【完結】蒼き雷霆の最前線   作:塊ロック

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インティからようやく白き鋼鉄のXの続報が来ましたね!
楽しみで仕方のない作者です。

生放送で聞けた二曲もいい曲でした。
次のガンヴォルトステーションが楽しみです。


後悔

あれから、3日。

ボクたちが厄介になっていたあの地区は指揮官の死亡と言う事実上の陥落扱いとなった。

 

代わりの指揮官が配属されるまでの間、他所から支援という形で建て直すらしい。

 

そして、あの指揮官と一○○式と名乗った人形。

 

 

戦死し……彼女は、初期化されるらしい。

UMP45曰く、残当だそうだ。

 

 

 

 

 

…ボクは、基地の屋上から空を眺めていた。

 

今回の一件で報告する事が増えたので、直接依頼主の元へ行くとの事で…PMC、グリフィン&クルーガーの本部にやって来た。

 

暫くはここに滞在するとの事で、休暇の意味合いを含んで自由行動をUMP45から言い渡された。

 

「…」

 

ぼんやりと思う。

もし、間に合っていたら。

 

仮定の話に意味はない…けれど、思わずにはいられなかった。

 

「…少年、そこは私の特等席だったのだがな」

 

ふと、背後から声を掛けられる。

振り返ると、髭を蓄えた、傷だらけの男性が立っていた。

…肩にかかるコートを見るに、グリフィンの指揮官だろうか。

 

「すみません」

「構わんさ。若い者に道を譲るのも老人の役目だ」

 

隣にやってきて、彼も空を眺めた。

…ボクよりも遥かに背の高い、がっしりとした体格だ。

 

「…君が、ガンヴォルトだな」

「はい…そうですが」

「…若いな。歳は」

「14です」

「そうか…君の様な子供を戦わせない為に、私はこの会社を創ったのだがな…」

 

男性は苦々しくため息を吐いた。

 

「何か、思い詰めていたようだな」

「…前に居た基地で、少し」

「そうか…ガンヴォルト。一つ教えよう…男にはな、時々何をやっても駄目なときがある」

 

頭上には、青空が広がっている。

 

「そういう時は、酒でも飲んでさっさと寝るに限る」

「ボクは、未成年ですよ」

「このご時世法律なんてあってないような物だ。…それに、悩んだ所で答えの出ない話だ。引きずるくらいなら吹っ切れろ」

「…」

「フッ…顔は不詳不詳と言った具合だが態度が変わったな…戦場を体が知っている。すぐに折り合いが付けられるだろう」

 

ボクの頭に手を起き、乱暴に撫でた後、男性は立ち去る。

 

「それに、仲間が居るだろう」

 

「ジーブーイ!!」

 

バタバタと階段を駆け上る音。

この声は…ナインだろう。

 

「GV!デートしよう!」

「…えっ?」

「ははは、悩めよ少年。それではな」

 

男性は去って行った。

 

「…GV、社長と知り合いだったの?」

「…えっ、社長?!あの人が!?」

「そうだよ。ベレゾヴィッチ・クルーガー。ほら、グリフィン&クルーガーって」

「…そう言う意味だったのか」

「そんな事より、ほら、行こう?せっかく街に来たんだからさ!」

 

ナインに手を取られて引っ張られる。

…気を使ってもらってしまったかな。

 

でも、気分転換もやっぱり必要なのだろう。

 

いつまでもうじうじしていたら、迷惑が掛かってしまう。

 

「ありがとう、ナイン」

「?どういたしまして!行こう!」

 

 




偶にはガンヴォルトにも、ほのぼのさせたい。
次回はデート回です。
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