TS転生したら幼馴染が光の奴隷でした   作:生野の猫梅酒

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Chapter5  始まりの刃/Dawn

 クリストファー・ヴァルゼライドという男の本質は、狂おしいほどに悪が許せぬ逸脱者だ。

 心のバランスが正しい方向へと振り切れすぎている。スラムという悪の吹き溜まりの生まれでありながら高潔さを微塵も失わず、どんな苦境が相手でも己の力で乗り越える姿は人としていっそ破綻すらしていることだろう。

 

 それでも、彼が悪を憎み正義を尊ぶ光の属性を有した者なのは間違いなく──

 

 故にいざ、ここに幕は開かれた。これより先に悪鬼羅刹がのさばる未来は何処にもない。

 断罪者は此処にあり。全ての不吉は吹き飛ばされ、悲劇も慟哭も用はない。今日の涙を明日の笑顔へと変える為、男は意志を滾らせ艱難辛苦へ立ち向かうのだ。

 

 さあ刮目せよ、これより始まるは圧倒的な英雄譚(サーガ)の序章なり。

 遥か未来における絶滅闘争(ティタノマキア)の覇者が、ついにその巨体を起こし立ち上がる時だった。

 

 ◇

 

「──いいや、地獄に堕ちるのはお前たちだ。死ねよ塵共、ここが墓場と知るがいい」

 

 一切の予兆なく扉が開かれたことで、オレを扉に押し付けていた青年がバランスを崩してつんのめった。咄嗟に首を締めていた手も離れたことでオレはどうにか拘束を逃れ床に転がる。そしてその先には、この場の誰よりも強大で底知れない怒りを湛えた断罪者(ゆうじん)の姿があったのだ。

 いつだって前を向いてひた走る友の姿など見慣れたはずなのに、今日だけはあまりに()()()()。覇気が違う、怒りが違う、意志に至っては暴走寸前といっても良い。あらゆる要素を常とは比較にならないほどに燃え上がらせ、オレを襲った者たちの前に立っていた。

 

「クリス、なんで……」

「偶然だ。この辺りで仕事をしていたら、何やら見慣れぬ装いをした男たちが居たから様子を窺がっていた。まさかお前が囚われていたとは思わなかったが──」

 

 そこでクリスは鋭い眼光で青年たちを一瞥した。それだけで歳も体格も遥かに優れているはずの彼らがビクリと震えた。ああ、その気持ちはオレにもよく分かるさ。この男の侮蔑を受けて真顔でいられるなんてありえない。だってクリスは、オレたちとはあまりに隔絶しすぎているから。

 

 否応なしに肌で感じてしまうのだ、この人は自分たちなどとは違うと。

 

「今日ばかりは大和(カミ)とやらに感謝してやってもいい。こうしてレーテを救うことができ、滅ぼすべき悪を見つけることが叶ったのだから」

 

 熱く猛る宣言と共にクリスはオレを庇うように前に出た。その姿はまるで何処からともなく現れて、ピンチを救ってくれる無敵の英雄(ヒーロー)のよう。まだ危機を脱出してはいないはずなのに、これでもう大丈夫などと無条件に感じてしまう説得力(つよさ)があった。

 

「ちっ、餓鬼が一人で調子付きやがって。なんだよ、俺たちに勝てるとでも思ってるのか?」

「無論だ。仮に俺がここで倒れれば、お前たちは悠々と悪徳に耽るのだろう? そんな未来が予測されるというのに、どうして負けるなどと考える。例えどのような難敵が前に立ち塞がろうとも、決まっている、”勝つ”のは俺だッ!」

「ふざけるなァァァッ!」

 

 あまりにも真っすぐでブレない姿を示すクリスに対する畏怖が勝ったのか、唯一無傷の青年が遮二無二クリスへと向かって躍りかかった。彼我の体格差は明白だし、青年が刀剣を抜いたのに対してクリスは徒手空拳だ。マトモに考えればクリスが勝てる道理がない。

 だが、それを容易く覆してこそ鋼の男。狂気と凶器を携え迫りくる青年を前に一歩も動じない。あくまで凪いだ心境のまま、懐からおもむろに何かを取り出すと無駄のない最低限の動作で思い切り投擲してのけた。

 

「な──づぁッ」

「はァッ……!」

 

 投擲物(折れたネジ)は勢いよく頭部へ向かうと見事に直撃、しっかり出鼻をくじかせることに成功する。加えてさらにクリスが一足飛びに肉薄、息もつかせぬ早業で懐へと潜り込むと容赦ない一撃を腹部へと見舞った。

 めり込んだ拳がキュッと回され、抉られながら無傷だった青年は思わず膝から崩れ落ちた。だがクリスの攻勢はそこで終わらず、ちょうど良い位置まで降りてきた顔面へと流星のような膝蹴りをかましてみせたのだ。

 

「すごい……」

 

 あまりにも鮮やかで美しい攻防。遥か格上の相手に一歩も引かず攻め立てるクリスの姿に、思わず感嘆の声が漏れ出てしまった。

 今の自分ではどう足掻いても到達できない高み。クリスが立っている位階はつまりそこだが、けれど彼とて元から才覚があった訳ではない。最初はオレと同じように弱くてどうしようもなかっただろうに、意志の力を頼りにそれだけの力を身に着けてしまったのである。

 

 クリスは顔面に衝撃を受けノックアウトした青年の手から刀剣を奪うと、それを両手で構えて残る二人に立ち向かう。鍛え上げた筋力は子供ながらに重たい武器を持つことを可能とし、それを何の不自由もなく振るう権利すら有していた。

 それでも彼我の根本的な差までは覆せていない。例え傷を負っていようと年上の青年二人は明確な脅威だし、剣への熟練度だってクリスとは比較にならない。さらにたった今、眼前で見せられた戦いぶりと嚇怒の炎は死に物狂いの突撃を二人にさせるには十分すぎる脅威だった。

 

 先に来たのは脇腹を抉られた方。足にナイフを突き立てられた奴は一拍遅れている。遮二無二刀剣を振るいながら襲い掛かる様は、しかしそれ故の必死さと気迫をも感じられて──これすら当然のように上回ってこそのクリストファー・ヴァルゼライドだった。

 

「いいや、()()()。この程度で俺を討ち取れると本気で考えているのか?」

「ぐ、あああぁぁぁ……!」

 

 猛る気概が宣されたと同時、腹を抉られた青年の腕が半ばから断ち切られた。刀剣を握ったままの腕がぼとりと地面に落ち、思い出したかのように断面から鮮血が噴き出る。あまりにスプラッタな光景に思わず腰が引けかけて、()()()()()()()クリスの雄姿を目に焼き付ける方が優先だと開き直った。

 さっきの一瞬に起きたことは言葉にすれば簡単だ。ただ相手が刀剣を振り下ろすよりもなお速く、クリスが刀剣で斬りぬいただけの話。毎日毎日、飽きもせず愚直なまでに鉄パイプで素振りをしていた際の動きが活かされていたのがオレの目にはよく分かった。

 

 だからもう、オレの心を占める感情は一つだけだ。

 

 格好良い、格好良い、格好良い──格好良い格好良い格好良い格好良い!

 

 まるで熱に浮かされた子供のよう。馬鹿みたいだけど本当にそれしか言葉が思いつかないのだ。クリスの放つあまりに眩い光に目を灼かれそうだが構わない、今ここで彼の雄姿を見なければ一生オレは後悔を抱えたままになる。

 だってそうだろう。オレが勇気を振り絞ってようやく起こせた万に一つの奇跡を、クリストファー・ヴァルゼライドは息を吸うように行っているのだ。しかも特別なことなんて何もしていない。代償に必要としたのはただ努力、一つも近道や裏技を使わない”正道の努力”だけでこの奇跡を現実に起こしているのだ。

 

 高鳴る鼓動に比例して体温まで上がっていく。心の興奮のせいだろうか、下腹が異様な熱を孕んでいる有様だ。女としての身体と、男としての精神が、共に結託して眼前で紡がれる英雄譚(サーガ)を見逃すなとオレに囁いている。無論、それに逆らう気は微塵も無い。

 もはや友が目の前で殺人をしようとしていることすら気にならない。むしろ圧倒的な光が悪を討ち滅ぼすこの状況で、どうして制止する必要があるというのか。オレも光にあてられて多分におかしくなっているのだろうが一向に構わない。

 腕を斬りおとされた青年の心臓目指し、煌めく正義の刃が奔る。最重要器官を容赦も慈悲もなく貫かれ、ついに一人が物言わぬ死体となった。それを間近で見る羽目になったもう一人の心境は如何なるものか。傷ついた足を引きずって後ろから襲い掛かろうとしていたのに、今度こそ心の底まで恐怖に駆られたように足が止まる。

 

「どうした? 自分たちがしようとしていたことを他人にやり返されるのがそんなに怖いか?」

「うぅ……あ……」

「情けない、悪に走ってなお覚悟一つ抱けぬ半端者か。ならば屑は屑らしく、惨めに這い蹲って死ぬがいい」

 

 たかが驕った暴漢ごとき、断罪者に敵う道理はなく。

 滅ぼすべき敵を前に与える慈悲などクリスの中に一欠片もありはしない。

 鋭い一閃に侮蔑の言葉を乗せて、彼は人生における二度目の人殺しを躊躇なく完遂したのである。驚愕と恐怖を映した生首が床に転がり、オレのすぐ傍までやってくる。近くにいられても迷惑なので、ひとまず蹴り飛ばして隅に追いやっておいた。

 

「立てるか、レーテ?」

「ん……大丈夫、だ」

 

 いつかのように差し伸べられた手を掴み、自分の足で立ち上がる。蹴られた腹と締められた首がまだ痛むが、それもじきに収まることだろう。それに、痛みよりも今しがた焼き付けた奇跡の方がよほど大事だ。

 人は意志の力さえ確かならば、後は不断の努力を続けるだけでこうまで不条理を覆せる。いつも一緒に過ごし、あまつさえこうして助けられたのだから間違いない。

 

 ならばこの世に不可能など何処にもなく──オレが憧れる男に少しでも手を届かせることだって、絶対に無理とは言い切れないのだ。その事実が知れただけでも十分すぎる。

 

「悪い、また助けられちまったな……ありがとう」

「礼には及ばん。俺はただ俺のやりたいことを成したまでだ。結果的にお前の身を救うことができたのは喜ばしく思うが」

「クリスらしい言い草だなぁ。でも、本当にありがとな」

 

 心からの笑みを浮かべて頭を下げた。それでもクリスの態度は不動であるが、まあ素直に謝意を受けてくれているのは確かだし良しとしよう。

 ちょうどそのタイミングで、膝蹴りを喰らいノックアウトしていた最後の一人が身じろぎした。もはや格付けは済みクリスの敵ではないとはいえ、見逃せば多くの禍根が残ることは間違いない。なので油断なく悪の心臓へ引導を渡そうとするクリスを、オレは敢えて引き留めた。

 

「待ってくれ、クリス。そいつを殺すのは──」

 

 続くたった一言を口にするのに、たっぷり十秒は使ってしまった。どうしても倫理観に阻まれて口が動かない。

 それでもクリスはオレが続きを言うのを真摯に待ってくれたから、オレも覚悟を決めて先を告げた。

 

「オレがやる」

「……本当にいいのか? 殺せばもう、後戻りできなくなるぞ。お前は俺のような破綻者ではないのだから──」

「それでもだ。お前ばっかに任せてられるかよ。オレはオレとして、この一件にケジメを付けたいんだ」

 

 この言葉に嘘はない。そもそも巻き込まれたのはオレの方だ。諸々酷い目に遭ったり遭わせられかけたりしたので、その恨みをここで晴らしておきたいのは当然ある。

 だがそれ以上に大きいのは、前に進む覚悟を得たいという一点だ。ここで手を汚せばオレはもう後戻りできず、そして同じく初めて人殺しをしたクリスと同じ条件に立てる。

 ならばやるしかあるまい。胸に抱いた憧憬を道導に進むなら、絶対に避けては通れぬ道と確信していた。もう守られるだけの存在はご免なのだ。

 

 クリスはほんの一瞬迷った末、オレに道を譲ってくれた。

 

「……良いだろう。お前の言葉にも確かに正当性がある。ならば俺はとやかく言わん、好きに本懐を遂げるといい」

「ああ、任せろ」

 

 殺された青年たちの方へと歩み寄り、最初に足を切った男が握る刀剣を手に取った。直刀と酷似した短めの刀身はオレの身体でも扱いやすそうで、それをしっかりと握って仰向けにあえぐ最後の一人を見下ろした。

 意識が朦朧としていたらしいそいつは、直刀を握ったオレを見て顔を真っ青にした。最初の立場と正反対に今度は青年が後ろへとズルズル逃げていく。それをゆっくり追いかけ、壁際へと追い詰める。

 

「あ……待て、待ってくれ……!」

「今更命乞いか、ゲス野郎」

「ほんの出来心だったんだ。ッ、許してくれ! 金ならやる、謝罪だっていくらでもやる、だから──」

「そういうのいいからさ、死んでくれよ」

 

 長ったらしい命乞いなんて聞きたくない。不思議なほどに落ち着いた声音でオレは直刀をそいつの喉に突き立てた。肉を抉り、骨を断ち、頸動脈を蹂躙して、間違いなく致命の一撃を与えたのである。

 ついに人を殺してしまった。その事実に手が微かに震えているが、それでも思ったより感慨は湧かない。むしろこの程度なのかと驚かずにはいられないくらい、精神はいつも通り平静なままである。

 

 始まりの刃の感触は、笑えるくらいに軽かった。

 

「これでひとまず終わり、か……」

「ああ、そうだな」

 

 返り血を浴びながら静かに呟いたオレに、クリスもまた静かに答えてくれたのだった。

 

 ◇

 

 良くも悪くも、死んでいった青年たちが選んだ場所はスラムにおいてすら非常に辺鄙な場所だった。

 

 スラムの中でも比較的人の居る付近からは遠く離れ、周囲には人っ子一人いないような場所である。確かにここなら人目も付きにくいし犯罪行為に及ぶのも訳ないだろうが、翻ってこの条件がオレたちにも有利に動いてくれた。

 例え最低辺の地であろうと、殺人はやはり忌避されるべき行為だ。それを正当防衛とはいえ三人も殺してしまった以上、事が明るみになる訳にはいかない。しかも青年らは貴族かそれに連なる立場だろうからなおさらである。

 

 だがこの場所ならば死体が早々に見つかることもない。オレたちがここにいたという証拠を可能な限り隠蔽し、ついでに凶器もすべて回収しておけばそれだけで工作は完了する。後はスラムの畜生らしく財布の有り金を少々拝借して放置するだけだ。

 

「あー……無事にここに帰ってこれたのが奇跡みたいだ……」

 

 すっかり夕陽も沈み月が優しい光を放つ頃、人目を避けながら進んでいたオレとクリスはようやくいつものねぐらへとたどり着いた。見慣れた粗末な毛布や机もどきが愛おしく感じられて仕方ない。人を殺したという後味の悪さは既に欠片も残っていなかった。

 ひとまず服を脱いで毛布を体に巻き、そのまま返り血を水でできるだけ洗い流しておく。あまり意味はないだろうが、それでも多少は誤魔化せるようになるはずだ。スラムで喧嘩は日常茶飯事、少しくらい服に血がついていたって誰も気にしない。

 

 それが終わったら乾かすために隅に置いて、どっかりと腰を下ろしたまま喋らないクリスの対面へと腰かけた。上から吊るされた蝋燭の灯りが、互いの間を明るく照らしている。

 

「……どしたよ、さっきから無言だけど」

「先ほど、俺が殺した者たちのことを考えていた。奴らは確かに紛れもない屑であり、お前の尊厳を奪いつくそうとした悪党だ。しかしだからといって、殺した者のことを忘れてはならないだろう」

「そりゃあそうかもしれないが……」

「勝利は重い、重いのだ。例え俺が嫌悪するような者だろうと、彼らにもまた理想があり、夢があったはず。どうあれそれを奪ったのが俺の行いだというのなら、それらも背負った上で進まねば話になるまい」

 

 真面目すぎるその言葉に、「本当にクリスらしいよ」と思わず苦笑が出てしまった。

 勝ったから正しいし強い。負けたから間違ってるし弱い。そのような二元論で切り捨てるのではなく、斃した者の想いも背負って未来(あす)へと邁進する。究極これが彼の意見であり、背負いたがりと言えばその通りなのだろう。きっとオレも含めた誰も、この男がそこまでする必要は無いと頷くはずだ。

 この幼少期からこれだけ達観した考え方を有する辺り、もはや本人も言うように本能に染みついた衝動なのだろう。だが謙虚さは美徳になり得るように、自ら斃した敵のことすら背負い進む姿は理屈ではない雄々しさをも感じさせてならない。

 

 やはり当然の理屈として光は素晴らしいのだ。この輝きが無ければ俺は抵抗できなかったし、きっと諦めてしまっていた。頑張ることの尊さを、意義を、その姿で教えてくれたクリスには感謝しかない。

 そうだ、だからオレの”誓約”はここに定まった。この男に恥じないような人間になりたい。これまで漠然と目指していた目標をいっそう強固にして、さらなる光を目指して進んでみたいのだ。

 

「やっぱすげぇなクリスは……そうだ、お前に渡したい物があるんだった」

「俺に?」

 

 この一連の騒動で忘れていたが、そもそも攫われる原因になったのは買い物を終えて上機嫌になっていたからだ。あそこで油断さえしてなければこんなことにはならなかっただろうが、全て終わったことなので今は反省だけに留めておこう。

 隅で乾かしてるスカートのポケットから包みを取り出して、それを困惑したような様子のクリスに手渡し開けるよう促した。

 

 中から出てきたのは本当に安っぽいネックレスだ。お守り代わりのシンプルな指輪に銀のチェーンが通された代物。装身具にしても粗末だが、これがオレに購入できる精一杯だった。

 

「なんだ、これは?」

「安物だけど誕生日プレゼントのつもり。ただまあ、助けられたお礼にもなるのかな。クリスがこういう装飾を好まないのは知ってるけどさ、どうか受け取ってもらえると嬉しい」

 

 欲が薄い彼はきっと興味を持たないだろうし、もしかすれば『俺には必要ないものだ』と突っ返されるかもしれない。

 けれどしばしネックレスを眺めた後、彼はそれを返すことなく首に付けてくれた。鈍い輝きが胸元で光る。

 

「それがお前の望みなら是非もあるまい。ありがたく受け取るとしよう」

「ああ、そうしてくれ。そうじゃなきゃ今日一日のオレが馬鹿みたいになっちまう」

 

 買い物を楽しみ、攫われて、乱暴をされ、助けられ、光の素晴らしさを心に刻んだ。控えめに言っても怒涛の一日だったと思う。

 それでも、こうして友情の証たるプレゼントを受け取ってもらえたことが、オレにとってはとても嬉しいことだった。




【悲報】マルガレーテ、光の輝きに目を灼かれる?【朗報?】

閣下の雄姿を見て本格的に光の素晴らしさに開眼してしまいましたが、一方であれほどまでのトンチキには至っていないもよう。まあ躊躇いなく人を殺す判断を下した辺り、さらに光側に寄ってはしまいましたが。

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