あれから士道たちは、十香の鏖殺公を受けて気絶したエリスをそのままにする訳にはいかなかったのでとりあえず破軍歌姫で強制的に意識を覚醒させた。
エリス「うっ…ん。私は?」
士道「良かった、意識が戻ったんだな。」
士道がそう言うとエリスはさっきのことを謝ってきた。
エリス「先程は悪かった。私は男とはあまり話したことがなくてな。つい取り乱してしまった。」
士道が謝罪を受け入れるとエリスはほっとしていた。そして少し話しているとカミトも赤髪のツインテールの女の子と一緒に歩いてきた。
士道「カミト、久しぶりだな。」
カミト「ああ、久しぶり。ところでお前少し変わったか?」
士道「そりゃそうだろう。精霊の森のさらに奥深くに潜って魔神級精霊を狩ってたんだぞ。」
士道が笑いながらそういうとカミトは
カミト「まあ、それもそうだな。」
そうやって士道たちが話しているとクレアとエリスが
エリス「な、なぁシドウそれはどういう意味だ?」
クレア「まさか、なにかの冗談でしょう?」
士道「ん?いやそのままの意味だけど?」
そう言ってカミトになにかおかしかったか、と聞くと
カミト「いや、おかしくはないけど普通あの森の奥深くに行って生きて帰れるような人間はいないからな。」
士道「ああ、そういうことか。でも俺にはあの力があるからな。」
そう士道が言うとカミトも確かにと言ってきた。だがクレアとエリスはイマイチよく分かっていなかった。
クレア「ねぇ、あんたたちが言ってるあれってなんなの?」
そう聞かれて士道はそういえば言ってなかったかと言うと説明した。
士道「いや、実は俺は精霊の力を16個封印しているんだ。」
俺が封印という単語を出すとなにか勘違いしたのかエリスが食ってかかってきた。
エリス「なっ、精霊を封印だと!君はなんてことをしているんだ!」
その言葉に士道がポカンとしているとカミトが助言をくれた。
カミト「士道、この世界では封印っていうと精霊を強制的に従わせているような状態のことを示すんだ。士道は封印って言ってるが実際は俺たち精霊使いの契約と意味は変わらないから大丈夫だ。」
カミトがエリスにそう言うと
エリス「ん?そうなのか?だが封印なのだろう?」
士道「多分そうだと思うぞ。それに俺が精霊の力を封印するためにはかなりキツい条件があるからな。」
その言葉に?マークを浮かべていたので答えた。
士道「要は相手が俺に対して心を開いてくれないとダメなんだ。」
その答えにエリスとクレアはそれだけ?とでも言いたそうな顔をしていた。
士道「いいか、初対面の相手に完全に心を開いてもらうってのはそんなに簡単な事じゃないんだ。」
クレア「でも、そんなの相手とお互いのことを理解すればいいだけでしょ。」
士道「まあ、それがなんの障害もなく安全な場所で何時でも行えるならな。」
俺がそう言うとまたどういうことかという顔をした。
士道「邪魔をしてくる連中がいたんだよ。それに、相手は精霊だ、機嫌を損ねれば命はない。」
そう言うと、クレアたちは納得してくれたようだ。
士道「まあそういうわけだから精霊側は何時でも俺の体から出てくることも可能だしな。十香頼めるか?」
俺がそういうと十香は快く了承してくれた。
十香「うむ!他ならぬシドーの頼みだしな、では行くぞ。」
十香がそういうと同時に十香の体は霊力(マナ)の塊となると士道の中に入っていき10秒ぐらいするとまたマナの塊が出てくるとそれが人の形を取った。
十香「シドー、これでいいか?」
士道「ああ、ありがとな十香。」
士道がお礼を言うとさっと頭を差し出してきたので撫でてあげた。
士道「とりあえずこれで信じて貰えたかな?」
士道が聞いてから一瞬間があいてからエリスたちは頷いた。
エリス「……あ、ああわかった君の言葉が嘘ではないことは確かなようだからな。」
クレア「え、ええそうね。」
そして突然エリスが頭を下げた。
エリス「すまなかった、君の言葉も聞かずに一方的に攻撃をしてしまった。」
士道はエリスの謝罪を受け入れると扉がある方に声をかけた。
士道「なあ、いつまでそこで盗み聞きしてるつもりだ?」
カミト「そうだな、そろそろ出てきてもいいんじゃないか?」
2人がそう言うと扉からは双子の姉妹と美女が出てきた。
グレイワース「ふっ、お前たちなら別に止めなくても問題ないだろう?」
耶倶矢「だってこの魔女に止められてたんだもん。」
夕弦「応答、そうです。夕弦たちは何も悪くありません。」
士道は耶倶矢と夕弦には優しく分かってると言った。
士道「とにかく2人は一旦戻ってくれ。」
その言葉に頷くと2人は戻って行った。
そしてグレイワースは士道とカミトを呼ぶと学院長室へと連れていった。(ちなみにクレアとエリスは外で待機。)