星の海へ   作:ステルス兄貴

147 / 294
ガルマン・ガミラスの艦艇設定です。

ヤマトⅢのリメイク版が製作されましたら、ボラー連邦の艦艇同様、公式にて艦級名が発表されるでしょうが、それまでの繋ぎとして仮の艦級名となっています。

詳しい設定の説明は 登場艦船 ガミラスにて展示しております。

リンチェント級航宙駆逐艦 (駆逐艦)

公式では231mと巡洋艦並みの大きさですが駆逐艦なので、125mの設定となっています。


【挿絵表示】



ラム―ル級航宙巡洋戦艦 (中型戦闘艦)

アニメでは高圧直撃砲は格納式となっていますが、増尾隆之氏のヤマトⅢの漫画では艦首の台形状の口が高圧直撃砲の発射口となっていたので、今作のこの艦も艦首に高圧直撃砲を装備している設定です。


【挿絵表示】


ノイ・ゼラード級航宙戦艦 (大型戦闘艦)

ヤマトⅢでは、艦首にブーメランカッターを装備していましたが、作中では使用されなかったので、ブーメランカッターではなく、高圧直撃砲を装備しています。

また回転砲塔のみですと艦の大きさに比べると軟弱な感じがしたので、三連装砲塔を追加搭載しました。

公式の大きさは492mですが、やや長さを抑えて452mとなっています。


【挿絵表示】


フォルヴァルツ級一等航宙巡洋戦艦 (デスラー砲艦)

こちらの艦もデスラー砲を主兵装しているので、他の武装が回転砲塔のみとなっているのですが、追加武装で三連装砲塔を搭載しました。

公式の全長が231mなのですが、巡洋戦艦と言う事でメルトリア級航宙巡洋戦艦とほぼ同じ280mと少し大型にしました。


【挿絵表示】



御召し艦 改・ゲルバデス級一等航宙戦闘母艦 ガミラシア

2205に登場したデウスーラ三世をベースに艦尾はゲルバデス級とほぼ同じ形状にして、旧作のデスラー戦闘空母のように砲塔を追加しました。

デウスーラ三世と異なり、建造時間が十分にあったので艦体色は青と言う設定です。


【挿絵表示】



イスカンダルの危機は地球とヤマトに知らせたのにガルマン・ガミラスの建国を伝えなかったデスラー。

もしも、デスラーが地球にガルマン・ガミラスの建国を伝えていれば地球、ガルマン・ガミラス双方に要らぬ犠牲を払う事がなかったので、この作品ではデスラーが地球にガルマン・ガミラスの建国を伝える設定となっています。




百三十八話 銀河系の出来事

 

 

ギンガ、リニスからの手紙をそれぞれの関係者たちに渡し、ヴィヴィオのデバイスの登録を終えたフェイトは相変わらず査察部からの不定期な事情聴取に呼ばれる日々を過ごしていた。

 

そんな中で、フェイトはある事を思い出す。

 

「あっ、クリスの中にまだ向こうの地球の画像や動画とか入れたままだった‥‥」

 

ミッドに戻ってから査察部からの事情聴取、ゲンヤ・スバルの二人にギンガからの手紙を渡したり、ヴィヴィオのデバイスの登録、アルフにリニスからの手紙を渡したりやら短期間ながらもバタバタしてクリスの中に向こうの地球で撮影した画像や動画が入れっぱなしだったことを思い出す。

 

もう査察部からバルディッシュを調べられることもないだろうと思いクリスに収納されている画像と動画を引き取りに行こうと思い、フェイトはなのはに連絡を入れる。

 

その頃、なのはが仮住まいしている教導隊の宿舎では‥‥

 

「あれ?これなんだろう?」

 

「ん?どうしたの?ヴィヴィオ」

 

「あっ、なのはママ。クリスに保存されているこのフォルダなんだけど、なんか開けないの」

 

「えっ?どれ?」

 

「これなんだけど‥‥」

 

ヴィヴィオはクリスが保存しているフォルダの内、一つのフォルダだけが開けない。

 

開こうとすると、

 

『このフォルダはフェイト・T・ハラオウン氏本人または同氏より許可がなければ開けません』

 

と、表示されてフォルダが開けないので、このフォルダの中に何か記録されているのかはフェイトしか分からない。

 

「このフォルダはフェイトちゃんの許可がないと開けないみたい‥‥」

 

「フェイトママの許可?」

 

「うん。一体何が保存されているんだろう?」

 

「なんだろうね?」

 

フェイトの事だから、ウィルスや危険なデータとか、保存されてはいないはずだが、なのはもヴィヴィオもフェイトの許可が無ければ開けないフォルダに興味を抱く。

 

「あっ、別のフォルダは開けるみたい。何が記録されているんだろう?ヴィヴィオは知っている?」

 

「ううん、知らない」

 

「一応、確認してみようか?」

 

「うん」

 

ファイトの許可が無ければ開けないフォルダの他にフェイトの許可無しでも開けるフォルダがあった。

 

しかし、ヴィヴィオはこのフォルダには心当たりがなく、一体何が記録されているのか分からない。

 

その為、なのははヴィヴィオと一緒に一応確認してみようと言う事になりフォルダを開くと、どうやらフォルダには動画が記録されているみたいだ。

 

「動画ファイル?何の動画を記録しているんだろう?」

 

なのはが動画を再生した時、

 

『なのは、ちょっといいかな?』

 

タイミング良く?フェイトがなのはに通信を入れて来た。

 

その時、

 

『ら、雷神の如くササッと登場!立ち塞がる悪には容赦なく死の鉄槌を下す!!わ、私こそが正義の象徴、雷光の死神!!フェイト・テスタロッサ・ライトニング――――っっっっ!!!!』

 

記録されていたのは太陽系赤道祭時のフェイトの黒歴史とも言えるあの舞台の動画だった。

 

『なっ!?』

 

フェイトはその動画を見て目を大きく見開き絶句する。

 

「えっ?えっ?な、何?‥これ?」

 

一方、動画を見たなのはは目を点にして唖然とする。

 

『ヴィ、ヴィヴィオ。どうしてその動画が!?』

 

なのはが唖然としている中、一早く再起動したフェイトはヴィヴィオに何故、太陽系赤道祭の動画を持っているのかを訊ねる。

 

「えっと‥‥クリスの中に記録されていて‥‥」

 

ヴィヴィオ自身も何故、クリスの中に太陽系赤道祭の動画が記録されているのか分からない様子。

 

クリスの持ち主である筈のヴィヴィオでさえ、いつ記録されているのか分からない太陽系赤道祭の動画‥‥

 

しかし、これは決してバグなどではない。

 

まほろば の食堂にてフェリシアに太陽系赤道祭の動画を見せてもらった時、ヴィヴィオの手にはクリスがあった。

 

その時、クリスは端末に映し出されていたこの映像を記録していたのだ。

 

クリス自身が記録していたので、閲覧に関して誰かの許可はいらなかったし、ヴィヴィオも知らなかった。

 

「えっと‥フェイトちゃん。この動画は一体‥‥それにこの衣装‥‥」

 

なのはがフェイトにこの動画について訊ねる。

 

動画に映し出されているのは間違いなくフェイトなのだから、彼女はこの動画がなんなのか知っている筈だ。

 

『え、えっと‥それは‥‥防衛軍の艦に救助された時に行われたイベントで‥‥』

 

フェイトは顔を赤くしながらこの動画が何なのかを説明した。

 

「へぇ~防衛軍の艦じゃあそんな事を‥‥」

 

親友のはやてが今、次元航行艦の艦長で星の海を渡っているが、艦内でこのようなイベントを行っているなんて聞いたことが無い。

 

『私やティアナも最初に聞いた時はびっくりしたけど、この時の乗員は新人の人たちも居たみたいで、訓練と突然の戦闘があってガス抜きも兼ねていたみたい』

 

「そうなんだ‥‥」

 

訓練ばかりだけではなく、こうしたイベントでガス抜きや休息も必要なのは六課時代にも経験した。

 

防衛軍は軍艦に乗っている時もこうしたガス抜きをしているのだとこの動画から判明する事が出来た。

 

「それにしても‥‥」

 

『?』

 

「フェイトちゃん、なかなか似合っているよ。この衣装」

 

『なっ!?』

 

なのはは動画内で○ュアブラック風の衣装を身に纏っているフェイトを褒める。

 

しかし、フェイトはなのはの言葉に絶句する。

 

「バリアジャケットも折角だからこの衣装に変更してみない?丁度フェイトちゃんのイメージカラーと同じ黒い衣装なんだし」

 

仕舞いにはフェイトのバリアジャケットのデザインを○ュアブラック風の衣装に変えてみないかと提案してきた。

 

『しないよ!!』

 

フェイトとしてはあの衣装は彼女にとって黒歴史そのものなのだから当然拒否した。

 

「それで、何か用があるんでしょう?」

 

なのははフェイトにこうして通信を送って来た理由を訊ねる。

 

まぁ、タイミングはフェイトにとって最悪であったが‥‥

 

『あっ、うん。実はクリスの中に記録されているフォルダを取りに行こうと思って‥‥』

 

「ああ、このフェイトちゃんの許可がないと開けないフォルダね」

 

『うん。そう』

 

「いいけど、一体何が記録されているの?」

 

なのはは当然、フェイトにフォルダの中身を訊ねる。

 

『ソ、ソレハ、ナノハニハカンケイナイヨ‥‥』

 

やや目を泳がせながらフェイトはなのはにフォルダの中身を教えない。

 

『じゃ、じゃあ‥少ししたら取りに行くから』

 

何だか逃げるように通信を切るフェイト。

 

「むぅ‥なんか怪しい‥‥」

 

フェイトらしからぬ行動になのはは訝しむ。

 

それから暫くして、なのはの下にフェイトが来てクリスから例のフォルダをバルディッシュへと移す。

 

「ねぇ、フェイトちゃん‥‥」

 

やはり、フォルダの中身が気になる様子。

 

恐らくこのフォルダの中身を見せないとなのははきっと自分を帰さないつもりだ。

 

「‥‥もう仕方ないなぁ‥‥でも、他の人には黙っていてね。レイジングハートもクリスも記録しちゃダメだよ」

 

「うん、ありがとう」

 

『『分かりました』』

 

フェイトはフォルダの中身を口外しない事、記録しない事を前提にフォルダの中身を見せる。

 

フォルダの中身は、もう一つの地球での画像や動画で防衛軍の軍艦での生活やクリスマスに行った温泉、年末のパーティーの様子、BRAVE DUELのプレイ動画等であった。

 

なのははこれらの画像や動画を見て、

 

「でも、どうして、これを秘密にするの?向こうの地球の日常風景でしょう?」

 

何故、もう一つの地球での画像や動画を秘密にするのか分からず、フェイトに訊ねる。

 

「それは‥管理局はもう一つの地球の情報を欲しがっているから‥‥画像の中には紅葉の姿もあるんだよ。もう一つの地球に‥別世界のなのはの子孫が存在している‥‥もし、管理局がもう一つの地球の座標を特定し、紅葉の事を知ったらどう思う?」

 

「どうって‥‥」

 

「以前、私がなのはにも聞いたでしょう?『もし、紅葉が魔導師だったらどうする?』って‥‥」

 

「あっ‥‥」

 

なのははフェイトの問いに思い出すかのように言葉を漏らす。

 

管理局が別世界とは言え、なのはの子孫で魔導師かもしれない人物を見逃すはずがない。

 

拉致をしてでも紅葉を確保するだろう。

 

そうなれば、それが引き金となり防衛軍が管理局を犯罪組織と認定するに違いない。

 

そこから防衛軍と管理局との間に戦争が起きるかもしれない。

 

だからこそ、フェイトは紅葉の姿が映る画像は極力他の人には見せたくなかった。

 

一応、これらの画像の中にはギンガの画像もあったのだが、なのはとギンガは面識がなく、わざわざギンガの存在を知る人を増やす理由もないので、黙っていた。

 

画像や映像を消去してしまえば、紅葉の存在が周囲にバレる事はないだろうが、ティアナの顔の傷ではないが、フェイトとしてももう一つの地球との思い出を忘れたくはなかったのだ。

 

フェイトがフォルダの中身を秘密にしたがった理由を知り、なのはは納得した。

 

その後、教導隊の宿舎から出て、査察部のサーチャーを気にしつつ、フェイトはフォルダの中にひっそりと存在する隠しファイルを開く。

 

「‥‥」

 

その隠しファイルの中には古代守の画像が沢山入っていた。

 

フェイトは頬をほんのりと赤く染め、それらの画像を見ていた。

 

紅葉やギンガの画像は勿論、極秘扱いであるが、シークレット・オブ・シークレットなファイルはこれら古代守の画像だったのだ。

 

 

それから数日後、管理局とマスコミとの協定からフェイトたちのミッドへの帰還が報道された。

 

これにより、管理局側は記者会見を開くことになり、査察部もますますフェイトから事情聴取を取りにくくなった。

 

しかし、これまでのフェイトの事情聴取からもう一つの地球に関して相変わらず有益な情報は得られていない。

 

もう一つの地球の情報が得られない状況下で本局の一部の連中は焦りが隠せない。

 

そんな中、フェイトたちの身柄引き渡しの際、地球連邦政府と防衛軍に管理局側が送った親書の回答が齎された。

 

地球連邦政府からは中嶋源三郎が代表として管理局代表のリンディに親書の回答を伝えた。

 

その結果、地球連邦政府及び防衛軍は、今後フェイトたちのように宇宙で遭難した遭難者を発見した場合、救助活動を行うのはやぶさかでないが、ミッドとは積極的に交流するつもりはないと伝えられた。

 

つまり、地球連邦政府及び防衛軍は管理局に対してフェードアウトを決め込んだのだ。

 

リンディとしては地球側の返答は予測通りだったのだが、管理局の局員全員が地球側の返答を納得する筈がない。

 

むしろ、自分みたいにもう一つの地球がフェードアウトすることを予測してそれを許容している局員の方が珍しいだろう。

 

リンディはズーンと重苦しい空気を纏いながら親書の回答を報告すべく会議場へと向かった。

 

「本日、地球連邦政府及び防衛軍より、親書の回答を頂きました」

 

「ほぉ、それでかの世界はどのような回答を?」

 

「それが‥‥」

 

リンディからの報告を聞いて案の定、会議場では怒声が飛び交った。

 

「フェードアウトだと!?ふざけるな!!」

 

「魔法を碌に使えず質量兵器にしか頼る事しかできない蛮族共が!!」

 

「我々が下手に出れば付け上がりおってからに!!」

 

(この人たちは一体どういう思考回路をしたら、もう一つの地球がミッドと交流を持つと思っているのかしら?)

 

(下手ってこれまで管理局がそこまで下手に出たことがあった?)

 

激高している幹部局員を見ながらリンディやレティは呆れるように彼らを見ていた。

 

その後、地球側はヘリオポーズに設置されていた通信ポッドを処分したのか、もう一つの地球から管理局に連絡が来ることはなかった。

 

管理局はもはやもう一つの地球の事を諦めるか、自力でもう一つの地球を見つけるかの二択となったが、魔導師・管理局の高官としてのプライドが高い一部の本局幹部は躍起になってもう一つの地球の探査を続ける方針を密かに抱いていた。

 

 

そんな管理局事情を知る由もない地球連邦政府は管理局との関りをフェードアウトして、暗黒星団帝国の襲来により止まってしまった宇宙開拓を再開した。

 

まずは、地球から4.5光年離れたケンタウロス座α星系の第四惑星への開拓だ。

 

元々第四惑星は暗黒星団帝国襲来前の事前調査が行われていた。

 

この調査により第四惑星にはオスミウムがふんだんに埋蔵されている事が確認されており、新たな鉱山惑星としての採掘準備が進められた。

 

開拓と言う事で地球の様々な国や企業はこぞってこうした宇宙開拓業に参加していた。

 

中には個人で辺境開拓を行い、一発逆転に臨む者も居た。

 

また、鉱山惑星と言う事で労働者が当然入植する。

 

そんな労働者たちの為の居住先に娯楽施設、飲食店、病院、治安維持の為の警察署、そして第四惑星自体の防衛の為の防衛軍の駐屯地の設営。

 

それらを建造する為に建設関係の企業もこうした開拓業には必然と参加して自社の利益を得ようとする。

 

地球からケンタウロス座α星系へ向かう宇宙船には開拓に使用する大量の物資に機材、人員が乗船している。

 

ガミラス、彗星帝国、暗黒星団帝国の脅威が去ったとは言え、宇宙では何が起こるか分からない。

 

その為、開拓使団の護衛の為に防衛軍も艦艇を出した。

 

護衛艦隊の中には地球製の艦艇の他に乗員と艦の熟練訓練も兼ねて彗星帝国の鹵獲艦も参加していた。

 

「それにしても凄い数の輸送船ですね」

 

まほろばの周囲を航行している輸送船の数を見て永倉が呟く。

 

「第四惑星の開拓は連邦政府としても外宇宙開拓の第一歩である目玉政策だから、開拓支援する金額も大きい。だからこそ、国や企業も資本を大量に投資する。だけど、今回の開拓する第四惑星が鉱山惑星と言う事で長い目で見ると懸念があるのだけどね」

 

「懸念‥ですか?」

 

「ああ‥昔の日本でもあったことなんだが、江戸時代、明治時代に開拓された鉱山が昭和時代になると相次いで閉山となり、地元の町がゴーストタウンとなった歴史があるからね」

 

「第四惑星もいつかは廃れてしまうと‥‥?」

 

「うん‥‥」

 

良馬が永倉に日本での鉱山の歴史を軽く説明する。

 

かつて日本のエネルギー産業を支えた日本国内の石炭産業‥‥。

 

日本の経済発展及び国民経済の向上に大きく貢献し、鉱山麓の町は鉱山労働者、その労働者を労う施設とそれら施設の従業員ら大勢の人たちで賑わい沢山のお金が動いた。

 

しかし、石炭から石油のエネルギー転換、燃焼率が高い海外産の石炭の輸入増加、そして炭坑内の事故などにより日本の石炭業は衰退し、日本国内の鉱山は次々と閉山を余儀なくされた。

 

閉山された鉱山の街に居た人々は次の仕事を求めて次々と街を出ていくと鉱山の街はたちまちゴーストタウンと化していった。

 

「アメリカでもゴールドラッシュで賑わった町も金が取りつくされると人々は別の町に移って、廃れていった町もあったみたいよ」

 

新見が補足説明も加える。

 

「今回の第四惑星もオスミウムがふんだんに埋蔵されている星とは言え、無尽蔵にある訳ではない。オスミウムが掘りつくされても第四惑星に人が居住し続ける環境を整える事も重要な事だ」

 

鉱山物質は決して無尽蔵ではない。

 

いつかは掘りつくされる。

 

今回の目的地である第四惑星もいつかはオスミウムが掘りつくされる日が来るだろう。

 

そうなったら、折角莫大な資金を投資した苦労が水の泡にならないだろうか?

 

それに鉱石の採掘量が減っていくと各国の間に争いごとが起きないだろうか?

 

オスミウムが取りつくされても人々が永住する事が出来る環境へ開拓する事も今回の開拓業の一つなのではないかと良馬は思っていた。

 

第四惑星へ着いた開拓団一行はまず、第四惑星のテラーフォーミングを開始する。

 

オゾン層発生装置を備えた衛星でオゾン層を生成し、地上では空気製造機能を有したコスモクリーナーを第四惑星の各所に設置し惑星内に酸素を散布すると同時に惑星内に存在する放射線を除去する。

 

なお、コスモクリーナーを稼働した事によりこの空気の中にはAMAも同じく散布されていたが、地球人は大半が非魔導師なのでなんの影響もなかった。

 

次に冥王星の海や土星の輪から採取し、放射線を除去した氷を溶かして水源を確保。

 

酸素と水源を確保し、いよいよ地表に降りると各国で決められた国境内で建物の建築と鉱石の採掘、植林作業、食糧確保の為の大型O.M.C.Sを使用した食糧生産プラントの建造が行われる。

 

軍の方も惑星防衛と周辺警備の為の基地の建造と惑星周辺に警戒の為の戦闘衛星、無人攻撃ステーションを設置した。

 

地球が第四惑星の開拓を着々と進めている中、

 

地球から1500光年離れたバジウド星系の第四惑星であるバース星では‥‥

 

 

惑星バースは、元々独立国家『惑星国家バース』を名乗っていたが、約十年前ボラー連邦の保護国となり総督府が置かれた。

 

バース星周辺には同等の技術力と軍事力を持つ惑星国家が多数存在し、バース星は度々周辺の惑星国家から侵略の危機に見舞われていた。

 

そこで、銀河系東部方面へ進出してきたボラー連邦がバース星を保護国とした。

 

しかし、見方を変えればボラー連邦がバース星を侵略したのではないかと言う見方も出来る。

 

それは管理局による管理世界政策とほぼ類似している。

 

ボラー連邦としてはバース星を橋頭堡として東部方面への進出を画策していた。

 

まずは、バース星を狙っていたバジウド星系の星々の攻略を行っていた。

 

だが、この周辺の惑星国家の攻略と平定に時間が思いの外かかった。

 

この攻略の時間がボラー連邦、バース星の運命を決定づけたのかもしれない。

 

ボラー連邦がバース星を保護国とし、周辺の惑星国家を攻略している間、地球ではガミラス、彗星帝国との戦争があり、マゼラン星雲におけるガミラスと防衛軍との共闘で暗黒星団帝国の脅威を取り除き、デスラーたちガミラスの生き残りは第二の故郷を探し宇宙を放浪する。

 

その放浪は長くなるものだとデスラーたちはそう思っていたが、意外にも早く第二の故郷となる星は見つかった。

 

銀河系中心部核恒星系にてガミラス民族の祖となるガルマン民族が住むガルマン星を発見した。

 

当時、銀河系北部から中心部はボラー連邦が勢力を拡大させていた。

 

銀河系中心部にあるガルマン星も当然、ボラー連邦領の植民地となっていた。

 

そこへ突如襲来したデスラー率いるガミラス艦隊がガルマン星を瞬く間に攻略し、更には周辺の星々もボラー連邦から解放してしまった。

 

これにより、バース星はボラー連邦本国と分断され、ボラー連邦も銀河系東部方面への橋頭堡と進出への足掛かりを失うことになった。

 

バース星総督府では、総督のボローズは頭を抱えていた。

 

彼の悩みは絶えなかったからだ。

 

ガルマン星が突如来襲した謎の勢力により、奪われた事により、バース星は本星と分断され、行き来する事が出来なくなった為、本星へ逃げる事も出来ない。

 

例えワープを連続して、上手くガルマン軍の監視網・警戒網の網をくぐり抜けて本星に戻っても敵前逃亡の罪で処刑される可能性が高い。

 

更に孤立した点となったバース星を見捨てたのか、本星から援軍が来る気配もない。

 

その反面、ガルマン軍は銀河系中心部からバース星がある銀河系東部へと着々に勢力を伸ばしている。

 

いずれはこのバース星へガルマン軍が大挙して押し寄せてくるのも時間の問題であった。

 

ガルマン軍の他に周辺のボラー連邦系の惑星国家についてもいつ、自分たちを見限るか分からない。

 

このバース星本来の軍人たちもいつボラー連邦から独立すると言うか分からない。

 

ボローズとしてはもう自分と同じボラー星人以外‥いや、彼らも総督の自分の首を手土産に命乞いをするかもしれないと言う思いから自分以外が信じられない程追い詰められていた。

 

「総督、ご報告が‥‥」

 

「なんだ?」

 

総督室で頭を抱えていたボローズであったが、報告を入れにやって来た副官を前に空の虚栄を保つかのように姿勢を整え、報告を受ける。

 

「先日来より電撃戦を繰り広げているガルマン軍の動きですが‥‥」

 

副官は言いにくそうにガルマン軍の動向をボローズに伝える。

 

「それがどうした?転進でもしたか?」

 

「‥‥ストニア、ラビア、トニアの三つの惑星が陥落しました」

 

「なっ!?」

 

「更にウラナでも独立運動が活発化していると‥‥」

 

副官からもたらされた報告はボローズを絶望へ叩き落す様な報告であった。

 

バジウド星系でも銀河系中心部に近い三つのボラー連邦系の惑星国家がガルマン軍の攻撃を受けて陥落。

 

同じくバジウド星系の中でも反ボラー意識が強い惑星で独立運動が活発化しており、ボラー連邦系の枠から独立しそうだと言う。

 

「ど、どうすればいい‥‥私は‥‥」

 

「現在、国内及び周辺惑星国家にある造艦所にて、宇宙戦闘艦の建造を急務に進め、乗員の育成も行っておりますが‥‥」

 

「それでガルマン・ガミラスの連中が此処に来る前に間に合うのか?」

 

「‥‥」

 

迫りくるガルマン軍の猛攻を付け焼き刃の様な宇宙艦隊で戦い退ける事が出来るのかとボローズが副官に訊ねると、副官は答えられなかった。

 

つまり、否定する事が出来なかったのだ。

 

周辺にあるボラー連邦系の惑星国家に所属する宇宙艦隊をかき集め、ガルマン軍と戦ってもガルマン軍は本国から援軍が来るが、こちらは援軍が来ず、数も減っていく一方だろう。

 

しかし、やらない訳にはいかない。

 

本国にはもう戻れない。

 

例えガルマン軍に降伏しても自分はボラー連邦の軍人でありバース星の総督と言う立場から軍事裁判の後、死刑判決を受ける可能性が高い。

 

ならば、僅かな希望と可能性を信じてガルマン軍と戦わなければならない。

 

「‥‥ひとまず、艦の数だけは揃えたい‥‥建造と乗員の育成はそのまま進めてくれ」

 

「承知しました」

 

現状大きな打開策も思いつかず、宇宙戦闘艦の建造と乗員の育成しか出来ずボローズはそれを命じるしかなかった。

 

総督府にてボローズらが絶望の淵に頭を抱えている頃、バース星宇宙艦隊司令部でも重苦しい空気は変わらなかった。

 

ボローズの下に齎された報告は当然、バース星の宇宙防衛を担う宇宙艦隊司令部にも伝えられていた。

 

「ラム艦長‥例のご報告は‥‥」

 

「ああ、聞いておる」

 

「既に我がバースが所属するバジウド星系はガルマン軍の脅威に晒されており、周辺の惑星国家もボラーからの独立への風潮機運も高まっているとのことです」

 

「ラム艦長、我々もこの機に乗じてボラーからの独立を‥‥」

 

「そうです。ガルマンに対してボローズの首を手土産にすれば、バースの自治は認めてもらえるかもしれません」

 

バース星出身の軍人たちはバース星宇宙艦隊総旗艦のラジェンドラ号の艦長であるラムにボラー連邦からの独立を促す。

 

「私も君たちも誇りあるバースの軍人であろう。バースの軍人ならば、恩人を売るような卑怯な真似をせず、侵略者に対して正々堂々最後まで戦うべきであろう。それに総督の首を差し出したからと言ってガルマンから自治の確約を取れるとも言い切れんだろう」

 

『‥‥』

 

バース星を保護国としたボラー連邦の見方は保護ではなく侵略だと思う者も居るのだが、ラムはボラー連邦に対して珍しく侵略者であると言う認識は抱いていなかった。

 

ボラー連邦はバース星の宇宙艦艇技術を高め、周辺の惑星国家からバースを侵略の魔の手から救ってくれた恩人と言う認識さえ抱いていた。

 

ラムの一喝でボローズを裏切ってバースを独立させようと提案する軍人たちを黙らせた。

 

これもラムの人徳からなせるモノであった。

 

 

バース星のボラー連邦系軍人たちが絶望感を抱いている頃、そのボラー連邦と銀河を二分している大帝星であるガルマン星‥もとい、ガルマン・ガミラスの帝都であるデスラーパレス‥‥その帝都デスラーパレスの中でも一際高く、目立つ建物‥‥ガルマン・ガミラス総統府。

 

その総統府内の通路をデスラーと彼の娘のジュラが歩いている。

 

マゼラン星雲にてゴルバとの戦いから宇宙を放浪し、銀河系中心部でガルマン星を発見し、占領していたボラーの勢力を駆逐した後、デスラーはガルマン・ガミラスの君主である総統となり、ジュラはデスラーの秘書官を務めていた。

 

やがて二人は総統府内にある会議室へと入る。

 

会議室では既に複数の高級軍人たちが二人の到着を待っていた。

 

『デスラー総統万歳!!デスラー総統万歳!!デスラー総統万歳!!』

 

彼らはデスラーが現れると敬礼と共にデスラーを称える。

 

デスラーとジュラは上座にある自分の席に着き、手を上げ会議室の軍人たちに返答すると、彼らも会議室に用意されていた椅子へ着席する。

 

従卒たちがデスラーとジュラに手慣れた手つきで飲み物を用意する。

 

「それでは、本日の会議を始める」

 

全ての用意が整うと参謀総長のキーリングが軍議の進行を行う。

 

「東部方面司令、ガイデル提督」

 

「はっ!!」

 

キーリングから呼ばれたガイデルは席から起立し、デスラーに敬礼をし、東部方面の戦況を報告する。

 

「昨日来より、我が東部方面軍主力の第18機甲師団は二手に分かれ作戦を展開し、バジウド星系内におけるボラー勢力下の惑星三つを攻略し、引き続きバジウド星系の攻略を順調に継続中であります」

 

「ガイデル‥‥」

 

東部方面軍の戦況報告を聞き、デスラーはガイデルに声をかける。

 

「はっ!!」

 

一方、声を掛けられたガイデルは緊張した感じでピンと姿勢を正す。

 

「いつもながら、腕も口も切れる男だ‥‥君の為、そして東部方面の将兵たちの為に乾杯しよう」

 

「はっ、ありがとうございます!!総統!!」

 

ヤマトに代わり、新たな仇敵となったボラー連邦の勢力を着々と削る戦果報告を聞き、上機嫌のデスラー。

 

その後も各戦線からの報告でも東部方面程ではないが、ボラーの戦力を削る戦況報告が齎された。

 

 

軍議が終わり、デスラーは自らの執務室にて今日の戦況報告を考慮して今後の戦況分析をしていた。

 

(ふむ、今のところ順調ではあるが、今後はボラーの領域へ深く突き進むことになる‥‥そこからは完全なるボラーの領域‥‥直実に橋頭堡を築きながら進まなければならない)

 

補給線が伸びれば遠征しているこちらが不利になる。

 

なにより、地の利は相手であるボラー連邦にある。

 

各惑星にはボラーの軍事基地があるのは当然として、その星にはかつて冥王星ガミラス基地に設置されていた反射衛星砲の様な強力な兵器が設置されているだろうし、防衛艦隊もこれまでの戦線の艦隊よりも数が多い事も考慮しなければならない。

 

兵站の確保は十分に行わなければボラーの逆襲を受け、味方に甚大な被害を被る事になる。

 

銀河系の勢力図を見ながらデスラーが今後の戦況分析にふけっていると、

 

「お父様」

 

「ん?なんだい?ジュラ」

 

ジュラがデスラーに声をかけてきた。

 

「東部方面軍が、攻略を進めているバジウド星系の先には、オリオン腕が‥‥そのオリオン腕には太陽系‥地球があります。東部方面軍が地球まで侵攻しないでしょうか?」

 

ジュラは先ほどの軍議にて、戦勝報告をいれたガイデル‥その部下である第18機甲師団がバジウド星系の攻略を終えた後、オリオン腕方面‥太陽系へ侵攻しないか心配した。

 

「その件ならば、大丈夫だ。ガイデルにはオリオン腕最辺境の星々には手を出すなと伝えてある」

 

デスラーはちゃんとジュラの心配を考慮して既に東部方面には地球がある太陽系への侵攻は禁じていた。

 

しかし、ジュラの不安は拭えなかった。

 

「そう言えば、お父様。地球にはお父様がガルマン・ガミラスを建国した旨はお伝えしたのでしょうか?」

 

「ああ、そう言えばまだ伝えてはいなかったな」

 

「では、この際ですから地球にガルマン・ガミラスの建国を伝えるのと同時に同盟についての話し合いをしてみてはいかがでしょうか?」

 

「同盟?」

 

ジュラはデスラーにガルマン・ガミラスと地球との間に同盟を結んではどうかと提案をする。

 

例え、同盟と行かなくとも東部方面軍に地球の存在を伝える機会にもなると思ったのだ。

 

「お父様が許していただけるのでしたら、地球への使者は私が務めます」

 

更にジュラは自分が地球へと赴くと言う。

 

「ふむ‥‥」

 

デスラーはジュラの提案を聞いて考える。

 

確かに自分は東部方面軍へ地球への侵攻を禁じてあるが、『地球への侵攻』と明確に指示をしたわけではなく、『オリオン腕最辺境の星々には手を出すな』と漠然とした内容であった。

 

オリオン腕とは言え、広い宇宙空間であり、自分とガイデルらの認識の違いから地球との間に誤解が生じする可能性がある。

 

それならば、地球に対してガルマン・ガミラスの建国を伝えれば、ガイデルらに自分が侵攻を禁じた星系‥星がどこなのかを理解させることが出来る。

 

「分かった。頼めるかな?ジュラ」

 

「はい!!」

 

デスラーはジュラに地球への使者を頼んだ。

 

地球への使者役をもぎ取ったジュラはデスラーの執務室を出ると軽い足取りで自室へと向かう。

 

ジュラの機嫌がいいのはただ単に使者の役目を父であるデスラーから頼まれただけではなく、

 

(地球へ行けばまたあのパフェが食べられる~♪)

 

そう、ジュラが地球へ行きたがっていたのは まほろば の食堂で食べたパフェの味がどうしても忘れられず、あれからずっと食べたかったのだ。

 

「ご機嫌でございますね。ジュラ様」

 

「あっ、メルダ」

 

そんな浮かれているジュラに声をかけたのは彼女の護衛兼世話係のメルダだった。

 

「うふふ、そうなの‥まだ確定はしていないけど、メルダにも近々良いことがあるかもしれないわ」

 

「えっ?良い事‥ですか?」

 

「ええ。楽しみにしていてね」

 

「は、はぁ‥‥」

 

自分同様、メルダも まほろば の食堂で一緒に食べたパフェが気に入っていた。

 

そしてメルダは自分の護衛兼世話係なので、自分が地球へ赴くのであるならば、彼女も一緒に地球へ行く事になるだろう。

 

ガミラス人は地球型の空気は体質的に合わないが、以前イスカンダルにて佐渡がガミラス側に提供した酸素適応薬があるので、ガミラス人が地球で過ごすのも問題ない。

 

それから数日後‥‥

 

総統府内の会議場にてデスラーから衝撃的な言葉が発せられた。

 

「我がガルマン・ガミラスは地球と同盟を組もうと思う」

 

『えっ?』

 

『はっ?』

 

デスラーの言葉を聞いて頭の上に?マークを浮かべている。

 

「総統閣下、地球と同盟‥‥でありますか?」

 

「そもそも地球とはどんな星なのでしょうか?」

 

ガミラス出身の軍人は地球を知っているが、ガルマン出身の軍人は地球と聞かれても首を傾げる。

 

「総統閣下に代わり、諸君らには私から説明しよう」

 

そこで、ディッツがガルマン出身の軍人たちに地球を説明する。

 

「な、なるほど‥ですから、総統はオリオン腕最辺境の侵攻を禁じた訳ですか‥‥」

 

地球の位置を聞き、ガイデルはデスラーが厳命した命令の理由を理解した。

 

「それで、地球への使者は我が娘のジュラが志願してくれた」

 

デスラーはジュラが地球への使者に立候補した事を伝えると、ジュラは会議室内に居る軍人たちに一礼する。

 

「と言う訳だ‥ガイデル」

 

「はっ!!」

 

「ガルマン・ガミラスから地球への航路は君が担当する東部方面を通過することになる。面倒をかけるがよろしく頼むよ」

 

「宜しくお願い致します。ガイデル提督」

 

「はっ!!このガイデル、身命を賭してジュラ様を地球へとお送り致します」

 

地球への使者の派遣が決定した後、次は人選となる。

 

代表はジュラであり、彼女の護衛には引き続きメルダが務め、副代表には外務省の官僚、ローレン・バレルが選出された。

 

その他にも武官と文官が次々と選出され地球派遣の準備が整うと、宇宙空港にて出発式が行われた。

 

宇宙空港にはゲルバデス級航宙戦闘母艦に似た青い艦が鎮座している。

 

この艦は今回、地球への使者としてジュラが乗艦する御召し艦、改・ゲルバデス級特一等航宙戦闘母艦、ガミラシアである。

 

本艦は指揮能力を持ちながら旧ガミラス宇宙軍で使用されていたゼルグート級一等航宙戦闘艦より小型なので、取り回しが良く、ゲルバデス級と同様多機能で長期航海に向いている艦と言う事で、ガルマン・ガミラスの力を誇示すると共にジュラたち乗員の安全性を考慮してジュラの御召し艦となった。

 

「では、行って参ります。お父様」

 

「うむ、気を付けてな。そして、地球との懸け橋と言う大役であるが、宜しく頼むぞ」

 

「はい」

 

「メルダ、ジュラ様の事を頼んだぞ」

 

「承知しております。父上」

 

乗員たちがガミラシアに乗艦し、ジュラたちはガルマン・ガミラスと地球の懸け橋となるべく、星の海へと乗り出して行った。

 

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。