事態は終わりに向かう。
夜半。
ボクは45に叩き起こされ、404の宿舎へと集められた。
「集まったわね。仕事よ」
その一言でボクも含め、全員のスイッチが切り替わる。
……相変わらず、G11は眠そうだけど。
「場所はグリフィンの管理するVIP向けリゾート地よ」
「リゾート地……?しかもVIP向けならかなり厳重に警備されてる筈じゃないかしら」
416の言葉に全員が頷いた。
「これを見てもらえるかしら」
45が部屋に置かれたモニターに映像を映し出す。
ーーーそれは、一面氷漬けになったビーチだった。
「………………なに、これ」
ナインが震える声で言葉をしぼり出す。
G11も目を見開いている。
「この映像を記録したドローンも、この後撃墜されたわ」
「南のリゾート地で、こんな事……」
「私達の任務は原因の調査よ。……気は進まないけどね」
リゾート地の氷結。
心当たり……と言うか確信があった。
これは、
「……GV、心当たりがありそうね」
「……これを、ボクは知っている。前にも遭遇した事がある」
「もしかして……GVの力と関係があるの?」
「犯人の名前は、《テンジアン》。能力は《
「何ですって?」
生きていた?
いや、そんな筈は無い。
「そんなヤバい奴なら……私達で何とかできるわけ無いじゃん」
「G11、その通りだけど……仕事よ」
G11の弱音……仕方ない事だとは思う。
416も心無しか震えている。
戦術人形が如何に優れていようと、使用している火器が旧式なのは否めないし……何より、
彼女達を、ボクが守らなくちゃいけない。
しかし……テンジアンはもう死んでいる筈。
この世界に飛んできているのは過去のテンジアンなのだろうか。
……いや、
「……パンテーラ?」
鏡写しの様に複製された能力者たち。
仮に、パンテーラ自身もバックアップとして遺していたとしたら。
「朝出発よ。寝坊しないようにね」
45がそう、この場を締める。
ボクの懸念を他所に、事態は進む。
出発まであと3時間。
それまでに、出来る事を探さなくちゃいけない。
「GV」
ふと、ボクの上着の袖をG11が引いた。
「どうしたの、G11。ボクに話しかけるなんて珍しいね」
「……気負わなくて良いから。何だかんだ、私達は今までやってきたんだし、これからも大丈夫だよ」
「………………!」
「45や416、9が居る。だから、大丈夫」
「……ありがとう、G11」
この子も、ちゃんと404の一員なんだ。
G11の頭をぐしぐしと撫でてやる。
猫のように目を細めている。
「むにゃ……じゃあ、時間になったら起こしてね……」
「……いや、ボクは自分の部屋に戻るから」
ここは女子用だし。
「寝坊が心配ならここで寝てても良いわよ」
「GV!一緒に寝よう!家族だから大丈夫だよ!」
「あはは……おやすみ」
ボクは部屋に戻るのだった。
いやいや、流石に同じ部屋で寝るのはね……。
ラストスパート。
ここからほぼ蒼き雷霆ガンヴォルト爪のボスラッシュになります。