そんなわけで、まずは握力

 

「次、吉良吉影!」

 

私の番か。

キラークイーン!

 

「おわっなんか出たぞ!」

 

「見たことない個性だぞ。」

 

「強そう!」

 

吉良のスタンドの突然の出現に驚いて見る上鳴や葉隠などのクラスの面々

 

まあ、スタンドというものを初めて見るんだ。

多少は目立つのは仕方がない事だ。

なんせ、初めて見るものなのだから多少目立つことも我慢しよう。

問題は私のスタンドを観察するものだ。

 

そう例えば、クラスメイトの話の中であとから知った彼の名前だが、緑谷出久というらしい。

そして緑谷は様々なヒーローを見ているらしくヒーローオタクなところがあるらしい。

そして我がスタンドキラークイーンを観察している。

 

「初めて見る個性だ。見た感じでは人型で頭に猫の耳っぽいものがついてるから猫人間で猫に関する個性なのかな?それとあのピンク色なのも何か訳があるのかな?もしかすると何かすごいわけがあったりして。それから人型に格闘系統で力が強そうだ。吉良くんも見るからに体を鍛えているから一緒に戦うって感じなのかな?それかもしかすると吉良くんが強くなるほどあの猫人間も強くなるって感じなのかな?だとすると鍛えれば鍛えるほど強くなるなんてすごく強い個性だ。」

 

こちらを見ながらブツブツなにかを言ってるのは私でなくても一種のホラーだ。

声が聞こえてなかったら、怖くて速攻でキラークイーンのラッシュを叩き込み、第1の爆弾でその体を跡形もなく消しとばすところだったからな。

 

命拾いしたな緑谷出久。

 

「ふんっ!」

 

測定結果 720kg

 

「スッゲー!700kg越えかよ!」

 

「すっごーい!!」

 

クソッ!目立つのは予想できたことで仕方ないとはいえやっぱり落ち着かない。

 

 

 

次に立ち幅跳びと続くわけだが、まぁ余裕だな。キラークイーンの脚力を使えばまるで空を飛ぶように大記録が出た。

ちなみにその際に、爆豪の記録を超えたわけで奴から痛いくらいに視線を感じるようになる。

 

そして最後にボール投げ

 

これも余裕だった。

ちなみに記録は850mだった。

また爆豪からの視線が強くなる。

どんな目力してんだアイツは

 

 

 

その後、個性把握テストが終了し担任の相澤先生から除籍処分は合理的虚偽という爆弾発言を受けた、緑谷は声にならない絶叫を出したのはいうまでもない。

 

ちなみに吉良は帰りに質問責めにあうのを嫌い、誰にも有無を言わさず帰ったのもいうまでもなかった




次は、いよいよ戦闘訓練です!
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