「じ、GV。付き合いなさい」
朝。
グリフィンの本社は朝食も豪華なんだなとぼんやりの考えていたとき…416が声を掛けてきた。
「おはよう、416。別に構わないけど」
「そう…それじゃあ、準備が出来たら正面玄関で待ってなさい」
言うが早いか、そのままそそくさと歩き去った。
「…どうしたんだろう」
「Gぃ〜Vぃ〜?聞いたわよ?昨日妹と宜しくやってたみたいね」
「…45、びっくりした」
部屋に入ろうとしたとき、耳元で甘ったるい声で囁かれたら誰でもびっくりすると思う。
…UMP45が、だいぶラフな格好で立っていた。
「おはよう、GV。昨日よりはマシな顔してるわね」
「お陰さまで。いい気分転換になったよ」
「なら良いわ。そーれーでー?どうだった?デート」
「デートって…そんなんじゃないよ、別に」
ナインはナインで、僕を気遣っての行動だろう。
大体デートと言うには殺伐とし過ぎている気がする…。
「そうかしら?少なくともナインは上機嫌だったわよ?」
一応、ボクと他の小隊メンバーの部屋は分けられている。
仮にも思春期真っ盛りの青少年が女性四人と相部屋なのはどうなんだ、と言う声があったらしい。
…ちょくちょくG11がこっちの部屋で寝てるんだけどね。
本人曰く静かで丁度良いんだって。
「そうだったんだ…」
「ふふ、可愛いでしょう?私の妹は」
「そうだね。ボクもそう思うよ」
「…その割には反応が薄いわね」
「そう?」
45がつまんないなーと肩をすくめて見せた。
「な、何かごめん?」
「すぐ謝っちゃ駄目よ?冗談なんだから」
「えっ、あぁ…ごめ」
「ほーらっ」
口に人差し指が押し当てられる。
…なんと言うか、くすぐったい。
「少なくとも、今は気を抜いてもいいのよ」
「…こっちに来てから、そんな暇なかったから…難しいかも」
「大丈夫よ。貴方なら出来るわ」
なんて、45と談笑していると…。
…かなりコワい顔をした416がこちらに向かってきているのが見えてしまった。
「ガ、ン、ヴォ、ル、トォ〜!!」
「あら、怖いのが来ちゃったわね。それじゃあねGV」
「え、ちょっと45?この状況で丸投げ!?」
素早く45が走って逃げていく。
…416が、ボクの肩に手をおいた。
「や、やぁ…416」
「ええ、GV。さっきぶりね」
「…どれだけ待った?」
「えぇ、えぇ、大丈夫よ。私は完璧よ」
にっこりと416が笑う。
ボクも釣られてぎこちなく笑う。
スンッ、と416が真顔になる。
「30分よ」
「えっ…うぎっ」
頭にげんこつが振り下ろされた。
…流石にカゲロウを発動させなかったけど。
9月にガンヴォルト外伝、白き鋼鉄のXの発売日が決まりましたね。
…それまでに、完結出来るかな…。