戦場最強の二人が学校で生活するそうです~魔術と機械のエージェント~   作:翠晶 秋

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国立ルーンナイト学園

「どういうことだ?任務の内容を伝えろと言ったはずだが?」

「学園、です?」

 

ナイアはバカだが、任務絡みなら決してふざけない。

そのナイアが言うのだから、ちゃんとした任務のはずなのだが…。

 

「えーとね…。あったあった。これ、任務の電信を書いたものね」

 

ナイアから手紙を受け取り、目を通す。

『ルーンナイト 育成 学園 卒業マデ 入学 ノインス ノア 』

としか書かれておらず、本当に入学するだけの任務のようだ。

 

「…本当のようだ…」

「学園、です!」

「でしょう?それとこれ、パンフレットと過去のテスト問題集とその答えね。一応入学する手続きはしてあるみたいだけど、もしかしたら編入テストとかあるかもしれないから。入学は一週間後だってさ」

「わかった。目を通しておく」

 

そのままナイアと離れ、潜水艦に戻る。

潜水艦内の空気を取り替えながら、過去問とパンフレットに目を通し、俺とノアなら問題無いことがわかった。

主にルーンに関する分野が多かったが、もといた国でもある程度のルーンの知識は習っていたので、充分に解ける。

一週間、ノアと観光をして、のんびり過ごすとしよう。

 

「このところ、忙しかったからな。たまには、こういうのも良いだろう」

 

俺はそう呟くと、潜水艦の自室でうんと背筋を伸ばした。

 

 

あれから一週間が経ち、俺達はフォールンの学園の正門前に来ていた。

制服があるらしいのだが、支給されていないので服はそのままだ。

 

「ようこそ、フォールン国立ルーンナイト学園へ。ノインスさんと、ノアさんで間違いないでしょうか?」

「あぁ。俺が…自分がノインスだ」

「ノア、です」

 

多分この学園の教師であろう人に案内をしてもらい、学長室に通してもらう。

学長室に入った俺達を出迎えたのは、所々角ばった男性だった。

真面目な印象を受ける。

何かあったとき、懐柔はできなさそうだ。

 

「ようこそ我が学園へ。君達は機械大国ディーラの学園からの編入と聞いているが、間違ってはいないかな?」

「大丈夫です。それで合っています」

「そうか。では、簡単な編入テストを受けてもらう。私はここを離れられないのでな。君達のクラスを担任している先生に見てもらおう。レンナ君、入ってくれ」

 

学園長の合図で、隣の部屋から一人の女性が現れた。

肩口まで切り揃えた深い緑色の髪が揺れる。

 

「私が君たちのクラスを受け持つ、レンナだよ。よろしくね」

「よろしく頼む、レンナ先生」

「よろしく、です」

「ではレンナ君。場所まで案内、それとテストをしてやってくれ」

「了解。じゃあノインス君、ノアちゃん。ついてきて」

 

そう言って学長室を出たレンナ先生についていき、俺達はテスト会場まで移動した。

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