贋作者が問題児たちと異世界から来るそうですよ? 作:リアと言う名の名状しがたきモノ
「エミヤとアインツベルンはわかるけど、アンリマユ?」
「……アーチャー?」
エミヤが自己紹介をすると、十六夜と呼ばれた少年以外の二人は、頭を捻り考えてしまっていた。
「あぁすまない、気にしなくていい…(アンリマユは違うし、アーチャーは英霊の私だが)ただそう呼ばれてただけだ」
「そう、じゃあ気にしないでおくわ、アンリちゃん」
「……わかった」
「飛鳥、私は君にちゃん付けされるような年ではないのだが」
「そう?まぁ謝っておくわ」
飛鳥がバツが悪そうに、謝罪をすると
「その見た目で戦姫さまは俺たちより歳上なのか、面白いな」
ヤハハと軽薄に笑う十六夜にエミヤが効くと
「十六夜、何故私は戦姫なんだ?」
「あぁ、お前はほんわかな姫みたいに一見見えるけど、どっか争い事に慣れてそうな雰囲気をしていたからだ」
ヤハハとまたもや軽薄に笑う十六夜に飛鳥が嫌そうな目を向けた
「あら、やっぱり野蛮人なのかしら?初対面でこうもズカズカ言うなんて、呼び方は兎も角最低ね。」
フンと、高圧的な態度を崩さない飛鳥。
そんな彼女たちを見張る者が、物影から彼女らを鋭く観察していた。
「(うわぁ……なんだか一癖も二癖もありそうな問題児ばかりみたいですねぇ……)」
鋭く観察している。と本人はそう思っていた。
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しばらく皆で話しあっていると十六夜はいい加減話を進めようと進言した。
「とりあえず、呼び出されたはいいけど何で誰もいねえんだよ。この状況だと、招待状に書かれていた箱庭とかいうものの説明をする人間が現れるもんじゃねえのか?」
「そうね。なんの説明もないままでは動きようがないもの」
「………この状況に対して落ち着き過ぎているのもどうかと思うけど」
確かにそうだと内心同意したエミヤが、突然弓と矢を取り出すと茂み目掛けてその矢を射った。
「なっ!」
「………っ!」
「⁉︎(あの弓と矢どっから取り出したんだ?)」
驚く三人には目もくれず、エミヤは喋る。
「そこの茂みに隠れている君は、何者だ?さっきはワザと外したが、出てこないのなら今度は当てて見せよう」
そうエミヤが言うと、弓と矢をどこからか取り出したことを気にしつつも茂みに目を向けた。
すると
「ま、待って欲しいのです!私に貴方がたと敵対する意思はありませんですヨ!?や、やだなぁ皆様方、えぇ、えぇ、古来より孤独と狼と矢はウサギの天敵でございます。そんな黒ウサギの脆弱な心臓に免じてここは一つ穏便に御話を聞いていただけたら嬉しいでございますヨ?」
そう言いながら、青髪ウサ耳の少女が茂みから姿を現した。
作者「あー、終わった終わった〜これで休める」
モーさん「なぁ作者」
作者「あ、モーさんどうしたの?」
モーさん「次回作を書け」
作者「え?でもさっき終わったばっかだs………って、あの〜モーさん?ソノカマエテルケンヲオサメテクダサイ」
モーさん「問答無用だ!
作者「え?やめっ!ぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」