貴方は何トリア?私はアル………アサトリアだ!※アサトリアのアサはアサシンのアサである。   作:星の空

3 / 5
第2聖 日本

俺がジャックと共に過ごす事となってから50年が経った。

その間には色々あったさ。

ロンドンが特異点と化して、俺のオリジナルであるモードレッドが霧や排煙だらけの街を駆け回っていたり、カルデアという機関から特異点の修正をするために現れた藤丸立香(男)とマシュ・キリエライトという2人がモードレッドに付いて行動していたりと。

そのお陰で容易に外を出歩けなくなったのはご愛嬌だ。

途中、どこで嗅ぎつけたのかパラケルススという魔術師が接触してきたが、ジャックの欲求不満が爆破して話を聞かずにバラバラに切り刻んで満足していた。

哀れパラケルススよ。

結局、俺達は藤丸立香らと接触する事となった。パラケルススが殺される前に魔力を大量に流したせいで藤丸立香らが来てしまったのだ。

出会ったあと、話し合うこととなったのだが、モードレッドが何かと俺を気にかけてきたので色々と困った。

藤丸立香らと共に特異点を修正する事になって暫くは行動を共にした。

時計塔の地下には冬木市にある筈の大聖杯があったのは驚いたが、それ以外は特に何も無い。

マキリ・ゾォルケンが魔神柱管制塔バルバトスと化してそれを相手にした。ATフィールドがあるおかげでバルバトスは1度も俺達を傷付けずに倒された。

ゾォルケンが残したニコラ・テスラは煉獄剣を使って極地と戦闘続行で激戦となったが、それを隙と見たモードレッドが剣の極光砲撃で消えた。

最後に俺と似ている贋作、アルトリア・ペンドラゴン・オルタナティブがランサーとして現れたが、モードレッドが一騎打ちを所望したため、許可をした。

結局は勝ち、英霊の座に帰って行った。俺達は藤丸立香らがカルデアに戻るのを見送った。

ただ、俺とジャックがこの時代で今も尚生きている人間だと言うことを知った時のあの二人の仰天ぶりは凄かった。

それが、丁度25年前だ。俺はセイバー・リリィ程の身長に伸びたが、ジャックは霊故にあの頃と一切変わらない。

因みに今は1860年頃である。

『ねぇねぇお姉ちゃん、日本って防犯意識低くない?』

(これから発展してくんだ。まぁ、200年規模になるがな。)

俺とジャックは今、日本に上陸して行動している。いやぁ、超高性能キャンピングカーは凄いなぁ。あの車、海の上を走った(・・・・・・・)のだから。

『あれは楽しかった!また乗ろうよお姉ちゃん!!!』

俺は歩いているがジャックの姿は無い。

先程からジャックは何処から話しているのかと言うと、霊となって俺の中にいるのである。

何故なら俺は桜セイバーの和服はあるがジャックは無い。ならば俺の中で待機していればいいと結論したのだ。

あ、ジャックのお姉ちゃん呼びについてはもう諦めている。

俺達は位置的に福島県であろう所、会津にいる。

何故かって?ロシアを横断して来たからさ。横断時にロマノフ一族に会えたのは少々驚きである。

話は戻るが、俺達は日本を一気に下り、京都の池田屋という宿に泊まった。

ここは京都の三条辺りで三条大橋が見えるのだ。俺達は宿の浴衣を借りて、部屋でのんびりしていた。

が、その夜中に殺伐とした空気を感じて、ジャックはいつもの戦闘衣に、俺は沖田オルタが着ていたあの黒い羽織を羽織り、赤で裾の短い和風なワンピース擬きを着る。後は、加州清光を手に持つ。

しばらくしたら、隣から騒音が聞こえて来て余りにも煩かったので乗り込むことにした。

ジャックには、浴衣に着替えてもらい今目が覚めました。というふうに装って貰っている。

一応俺も浴衣に着替えている。なら戦闘衣に着替える必要はあったのだろうか?

そんな疑問を持ちながらも隣の部屋に乗り込む。

「隣の!ドッタンバッタンうるさい!!!ろくに寝れん!!!周りのこと考えてくれ!!!」

隣の部屋は俺達が使っている部屋より広く、部屋の中には尊皇攘夷派であろう者が44人、新撰組の羽織を着た者が40人の2組が混戦状態であった。

しかし、俺が眠そうな顔(装い)のジャックと俺が乱入した事で鎮まり返った。

「………え、私?」

「……………?」

乱入して最初に目に付いたのは俺と瓜二つの少女であった。

その少女は俺を見て困惑している。

無論俺も驚愕した。なんせ、俺はその少女を知っていたからだ。

「………と、兎に角周りに迷惑かけないでくれ!!」

1度、泊まっている部屋に戻る。

「………やはり………か。」

複合世界とロンゴミニアドに言われていたのだが、未だにFateシリーズのキャラ達しか会えていない。これ程長く生きていれば悪魔なり天使なりと出会っているはずなのだが………

「……どうしたの?神妙な顔してさ。」

考え事をしていたらジャックから声がかかる。どうやら、心配してくれているようだ。

「…うんや、なんでもないよ。暫くは日本を回ろうか。」

「うん!!!」

この日は寝て、次の日の早朝に池田屋から出て行った。

「あのぉ、ここに白髪の少女と金髪の少女が泊まってませんでしたか?」

「?あぁ、彼女達ならもう出てったわよ。」

「ありがとうございます女将さん。………………………あぁぁ、迷惑かけちゃったなぁ。」

その1時間後に桜の様な色をした髪を持ち、アルミナに似ている少女、沖田総司が来たとか。

因みに、尊皇攘夷派の者達は外に連れ出されて殺されました。


 ▲ページの一番上に飛ぶ
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。