TS転生したら幼馴染が光の奴隷でした   作:生野の猫梅酒

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Chapter35 星々の力/Astral

 星辰奏者(エスペラント)になるための強化措置、などと聞いていたのでどんなえげつない手術が待ち受けてるかと思ってみれば。

 終わってしまえば拍子抜けなほど呆気なく、叡智宝瓶(アクエリアス)の技術士官の指示に従うままにアッサリと新世代の強化人間へ生まれ変わっていたのである。なんというか、劇的な展開が一つもなくて良かったような残念なような、そんな気分だった。

 

 どれくらい呆気なかったかといえば、

 

「本当にこれで終わりなんですか? ベッドで寝てる内に終わったようなものですけど……」

「戯けか貴様、その身に宿した力を何も感じぬというのか? であればお前は失敗作よ、さっさとここから失せよ」

「えぇ……そんな言い方しなくてもいいでしょうに。私もちゃんと感じ取れてますから心配には及びませんけども」

 

 などと目覚めた直後に間の抜けたやり取りをした程度にはアッサリだ。あの時は本当に寝て起きたら星辰奏者(エスペラント)になってたくらいの感覚しかなかったせいで、とても実感なんて湧かなかったから仕方ない。

 それにしても、思い返せばあの時の老技術者は随分と口が悪かったし、研究職とは思えないくらい身体を鍛えてたようにも見えた。この件に関しては叡智宝瓶(アクエリアス)の中でも超一流の技術者を集めた上で固く緘口令が出ているらしいが、どうやら天才や秀才に際物が多いというのは本当らしい。奇人な天才に生まれなくて良かったなー、なんて暢気(のんき)に考えたりもしたくらいだ。

 

 ともあれ、随分とのんびりした感想ばかりになったが無事に星辰奏者(エスペラント)になることは成功した。星の力を宿すためには大気に満ちる星辰体(アストラル)との感応が特に重要であるらしく、こればっかりは先天的な才能が幅を利かせるとか。星辰体(アストラル)と感応する才能(アンテナ)がなければいくら強化措置を施したところでうんともすんとも言わないと最初に説明を受けていた。

 だが幸運にも──といってもカグツチが選んだ時点でそうなのだろうが──オレには星辰光(アステリズム)を宿せる才能がしっかり有ったようであり、第一関門はどうにか突破出来たという訳だ。その後は簡単に経過を見守り、特に身体に異常がなければ基本的に元通りの生活に戻れる……とも説明を受けてはいたものの。

 

 叡智宝瓶(アクエリアス)の研究施設より退院? してから早二日。既にオレは新西暦の最新兵器となった自分との付き合いに悩まされ始めていた。

 

「すっごい身体能力上がってるな、これは……」

 

 あてがわれた自室で一人ごちた。どうしたものかと頭を抱えたその先には、床の上で粉々となったグラスが落ちている。

 別に落として割ったわけじゃない。ただ水を飲もうとグラスを取り、そして()()()()()()()()()()()割ってしまったという単純な話だった。ペンや服などに力を入れすぎて壊してしまったのも含めれば、これで都合四度目だ。

 政府中央棟(セントラル)地下でクリスが見せてくれた星辰光(アステリズム)のインパクトは凄かったが、それだけでなく身体能力もこれまでと比較にならないほど上昇していた。これまでのオレはどう鍛えたところで”女性”という肉体の括りから脱却することが叶わなかったが、今は違う。脚力、走力、腕力に握力、さらには聴力嗅覚視覚といった五感まで余さず全てが常人より遥かに強化されている。これほどまでとは正直思ってもみなかったという次元だ。

 

 しかし当然、それだけの力をいきなり宿してしまえば振り回されるのも自然なことで。つい普段の感覚で力を入れてしまえばこの通り、床で散らばるコップの姿がどうなるかを証明していた。

 自分の手のひらを改めて見直してみる。傷や剣だこも多いがあくまで普通な肉付きなのに、ちょっと力んだだけでこうも簡単に何かを壊せてしまうことをまじまじと実感する。

 

「これでうっかり握手でもしたら相手の手を握り潰しそうだな。ゴリラかオレは……これはゴリラだな……」

 

 またも頭を抱えた。言い訳のしようもなくゴリラ並みのパワーであった。

 だからこの二日は出来るだけ他者と接触しないようにしつつ、力の調節に苦心していた。その甲斐あってか段々と感覚を掴めてきてはいるものの、たまに気を抜くとアッサリこうだ。本当に気を付けなければ。

 これだけでも”超人”という比喩が相応しいというのに、さらに星辰光(アステリズム)という固有の星まで発現させるとなれば、その強大無比さがよく分かる。こんな人間兵器が戦場で暴れまわれば簡単に戦況は傾くだろう。一騎当千という言葉がクリス以外にも当てはまる日が現実に到来するのだ。

 

「つくづくとんでもない話だよ……」

 

 これだけの力を持ったことの意味を改めて噛み締める。実際に成ってみて肌で理解した、星辰奏者(エスペラント)はまさしく新西暦の覇者を決め得る切り札であると。だからこそ、使い方を間違えれば大惨事になるだろう。社会的にも自戒としても、それだけは避けなければ。

 白状するなら前世(むかし)現在(いま)も、特別で不思議な力を手に入れて、嫌いな相手や気に食わない相手を完膚なきまでに倒せれば痛快だろうなと考えたことはやっぱりある。強くてカッコ良くて無敵の存在にはどうしたって憧れてしまうのだ、それを否定するほどオレは悟ってないし男の子を止めてもない。なんなら今も結構舞い上がりそうなくらい嬉しい気持ちもあるわけだから、心の中でニヤニヤしている実に気持ちの悪い(オンナ)だろう。

 

 けれどこの感情はあくまでオレの内心だけで完結させるべきであり、舞い上がった心のままに現実で星を揮えば結果は火を見るよりも明らかだ。そんな奴は力に溺れて破滅への坂を転がり落ちる愚者の典型に他ならない。故に使い方を間違えてはダメだと、憧れと現実に区別を付けて前を見る。

 だってオレはクリスの隣を堂々と歩きたいのだから。なのに後ろ暗いこと、自らの欲望へと星辰光(アステリズム)を用いてしまえば何一つとして誇れない。自己満足の為だけに己が誓約を破った日には死んでも自分を許せないのだ。

 

 ……星辰光(アステリズム)はそんなオレの精神に呼応したのか、なんというか”重たい”ものである。別に面倒くさい(オンナ)になったつもりはないのだけれど、星の性質は個人の信条にも左右されるとか何とかカグツチからも聞いていた。オレとしてはただ純粋に憧れた背中に並び立ちたいだけなのだが、それがそんなに重たいのか。思わず首を傾げてしまう。

  

 まあそんな述懐は置いといて、だ。今はひとまず床に散らばったグラスの破片を片付けるとしよう。ついでに能力の練習もしてしまえばちょうどいい。これも早く慣れておかないとうっかり暴発でもさせたら堪らない。

 こういう時にもオレの星辰光(アステリズム)は案外使えるなー、と思いながら盛大に能力を無駄遣いして、自分の失敗を手早く片付けたのだった。

 

 ◇

 

 現在、政府中央棟(セントラル)で活動する人間たちの中で星辰奏者(エスペラント)に関する情報を知っているのはごく一部の存在だけだ。

 当然と言えば当然の話だが、やはりこれだけの技術を発表すれば混乱や衝撃はどう足掻いても免れない。いくら改革派に持ち込もうと適切に扱えなければ宝の持ち腐れであり、無為に時間をかければ血統派側も技術を盗んでしまう可能性すらあった。

 だからもっとも効果的にカードを切れるその時まで、星辰奏者(エスペラント)に関する技術は絶対に外部へ漏らす訳にいかない最重要機密だった。今はクリスが中心となって時間をかけつつ改革派の上層部へと事情を説明し、ある程度の土壌が出来たところで一気に血統派へと下克上をしてしまう算段である。

 

 別に秘匿自体は納得できる。だからこの話で問題となるのは、実際に超人に成ってしまったオレやクリスがどうやって周囲を誤魔化すかにある。もっと明け透けに表現すれば、共通の友人となるアルの目をどう掻い潜るかだ。

 

「なんつーか、最近のクリスとレーテは何か隠してやがる気はするんだがな……」

「おいおいまたその話かよ、クリスはともかくオレがそんなのある訳ないだろ」

 

 内心で表情をひくつかせつつ真顔で嘘をつけるようになったのは嬉しくない成長だった。

 仮にもクリスに並ぶ親友に対してこんな嘘なんかつきたくないが、内容が内容だけにそう簡単には種明かしなど出来やしない。だからいつも当たり障りのない返答でお茶を濁しているのだが、ほんの十日かそこらでもう厳しくなってきている。やっぱり良心が痛むのだ。 

 

「でもなぁ、レーテお前、最近どっかに行ってて見ないことがだいぶ増えたぞ。一時期のクリスの奴と同じだ。しかもアイツはアイツでよく見るようになったと思えばお偉方との会合ばかり。そのうえ”アレ”とくりゃあ、何かあると疑わない方がどうかしてるだろ」

「そりゃオレだってクリスがあんな傷を付けたのには驚いたさ。すっごい心配したんだからな」

 

 アルの語った”アレ”というのは、数日前、突如としてクリスの顔に大きな傷跡が出来ていたことに起因する。

 これまで無敵無敗も同然だった彼がよりにもよって顔面に一撃を貰うなど並大抵の事態ではない。まして政府中央棟(ここ)は切った張ったとはあくまで無縁な政治の場であり、暗殺されそうにでもならない限り戦闘自体発生しないのだ。そんな状況下でいきなり英雄たるクリストファー・ヴァルゼライドという男が消えない傷をつけられたとなれば、オレたちや他の者が気に留めないはずがなかった。

 ましてクリスは今や星辰奏者(エスペラント)として常人とは隔絶した強靭さを誇っている。そんな存在に傷を負わせるとなれば、もはや相手の心当たりなど一つしかいない。あの地下空間にて仄めかされた()()()星辰奏者(エスペラント)で間違いないだろう。アイツはあまりにも有能で表裏関係なく必要なことは躊躇いなく出来る精神の持ち主だから、よってもし二人目の星辰奏者を選ぶとなれば、オレだって友としての贔屓目無しでアイツを選ぶのは確実だった。

 

 つまり──戦った相手は戦友でもあるギルベルト・ハーヴェスではないのかと、オレはクリスへ実際に訊ねてみた。

 

 結果、返答は肯定でありやはりクリス対ギルベルトという星辰奏者同士の戦闘(ころしあい)が人知れず発生していたようだ。その際に互いに重傷を負ったというのもサラッと聞かされたが、どちらもその傷をおくびにも出していないのだから大したものである。

 何故そのような事態にまでなったかは聞き出せなかったが、どうも互いの思想に食い違いがあったらしい。あの二人は似た者同士なようで、たまにクリスの方から不穏な視線が向けられていたことを鑑みれば、不思議と納得しか感じなかったのを覚えている。まさかそこまでするとは思わなかったし、あの時は色々心配しすぎて逆に心配されてしまったが。

 

 どうにせよ、裏ではそんな事態も起こっていたらしい。友人同士での戦いなどオレとしては本当にやめてほしいし、事情を少しでも知る者としてギルベルトにも話を聞いてはおきたいのが、きっとはぐらかされるだけな気がしてならない。友人同士のプライバシーに首を突っ込むのもどうかと思うので無理に聞き出すつもりもないけれど。

 

 しかしこの余裕は裏事情を把握してるオレだから持てたものであり、知らなければアルの様に勘ぐってしまうのも道理でしかないだろう。

 

「ぜってぇクリスの奴は何か企んでやがるし、もっといえば巻き込まれてるのは間違いないだろうな。ただその内容が分かんないっつうか……いつものように一人で雄々しく前を向く、なんてやつなのかね?」

「さぁ、どうだろうな。でも今回は上層部も巻き込んで動いてるみたいだし、そう遠くない内にオレたちにも秘密の正体が分かる気はするけどな。本当にアイツが秘密にする気なら、きっと誰も巻き込もうとすらしないだろ」

「そりゃ確かに、一理あるわな」

 

 確信があるわけではないが、かといって出まかせでもない。クリスの事だから下準備さえ出来てしまえばすぐにでも星辰奏者(エスペラント)技術を発表、確立して大きな力にするはずだ。ではそれまでにかかる時間だが、既に二人目、三人目と被験者を増やしながら上層部も巻き込みだしてるとなれば遅くはないはず。

 希望的観測だけど、オレだっていつまでも友達相手に嘘をついてシラを切り続けたくなんかない。せめて星辰奏者(エスペラント)の話が公になれば表立って説明も出来るし、何ならオレ一人では難しいだろうカグツチの目的についての調査、推測も一緒に出来ると思うのだが……これでも軍人だし事の重要さも理解している、友だからと不用意に漏らす訳にはいかないのだ。

 

 果たしてその想いが通じたのか、アルは一つ溜息をつくと困ったように頭に手をやった。

 

「ま、どうしても言えないならいいさ。今回はレーテに免じてこれ以上の追及は無しにしといてやるよ。だけど俺だってお前たちの友達で仲間なんだから、いつまでも蚊帳の外に置くのはなしだぞ?」

「アル……なんというか、ごめんな」

「謝るなよ、むしろ『何のことかやら分かりません』って太々しく笑っとけよ。そんな正直じゃこの先やってけないぞ」

 

 ……まったく、本当に。

 どうもオレは、素晴らしい友人に恵まれすぎているらしいと痛感した一幕だった。

 

 ◇

 

 それ以降は特に目立った事件や出来事もなく、思ったよりも穏やかに時間が過ぎていった。

 三人目の星辰奏者(エスペラント)として定期的に叡智宝瓶(アクエリアス)身体情報(データ)報告の義務はあったし、時にはオレもまたクリスやギルベルトと共に改革派上層部の説得に駆り出されたこともあったが、変わったことと言えばその程度である。基本的な仕事は特に変わらず閑職であり、空いた時間は星辰光(アステリズム)の制御や使い方を体得するのに費やした。

 これに関してはオレより先に星辰奏者(エスペラント)になっていたクリスの意見も非常に役立った。おかげで自分の星についての理解も深まり、身体の動かし方もだいぶ様になったと思う。ギルベルトに関しては何故か自分の星を教えてくれなかったのだが……まあ彼のことだ、理由はきっとあるのだろう。

 

 そして、星辰奏者(エスペラント)となってからおよそ二ヶ月が経過し、年も跨いで新西暦1022年のこと。

 予想通りの時期になり、いよいよ最新にして最強の人間兵器を生み出す技術が改革派の上層部より公表されたのだ。

 発表された直後は流石に内部でも荒れたというか、「そんな夢物語など信じられるか!」という意見が大半だった。いきなり星辰体(アストラル)と感応して超人になれる技術が発表されたとなればそう考えるのも無理はない。特に血統派側からの反発はすさまじく、在りもしない事実を吹聴するなと言われたほどだ。

 

 だがそれも、持ち込んだのが他ならぬ東部戦線の英雄、クリストファー・ヴァルゼライドであると判明すれば話は別になる。主にクリスに憧れる若い世代を中心に星辰奏者(エスペラント)技術が信用され始め、この流れに対して事前に協力体制を敷いていた改革派上層部が便乗を始めたのである。

 すなわち、一番分かりやすく新技術を誇示するためにはデモンストレーションを行えばいいわけで。誰の目にも理解できる形で異能の力を開帳すれば、もはや星辰奏者(エスペラント)という新技術を疑う者は存在しなくなるだろう。

 

 で、その模擬戦(デモ)を行うために白羽の矢が立ったのが──

 

「なんでわざわざオレを選ぶんだか。ここは改革派に文字通りの革命を齎した英雄、クリストファー・ヴァルゼライド少佐の方が相応しくありませんかね?」

「茶化すな、俺よりもお前の方が適任だと考えたから任せたまでだ。加減の効かない俺の星辰光(アステリズム)より、そちらの星の方がよほどデモンストレーションに向いているからな」

 

 大真面目に返答されてしまい、まさかの大役を得てしまったオレはと言えば大きく嘆息した。

 政府中央棟(セントラル)の中にも数は少ないが訓練場は存在する。そのほとんどは今や倉庫となっていたり使われなくなって久しいらしいが、数少ない生き残りの一つを今回デモンストレーションに際して使うことになったのである。

 ざっと訓練場を見渡せば、戦車が二両に一般的なアドラー軍兵が数十名。全員が当然のように銃火器を装備し帯刀までしている精鋭部隊だ。いくら星辰奏者(エスペラント)は回復力も上昇してるとはいえ、下手に当たれば普通に死にそうな装備たちには流石に驚かされる。随分と贅沢かつ念の入れようだ。

 

「確認しとくけど、相手を殺したり重傷を負わせない限りは好きに戦って大丈夫なんだよな?」

「ああ、その認識で間違いない。だが一つ注文を付けるなら、観戦してる上層部の人間にも分かりやすく星辰光(アステリズム)の力が伝わるようにしろ。そうでなければ力を見せびらかす意味が無い」

「それはちゃんと意識してるから心配するなって。精々派手にやってやるさ」

 

 横目で確認した先には、急ごしらえで用意された観覧席に腰かける高官たちの姿があった。

 今回の主役は星辰奏者(オレ)であると同時、これを評価するアドラーの高官たちでもある。その大部分は改革派の中でもまだ事情を知らされていない者たちだが、中には少数ながら血統派の貴族すら混じっていた。つまりは彼らがこの戦いを見届け報告することで、真の意味で帝国に星辰奏者(エスペラント)が誕生することを意味している。

 その責任は思っていたより重大だが……大丈夫だ、何とかなると信じよう。これでもオレは新西暦における最新兵器なのだから、自信を持たないでどうするのだ。クリスなら生身でだって立ち向かうような相手に気後れしてるようじゃ、いつまで経っても彼の背中には追いつけない。

 

「それじゃ、行ってくる。精々恥じない成果を出してやるさ」

 

 軽く笑ってから訓練場へと躍り出た。それと同時に兵士たちもこちらへ向けて銃を構えて展開する。

 お互いに本気で殺し合うつもりはないが、漂う緊張感は戦場さながらだった。向こうとしては未知数の敵と戦うことになるのだから仕方ないし、オレだってうっかり銃弾を頭に貰えば即死なのだから気は抜けないのだ。

 ピリピリとした空気に東部戦線を思い出しながら、腰に差した直刀の柄を握る。これまで愛用していたものとは()()()()()()()()この武器こそ、オレにとっての肝心要だ。

 

 膨れ上がる圧力に、誰かが唾を飲み込んだその瞬間。

 

「それでは──第一次星辰体感応奏者(エスペラント)評価試験、開始をしてください!」

 

 高官の誰だかの丁寧な合図と共に開戦の合図が響き渡り。

 

創生せよ、天に描いた星辰を──我らは煌く流れ星

 

 ──ここに、己が授かりし星の猛威を開帳した。

 




次回はようやくマルガレーテ・ブラウンの星辰光(アステリズム)お披露目です。
ちょっとだけヒントは出しましたが、能力はそこそこ派手かつ汎用性がありますね。
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