パNティーです!
私がこよなく愛する仮面ライダー555とドールズフロントラインのコラボ作品。グダグダになるかもしれないけど一生懸命頑張っていきます!
では、どうぞ!
「……死を届けに参りましたよ」
強く締めつける腕の力で喉が締め付けられ、強制的に意識を起こされる。
「ほら、目を開けなさい……」
言われた通りに目を開けるとそこには、黒を基調とした体躯に三叉に別れてる白いラインが全身を覆っており。そして、オレンジ色の冷徹な複眼がじっとこちらを見ていた。
腰回りには体躯と同じ色をしたベルトと、中央に
「……わたくしをご覧なさい、戦術人形M4A1。さあ、幕引きの時間ですわ。あなたには最後まで見届けてもらいますわよ」
「ゲホ……代理……人」
マスク越しに聞こえてくる
「面白いですわ。死ぬ間際の目つきまでさえ、あの娘たちとは違うのね」
どうにかして拘束されている腕から逃れようと腕に力を込めるが予想を遥かに上回る力が逆に自身の首を絞める結果となってしまう。それでも睨みつけれたのは意地だった。
しかし、代理人はマスクの下でそれを嘲笑う。
「そう、その目つきよ。もっと驚き、悔しがり、恨みなさい!」
「ぐっ……ゲホッ……」
「ご主人様の大事なものを盗んでおいて、逃げおおせられるとでも思っていたのかしら?」
M4は自分の生みの親、ペルシカに頼まれてこのSO9区にAR小隊の仲間とともに潜入した。目的は「リコ」という人物が残したデータととある
「まずはあなた、次にAR小隊。そしてあなたのために命がけで戦っているグリフィンの人形たち。すぐにあの娘たちも親をなくした赤子のように、途方に暮れることになりますわ。戦場で必死にあがいて、最後はわたくしたちの餌食となるのよ……」
そう代理人は言い終わると、M4を締めつける力をさらに強くした。
「まず手始めに、あなたにはここで死んでいただきますわ」
代理人はベルトの横に取り付けられている携帯電話とデジタルカメラが一体となった銃の見た目をした武器を取り外すと、自分の口元に持ち上げた。
「Fire」
代理人がそう銃に向かって言うと、
----Burst Mode
電子音声と共に銃は起動した。銃口をM4に向け、トリガーに力を込めた瞬間。
「……悪いが、そいつをここで死なせるわけにはいかん」
「……!」
M4に意識が集中していた代理人は突如現れたM16A1に気づかずに反応に遅れる。その隙を逃さずM16は代理人に向かってトリガーを引いた。
「ごちゃごちゃ言ってないで、今すぐ地獄に堕ちろ……!鉄血のクズが!」
5.56ミリ口径の銃口が激しく火を噴く。無数の弾丸が代理人へと殺到する。確実に殺した。いかにハイエンドモデルでも至近距離で食らえば死ぬ。
----そのはずだった。
「ーーー残念ですが。その程度の弾ではこの鎧は貫通しません」
代理人に殺到した5.56×45mm NATO弾はその黒の鎧に弾かれ傷さえつけることは出来なかった。
「なん……だと……!?」
驚愕にM16は目を剥く。そして、生まれた隙を今度は代理人が利用した。持っていたM4をM16へと投げる。
「キャアッ!」
「M4……ぐっ!?」
M4を受け止めたM16は予想以上の力に耐えきれず瓦礫へと倒れる。そして、代理人は再び銃口を向ける。
「ここまでか……」
M16が悔しそうに唇を噛み締め。M4が来る痛みに目を瞑った。トリガーに力を込めた次の瞬間---
「ッ……!?」
上から降ってくる瓦礫に代理人は飲み込まれた。
「た、助かったのか……?」
M16は動かない瓦礫に目を向ける。偶然にも降ってきた瓦礫に代理人は埋もれたらしい。自然と安堵の声が漏れる。あんな化け物が偶然にも落ちてきた瓦礫の下敷きになってくれて助かったのだから。
M16が安堵に胸を下ろしていると、M4が声をかける。
「M16姉さん、今は逃げることに集中しましょう。外はどうなっているのですか? AR15たちはーーー」
「戻ったわ、鉄血の増援が来ている。急いで撤退しないと」
M4が脱出するための脱出経路を探していると、ちょうど外からST AR-15がM4 SOPMODⅡを連れて帰ってきた。
「支援部隊が食い止めてくれているから、急ごう!」
SOPMODが慌てた様子でM4を急かす。よく見るとAR-15とSOPMODの身体には無数の傷があった。
「M4、指揮はとれるか?怪我は軽くないようだが」
首を絞められていたため、どうやら喉にダメージを負っているらしい。その他にも身体の至る所に怪我がある。
「大丈夫です、ゲホッ……M16姉さん、修復を手伝ってください。私は先に指揮システムをチェックしてきます」
M4はそう言うと、修復をM16に任せて自身に備え付けられている戦術マップを開く。
「よかった、戦術マップが無事で。通信システムは……」
今度は通信システムを確認すると、スピーカーの向こう側から声が聞こえてきた。
『通信システム正常!はっきり聞こえてるよ!』
この元気な声はスコーピオンだろうか。M4はこの後の彼女達の役割に罪悪感が漏れ謝罪の言葉が出る。
『……すみません。あとはお願いします』
そうM4が謝ると、今度は違う人形が回線を通して言う。
『ご遠慮なく。それがわたしたちの務めですから』
静かに微笑みを添えながら言うのはPPSh-41。そう、彼女達はこれから脱出するAR小隊の時間稼ぎのために犠牲となるのだ。たとえグリフィン本部から放置されてたとしても、気の優しいM4には罪悪感があった。
『……了解、なるべく早く撤退します』
M4は通信を切ると目を伏せ後悔の表情を作る。しかし、後悔に時間を割いている暇はない。
「支援小隊も長くは持たないわ。例のデータとアタッシュケースは回収したから早く先へ進まないと!」
AR15が叱咤の声をM4に言う。
「……ええ、そうね。 AR小隊、SO9区から離脱します!」
一度、M4は強く頷くとすぐに指揮を出す。そして、数多の戦術人形とM16、 AR15、SOPMODⅡを犠牲にしてM4はSO9区から脱出をした。
ーーーーーー
M4達がセーフハウスから離脱して数十分。炎が未だ立ち昇る瓦礫の中から瓦礫を押し退けるように代理人は出てきた。
「……どうやら。思惑通りにことは進んだようですね」
先程まで瓦礫に埋もれていた奴が言うセリフではないが、その身体には傷が一つも付いていない。
それもその筈である。この『デルタ』にはダイヤモンドに近い硬度を持つソルメタルを使用した特殊なスーツなのだから。
「誰も私の上に瓦礫が落ちてきたことが
そう言って代理人はデルタフォンをデルタドライバーから外しベルトに変身解除コードを送信する。すると、黒の鎧は青紫色に変わると粒子となって消えた。
代理人はメイド服の埃を払うとセーフハウスの外に出る。一面に広がるのは真っ白な雪。デルタならM4に追いつき殺すことも容易であろう。しかし、それはできないーーー。
そうこれは我が主人が望んだこと。いかなる事があろうと使命を果たすのが自分の役割。そこに如何なる演算も介入しない。
デルタフォンを取り出し、回線を繋げる。
「ご主人様、目標が例のアタッシュケースを持ってグリフィンへと向かいましたーーーはい、承知しました。この後、スケアクロウに任務を後続させたのち帰還します」
デルタフォンをデルタドライバーに戻し回線を切る。代理人は地平線の向こうを一度見たあと、デルタドライバーをアタッシュケースに入れSO9区を去った。
これは世界を巻き込んで起きた三本のベルトと、少年少女の物語。
どうでしたかね?基本的に原作通りに進めていきます。
まだ未熟なところもあるかもしれませんが、暖かい目で次も読んでいただけると嬉しいです!
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