スタンド使いはヒーローになれるのか?   作:玉砕兵士

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6話

薄暗い室内で液晶画面に映されたモニターだけがそこに集まった者たちの顔を照らし出す。

 

そしてそこに映されているのはとあるビルの室内の風景を映し出しそこにいる映像に全員が注目をしていた。

 

ただの映像ではない。

 

屋内に潜む(ヴィラン)を想定したオールマイトが監修するヒーロー基礎学の授業だ。

 

今回は(ヴィラン)とヒーローに生徒が別れて屋内での戦闘訓練を行うというものだ。

 

オールマイトいわく、真に賢いヴィランは屋内に潜むという。

 

 

その授業中によそ見をしたり、他の誰かと喋ったりしているといった愚か者は誰一人としていなかった。

 

ただみんなが真面目だったというわけではないし、ここは天下の雄英高校である。

そんな不真面目な生徒はいるはずがないのだ。

 

その映像の戦闘をみんなが食い入るように見ていた。

いや注目せざるを得なかったというべきであろう。

 

なんせ、初戦から激戦である。

攻撃するたびに負傷を負うが、強力な一撃を放つことができる諸刃の剣的な個性を持つ緑谷出久と触れたものを無重力にできる個性を持つ麗日お茶子のヒーローチーム。

 

爆発という派手な個性と強力な攻撃力を合わせ持つ入試トップの成績を残した爆豪勝己と個性エンジンからなる驚異的な脚力からなるスピードで、相手を奔走し、さらには足技を使った戦闘が得意な飯田天哉がチームを組んだヴィランチーム

 

 

当初は緑谷出久のその個性から苦戦を大方のものが予想していたが、その予想を裏切って最初の一撃をヒーローチームの緑谷出久は強敵たる爆豪勝己に当てたのだ。

いや当てたというよりは相手の力を利用した背負い投げだ。

 

 

 

私だ、吉良吉影だ。

 

私も他のみんなとの例に漏れず、モニターからは目が離せない。

 

これはまたとないチャンスだ!

 

全員の個性を見てもし戦いになった場合に対策もできるし、その戦闘スタイルまで学べる。

 

惜しむべきは、今回の訓練で我がスタンドのキラークイーンの能力も晒さなければならなくなったことだ。

万が一の事も考えて、第1の爆弾の力も使わねばならんかもしれない。

 

だがまあ、それは今更でもある。

我がキラークイーンの素の格闘能力だけでも充分に圧倒できるだろう。

格闘能力でキラークイーンの右に出るものは居ないはずだ。

今のところ、私が見た限りでは対抗出来そうなのが担任の相澤先生ぐらいかもしれないが、アレは長年の戦闘経験がものを言うものだろう。

 

そして私が個性を見た中で、危険だと思ったのは今のところ

緑谷出久、爆豪勝己、麗日お茶子この3名とまだ個性は見てないが推薦入試を受けた八百万百と轟焦凍の2人だ。

 

八百万は個性把握テストから見たあのどんな時でも対応できる万能性は私のキラークイーンでも手こずるかもしれない。

 

そして轟は見たところ冷静沈着な感じで、個性はまだ見てないが爆豪と同じく強力なものであることがうかがえる。

 

次に緑谷は純粋なパワーでは認めたくはないが、おそらくはキラークイーン以上のものであるし、今後の成長では超えることはないだろう。

まさに一撃必殺だ。

代償として攻撃するたびに、自らの体が傷つくという代償があるわけだがそれを制御してしまえば充分に強個性と言えるだろう。

 

そして、最後に私が最も恐れる個性を持つものがいる。

 

 

麗日お茶子だ。

 

 

何故と思うだろう。

 

私は以前の個性把握テストの時から触れたものを無重力にさせるという彼女の個性に並々ならぬものを感じていたが、それが今の戦闘訓練を見て確信へと変わった。

 

 

『吉良吉影回想シーン』

 

 

「うおりゃあああああああああぁぁぁぁぁ!」

 

「うぐぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!」

 

何故かイタリア最大の火山の上で戦闘をしており

 

そして戦闘の最中に吉良の一瞬見せた隙にとどめの一撃である無重力の個性を使ったパンチで吉良を天高く浮かび上がらせた

 

「これも計算のうちか!麗日ぁぁぁぁぁぁ!」

 

「当たり前よ!この麗日お茶子は何から何まで計算づくなのよ!」

 

 

 

そして麗日の個性は地球の動きを脱出して、地球の大気圏外まで吉良吉影を吹っ飛ばしていく!

 

どんな個性であっても吉良吉影を殺すことは出来ない!

 

しかし!麗日は吉良吉影を地球圏外にまで追放したのだ!!!

 

 

「ば、バカなぁ!」

 

『吉良吉影の回想シーン終了』

 

 

 

 

まともに相手をすれば恐ろしい事態になってしまう!

 

生物と鉱物の中間の生命体となり、死にたいと思っても死ねないので考えるのをやめるようになってしまう!

 

いやまぁ、その前に死ぬだろうがすごく恐ろしいことだ。

 

 

吉良が内心で麗日に戦々恐々としていた頃、戦いはついに決着がついた。

 

緑谷出久と麗日お茶子ペアの勝利である。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




物語はあんまり進んでませんが、今までの中でも最速で書けました!
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