星の海へ   作:ステルス兄貴

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百六十六話 ガルマン・ガミラス建国紀元一周年

 

 

デスラーからの招待を受け、ガルマン・ガミラスへとやってきたヤマトとまほろば。

 

そのガルマン・ガミラスではデスラーの生誕祭と同時にガルマン・ガミラス建国紀元一周年の記念行事が行われ、総統府であるデスラーパレスのメインホールには歓迎午餐会が開かれた。

 

列席者はガルマン・ガミラス政府の首脳、軍部の幹部、そしてガルマン・ガミラスの同盟国の首脳陣と錚々たる人々であった。

 

やがて壇上に今日の主役であるデスラーが登壇する。

 

『デスラー総統万歳!!』

 

『ガルマン・ガミラス帝国万歳!!』

 

デスラーの登場と共に会場は異様な熱気に包まれる。

 

やがてデスラーは片手で参列者に着席を促すとスピーチを始める。

 

「参列者の諸君。本日はガルマン・ガミラス建国紀元一年の記念式典のために遠路はるばるからの参列に心から感謝すると共に歓迎する。諸君らの努力のおかげで、我がガルマン・ガミラス帝国は銀河系宇宙のほぼ半分を支配することが出来た。我々は凶悪なボラー連邦の侵略という蛮行の守護者になると同時にガルマン・ガミラス民族の繁栄の礎を築くことが出来た。諸君らの努力に感謝すると共にボラー連邦を倒すまで、諸君らの忠誠と奮戦に期待する!!」

 

『オオオオォォォォォー!!』

 

パチパチパチパチ‥‥

 

デスラーのスピーチが終わると会場は拍手と喝采に包まれる。

 

そしてキーリングがグラスを手に立ち上がり、

 

「それではデスラー総統の生誕を祝し、またガルマン・ガミラス帝国の繁栄を祈って、乾杯!!」

 

『乾杯!!』

 

参列者たちは立ち上がってグラスを掲げ乾杯する。

 

(フォムトやネレディアさんは‥‥参加していないのか‥‥)

 

(折角二人と久しぶりに会えるかと思ったのにな‥‥)

 

祝宴の中、良馬はバーガーとネレディアの姿を探すが、どうやら二人はこの祝賀会には参列してはいなかった。

 

この祝賀会に参列した軍人は皆、将官クラスの軍人たち‥‥

 

バーガーとネレディアは未だに佐官であったので、参列する資格がまだなかったのだ。

 

最もバーガーの性格から、

 

「あんなお堅い席での酒なんか不味くて飲めない」

 

とでも言いそうだ。

 

(この料理食べても大丈夫なのかな‥‥?)

 

一方でギンガは用意された料理をジッと見つめる。

 

元々ガルマン・ガミラスの大気は放射能や硫化水素が含まれている。

 

今は適合薬のおかげで人体には何の影響もないが、用意された料理を食べた後で適合薬の効き目が切れたら人体に何かしらの悪影響を与えるのかもしれないと思っていた。

 

「ん?どうしたの?食べないの?」

 

そんなギンガの様子に気づいた良馬がギンガに声をかける。

 

「い、いえ‥‥その‥‥食べた後で適合薬の効き目が切れたら人体に何かしらの影響がないか不安で‥‥」

 

「だったら、食べても身体から排出されるまで適合薬を飲んでいたら大丈夫じゃないかな?」

 

「あっ、なるほど」

 

「うん。でもあまり食べ過ぎない様にね」

 

「わ、分かっています」

 

食後の人体に関する影響問題も解決したので、ギンガは用意された料理を食べ始めるが、この時は彼女にしては珍しく食べる量をセーブしていた。

 

やがて、祝宴は何事もなく終わり、デスラーは一度居室へと引き上げる。

 

デスラーは窓外の空に浮かぶ青い星‥スターシア星を見上げる。

 

「スターシア‥‥ヤマトが‥‥古代がこの星に来た‥‥雪も一緒だ‥‥彼らに出会ったら、急に君の事が懐かしくなってね‥‥」

 

スターシア星を見つめているとデスラーの脳裏にはスターシアの姿が蘇る。

 

「スターシア‥‥君は私にとっていつもまでもこよなく懐かしい人なのだよ‥‥」

 

デスラーがスターシアの事を思っていると、彼の背後に人の気配がした。

 

「雪か‥‥足音で君だと分かったよ」

 

デスラーは彗星帝国に身を寄せていた頃、木星圏でヤマトとの決戦を挑んだ時、当時デスラーが旗艦として使用していた戦艦の艦橋で古代と対峙した。

 

その際、古代は負傷しておりデスラーと一騎打ちする前に失血のせいで意識を失ってしまった。

 

倒れた古代に彼を追いかけてきた雪が倒れた古代を庇う。

 

そして、古代が落としたコスモガンを拾いデスラー相手にその銃口を向けるが、苦悶する古代を見て雪はハッとし彼を抱きしめる。

 

雪の一連の行動にデスラーは心を打たれ、静かに手にしていたコスモガンをホルスターに納めた。

 

「もしも私に愛というものがあるとしたら、それはスターシアに対してだけだったのかもしれないな‥‥最も今は娘のジュラに対しても愛おしいと言う思いもあるがそれはきっと父親としての娘に対する愛なのだろう‥‥」

 

デスラーは雪の気配を感じてあの時の事を思い出す。

 

そこへ古代も雪と合流した。

 

「デスラー、まだ君に『誕生日おめでとう』を言ってなかったね」

 

「いや、それよりもガルマン・ガミラス建国紀元一年を祝ってくれ」

 

デスラーは自分の誕生日よりも帝国紀元の方を祝ってほしかったようだ。

 

「そうだな、紀元一年おめでとう」

 

「ありがとう」

 

「それにしても短い間によくこれだけの大帝国を建設出来たものだ」

 

「そう‥ガミラスの再建が私の宿願だった‥‥だが、その宿願を果たすまでは決して平坦な道のりではなかった‥‥ゴルバとの戦いが終わり君たちと別れた後、私たちは長い放浪の旅に出た‥‥」

 

デスラーは古代と雪にガルマン・ガミラス帝国の建国までの経緯を話した。

 

デスラーとしても当初は何年、何十年もの長い旅を覚悟していたが、短期間でガルマン星を発見できたことはまさに天佑と言える奇跡であった。

 

「そんなことが‥‥」

 

(デスラーはこうして第二の故郷と言える星を見つけた)

 

(しかし、デスラーたちには時間と言うタイムリミットがなかった)

 

(俺たちには‥‥地球にはもう半年ほどの時間しか残されていない)

 

ゴルバとの戦いの後のデスラーたちは今の自分たちの様に第二の故郷となる星を探す旅となった。

 

そうした状況は自分たちと似ているが、その時のデスラーたちにはタイムリミットはなかった。

 

あるとすればせいぜい自分たちの寿命ぐらいだろう。

 

しかし、地球には時間制限と探査範囲が一万五千光年という制限があるので、その点が大きな違いであった。

 

「失礼します。総統、まもなく記念パレードのお時間です」

 

タランがデスラーの居室に来てパレードの時間である事を伝えに来た。

 

「うむ。古代、雪、君たちもパレードの見学に来てもらえるかね?」

 

「はい。喜んで」

 

雪の返答を聞いてデスラーは満足した様子で部屋を後にする。

 

デスラーパレスのバルコニーに出ると、

 

『デスラー総統万歳!!』

 

『ガルマン・ガミラス帝国万歳!!』

 

『デスラー総統万歳!!』

 

『ガルマン・ガミラス帝国万歳!!』

 

先ほどの祝賀会に参列した人たちがバルコニーに設けられた席に居り、デスラーとガルマン帝国の建国を祝福していた。

 

「デスラー総統とは話が出来たかい?」

 

バルコニーに設けられた見物席には良馬が先に来ており古代に話しかけた。

 

「ええ、彼から直接ガルマン帝国の建国までの話を聞きました」

 

「そうか‥俺はジュラさんやバレル大使から聞いていたが、デスラー総統らがガルマン星を見つけるまでの旅と今の俺たちの立場は似て異なるな‥‥」

 

「はい。デスラーたちには時間と航続距離と言う制限がありませんでした‥‥でも、俺たちには時間も探査範囲も制限がある‥‥」

 

「ああ‥できる事ならこの後のガルマン・ガミラスによる太陽制御で上手く制御が出来ればと思っているよ」

 

「そうですね」

 

ガルマン・ガミラスによる太陽制御がうまくいけば、第二の地球探査任務も終了となる。

 

その後はガルマン・ガミラスとの同盟会談になるが、その辺は軍の上層部と政治家に任せるしかない。

 

古代と良馬が話していると、パレードが始まる。

 

三隻のノイ・ゼラード級航宙戦艦が陣形を組んで飛行するとそこからパーソナルジェットを背負った降下猟兵が降下して空中で隊列を組みホバリングしながら浮遊移動をして行く。

 

地上ではガミラス時代から陸戦兵器の主力を務めたサルバーS-VI型 重戦車が此処ガルマン・ガミラスでも主力戦車の様で隊列を組んで走行している。

 

空では多数のゼードラーⅢが編隊飛行をし、その後ろからゲルバデス級航宙戦闘母艦、続いてデスラー砲を搭載したフォルヴァルツ級一等航宙巡洋戦艦、次元潜行艦、二連三段空母とガルマン・ガミラスが誇る宇宙艦船がデスラーパレスの前をゆっくりと航行して行く。

 

宇宙艦船や兵器、パレードに参加する兵士たちを見て歓呼の声を上げるガルマン・ガミラスの市民たちとガルマン・ガミラスの軍事力を間近に見て眼を見張る同盟国の首脳たち。

 

「驚くべき軍事力だ‥‥」

 

「さすがデスラーだと言うべきか‥‥」

 

真田は眼前を航行する宇宙艦船を見て呟くと島も頷き同意する。

 

「ふん、兵器を見せつけて『俺はこんなにすごいんだぞ!!』って自慢するガキか!?胸糞悪い!!」

 

「ほんと、ほんと、買ってもらったばかりのおもちゃを自慢する子供と変わらないな」

 

土門と揚羽は悪態をつき席を立つと早々にヤマトへと帰っていく。

 

二人の他にガルマン・ガミラスご自慢の兵器を見るのが嫌なのかパレードの最中に艦へ戻る新人たちがちらほら居た。

 

パレードに参加する兵器、乗員たちの反応を見ながら古代の心は複雑であった。

 

この強力で強大な軍事力を背景にデスラーはやはり、宇宙制覇の野望を諦めてはいないのではないか?

 

一度結ばれた友情をこのまま続けて行く事が出来るのか?

 

もしも友情が破れた時は‥‥?

 

古代の想いは千々に乱れた‥‥

 

パレードも終わり、祝賀会のプログラムが全て終わるとデスラーの姿はヤマトにあった。

 

「まさか、こうしてヤマトの甲板を再び踏めるとは思ってもみなかったよ」

 

デスラーが初めてヤマトの甲板を踏んだ時‥‥

 

それはヤマトがイスカンダルから放射能除去装置を受け取り、地球へ帰還する最中の出来事で、この時はまだデスラーとは敵対関係にあった。

 

ヤマトの甲板に降り立ったデスラーはそこから第一艦橋を見上げる。

 

古代の案内の下、デスラーはヤマトの第一艦橋へと上がる。

 

第一艦橋にある沖田艦長のレリーフの前に立ったデスラーはなんとマントを翻し敬虔に跪いた。

 

ガルマン・ガミラスの人間が見たら驚愕する光景である。

 

「沖田‥‥貴方は立派な艦長であった‥‥」

 

ヤマト初代艦長、沖田十三は地球人ながらもデスラーに尊敬と敬意をはらわせる唯一無二の地球人であった。

 

第一艦橋のメンバーと同じくヤマトを訪問していた良馬が一連のデスラーの行動を見守っていると彼は静かに立ち上がる。

 

「それで、古代。バレルから聞いた話であるが、地球の太陽異常の話と制御の話を早速したい」

 

「ああ、わかった」

 

古代はデスラーに自分が知りうる範囲の中で今、地球の太陽で起きている異常を伝えた。

 

「なるほど‥‥しかし、第二の地球を探す前に地球で太陽の制御は出来なかったのか?」

 

「勿論、地球でもその作業は試みた。しかし、失敗に終わった」

 

「そうか‥‥タラン」

 

「はっ!!」

 

「フラウスキー技術少佐に連絡を‥‥直ちに太陽制御のプログラムを立案させろ!!」

 

「はっ!!承知しました!!」

 

「デスラー‥‥ありがとう」

 

ガルマン・ガミラスの太陽制御の話は地球側でもジュラが既に提案を打診している。

 

そして今、デスラーはその提案に賛同してくれた。

 

これによってガルマン・ガミラスの太陽制御の作業が行われることが決定したのだった。

 

デスラーとタランがヤマトを去った後、

 

「真田さんはどう思いますか?」

 

「ん?」

 

「ガルマン・ガミラスの技術力を使えば太陽制御は成功すると思いますか?」

 

「そうだな‥‥この星の軍事力はよほど高いレベルの科学力の裏付けがなくては達成できない。もしかすると太陽制御も行えるかもしれない」

 

先ほど見た宇宙艦船の建造技術から真田はガルマン・ガミラスの手を借りれば太陽制御も可能かもしれないと言う見解を打ち出す。

 

「僕は反対です!!デスラーの力を借りるなんて‥‥地球は僕らの手で救うべきだと思います!!」

 

しかし、反ガミラス感情がある土門はガルマン・ガミラスの‥‥デスラーの手を借りて太陽制御を行う事に反対する。

 

「僕もです。何だか不安と言うか陰謀のような気もします」

 

南部も反対の意を示す。

 

「デスラーはそんな男ではない」

 

一方で古代はデスラーを信じ賛成の姿勢を示す。

 

「俺も今のデスラー総統を信じている。それにこの提案は元々ジュラさんの提案だったからね」

 

良馬も古代と同じく賛成にまわる。

 

「私も信じるわ。あの人は昔のデスラーじゃないわ。私たちと同じように熱い血が流れているのよ」

 

「ワシも賛成じゃ。今は誰の手を借りてでも地球を救う事が先決じゃろう?」

 

佐渡も賛成側に回る。

 

彼の言う事は最もであり、銀河系中心部まで来て未だに第二の地球となる星が見つかっていない状況下なので地球を救える手が一つでも多ければそれを実行しない手はない。

 

「艦長、俺は先ほど名が出たフラウスキー少佐の下へ向かって太陽制御の方法を聞いてみる」

 

「よろしくお願いします」

 

真田はガルマン・ガミラス側の太陽制御方法の確認とこれまでの太陽の観測データ、そして地球側で試みた太陽制御の方法を記したデータを持ってフラウスキーの下へと向かった。

 

 

その頃、ガルマン・ガミラスとボラー連邦の国境付近にあるボラー連邦前線基地では‥‥

 

警報と同時に基地のミサイル発射台には多数のミサイルが設置され、発射体制に入る。

 

「司令官、ワープミサイル発射準備完了しました!!」

 

「うむ‥‥このミサイル攻撃の成否によってガルマン・ガミラスとの戦争の分岐点となる‥‥ワープミサイル発射!!」

 

「はっ!!ワープミサイル発射!!」

 

轟音を立て発射台からは次々とミサイルが打ち上がる。

 

打ち上がったミサイルは宇宙空間まで上がりある程度の距離を飛行すると突如ワープして消える。

 

瞬間物質転送機で送り込む方法とは異なるが、ワープ機関を搭載したこの多弾頭式ワープミサイルはワープによって目標座標の付近へワープアウトし、弾頭の中に仕込まれている多数の小型ミサイルが飛来して、目標物を攻撃・破壊するミサイルであった。

 

しかも弾頭の他に戦果確認用の小型のスパイ衛星も多数搭載されていた。

 

その為、国境付近に配備されていたガルマン・ガミラスの無人監視衛星もこのミサイルの姿を捉える事は出来なかった。

 

「第一陣、全弾発射完了!!」

 

「直ちに第二陣発射準備にかかれ!!」

 

「はっ!!」

 

基地の司令官は徹底的に攻撃を行う様子でワープミサイルによる波状攻撃を仕掛けようとしていた。

 

 

ボラーからワープミサイルが撃ち込まれようとしている中、真田はフラウスキーの下を訪れていた。

 

「フラウスキー技術少佐。宇宙戦艦ヤマトの真田副長をお連れしました」

 

「ご苦労」

 

真田の眼前にはガルマン・ガミラスの士官軍服を身に纏い、左目にはモノクルを掛けた技術士官というよりも博士か教授といった風貌の男が居た。

 

「フラウスキーです」

 

「宇宙戦艦ヤマト副長の真田志郎です」

 

「デスラー総統と帝国の名誉にかけて必ずやあなた方の太陽を制御してみせます」

 

「ありがとうございます。こちらはこれまでの太陽の観測データと地球で行われた太陽制御の方法とデータです」

 

「拝見します」

 

真田はフラウスキーにこれまでの太陽に関するデータを渡し、フラウスキーは太陽制御の方法を検討する。

 

真田とフラウスキーが太陽制御の方法を検討している中、古代と良馬はヤマトの艦長室で休憩をしていた。

 

「今回の話、土門君や南部君の気持も分からない訳ではないかな」

 

「えっ?」

 

良馬の呟きに古代はレモンティーが入ったカップをソーサーの上に置く。

 

「それはどういう事でしょう?」

 

「確かに森さんの言った通り、デスラー総統は変わった。彗星帝国戦以前の彼だったら、他の惑星国家と同盟何て結ばずに武力によって支配するか殲滅するかのどちらかであったと思う」

 

「ええ‥‥実際に地球は人類絶滅寸前まで追い込まれましたからね」

 

「しかし、今は反ボラー感情がある星間国家へ同盟を促して戦力と勢力を拡大してきた。今回のガルマン・ガミラスによる太陽制御が成功すればガルマン・ガミラスとの同盟も前向きな姿勢になるかもしれない」

 

「た、確かに‥‥」

 

「同盟が締結されればジュラさんやフォムト、ネレディアさんとも交流が増えるだろうけど、これはあくまでも俺の個人的な交流だが、地球とガルマン・ガミラス‥共に公式的な交流を行えば人材と技術交流で地球の科学技術は大きく発展するだろう」

 

良馬はガルマン・ガミラスとの人材・技術の交流には賛成派であり、ジュラとメルダも地球の文化‥特に食文化に関しては強い関心があった。

 

「そうですね」

 

「ただ、良い面だけではなく、マイナス面も含んでいる事も予想される」

 

「マイナス面?それは一体どんな?」

 

「‥‥もしもガルマン・ガミラスからボラー連邦との戦争の参戦や他の惑星に対する侵略行為の助力を求められた時、古代君はどうする?」

 

「‥‥」

 

現在の銀河系中心部で起きているガルマン・ガミラスとボラー連邦の戦争からガルマン・ガミラスと同盟を締結すればそう言った戦争の参戦要請も考えられる。

 

軍事パレードで見た数々の最新鋭の兵器を見て古代も良馬の言葉を否定する事は出来なかった。

 

「それに土門君たちの様に未だに反デスラー、反ガミラス感情がある地球人も居るだろうしね。同盟締結後に地球で大規模な暴動も起きないとは言い切れない」

 

「‥‥」

 

地球の未来、そしてガルマン・ガミラスとの今後の付き合いに重苦しい空気が流れかけた頃、

 

「艦長、フラウスキー少佐と太陽制御について話してきたがその結果を伝える」

 

フラウスキーとの太陽制御についての検討を終えた真田がヤマトに戻って来た。

 

「変な空気にしてすまなかった‥‥ひとまず、ガルマン・ガミラスとの同盟については政治家や軍の上層部に任せて、今は地球の事について考えようか?」

 

「そ、そうですね」

 

ガルマン・ガミラスとの同盟やその後のうんぬんよりもまずは地球を救う事が前提なので、フラウスキーとの間で検討した太陽制御の方法を真田から聞くことにした。

 

「それでガルマン・ガミラスはどのような方法で太陽を制御するつもりなんですか?」

 

古代が真田にガルマン・ガミラスがとる太陽制御の方法を訊ねる。

 

「では、説明しよう。これが太陽と地球だ」

 

真田は持っていたタブレット端末にて説明を行う。

 

端末には膨張した太陽と地球の位置が表示される。

 

「まず、磁気発生シールド装置を太陽の周りに展開させて人工的に力場を作る。その力場に向けて多弾頭ミサイルを発射し、ミサイルの弾頭に仕込んだ反エネルギー物質を散布させ、一時的に太陽の強力な熱放射を吸収させる」

 

「この磁気発生装置の仕組みや反エネルギー物質のエネルギー内容は一体どういったモノなんですか?制御後に何か悪影響とかあればそれはそれで問題だと思いますが?」

 

良馬が真田に力場を作るシールド発生装置の仕組みと反エネルギー物質のエネルギー内容を訊ねる。

 

「その点はやはり軍事機密らしく詳しい内容までは伝えられなかった」

 

「大丈夫なんですか?ソレ?」

 

「まぁ、フラウスキー少佐も十分に検討しているから大丈夫だ」

 

「「‥‥」」

 

「続けるぞ」

 

「は、はい」

 

「どうぞ‥‥」

 

「次に強力なアステロイド吸着システムを使用して大量の小惑星を金星付近に集結させ、そのまま太陽へと突入させる」

 

「小惑星を太陽へ?それって何か意味があるんですか?」

 

「あるぞ。小惑星を太陽へ突入させることによって瞬間的にヘリウムガスを噴射させる」

 

「しかし、太陽には事前に磁気シールドが張られていますよね?小惑星を太陽へ突入させた際にそのシールドが破れたりしませんか?」

 

「ふむ、俺もその点をフラウスキー少佐に指摘したが、どうやらこの磁気シールドは外からの物質を通せるモノの様だ」

 

真田が言うには、この様な特殊シールドを発生させる装置を開発することが出来る点からもガルマン・ガミラスの科学技術の高さがうかがえるらしい。

 

「そしてヘリウムガスの噴出と同時に太陽熱核融合プラズマ抑制弾頭を仕込んだプロトンミサイルを太陽へと撃ち込む。理論上はこれで太陽は制御できる筈だ」

 

「なんか、毒を以て毒を制すみたいな制御方法ですね」

 

良馬がガルマン・ガミラスの制御方法についての感想を述べる。

 

公表はされていないが、今回の太陽の核融合異常増進はプロトンミサイルが太陽に着弾した結果引き起こされた事態だが、その事態をプロトンミサイルで制御する事から皮肉と言うか、まさに的を射ている言葉であった。

 

「まぁ、そういう事になるな」

 

「では、早速この件を地球に知らせよう」

 

これまでヤマトが探査宙域に設置したリレー衛星を経由してガルマン・ガミラスの太陽制御の方法を地球へ報告を入れる事にした。

 

 

地球 宇宙移民本部

 

「藤堂長官、宇宙戦艦ヤマトの古代艦長より通信が入っております」

 

「古代から?繋いでくれ」

 

「了解」

 

定時報告でもない時間帯に突然の古代からの通信。

 

もしかしたら第二の地球となる星が見つかったのかもしれないと言う思いが藤堂を始め宇宙移民本部のスタッフたちに過る。

 

やがて、パネルに古代の姿が映ると彼はガルマン・ガミラスの太陽制御に至るまでの経緯を話し、

 

「太陽制御の方法に関して、ガルマン・ガミラスの科学力をもってあたれば、真田さんの見解では成功率は90%と言う見通しです」

 

「そうか‥‥いや、真田君が保証するなら間違いはあるまい」

 

100%と言う絶対の確率ではないが、それでも90%と言うかなりの高確率の成功例に藤堂も安堵の表情を浮かべる。

 

「はい。工作船五隻が準備出来次第こちらを出発します」

 

「分かった。こちらでも至急受け入れ態勢を整えよう」

 

「ありがとうございます。なお、工作船には真田副長以下技術班員五名、連絡要員として相原通信長を同行させます」

 

「承知した。デスラー総統には私から感謝の意を伝えてくれたまえ」

 

「わかりました」

 

ガルマン・ガミラスの太陽制御についての報告を入れ古代は通信を切った。

 

「相原さんが地球へ‥‥」

 

晶子は相原が一時的とはいえ一足先に地球に戻る報告を聞き、顔を綻ばせせた。

 

ガルマン・ガミラスの手を借りることになるが、それでも地球は救われるかもしれないと思っている宇宙移民本部。

 

一方、その頃未来の宇宙戦士たちを育む宇宙戦士訓練学校では‥‥

 

「あぁ~つぅ~いぃ~」

 

訓練校の寮の一室‥‥

 

ティアナとうららの相部屋にてティアナがコンパクト型の冷風機を抱きしめるような姿勢で季節外れの残暑に参っていた。

 

「ティアナ、アンタなんて格好をしているのよ」

 

そんなティアナに対しうららは呆れた。

 

何せ今のティアナの格好は、上はウェアやシャツの類は身に着けずにブラのみで、下はショーツ姿と、とても女性らしくない格好をしていたからだ。

 

もし、スバルが今のティアナの姿を見ていたらきっと胸を揉みしだこうと襲い掛かっていたかもしれない。

 

「そういうアンタだって似たような格好でしょう?」

 

ティアナは気だるそうにうららへ顔を向けながら彼女の服装を指摘する。

 

うららの格好は、一応上はウェアを身に着けてはいるが、下はティアナ同様ショーツ一枚な姿だ。

 

「わ、私はちゃんとウェアを身に着けているわよ!!」

 

「五十歩百歩じゃない‥‥大体、戦場じゃあ格好なんて気にする余裕なんてないわよ」

 

「いや、例え戦場でもその恰好は無いわ‥‥第一此処は戦場じゃないし、そんなだらけた格好で言われても説得力が全然ないわよ」

 

いくらなんでも戦場に下着姿で立つことはないだろうとツッコミを入れるうらら。

 

しかも暑さでへばって冷風機を抱きしめている姿はどうみても宇宙戦士の卵には到底見えない。

 

「常在戦場の心構えは大事よ」

 

「だからそれが全然ないって言っているの」

 

「それもこれも全部この異常な暑さのせいよ。あぁ~それにしても暑いぃ~本当に暑いぃ~もうすぐで冬なのにぃ~‥‥去年はここまで暑くはなかった筈よ‥‥」

 

「暑い、暑い、連呼しないでよ。こっちも暑く感じるわ。でも、ティアナの言う通り、確かにここ最近の気象は異常ね」

 

「電波障害も頻繁に起きて授業にも影響が出ているしね‥‥」

 

「暑さ以外にも夜になった筈なのに西の彼方はずっと明るいし、太陽だって何だか大きくなっている気がするわ」

 

(こんな現象、ミッドでも他の管理世界でも見たことのない現象ね‥‥)

 

「土門や揚羽たちが繰り上げ卒業してヤマトに乗って行った事と何か関係があるのかもしれないわね」

 

「そう言えば、あいつらは宇宙で元気にやっているかしらね‥‥」

 

ティアナとうららは現在、地球‥太陽で起きている異常に違和感を覚えつつも宇宙で‥ヤマトで頑張っている同期の事を思った。

 

その土門や揚羽が居るガルマン・ガミラス本星では‥‥

 

古代は藤堂の言葉を伝えるためにデスラーの下を訪れた。

 

「地球防衛軍の藤堂長官も心から君の好意に感謝すると言っておられた」

 

「そうか」

 

「地球は君たちの科学力に絶大な信頼を抱き、成功を期待している」

 

「光栄の至りだ」

 

「デスラー‥‥一つ聞きたい」

 

「何かね?」

 

「君は何故その科学力を平和のために用いない?」

 

古代はデスラーと再会してからずっと胸に抱いてきた疑問を彼に直接問う。

 

「平和?」

 

「そうだ。こうしてガミラス民族の復興を成しえた今、何故武力によって他の星を責めなければならない?」

 

「平和な宇宙を築くためだ」

 

「えっ?」

 

デスラーはそう言って銀河系の宇宙図をパネルに表示する。

 

「古代、見たまえこのようにボラー連邦の勢力は広大なモノだ。当然その武力も侮れない。しかも彼らは虎視眈々と宇宙制覇の野望を抱いている。私はこの星をボラーから守らなければならない。そして私を信じ付き従っている同盟国からの信頼も裏切る事は出来ないのだ」

 

デスラーはもはや一国の君主と言う地位だけではなく多くの星の人たちの信頼を一人で請け負っている。

 

ガルマン・ガミラスがボラー連邦に負ければ、ガルマン・ガミラスは勿論の事、ガルマン・ガミラスの同盟国の星もボラー連邦に蹂躙される。

 

(一戦艦の艦長とデスラーが背負っているモノの数と大きさは異なるか‥‥しかし‥‥)

 

デスラーが背負っている責任も分かるが、それでも未だにモヤモヤとした気持ちが残る古代であった。

 

「デスラー総統。工作船団発進準備完了しました。いつでも地球へ向けて出発出来ます」

 

そこへフラウスキーが地球へ出発準備が整ったと報告を入れる。

 

 

【挿絵表示】

 

 

そんな中、ガルマン・ガミラス本星付近の監視衛星がガルマン・ガミラス本星に迫るミサイルらしき飛来物の姿を捉える。

 

「第四防衛衛星!!ミサイルらしき飛行物体を捕捉!!」

 

「ボラー型ミサイルと確認!!」

 

「ミサイルの侵入コースはXYLからWZAの間二百度!!」

 

デスラーパレス内にはけたたましい警報が鳴り響き、慌ただしく動き回る兵士たちの姿があった。

 

「我が方の防衛ラインを突破するのは不可能な筈だ」

 

ガルマン・ガミラスから一番近いボラー連邦領の星から無傷でミサイルを飛来させるなど不可能な程、国境の警備は厳重であった。

 

それにもかかわらずボラーはこうしてガルマン・ガミラス本星へミサイルを送り込んできた。

 

国境警備に何か不具合が起きたのかと思われたが、

 

「防衛ラインに異常はありません!!」

 

しかし、国境警備には何ら不具合はなかった。

 

兵士たちが困惑している中、ボラーが送り込んだワープミサイルは弾頭のカバーが外れ、その中に仕込まれていた多数の小型ミサイルがガルマン・ガミラス本星へ向かう。

 

「侵入コース付近の戦闘衛星に攻撃命令。地上のミサイル基地でもスクランブル体制を下令しろ!!」

 

「はっ!!」

 

本星周辺に展開している戦闘衛星は直ちに迎撃を始める。

 

それでもボラーのミサイルは多く、戦闘衛星で破壊しきれなかったミサイルは地上からの迎撃ミサイルで応戦する。

 

「ボラーは絶えず攻撃を仕掛けてくる。一刻も油断は出来ないのだ。古代、これが現実なのだよ。だが、我が方の防衛システムは完璧だ」

 

パネルには飛来するミサイルを迎撃する戦闘衛星と迎撃ミサイルの様子が映し出される。

 

「敵、第二波ミサイル捕捉!!」

 

「敵は長距離ワープエンジンを積んだ。ワープミサイルと思われます!!」

 

ワープアウトした姿を監視衛星が捉えた事から国境警備のラインを越えてガルマン・ガミラス本星へ無傷でミサイルを送り込めた原因が判明した。

 

「くっ、ボラーの奴め、またつまらぬものを新開発しおって‥‥」

 

新型のワープミサイルだと知り、デスラーは怒りで顔を歪める。

 

「第二波ミサイル、侵入コースは四方向、XYLからWBZ六十度、ZLYからXBL六十度方向!!」

 

順調に飛来するボラーのワープミサイルを迎撃していくガルマン・ガミラスの戦闘衛星と地上の迎撃ミサイルであったが、一区画だけ飛来すると分かっているにもかかわらず迎撃をしない地区があった。

 

「あっ、敵ミサイル一基が接近!!迎撃間に合いません!!」

 

迎撃が間に合あわず、ミサイルは地表へと着弾した。

 

「何故、この地域の防衛システムは作動しない?」

 

「大変です!!メインコンピューターの識別・指令系統が何者かの手によって破壊されています!!」

 

着弾した地区の防衛システムが働かなかったのは何者かに手による破壊工作が原因であった。

 

「空港の被害は?」

 

「無事です」

 

「よし、工作船団は直ちに出航せよ」

 

「はっ!!」

 

「至急、戦闘艦も発進!!迎撃態勢を固めろ!!」

 

「はっ!!」

 

コンピューターに不具合が生じてしまったので、デスラーは戦闘艦による迎撃を命じた。

 

軍港からは多数のデストリア級航宙重巡洋艦が緊急出撃し、ミサイルの迎撃に向かった。

 

古代もヤマトが心配になり艦へ戻る事にした。

 

彼がデスラーパレスの出入り口付近へ来た時、

 

「待てー!!」

 

古代の背後が何やら騒がしい。

 

「ん?なんだ?」

 

古代が振り返ると一人の下士官クラスの軍服を着た男が通路を走って来ると、その男の後ろからは青い軍服を纏った男たち‥‥デスラー親衛隊の隊員たちが下士官の男を追いかけて来た。

 

「ガルマン・ガミラスなんて滅びてしまえ!!」

 

下士官の男は自らの故郷の滅亡を口にする。

 

「なんだと!?貴様!!」

 

「この裏切り者が!!」

 

「止まれ!!止まらんと撃つぞ!!」

 

ついに親衛隊の隊員たちはホルスターからコスモガンを抜く。

 

親衛隊の警告を無視して下士官の男は出入り口を目指して逃げていく。

 

警告に従う素振りがないと見ると親衛隊員はコスモガンを発砲。

 

下士官は胸を貫かれ、失速する。

 

すると下士官はポケットから一つのペンダントを取り出し空に掲げる。

 

「ま、マザー‥シャルバート‥‥マザー・シャルバート‥‥」

 

すると空には一人の女性の姿が浮かび上がる。

 

『‥‥』

 

親衛隊員たちも古代もその様子に唖然とする。

 

やがて下士官は息絶えて倒れると女性の姿は消える。

 

「コンピューター機構を破壊したのはあの男だったのか‥‥」

 

先ほどデスラーとオペレーターとの会話の中で防衛システムが人為的に破壊されたと言っていたが、その犯人が先ほど古代の眼前で親衛隊員に射殺された下士官だったのかと合点がいく。

 

「そしてあの男もシャルバート教の信者だったみたいだな」

 

バース星でバレルからシャルバート教について聞いていたが、こうして実際にシャルバート教の信者を見て、彼がした言動を見るとガルマン・ガミラスでも禁教になるのも頷けると思う古代であった。

 

その古代が向かっている宇宙港では、

 

シャルバート教信者の下士官が防衛システムを破壊した影響で、戦闘衛星、地上の迎撃ミサイルの機能が働かず、地表へ着弾するミサイルの数が増えて来た。

 

工作船の前に立つ真田、相原、坂東ら技術班のメンバーは緊張した面持ちである。

 

「この分じゃあいつこの空港も被害に遭うか分からんな」

 

真田が上を見上げながら呟く。

 

遠くからミサイルの着弾する音と振動が、工作船が係留されている地下ドックまで届く。

 

「古代艦長も急ぎ向かっているみたいですが、空港に被害が出る前に発進した方が良いでしょう」

 

「そうだな」

 

古代はデスラーパレスからこの空港に向かっているのだが、いつミサイルが空港に着弾してもおかしくはない。

 

空港または工作船自体が被害を受ける前に発進しなければ地球は救えない。

 

その為、良馬と真田は工作船を発進させることにした。

 

「これが成功したらヤマトとまほろばの使命は終わりですね」

 

「ああ、いい結果を持って戻って来る」

 

「坂東くんたちもがんばってね」

 

「はい」

 

見送りに来た雪も坂東たちを励ます。

 

「まほろばも途中まで護衛します」

 

「ああ」

 

「ヤマトの方も古代艦長が戻り次第、まほろばを追いかけます」

 

島は古代が戻り次第、まほろばと工作船団を追いかける旨を伝える。

 

「分かった」

 

良馬は急ぎまほろばの第一艦橋へと戻った。

 

「本艦はこれより工作船団護衛のために発進する!!発進準備はいいか?」

 

良馬が新見に声をかけると彼女は頷く。

 

「オールグリーンです。艦長」

 

「よし、まほろば。出航!!ヤマトも古代艦長が戻り次第、合流する」

 

地下ドックの装甲シャッターが開き、エレベーターで工作船団は地上へと出るそしてガントリーロックが解除されると工作船は次々とガルマン・ガミラスの空へと舞い上がる。

 

まほろばも宇宙港から飛び上がり工作船団の前面に展開して降り注ぐボラーのミサイルから工作船団を護衛しながら宇宙へと上がる。

 

その宇宙空間ではデストリア級航宙重巡洋艦がボラーのミサイルを迎撃していたのだが、飛来するミサイルの数が多く撃沈される艦もあった。

 

やがて、ミサイルの飛来も一区切りつき等々弾切れかと思われたが、

 

「敵大型ミサイル発見!!これまで飛来したミサイルとは異なる大きさです!!しかも複数です!!」

 

新見が新たなミサイルの飛来を報告する。

 

「ボラーの奴、止めのミサイルを送り込んで来たな‥‥」

 

「後方よりヤマトが来ました!!」

 

此処でヤマトも工作船団の護衛の為に合流した。

 

「通信長、ヤマトに通信を繋いでくれ」

 

「了解」

 

「砲雷長、波動砲の発射準備だ!!モードは拡散モードに設定!!」

 

「了解!!」

 

良馬は迫りくる大型ミサイル撃破する為の指示を出した。

 

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