【完結】蒼き雷霆の最前線   作:塊ロック

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響く歌声、消えない後悔、起こる悲劇。

この世界では当たり前であるが、許容できるものでは無い。

だから雷霆は奔る。
選択に後悔をしない為に。


決着

 

人形に向かってダートを飛ばす。

 

…が、天井からダガーを持った人形が降りてきて盾になる。

 

「!こいつら…」

 

一体が突っ込んでくる。

雷撃鱗を展開し、先にそちらから焼き切る。

 

もう片方にもダートは刺さっている。

そのまま雷撃を打ち込み爆破する。

 

「…奴は!?」

 

煙が晴れると、そこには誰も居なかった。

 

「45、ごめん!」

「ちょっと、GV!一人で行くつもり!?」

「どの道人形は操られてしまう…それなら、一人のほうが良い」

 

まだ404として認知されていないボクなら、多少見られても問題ない筈。

 

「…わかったわ。わたし達はシステムを復旧させたら退路の確保に。通信には気を配っておいて」

「了解、行ってくる」

 

走り出し…ふと、司令室の中へ目線を向けた。

 

…そこには、一〇〇式と名乗った人形と、物言わぬ骸となった男がいた。

 

「…ごめん」

 

 

蒼翼は、走り出す。

 

 

 

 

ーーーーー

 

 

 

前線基地屋上。

 

ドアに鍵が掛かっていたので蹴り開け、躍り出る。

…そいつは、屋上で待っていた。

 

しかし、その人形の周りを多くの鉄血人形達が護る様に取り囲んでいる。

 

「…思っていたより、数が多いな」

 

盾を持っているもの、長いライフルを構えるもの。

今まで見た事のある鉄血兵たちが目白押しである。

 

ダートリーダーのプラグを入れ替える。

相手が多いのであるなら、ロック数が最も多いレミエルを使いまとめて倒す。

 

ダートもオロチに切り替える。

 

「行くぞ…!」

 

ダートリーダーのトリガーを引く。

一発の発射と共に、1基のビットが飛び出す。

 

ダート、オロチ。

その能力はビットから様々な方向にダートをばら撒くタイプだ。

 

数が多い時に役に立つ。

 

蒼き雷霆(アームドブルー)よ!」

 

ロックされた人形達が次々と感電し、倒れ、爆ぜる。

爆発しなかった人形達も流された電撃でどこかしこにエラーをか変えて動きを止める。

 

…フレンドリーファイアの危険も大きい為、やはり十全に第七波動(セブンス)を使うならばボク一人の方が動きやすい。

 

「この程度で、ボクを止められると思うな!」

 

反撃として放たれる弾丸、レーザーを避け、カゲロウで無効化する。

 

一体、また一体と数を減らしていく。

 

「迸れ!蒼き雷霆(アームドブルー)!」

 

 

 

天体の如く揺蕩え雷

 

 

是に到る総てを打ち払わん

 

 

「ライトニングスフィア!」

 

ボクの周囲を覆う更に出力の高い雷撃鱗。

周りを囲んでいたナイフを持つ人形達を全て薙ぎ払う。

 

「お前で、最後だ!」

 

床を蹴り、跳ぶ。

ボクの持つ第七波動(セブンス)が、空を翔ける力を与えてくれる。

 

勢いそのまま蹴りを放ち、歌う人形を吹き飛ばした。

 

「…雷撃で倒すとデータが取れないから…どうやってとどめを刺そうか」

 

今までこういった手合とはあまり戦った事が無いから、少し迷う。

…結局、周囲に落ちていた無事な銃を使う事にした。

 

「確か、コアを撃ち抜けば動けないんだっけ」

 

記録の残る電脳さえ手に入れば問題ない…筈。

拳銃を拾い上げ、それを向けーーーー

 

【…駄目だよ、GV…】

「………シアン!?」

 

声が、聞こえた気がした。

慌てて周囲を見渡す。

 

聞き間違える筈は無い、だって、この声はー…!!

 

視線を外した隙に、倒れていた人形が銃を向けていた。

 

「しまっ、」

「貴方の運命も、ここまでね」

 

…銃声。

こちらを剝いていた人形は、そのまま倒れ伏した。

 

「…はぁ、ありがとう…416」

「…フン、礼はいらないわ…借りを返しただけよ」

 

屋上に、404のメンバーが上がってきていた。

 

 

 

 




GVをバッドエンドから掬い上げたくて始めたのに、どうしても暗い内容になってしまう…。

404とほのぼのする光景が、思い浮かばない…。

今回の騒動が収まったら、少しやってみます。
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