その中で、アメリカ、イギリスはヤマトⅢのままですが、ドイツ、ロシアに関して、ロシアのノーウィック級は原作ではロケットの様な艦影でしたが、これをドイツのビスマルク級として、ドイツは松本先生の作品『わが青春のアルカディア』 『無限軌道SSX』に登場したアドミラル級戦艦、デスシャドー号の艦影と言う設定にします。
おしおきだべぇ~!!の中の人が首相の星間国家はロシアをモチーフにしており、そこの戦艦が丸みを帯びたずんぐりとした艦影に格納式の武装をしており、ビスマルク級と通ずるものがあったので‥‥
そして中国の戦艦は劇場版機動戦艦ナデシコ、DC版機動戦艦ナデシコに登場した新型リアトリス級戦艦に波動砲を搭載した艦影となっています。
また、今回の話の中で管理局にアンチが入ります。
これはあくまでも作者の創作における妄想の一部なので、原作の管理局は作中の事をしていない可能性もあります。
「管理局はこんな組織じゃない」と思われる方は見ない方が良いかもしれません。
それでもOKと言う方はどうぞ‥‥
月村家にて昔の記録映像を見ていたフェイトとティアナ。
その映像の中で、まだ幼い頃の高町なのはの登場と当時、海鳴で横行していた辻斬り事件の犯人の正体に驚愕した二人。
そして、二人はこの後のなのはの行動に更に驚愕する事となった。
やがて、映像の中のなのはが犯人に向かって声を上げた。
「どうして‥どうしておじいちゃんがこんな事をするの!?どうして!?」
その言葉を聞いたフェイトとティアナは少しだけ困惑した。
過去になのはと対決したフェイトにとってこの言葉はある意味仕方が無い事である。
そして、かつて模擬戦でコテンパンにされたティアナも力を行使する前にこうして話し合おうとするなのはの姿に困惑した。
『説得・話し合い=戦闘』という印象が強いフェイトとティアナにとっては当たり前の事でありその説得・話し合いを受けた身としては、思い出したくもない記憶の一部であるのは言うまでも無い。
「美由希君の妹さんか‥‥この男が勝つ事を祈ることだ、でなければ私は君も手にかけなくてはならん」
辻斬りの犯人は青年に勝ったら、この場に居る人間全員を口封じするつもりだった。
「分からないよー!おじいちゃんはおにいちゃんやおねえちゃんにも優しかった!みんな、みんな、おじいちゃんが好きだったんだよ!それなのに、それなのに‥‥」
なのははフルフルと身を震わせて言う。
彼女にとって、この犯人は自分にとって優しいお爺さん的な存在だったのだろう。
それが、今までの起きた辻斬り事件の犯罪者である事が判ったのだ。
もうこれ以上人を傷つけるのは止めてほしいと思いながら説得するのは当たり前である。
彼を止めるにはそれしか選択肢がない状態なのだから‥‥。
そんななのはの説得に対して犯人は、
「全ては正すためだ‥‥」
「えっ!?」
犯行理由を語った。
「時代が変わり、この国は誰もが平和に過ごせる豊かな国となった、だが、同時に腐敗への幕開けでもある。今後の国を担う若者たちの堕落ぶりは目を覆うほどだ。髪・目・耳・服。自分の目ではなく、画面の向こうの情報だけを信じる情報社会に毒される者たちのなんと多いことか。自分の主張すらまともにできず、社会に不適格な者が続出している!無論、このような事で大きな変化が訪れるとは思っていない、しかし、これは誰かが行い、正せねばならんのだ!!誰かが今の時代が過ちだと教え、世間に知らしめなければいかんのだ!」
犯人の動機から見て、この老人が己の欲望を満たす為の快楽や自らの力を試す為、平穏な日常に刺激が欲しいと言う訳では無いようだが、管理局員である自分たちから見てもそのような理屈で人を傷つけ、殺して良いという事は在ってはならない事実である。
「ふざけるな!!そのような理屈で!!人の命を一体何だと思っている!?」
思わず、椅子から立ち上がり声をあげるフェイト。
映像に映る人物は既に二百年以上前の人物であるが、フェイトにとってはどうしてもスクリーンに映る老人が‥その犯行動機が許せなかった。
「フェ、フェイトさん落ち着いてください」
興奮するフェイトをティアナが慌てて宥める。
「ご、ごめん‥‥」
ティアナから宥められてフェイトは椅子に腰を下ろす。
「そんな‥若い人にだっていい人はたくさんいます!髪の毛の色を変える人が何で悪い人なんですか!?良いか悪いかなんて、そんなのお爺ちゃんが決める事なんてないのに!!」
なのはも犯人の動機が余りにも無茶苦茶なのだと理解した様で、犯人の動機を批判する。
なのはと犯人との会話が続いていた時に青年がなのはの頭にポンっと手を置いた。
「おにいちゃん‥‥?」
不思議そうに見つめるなのはに微笑み、青年はなのはを自らの後ろに下がらせた。
「ごちゃごちゃと奇麗事をほざいているけどよぉ、結局はむかついたんだろう?」
青年は思った事をそのまま犯人に向かって言った。
「どんなに奇麗事をほざいても、お前のやっている事はただの犯罪なんだよ!!下らねぇ御託を並べて、テメェを正当化してんじゃねぇぞ、こら!!」
これはどう、考えても完全に挑発行動以外の何者でもなかった。
しかも、言って来たのが、自分よりも格下相手に言われたことに腹が立ったのか、
「黙れ!何も知らない小僧が!!」
激怒し、犯人は木刀を振り上げて襲い掛かってきた。
相手は青年よりも年老いているとは言え、剣の腕では格上。
当然、青年は殆ど防御に回っているが映像で見る限り、剣速はかなり早い部類に入る。
時間が経つに連れて次第に追い詰められている、それでも木刀と木刀のぶつかり合う音が聞こえている
それを数えると大抵八回程度で一度は止まり再び音が聞こえるという現象が起きている。
死中に活を求めなければ、勝てないのだが、全く攻撃できる余裕はない。
次第に防御が追いつかなくなり、遂には右肩に相手の突きを受け、負傷してしまう。
更に青年の木刀までもが相手に折られてしまった。
絶体絶命のピンチであったが、そこへ更なる登場人物が来た。
なのはの兄と姉である高町恭也と高町美由希の二人だ。
二人の突然の登場で、仕切り直しとなった死合‥‥
青年はノエルから新しい木刀を受け取り、構える。
勝負は互いに一撃を放つのみとなった。
そして、勝敗は青年に軍配が上がった。
その後、駆け付けた警察によって犯人は逮捕され、青年は病院へと担ぎ込まれた。
それから、映像は日常風景へと戻っていった。
その中で、フェイトはある疑問を感じた。
それは、なのは、アリサ、すずかの通っている小学校の名前だ。
自分も小学三年生の頃から中学三年生まで同じ学校に通っていた為、間違える筈がない。
自分たちが通っていたのは、『私立聖祥大付属小学校』だ。
しかし、この映像に映っている、なのはたちが通っている小学校の名前は、『私立海聖小学校』と出ており、着ている制服も自分たちが着ていた『私立聖祥大付属小学校』の制服と若干違っている。
また、運動音痴で有名だったなのはであるが、この映像のなのはは、兄や姉から剣の手ほどきを受けており、普通の運動に関しては、自分たちの知るなのは同様運動音痴なのだが、剣術に関しては、一日の長があった。
特になのはが繰り出す左片手平突きの威力を見たフェイトは大変驚いたのと同時に、
(凄く綺麗‥‥)
と、剣術を披露するなのはに憧れの眼差しを向け、
そして、ティアナも、
(なのはさんって剣術が上手かったんだ‥‥でも、何で今はやっていないんだろう?)
と、この世界のなのはと自分の知るなのはの区別がつかなかった。
当然、ティアナの知るなのはは、剣術の手ほどきなど受けていないため、映像の様な、左片手平突き等出来る訳がない。
それから一年の歳月がダイジェストで流れ、なのはたちは小学四年生に進級した。
(あ、あれ?ジュエルシードは!?闇の書は!?何であの事件が起きていないの!?それに私が出てきていない!!)
フェイトはひどく狼狽した。
なのはとの出会いのきっかけとなったPT事件が起きなかったのだ。
それにはやてとヴォルケンリッターたちとの出会いのきっかけになった闇の書事件も起きていない。
「っ!?」
やがて、映像が流れていく内、フェイトは目を大きく見開いた。
通学の登下校の際、なのはたちの中に小学生の頃の自分の姿が映っていた。
しかも驚いたのは、映像の中に自分よりも少し身長の低い、自分に似た容姿の少女の姿も一緒に映っていた。
彼女は、なのはたちに『アリシアちゃん』と呼ばれ、映像に映る自分も彼女の事を『姉さん』または『アリシア』と呼んでいた。
(フェイトさんにお姉さんっていたのかしら?)
フェイトの姉と言う人物に疑問を抱き、チラッとフェイトを見ると、フェイトは明らかに動揺していた。
(アリシアが生きている!?そんな‥‥そんなバカな事が‥‥)
フェイトの姉‥いや、オリジナルとされるアリシア・テスタロッサは、フェイトがこの世に生み出される随分前にこの世を去っている。
だからこそ、その姉とも呼ぶべき存在が映像の中で映っている自分と同じ様に仲良く並んで歩くなんて事は不可能な筈だった。
フェイトの動揺がおさまらない内に映像が進んでいき、すずかが贔屓にしている古書店と言うお店が出てきて、そこの店主がはやてだったことにもフェイトとティアナは驚いた。
なのはたちと同い年にしか見えないはやてであったが、映像の中の彼女は飛び級をして10歳で既に大学を卒業している才女であった。
それに店の従業員の中には、ヴォルケンリッターの面々の他に闇の書事件おいて、消えた筈の彼女の姿もあった。
(八神部隊長が本屋の店主!?どう言う事!?)
ティアナははやてが本屋の店主をしている事に驚いた。
一方、ここまでの映像を見て、フェイトは、この地球は自分たちの知る地球とは完全に違う世界なのだと判断した。
(ティアナ、この地球の歴史は私たちの知っている地球とは違う歴史を辿ったみたい‥‥)
(そんなっ!?そんな事ってあるんですか!?)
念話にてフェイトはティアナにこの地球と自分たちの知っている地球は別世界だと告げる。
ティアナは当初、信じられなかったが、実際、映像の中のはやては管理局には入っておらず本屋の店主をしていたのだから、フェイトの説が正しいと思わざるを得ない。
そして、フェリシアやセフィリア、紅葉がこの世界における自分たちテスタロッサ家と親友の高町家の子孫である事も分かった。
途中ではあったが、この地球の歴史が別の地球である事を十分に理解したフェイトはノエルに映像を止めてもらった。
ティアナの方はもう少しみたいなと言う顔をしていた。
そこで、ティアナはアルバムを見て、映像の続きの補足をした。
その中で、ティアナはこの世界のなのはたちの未来を断片的であるが、知る事となった。
なのはは、翠屋の二代目パティシエールとなり、やがて結婚し、子供を設け、ごくごく平凡な生活を送り、天寿を全うした。
フェイト、アリシアのテスタロッサ姉妹も大学進学後、実家のホビーショップを継ぎ、二人ともそれぞれ結婚し、天寿を全うした。
ただ、フェイトとアリシア、どちらがセフィリア、フェリシア親子の直系の子孫なのかは分からなかった。
はやてに至っては残念ながら、天寿を全うすることなく、若くして重い病気にかかり、この世を去った。
亡くなったのも自分の知るはやてと年齢が近いが、少なくとも自分が知るはやては、元気そうで、病気で亡くなることは無いだろう。
しかし、この事実を果たしてフェイトやなのは、そしてはやてに教えるべきだろうかと悩んだティアナであったが、話すのは止めておいた。
この世界のフェイトたちは自分の知るフェイトたちではないし、はやてに至っては若くして亡くなったのだから、あまり気分のいい話ではないだろう。
なお、目の前に居る月村家当主である忍はあの辻斬り犯を倒した青年と結婚していた。
映像を見終わった後、フェイトは忍とノエルに何故、容姿が変わらないのか?
何故、二百年近い年月を生きているのかを訊ねた。
すると、忍は以前、リニスに話した月村家の秘密をフェイトとティアナに話した。
二人が魔法を使う魔導師である事、
異世界の治安維持を行う組織、以前ギンガが務めていた時空管理局の局員であると言う事を事前にリニスに聞いており、忍は自分たちの事を話したのだ。
話を聞いた当初、ティアナは信じられないと言う表情をしていたが、忍が補足の為、アルバムを見せて、その信憑性を裏付けた。
(忍さんやすずかが吸血鬼だったなんて‥‥まさか、私の知るすずかもそうなのかしら‥‥)
この地球と自分の知る地球はそれぞれ異なる歴史を辿っていた。
だからこの世界の忍やすずかは吸血鬼だが、自分の知るすずかは吸血鬼ではないかもしれないと思いつつもやっぱり吸血鬼なのではないかと言う不安があった。
それから数日後‥‥
ヤマト、まほろば がイスカンダルからの航海に帰還した三日後、良馬、古代兄弟、真田、更にフェイト・テスタロッサ・ハラオウンとティアナ・ランスターは地球防衛軍本部に出頭した。
無論、イスカンダル救援作戦及び、時空管理局艦船遭難事故についての報告と情報交換のためである。
イスカンダル救援作戦の報告中、フェイトとティアナは別室で待つことになり、良馬たちは、先に長官室に通された。
部屋には藤堂の他に数人の司令部幕僚、地球連邦政府関係者数名が待っていた。
また、司令長官秘書である森雪も当事者の一人として同席を命じられた。
互いに敬礼を交わし、報告と質疑応答が始まる。
一連の経過は航海日誌と任務詳報、戦闘詳報が帰還翌日に提出されており、それを元に進められた。
ガミラス軍との共闘についてはある程度の予想がされており、
当時としては最善の方策だったとしてさほど問題にはされなかったが、暗黒星団帝国軍や白色彗星帝国軍残党との交戦、さらに時空管理局なる組織との本格的な接触については司令部としても放置できないのか、幕僚や政府関係者からの質問が相次いだ。
まず、暗黒星団帝国関連では太陽系の目と鼻の先まで進出してきた事、そして、イスカンダルではイスカンダリウムを強引な手段で採掘しようとした事から、交戦はやむを得なかった事と判断されたが、
彼らの目的が、他の星系に住む生命体の存在など気にせず、強引なエネルギー採掘を行い、そのエネルギー採掘はそこに住む生命体の生活に危険を及ぼす採掘で、その採掘したエネルギーの使用目的が星間戦争である事から、彗星帝国同様、侵略を生業とする侵略星間国家である可能性が大な為、今後警戒が必要な事、
更に、採掘しようとしたペテルギウス、イスカンダルのエネルギー採掘作業を妨害し、ましてや、その艦隊を全滅させた事から、今後、彼らの報復あるいは太陽系への侵攻の可能性は否定できないと予想された。
「君たちなら嫌というほどわかっているだろうが、ガミラスとの戦争で、全ての分野で君たちくらいの、働き盛りの世代の数が一番少ないのだ。この人口減少と防衛軍を始めとする全ての職の人材不足があと20年は続くと言われている現状では、有人艦船の建造もままならない。しばらくは無人艦艇も併用していくことになるだろう」
西郷の説明が終わるとともに、いくつかの艦艇の三面図がスクリーンに投影された。
「試作段階だった無人艦は、現在運用されている主力戦艦や巡洋艦をベースにした無人艦を建造したが、来年には全く新しい無人艦艇の建造が始まる」
藤堂が新たな無人艦の説明を行う。
「上からクレイモア級自動戦艦、カットラス級自動巡洋艦、ダガー級自動駆逐艦だ。有人艦に関しては、各国ごとに戦艦を建造し、次世代主力艦開発の参考としているが、その第一陣として、アメリカが建造を再開した大型長距離戦艦アリゾナ級が来年の春頃に竣工し、同型艦も三艦が就役する。ヨーロッパではイギリスのプリンス・オブ・ウェールズ級、ドイツのビスマルク級、ロシアのノーウィック級がそれぞれ四隻、中国では定遠級が二隻いずれも来年中には竣工する予定だ。いずれも7~8万トン級で、ヤマト同様、長期間の行動を想定した大型戦艦だ」
艦船ステータス
クレイモア級自動戦艦
新型エンジンや武装により、性能は有人の戦艦を凌駕するが、コントロールは有人艦、または地上基地からの操作に依存する。
艦首には、収束波動砲と拡散波動砲を装備する二つのタイプがある。
波動砲以外の兵装も四連装51cm衝撃砲を装備している。
カットラス級巡洋艦
艦の外観は紡錘-葉巻型の変形に分類される。
無人なので艦橋は無い。
その代わり送受信アンテナが設置されている。
艦首下側に外付け式(外装式)の収束波動砲を一門装備している。
その他の武装としては旋回式の三連装衝撃砲塔(ショックカノン)を艦前半部の上下に2基に装備している。
艦後部上側には固定式の連装衝撃砲を後ろ向きに装備している。
舷側には固定式衝撃砲、パルスレーザー砲を装備。
ダガー級自動駆逐艦
有人駆逐艦の特徴である先端が丸まった紡錘-葉巻形の艦型形の船体とは大きく変わり、細長い四角錐を基調とした船体をしている。
またメインエンジンノズル部にあるインテークの形状が、有人駆逐艦の様に円形ではなく、横に広がったかまぼこ型の大型インテークを上部のものより小型で扇型のインテークを下部に有していて、一見すると小さな翼が生えている様に見えるのがデザイン上の特徴となっている。
武装は中口径主砲と平行発射ミサイル、艦尾ミサイルを装備している。
アメリカ戦艦 アリゾナ級
基本構造はアンドロメダ級戦艦に近く、艦中央部のバルジ、補助機関と安定翼のX型配置、艦橋後部の多目的センサーマスト、船体下部の補助機関ナセルなど、艦底から艦後半部にかけて共通の特徴がある。
艦首は主力戦艦、艦橋形状はヤマト級戦艦と細部は異なるが、これまでの地球防衛軍の艦艇の折衷形の艦型である。
波動エンジンを一基装備し、補助機関はアンドロメダ級と同じく四基備えている。
兵装は艦首波動砲を一門装備。主力戦艦同様に、発射口中央部に縦に仕切板がある。
主砲として、三連装衝撃砲を艦前部上面に二基、艦後部上面に一基、計九門を装備。
副砲として、対白色彗星帝国戦役時の巡洋艦と同様に船体中央の両舷面に装備し、艦尾以外の艦後方も広く射界に含んでいる。
船首にはヤマト級と同様のミサイル(魚雷)発射管と思われる台形のラインが両舷で十二門ある。
対空兵装は、艦橋付近の両舷に、連装対空パルスレーザー砲を3基、計12門装備する。
同型艦 ペンシルヴァニア アイオワ ミズーリ
イギリス戦艦 プリンス・オブ・ウェールズ級
艦型は、対白色彗星帝国戦役時の主力戦艦に基本形に、艦尾は01式巡洋艦に近い形状をしている。艦首が衝角のような長い突起形状をしているのが特徴的である。船体のカラーリングは主力戦艦とほぼ同様である。
武装は、艦首波動砲の他、連装衝撃砲を艦前部上面に三基、後部上面に一基を装備している。
同型艦 キングジョージ五世 デューク・オブ・ヨーク ハウ
ドイツ戦艦 ビスマルク級
対白色彗星帝国戦役の主力戦艦級を基本形とし、艦底部はヤマト級戦艦の艦影の推進部はスマートな直角な艦型を採用し、艦橋はヤマト級戦艦、主力戦艦級の形式を合わせ持った様な形状をしている。
この、従来の地球防衛軍艦艇の集大成的な艦型は、同時期に登場するアリゾナやプリンス・オブ・ウェールズに見られる共通の特徴である。
兵装は艦隊決戦兵器である波動砲を小口径ながらも六連装となっており、艦首の船首楼付近に装備。
その他の武装は主砲 三連装エネルギービーム砲を三基、四連装艦首ミサイルを二基、舷側多連装レーザー砲郭を四基装備している。
同型艦 ティルピッツ アドミラル・グラーフ・シュペー アドミラル・シェーア
ロシア戦艦 ノーウィック級
ノーウィック級は、対白色彗星帝国戦役の主力戦艦級を基本形とし、艦底部は ヤマト級戦艦、艦尾の推進部は巡洋艦の艦型を採用。また艦橋は アンドロメダ級戦艦の形式を採用している。この、従来の地球防衛軍艦艇の集大成的な艦型は、同時期に登場するアリゾナやプリンス・オブ・ウェールズに見られる共通の特徴である。
兵装は艦隊決戦兵器である波動砲を一門艦首に装備。
その他の武装は全て格納式になっている。
同型艦 クニャージ・スヴォーロフ アルハンゲリスク レトヴィザン
中国戦艦 定遠級
基本構造は従来の主力戦艦に近い構造で、艦首は主力戦艦、艦橋形状は、細部は異なるが、カットラス級自動巡洋艦に似た構造となっている。
波動エンジンは、一基装備し、補助機関はアンドロメダ級と同じく四基備えている。
兵装は艦首波動砲を艦首に二門装備し、上部に左右三連装の格納式の砲塔を一基ずつ、計二基。両舷の左右に格納式の副砲を一基ずつ、計二基。下部に左右三連装の格納式の砲塔を一基ずつ、計二基。
上部前部にミサイル発射管を多数装備している。
同型艦 鎮遠
「それは私も耳にしましたが、日本は?」
真田が藤堂に質問した。
「日本では、アンドロメダ級二番艦、アンドロメダ・改級戦艦が年明けには就役する。ヤマトも近代化改装と、新型の戦艦、大型の重巡洋艦、大型防空駆逐艦も現在、設計中で設計出来次第、建造を開始する」
ふむ、と一同は頷いた。
「それはまた破格な艦ですが、白色彗星帝国との戦訓は導入されるのでしょうか?」
良馬が彗星帝国戦役時での懸念を口にする。
新生・地球防衛軍の象徴たるアンドロメダが呆気なく失われた原因の一つが、過剰なまでの自動化だったからだ。
「完璧ということはありえないが、一層の自動化を進める一方、マニュアルオペレートの余地を大幅に拡大した。そのデータには君が艦長を務める まほろば が大いに役立ったよ。今後の新型艦船もそれに準じた設計とするが、現在運用している有人艦も近代化改装し、同じ対策をとる予定だ」
藤堂の説明を聞き、良馬も納得した。
「これらの艦は、君たちも耳にしている、検討中の宇宙移民計画に備えたものでもある。しかし、いくらカタログデータが優れていても、それを動かす者の技量が低ければ張り子の虎だ。そう言う意味では、人材育成や白色彗星帝国軍残党の掃討等には君たちの世代が中心になって進めてもらわねばならないことが山積しているのだ。頼んだぞ」
藤堂長官が締め、一同は直立して敬礼した。
小休止を挟み、次は、新たに接触した『時空管理局』について意見交換が行われる。
「彼女たちと話す前に、君たちが地球に戻って来るまでに、土星圏で まほろば が接触し、後に此方で回収されたテリオスという難破船を解体調査した結果わかったことを君たちに知ってもらい、情報と意見交換を行った上で、我々の認識を共通なものにしておきたいのだ」
「わかりました」
話が進むにつれ、古代たちの表情は厳しく、憮然としたものになっていった。
過日、土星圏において彗星帝国残党軍と交戦し、大破した時空管理局次元航行本部所属L級航行艦テリオスの船体と乗組員の遺体を検視した最新状況が良馬や古代たちに知らされたのだが、内容は皆を渋面化するのに十分過ぎる程で、ツッコミ所がテンコ盛りだった。
以前、接触したノア同様、収容された遺体の中に、満十五歳に満たない者が多数含まれていた。
うち一人名は、身分証明書と艦内のカレンダーを照会したところ満九歳。
魔導士ランクとやらではAAAクラスという。
回収された管理局の資料では、その位の年頃で魔力AAAランクは天才の範疇に入ると言う。
「天才なればこそ、きちんとした人間教育を施してから任務に当たらせるべきだ。それを才能が有るからと言って、直ぐに前線勤務につかせるなんて理解不能だ」
真田が首を振りながら言う。
「一体、時空管理局は何がしたいのか全然わかりませんよ」
古代が呆れたように言う。
「俺が言えた義理ではないが、年端もいかない子供を危険な前線任務に就かせている時点でまともに付き合うなんて無理だろう、この組織」
守が嫌悪感を示しながら言う。
子供が含まれていたことは皆知っていたため覚悟はできていたが、一同が精神を摩耗するのはこれからだった。
解析に当たっていた幕僚が古代たちに説明を行う。
「解析の結果、このテリオスと言う艦‥‥実は、しばしばダーティミッションにもついていたようです」
「ダーティミッション?それってつまり‥‥」
「公には出来ない汚れ仕事って事か‥‥」
ダーティミッションの意味についてその意味を察した守が呟く。
管理局の整備員が決して無能と言う訳では無いが、テリオスのメインコンピュータを整備員が丁寧にメンテナンスを行わず、普段通りのマニュアル整備をしていた為、テリオスに残されていたダーティミッションの記録がそのまま残っていた。
防衛軍は、未知の組織である時空管理局所属の艦と言う事で、徹底的に調べあげた結果、今回の件が防衛軍側に明るみになった。
「それでは、此方をご覧ください」
幕僚の一人が機器を操作して、映像を再生する。
それを見た一同の顔に程度の差こそあれ、憤怒の色が浮かぶ。
反管理局勢力の殲滅任務。
それならば百歩譲って分からない訳では無いが、その作戦内容が、大勢の無関係の住民もろとも魔導砲『アルカンシェル』と呼ばれる広域砲を無警告で砲撃し、何も知らない住民諸共テロリストを消滅させたこと。
管理世界入りを拒否した世界にも同様の殲滅作戦を実施し、多くの非戦闘員を虐殺した映像。
ロストロギアとやらの回収では強奪・強盗同然の回収も少なくない。
更に管理外世界に属する、魔法文化の無い世界における現住民への略奪・暴行、魔力素質者の拉致。
また、管理世界においても魔導師資質が高い子供を強引に管理局へ入局させる強引な勧誘と引き抜き‥‥。
拒む保護者に対しては圧力をかけて、社会的・経済的に追い込み、その子供を管理局に入局せざるを得ない状況に追い込む。
そして、今後の任務に支障をきたす程の重傷を追えば、まるでボロ雑巾の様にその者を懲戒解雇する‥‥つまり、強引に引き抜いたくせに、使えなくなったら即捨てる。
組織には必ず暗部があるというが、これはあまりにも酷い。
時空管理局は次元世界の法と正義の守護者?
これらのような行為をしていて平然と自らを正義と名乗る。
余りにもお笑い草なブラックジョークだ。
嘲笑ってもいいだろ?
連中は高ランク魔導師が支配する魔法階級制度の社会を作りたいだけなのではないだろうか?
それによって自分たちが欲しいと思ったモノはどんな手段を使用してでも手に入れる傲慢。
非魔導師は魔導師に従う社会を形成し、質量兵器の撲滅と銘打って非魔導師から戦う力を取り上げようとしているのではないだろうか?
要は自分たち、魔導師よりも強力な力、優れた力を持たれると自分たちの地位が揺らぐのでそれを防ぐために魔法以外の戦う力を奪っている。
直に話した限り、フェイトたちは純粋に住みやすい社会づくり、治安維持に貢献したいようだが、自分たちの所属する組織の裏の本音を知ったら、果たしてどうするつもりだろうか?
次に根拠地であるミッドチルダで流されていた番組の映像データもあった。
其方も再生してみると、スクリーンには十歳前後と思しき三人の少女が映し出され、その姿に一同は唖然とする。
「ハラオウンさん?」
「それに紅葉ちゃん?それにディアーチェも‥‥」
古代、そして良馬が少女達の姿を見て、目を見開く。
「金髪の少女の名前はフェイト・テスタロッサ。今回保護したハラオウン執務官本人だ。そして紅葉ちゃんに似た栗髪の少女は高町なのは、ボブカットの少女は八神はやてといい、テスタロッサ嬢以外は、時空管理局が第97管理外世界と呼称している『地球』の生まれで、しかも海鳴市に住んでいた‥とある」
「高町って‥‥」
驚きの声を上げる一同に幕僚が更に続ける。
「そして、その三人のつい最近の写真がこれです」
映し出された画像は二十歳前後の女性の姿。
顔立ちからみてもあの三人の現在の姿だろう。
内、フェイトについては今さら言うまでもないが、その姿はフェリシア。
八神はやてと言う女性については、髪と瞳の色以外はディアーチェにそっくりだった。
ギンガやフェイト、ティアナの三人がディアーチェを始めて見た時、「はやて」と呟いたのも分かる。
高町なのは は航空戦技教導隊所属の教導官で階級は一等空尉。
八神はやては特別捜査官職にある二等陸佐で、三人とも魔導師ランクはオーバーSクラスと言う。
「艦から回収した記録では、三人は満九歳の時から時空管理局に所属し、魔導師として様々な事件を解決した‥とあります。そして、この三人は時空管理局の若きエースとして、マスコミに取り上げられることも多いようです」
「言っちゃあなんだが、多分管理局の広告塔、あるいはプロパガンダの意味合いもあるんだろうな」
良馬は眉間を押さえていた。
他の皆も渋い顔をしている。
あんな年端もいかぬ子供たちに幼い頃から危ない橋を渡らせないと平和を維持できないのだろうか?
時空管理局と言う組織は‥‥。
大人たちは普段何をしているのか?
ピーターパンが住むとされるネバーランドじゃあるまいし‥‥。
大人の局員が少ないのか?
フェイトたちにとっての幸運は、ノア、テリオスの両艦に機動六課の資料がなかった事だろう。
そして、六課に出向予定のギンガが六課の詳しいメンバーもまだ知らなかった事もだ。
まだ十歳にしかならず、それも自ら保護責任者を務めている子供二人(エリオ・モンディアル、キャロ・ル・ルシエ)を危険が伴う任務に就かせていたと知ろうものなら、良馬も怒気が寛容を上回っていたかも知れないのだ。
ひと通り資料に目を通した。
重苦しい空気が漂う中、藤堂が口を開いた。
「時空管理局への対応について、君たちの意見を聴きたい」
まず良馬が応える。
「ハラオウン執務官たちの事は別にして、こちらから必要以上のアクションを起こす必要はないと思います。向こうがコンタクトを求めてきた場合、緊急を要しないものは管理世界政府と地球連邦政府との協議にすべきであり、時空管理局と我が軍が直接コンタクトを持つ事は可能な限り避けるべきでしょう」
管理局が何らかのいちゃもんをつけてこないとも限らない。
『餅は餅屋』の言葉通り、政治はその道の専門家に任せようと言う。
「なるほど。しかし、時空管理局は魔法に頼らない武装を質量兵器と称して禁じている。当然、我々が使用しているショックカノンや波動砲、コスモガンは、彼らが禁じている質量兵器にあたるだろう‥‥もし、彼らが我々に武装解除を要求してきた時はどうする?」
それには守が一言だけ答えた。
「一通り主張させた後、沖田艦長に習い彼方には『馬鹿め』の一言で回答してやればいいんです。第一、彼らが主張する次元世界とやらに我々が従う必要は全く、更に我々の地球は彼らの言う管理世界ではないのですから。友達付き合いしたいというならともかく、高圧的に管理局に従えと要求してくるのであれば、管理局を侵略組織と認定し、それに相応しい対応をすればいいだけです」
守の言葉に良馬、古代らは頷いた。
『それに相応しい対応』‥‥それはつまり、管理局を侵略組織とみなした場合は管理局の艦を撃沈すると言う事を意味していた。
勿論、遭遇したから即攻撃と言う訳ではなく、降伏勧告または地球連邦内の領宙域からの退避を勧告し、それでも従わず逆に武力行為を行ってきた場合だ。
良馬としては、確かに管理局は信頼に値する組織ではない。
それでもフェイトやティアナとはこうして知己を得る事が出来たし、彼女たちは、信頼は出来そうだった。
願わくば、管理局との武力衝突だけは起きて欲しくないモノだと思う良馬だった。