TS転生したら幼馴染が光の奴隷でした   作:生野の猫梅酒

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Chapter26 ささやかな日常/Party

 あの酒場での乱闘から、今日で三日が経過した。

 

 麻薬売買の主犯である赤髪の青年は逃してしまったものの、取引の場となっていた酒場を抑え、さらにその関係者らしい用心棒を二人捕らえた時点でオレたちの成果としては十分だった。

 オレたちが店内で乱闘を起こしたすぐ後にアドラー軍へ連絡が行き、即座に店内も改められる流れとなったのだ。詳細な調査が行われた結果、バーの裏や天井の照明、果ては酒瓶の中など至るところに隠された麻薬や隠された金が発見され、見事にあの店そのものがニルヴァーナとグルになって利益を得ていたと証明されたのである。

 それに伴いあからさまな隠し通路も発見されたのだが……その先はどこぞの路地裏と繋がっていて流石に誰の痕跡も残ってはいなかった。あの青年と謎の双子が煙幕の中でこの通路へ逃れたのは間違いないだろうが、阻止できなかったのは痛恨の極みだ。

 

 それでも都市の中に潜んでいた取引所を潰せたのは大きいし、何なら用心棒たちからも僅かだが情報を引き出すことは出来た。おかげでアドラー帝国軍はさらに二つの酒場へ即座にガサ入れを行い、結果として酒場に偽装された犯罪の温床を取り締まることに成功した。

 最善の結果とは言い辛いが、それでもほとんど個人の力で動いたにしては上々の結果である。なにせこれまで帝国軍でも尻尾を掴めなかった麻薬流通の取り締まりを、一気に三つも出来てしまったのだから。これら全ての発端はギルベルトの読みであり、すなわち彼の炯眼は国家すら超越したのと同義な訳で……味方ながら空恐ろしくなってしまう。

 

 そう、ギルベルトと言えばだ。

 事が済んだ後に薄ら笑いを浮かべつつ、いきなり様々なネタばらしをしてきたのはちょっとどうかと思う。

 その際に交わした会話はこうだ──

 

「それにしても結局この爆竹は使わなかったな。まあ別に良いけどさ」

「ああ、それなのだがね。中身は何もないただの張りぼてだよ」

「……はい?」

「だからその導火線に火を付けたところで何も起きない。むしろ市街地で爆竹とはいえ派手なものを渡す訳にはいかなかったのでね、当然のことさ」

「じゃ、じゃあなんでそんなものをオレに渡してきたんだよ。もし本当にこれをアテにしてたらどうしたんだ!?」

「決まってる、君たちならきっと『これは爆弾だ』とハッタリを効かせてくれると信じていたからさ。もし本当に爆竹と思い込んで使用したとしても、元から武器としてはアテにしない以上損にはなるまい?」

「お、お前なぁ……どこまで読んでたんだよ」

「すべてを──というのは少々傲慢かな? 今回は取り逃しもあったことだし、十全に予期出来ていたとは言い難いな。そこは私の不徳だよ」

 

 などと謙虚に頭を下げつつニヤリと笑ったその姿を、オレはしばらく忘れることが出来ないだろう。

 本当にこの男はどこまで物事を読み切ってしまうのか。もしギルベルトがより成熟した力を発揮すれば、たった一人であらゆる人間を超越した国家貢献(リターン)を国に齎してしまうのではないだろうか。そう素直に信じられる、いっそおぞましい程の才覚を感じられてしょうがない。 

 だが逆説的に、こんな男がオレたちの味方として敬意すら表してくれているのだ。その事実を改めて噛み締め、彼の期待を裏切るような真似をしないようにいっそう頑張りたいと思う。

 

 ──それが例え、予想外すぎる方向からのお誘いであってもだ。

 

「交流会、ですか?」

「その通りだ」

 

 場所は第六東部征圧部隊血染処女(バルゴ)の現隊長、カイト・影・アマツ隊長の部屋だった。

 すっかり、という程でもないが見慣れてしまった室内で、オレたち四人は揃って隊長の前で整列していた。つい数分前に呼び出されて来たのだが、議題は思いも寄らぬ切り口から始まった。

 

「今回、潜伏していた麻薬組織の摘発に当たって君たちの活躍が如何に大きかったか、それが分からぬ私たちではない。よって活躍へのささやかな褒美と、なにより──」

 

 言いながらギルベルトと、それに何故かオレの方にもチラリと視線をやった。

 すぐに視線は戻っていったが、どうにも意味深な仕草に内心で身構えてしまう。初めて配属された時から今日まで、この隊長のイヤな視線を度々感じてしまうのは何とかならないものだろうか。

 こっそり嘆息してる間にも、話は滔々と進んでいく。

 

「私がハーヴェス少尉に下した命令は、誰もが分かりやすい手柄を立てることだ。この時点でその命令は達成できたと考えてよいだろうから、となれば次は顔合わせだな。そのためのセッティングという訳だ」

「お心遣い感謝します。しかし、よろしいのですか? いきなりそのような大きな舞台を用意しては──」

「なに、まさか部隊の軍人全員でやる訳ではないさ。あくまでも中枢を担う人物と、君が率いることになるだろう者たちの顔役に限定されるがね。そこで円満な関係を築ければなお良し、というヤツさ」

 

 理屈は分かるし簡単に言ってくれてるが、それはつまり上司たちと一緒に酒を飲む場になるのではなかろうか。正直なところ勘弁願いたいのだが、まさか()()()()()()()()()()()を部下が無碍にするわけにもいくまい。ましてこのアドラー帝国軍では尚更にだ。

 つい先日ビールに口を付けて、そして飲めなかった身としてはどうしたものか……無言で直立しながら考えてしまう。

 

「日時についてはいつ頃に?」

「明後日の夜が最も都合が良いらしいから、それに合わせるようだ。君たちも構わないかな?」

「はい、もちろんです。謹んで参加させてもらいましょう」

「ああ、是非そうしてくれたまえ。これは君たちを労うためにあるのだから」

 

 笑みを浮かべて語る影隊長をどうにも信じられないのはなにもオレだけじゃないだろう。隣に立つアルやクリスもまた、オレと同じような雰囲気を出している。

 人からの好意を素直に受け取れなくなってしまったのは悲しいものだが、それだけ軍内部での腐敗やら扱いの悪さを身をもって知っているのだ。警戒して何が悪いといっそ開き直る方がよほど気が楽である。第一初対面でオレたちのことをあっさり”捨て駒”と評した男の言である、信用しろという方が無茶だろう。

 ただ、しいて言えばだが。言葉は露悪的だし端々に傲慢さが滲み出ているものの、影隊長が直接的な悪意の妨害を齎したことも殆どない。お人好しにも思えるが、その点だけは信用してみても良いのだろうか。

 

 なにはともあれ、オレたちの上官という立場のギルベルトが了承したならこれは既に決定事項だ。今更こちらからどうこう言えるような状況でもない。

 

「──では、話は以上だ。改めてになるが今回の活躍は見事だった。君たちの今後の働きにも大いに期待しよう」

「はっ!」

 

 本心の見え辛い影隊長の労いに揃って敬礼を返し、ひとまずその場を後にしたのだった。

 

 ◇

 

 ──切っ掛けはほんの些細な会話であった。

 

「ところで、しばらく前から気になってたんだけどよ」

「どうした?」

「オレたちって酒を飲んでも平気なのか? こう、身体とか法律とかそういうの的に」

「ふむ、この新西暦においてそのような法は存在しないな。旧暦の世においては二十歳未満の者は飲めないとあったが……今では十七にもなれば平気で酒を嗜んでいるさ。むしろそのような古い事実を知っているブラウン嬢に驚かされたよ」

「まぁ、ちょっとな。昔色々あったから……」

 

 一応嘘は言ってない。前世の記憶というのはオレからすれば昔のことだし、そこから転生したなんてまさに”色々あった”の範疇だろう。未だにオレの中でも消化しきれてない嘘のような本当の話だし。

 それにしてもなるほど、新西暦だと若者でもお酒を飲んで平気なのだな。旧暦では戦時下において子供もワインを飲んで身体を温めた、なんて話を聞いたことがある。さすがに第四次世界大戦ともなればそんな話は無かったはずだが……時代は繰り返すとはこのことか。

 

「でだ、明後日いきなり上官とお酒飲むとか言われても困るだろ。オレたちがどれだけ飲めるかなんざ分からないし……」

「なるほど、心配は当然だろうな。人間誰しも未知を恐れるものだし、対策もなしに無知なまま挑むなど愚の骨頂だ。なにより、君たちの気がそれを許さないのではないかね?」

 

 だから、とギルベルトは珍しく茶目っ気を含めたような笑みを浮かべてみせた。

 

「ここは一つ、私たちも親睦会というのを開いてみてはどうかね? せっかくの機会だ、より気兼ねなく意見を交わしてみようではないか」

「つまり、俺たち四人で個人的に飲みに行こうってことか?」

「その通りだ。一石二鳥というヤツだろう?」

 

 確かにギルベルトの言に間違いはない。今の自分がどれだけお酒を飲めるか、これを知るのは重要なことだろう。

 ついでにオレたちは何だかんだ出会ってまだ数日程度の仲である。ここらでより腹を割って仲良くなるというのも良いだろう。まして一つ大きな物事を共同で達成した後ならなおさらだ。

 

「いいじゃねぇか、楽しそうだ。俺は乗ったぜ」

「オレも同感だな。まあたぶんお酒は弱いだろうけど、慣れておくのは悪くないし」

「上官の前で無礼を働いてはそれこそつまらぬ諍いの種にもなる、か……あまり酒精というのは好ましく思えないが、知らぬのもまた悪手か」

「ふむ、では決まりだな。良い店を知っている、案内しよう」

 

 などと会話があったのだ。

 そうしてあれよあれよという間にオレたちはギルベルトに連れられ、夜の街へと歩き出していたのである。普段なら絶対にやらないし軍に許可されるはずもないのだが、そこは他ならぬギルベルトの提案なのもあって簡単に許可が下りた。なんというか、ちょっと呆れてしまうほど良くも悪くも貴族に甘すぎる軍隊だ。

 夜のフランクフルトはガス灯の光に照らされ、派手な明るさではないが穏やかな温かみがある。ぼんやりと滲む明かりの下で、新旧入り混じった石畳を人々が行きかうのがそれだけで風情のある光景に感じてしまう。旧暦から続いた街並みの放つ気配、そう言い換えて良いのかもしれない。 

 

 さらに少しばかり感傷に浸ってみるなら、オレたち帝国軍人が守るべきアドラー帝国とはこのフランクフルトも含めるのだ。隣を通りすぎた親子や、どこか初々しい男女の連れ添い、夜なのにとてもハイテンションな青年たちまで、その全てがこの景色を形作っている。

 だけど考えれば、オレたちはこのフランクフルトの景色を全然知らないのだ。お勧めのお店や、スポット、知り合いといったあらゆる全て、()()()()()()()()()()()()()()()。軍人が国のために戦う意義となるものがすっぽり抜け落ちているように感じてしまうのだ。

 もちろん、生きるために軍の門を叩いたオレたちなのだからそれも不思議ではない。これまで戦場をたらい回しにされて戦い続けていたのだから仕方のないことだろう。それでも、何のために、誰のために、こうまで戦っているのかも知らずにこれからを過ごすのも何だか悲しい話だと思うのだ。

 

 だから歩きながらもしっかり周囲を見渡して、この光景を目に焼き付けておく。いきなり愛国心がどうだのはちょっと難しくても、どんなモノのために軍人として戦っているかはちゃんと知っておくべきなのだから。

 

「なぁ、クリスは何のために戦ってるんだ?」

 

 ふと、聞いてみたくなった。

 隣を歩くこの男はやっぱりいつも通りの仏頂面であり、今も楽しそうな気配は全く見えない。だがそれでも、普段より若干ながら気が緩んでいるのは分かる。彼もまた今の状況に思うところがあるのだろうか。

 突拍子もない質問だった自覚はある。けれど彼は驚くこともなく真摯に答えてくれた。

 

「無論、この国の繁栄のために。誰かの涙を止めるため、蔓延る悪を裁くために、俺は戦い続けるためだ」

「……それは、あの日の姉弟との約束か?」

 

 思い出すのは首都を離れる直前の記憶だ。かつてオレたちが使っていたねぐらを新たに使っていた、まだ幼い姉弟たち。クリスは彼女たちに誓ったのだ、底辺の者でも胸を張って過ごせる世界を作ってみせると。

 思えば、その時からクリスの決意と覚悟は定まっていたのだろうか。やりたい事を見つければ、後はその先へ一直線。脇目も振らずに走り抜けてしまう光の性がそこにある。

 だがオレの言葉にクリスは静かに首を振った。

 

「いいや、彼女たちだけでない。俺はこの国の全ての民に光をもたらしてみたいのだ。未だ一兵卒でしかない俺が言うには大言壮語にも程があるが……それでも、やると誓ったのだ。途中で諦めることなど出来ないし、許されない」

「クリスらしい言い草だよ。諦めないし諦められない、挫けたり手を抜いたりなんてやり方すら分からないもんな」

「そうだ。ブレーキを知らぬ破綻者だという自覚はあるがな。こればかりは変えられない」

「知ってるさ。そんなお前がカッコいいから、オレはお前の友人でありたいと思ったんだからな」

 

 薄く笑って肘で小突いた。忘れる訳がないだろう、それはオレがオレであるための一番大事な誓約なのだから。誰よりもこの凄い男の横に立ちたいと願っているのだ、そればかりは譲れない。

 なんて歩きながら話していたものだから、気が付けばもう店はすぐそこだった。アルからは「んな真面目な顔で話し込むなよな!」と諭され、ギルベルトからは冷静に「さあ着いたぞ。積もる話はまた後だ」と言われてしまったものだから、なんだかすごく恥ずかしい。クリスは何も動じていないので余計に気にしてしまう。

 

 連れてこられた店はちんまりとした酒場であり、落ち着いた雰囲気の漂うオシャレな店だ。カウンターに丸テーブルというのはこの前の酒場と同じだが、なんというかより健全で静かな佇まいなのが分かる。知る人ぞ知る酒場、とでも言えば良いのか。

 果たしてギルベルトはいつの間にこんな穴場らしきスポットを見つけたのか。もう彼のことだから一々驚くこともなく、ただ『そういうものかー……』と諦めつつあるくらいだった。

 

 ひとまずテーブル席の方に通され、四人で席に座ったところでまずは一杯とばかりにビールが運ばれてきた。ジョッキに並々と注がれ、泡立ったアルコール飲料は何故だか美味しそうに思えてしまう。この前飲んだ時はダメだったのに、店の雰囲気に中てられてしまったのだろうか。

 

「では乾杯といこうか」

「誰が音頭取るんだ? やっぱ上官のギルベルトか?」

「……レーテで良いだろう。俺はこういうのには向かんし、それはハーヴェスも同様だろう」

「マジか。ちょっと待ってな、言う事考えるから──」

 

 いきなりクリスに無茶振りされた訳だが、さてどうしたものか。ギルベルトの奴もそれで納得してるらしいし。

 まあ、ここはシンプルに行こうじゃないか。悩んだところで仕方ない。

 

「それじゃ、今回はお疲れ様でした。今後はこの四人で活動することも多そうだし、明後日はちょっと面倒なことになりそうだけど、今は忘れて気楽に行きましょう! それじゃ、乾杯!」

 

 掲げたジョッキを打ち鳴らし、ひとまずの祝勝会が幕開けたのである。

 ゴクゴクと喉に流し込むビールはやっぱり苦手な味だがどうしてだろう、今はそんなに悪くない。大した緊張もせず、親しい仲の人たちと一緒に飲んでいるからだろうか。

 ひとまず全員がジョッキから唇を離した後、まず口を開いたのは意外にもクリスだった。

 

「今回は悪かったな、アル、レーテ。お前たちが頑張った横で、俺はなんの役にも立たなかった」

「なんだ、そんなことかよ。気にすんな、いつも戦場で助かってるのはオレたちの方さ」

「そうだぞ、たまには肩の力抜いて誰かに任せてみたって罰は当たんないさ。全部背負いたがるのはお前の悪い癖だ」

 

 確かに今回は状況などもあり、麻薬売買の現場の制圧はオレとアルだけで終わってしまったが、別にそんなこと誰も気にしてはいないのだ。むしろいつも危険へと突き進むクリスが今回は大人しく出来たのだから安心しているくらいである。

 なので二人して一つも気にしていないし、むしろこんなところで謝られても逆に困ってしまうくらいだ。もっと英雄は英雄らしく、胸を張ってほしいと思う。

 

「二人とも困っているようだし、そこまでにしておいたらどうかね? あなたの活躍は今後何度でも拝見できるだろう、私はその時を楽しみに待っているのだから」

「…………良いだろう、その通りだ。困らせるつもりはなかったのだがな、やはり俺の悪癖だったか」

「だから謝るなって。いいんだよ、そんなことくらい。オレたちは友達だからな」

 

 助け合って、たまにふざけて、時には可笑しなこともやらかして。それを含めての友達なのだ、こんなの物の数にも入らない。

 まだどこか納得しかねるような憮然とした表情のクリスは、そのまま一気にジョッキのビールを流し込んだ。喉を鳴らして飲む様に圧倒されるが、飲み終えた後の彼はまったく顔色が変わっていない。

 

「やはり酒精は好かんな。酒以外のものがあればそっちの方がありがたい。ミルクか、オレンジジュースか、無ければ水でも構わん」

 

 などと告げた口調も常と変わらぬしっかりしたものである。やはり酔った様子はない。

 

「クリスお前、酒強かったんだな……」

「もしかして酒豪(ザル)ってやつなのか? すげぇなおい」

「ははは、そんな男が次に頼むのがミルクかオレンジジュースとは、これは愉快だな」

 

 そんなクリスの姿にオレたちは三人揃って脱帽するしかなかった。

 というか、その風貌でミルクやオレンジジュースを頼むつもりなのだろうか。ビールやウイスキーを派手に飲む姿が似合いそうなものなのに、逆にすごく目立ちそうで見てみたい欲求が高まってしまう。

 ともあれ、今は飲まなければ始まらない。ちびちびとビールへ口を付けつつ、運ばれてきたポテトに舌鼓を打ったり。たまにはこういう酒肴も良いのかもしれない。

 

「さて、それではささやかながら楽しむとしようではないか。ああ、金のことは気にしないでくれたまえ。今回は私の奢りだ」

「お、太っ腹だな!」

「そりゃいいぜ、これで気兼ねなく楽しめる」

「二人とも、あまり羽目を外しすぎるなよ」

「構わないさ。優れた者がしっかり報われてほしいのが私の願いなのだ、こんな時くらいは存分に羽を伸ばしてくれたまえ」

 

 こうして、一晩限りの酒宴は静かに始まったのだった。

 

 ……まあ結局、オレは適当に酒を飲んでたらいつの間にか記憶が飛んでいたのだが。




予定としては、あと3話くらいしたらニルヴァーナ壊滅まで行きたいところ。
そろそろ星辰光の登場も遠くはありません。

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