個人戦決勝トーナメント一回戦、D卓は、大星淡、高鴨穏乃、鷲尾静香、真屋由暉子の対局。
場決めがされ、起家は穏乃、南家は由暉子、西家は静香、北家は淡に決まった。
東一局、穏乃の親。
穏乃のスイッチが入るのは最速で東四局になる。なので、今は、まだ非能力者と何ら変わらない。
「(絶対安全圏!)」
淡が、毎度の如く絶対安全圏を発動した。
これで、他家は全員、配牌が強制的に六向聴になる。しかも、淡自身は配牌二向聴と手が軽い。
相変わらず、やられた側目線では卑怯に感じる。
そして、
「ポン!」
淡は、鳴いて手を進め、
「チー!」
早々に聴牌し、他家に六回目のツモを許す前に、
「ツモ。1000、2000。」
さっさと和了る。
これをやられては、他家は手の出しようが無い。
しかし、東二本場は、何故か淡の鳴ける牌が出てこなかった。
上家の静香が牌を絞っていたためである。団体決勝戦の先鋒戦で淡と戦っただけあって、淡の対策をきちんと考えている。
そのため、淡は、この局では絶対安全圏内の和了りを達成できなかった。
七巡目のツモ番。
ここで由暉子が七対子を聴牌した。
由暉子は、
「左手を使います。」
と言うと、
「リーチ!」
先制リーチをかけた。しかも、このリーチには神の力が宿っている。
そして、次巡、
「ツモ! リーチ一発ツモ七対子ドラ4(表2裏2)。8000オール!」
親倍ツモが飛び出した。
これで、由暉子が一気に大量リードを作った。
東二局一本場。由暉子の連荘。
ここで動いたのは、
「ポン!」
静香だった。
まずは、由暉子が捨てた{中}を鳴いた。
絶対安全圏内だが、配牌時にあった{中}を最初のツモで重ね、二巡目に由暉子が捨ててきたのを逃さず鳴いたのだ。
淡にとっては、まさかの出来事だった。
やはり、静香は豪運の持ち主である。そのまま、最短で手を作り、
「ツモ。中混一ドラ2。2100、4100。」
満貫を和了った。
穏乃、淡、由暉子と言った有名選手に囲まれながらも臆することなく自分の麻雀で攻めてゆく。
さすが、綺亜羅高校三銃士の一人である。
東三局、静香の親。ドラは{①}。
ここで淡は、
「(絶対安全圏プラスダブリー。)」
パワーを全開にした。
しかし、ダブルリーチはかけず、ここから手変わりを待つ。
淡の配牌は、
{一一一七九②③④678西西}
ここに第一ツモは{南}。これをツモ切り。
二巡目、ツモ{①}、ドラと入れ替えで打{④}。
三巡目、ツモ{⑨}、打{七}。
どうせ{八}は最後の角を越えるまでツモれないはず。なので、{七九}と持っていても余り意味が無い。
それで、ここは敢えて{七}切りで一向聴に落とした。
四巡目、ツモ{西}、打{九}で一応聴牌。
その後、二巡、ツモ切りが続くが、七巡目、ツモ{9}で打{6}。
そして、その次巡、
「ツモ! チャンタツモドラ1で2000、4000!」
淡は満貫をツモ和了りした。
一応、ダブルリーチの能力で得た配牌聴牌から手を変えて、最後の角を待たずして和了るのを、淡なりに随分と練習してきたつもりだ。
それが、今、活きている手応えが淡にはあった。
東四局、淡の親。
ここから穏乃の能力が発動する。
卓上には、うっすらと靄がかかっている。
さすがの静香も、これには驚きの色が隠せなかった。このような現象を見るのは生まれて初めてである。
「(これが阿知賀の大将の力ね。でも、いったいどんなものなのかしら?)」
静香も穏乃の能力の詳細については、情報が取れていなかった。
ただ、実際に対決して分かったことは、ツモが配牌と噛み合いにくいことだ。
普通に、こう言ったことはあるが、静香は豪運の持ち主。それでいて全然手が進まないのはおかしい。
場が進むに連れて靄が次第に濃くなってゆく。
そして、中盤を越えようとした時、静香は、穏乃の背後に広がる火焔を見た。このようなものを目にするのも初めてである。
「(なにあれ?)」
その直後、由暉子が捨てた牌で、
「ロン。3900。」
穏乃が和了った。スロースターター穏乃のエンジンが、ようやくかかったのだ。
静香は、さっきの火焔と穏乃の和了りに、なんらかの関係があると直感した。同時に、あの火焔こそが穏乃の真の力であろうことも………。
南入した。
南一局は穏乃の親。
ここでも、卓上に靄がかかっている。
しかも、若干だが、前局よりも濃い感じだ。視界が妙に悪い。
それでいて、絶対安全圏は残っている。打つ方からすれば、非常に嫌な状態だ。
由暉子も静香も六向聴から二向聴までは進められるのだが、そこからは全然手が進まない状態が続く。
淡も配牌二向聴から一向聴まで手を進めたが、そこから手が進まない。まるで、天江衣の一向聴地獄が発動しているかのようだ。
十巡目に、静香は再び穏乃の背後に火焔が見えた。丁度、穏乃がツモったところだ。
しかし、これで穏乃が和了ったわけではない。
ただ、この直後、次のツモ番の由暉子が捨てた牌を、
「ロン。11600。」
穏乃が直撃した。
これで現在の順位と点数は、
1位:淡 26900
2位:穏乃 26400(順位は席順による)
3位:由暉子 26400(順位は席順による)
4位:静香 20300
全員が、まだ1位2位抜け出来る位置にいる。第三者視点では、ここからが勝負と言いたいところだ。
しかし、既に穏乃の能力が発動し、それが徐々に強まっている。他家三人にとっては、厳しい戦いになっていた。
南一局一本場。
ここで、とうとう絶対安全圏が崩れた。
しかも、依然として山は穏乃が支配しており、その支配は場の後半になってより強くなる。穏乃以外は、穏乃の支配力が相対的に弱い早い巡目での勝負が必要になる。
一応、由暉子も静香も、靄が深くなる前、つまり序盤が勝負との考えはあった。
しかし、何とか一向聴まで持ってきたが、そこからは思うように手が進まない。
穏乃の背後には、既に火焔が見え隠れしている。和了りに向けて能力が発動していると言って良い。
そして、とうとう由暉子がツモ切りした牌で、
「ロン。18300。」
由暉子が穏乃に親ハネを振り込んだ。
かつて、48000まであった由暉子の点数が、穏乃への三連続振り込みもあって、8100点まで減っていた。
勿論、8100点から確実にトバされるかと言うと、一般にはそうではない。
しかし、今は穏乃が完全に場を支配している。
由暉子のトビ終了も可能性としては高くなっていると考えて良いだろう。
南一局二本場。
ここでも絶対安全圏は不発。
しかし、淡はダブルリーチの能力を全開にしていた。
穏乃の能力が発動し始める東四局に入ってから、淡は能力を抑えてダブルリーチを封印していた。全ては、この局のためだ。
蓄えていたエネルギーを一気に使う。
そして、配牌聴牌。
戦法は、基本的に東三局と同じ。
ダブルリーチの能力は、配牌で聴牌させてくれるが、ダブルリーチ以外の和了り役が無い。なので、ここから役を付けて行く………はずだった。
ところが、ここに第一ツモを引いてきて淡は驚いた。
「(こ…これって…!?)」
嬉しい誤算だ。和了っている。
序盤過ぎて、穏乃の能力が発動しなかったのか?
それとも、敢えて穏乃が、ここで対局を終わらすために、このような形に山を支配(演出)してくれたのか?
いずれにせよ、これで決着を付けられる。
「ツモ! 地和。8200、16200!」
まさかの第一ツモでの和了りだった。
これで順位と点数は、
1位:淡 59500
2位:穏乃 28500
3位:静香 12100
4位:由暉子 -100
まさかの役満ツモで、由暉子のトビ終了となった。
これで一回戦全対局が終了した。
続いて準決勝戦が開始される。
AB卓準決勝戦は、宮永咲、宮永光、原村和、的井美和の対局。
同じくCD卓準決勝戦は、大星淡、石見神楽、高鴨穏乃、石戸明星の対局。
また、AB卓敗者(竜崎鳴海、十曽湧、東横桃子、南浦数絵)とCD卓敗者(片岡優希、鬼島美誇人、真屋由暉子、鷲尾静香)の対局も同時開催となった。
先ず、AB卓敗者同士による戦い。
一回戦同様に、東場が弱い数絵と東場ではステルスが発動しない桃子は、十分な力を発揮できずの状態。
ここに、鳴海の倍満と湧のローカル役満がともに炸裂し、早々に数絵が箱割れして終了となった。
9位決定戦には、鳴海と湧が進出。
桃子と数絵は13位決定戦に参加することとなった。
CD卓敗者による戦いは、既に今日の打ち筋を完全に読まれた優希が一回戦同様に美誇人の餌食となり玉砕。
また、一回戦で左手を使った由暉子も点を稼げずの状態だった。
静香は、持ち前の豪運でプラス。
最終的に対局は、美誇人が優希をトバして終了した。
9位決定戦には、綺亜羅高校三銃士の美誇人と静香が進み、由暉子と優希は13位決定戦に参加することとなった。
CD卓準決勝戦は、起家が穏乃、南家が明星、西家が神楽、北家が淡でスタートした。
一回戦と同様に、神楽には節子の霊が降りている。
東一局、穏乃の親。
淡は、
「(絶対安全圏!)」
毎度の如く、他家を配牌六向聴にする。自分のみ軽い手だ。
ただ、まだダブルリーチの能力は使わない。
二巡目に、
「ポン!」
淡は穏乃が捨てた{北}を鳴き。その三巡後に、
「ツモ! 1000、2000。」
北ドラ2で、さっさと和了った。可能な限り絶対安全圏内の和了を目指す。これなら、他家は何も出来ないはずだ。
特に今回、神楽に降りた霊は露子ではないし、世界大会の生霊軍団に入っていない。淡にとっても初顔合わせだ。どんな相手か良く分からない。
それで、その霊………節子がアクションを起こす前に、サクッと和了ってさっさと流そうと淡は考えたのだ。
東二局、明星の親。
ここでも淡は絶対安全圏を使った。
穏乃一人を相手にするだけでも大変なのに、そこに神楽と、さらに明星もいる。淡としては、気が抜けない状況だ。
「ポン!」
淡は、今度は明星が早々に捨てた{③}を鳴いた。
恐らく明星は、既にヤオチュウ牌支配に入っているだろう。絶対安全圏内に和了れないと面倒になりそうだ。
ここでは、
「チー!」
神楽が明星の手がヤバいのを知ってか、淡に鳴かせて手を進ませた。
そして、絶対安全圏ギリギリのところで、
「ツモ。タンヤオドラ2。1000、2000。」
何とか淡が和了った。
東三局、神楽の親。
ここでも淡は、
「絶対安………。」
他家を六向聴にする………はずだった。
この時、突然、淡は床のあちこちに亀裂が入り、そこからマグマが激しく噴出する幻を見た。しかも地面が激しく揺れている。
これに驚き、淡は絶対安全圏をかけそこなった。
一回戦で見せた幻と同じものだ。これが節子の能力。
淡の視界から幻が消えた。
ふと、神楽が淡のほうを見ながら笑みを浮かべている。やはり、さっきの幻は神楽の中に入っている者の仕業だ。
節子は、相手の能力支配に対抗する時やリーチをかける時、自分が和了った時等に、意図的に太古の地球で起きた天変地異の幻を見せる。
激しい天変地異によって、地球上では、これまでに何度も大量絶滅が起こっている。特に規模の大きな五回の絶滅イベントはビッグファイブとも呼ばれ、特に白亜紀後期の小惑星激突は有名である。
大量絶滅は、小惑星激突以外に、超大陸の形成と分裂に起因する大規模な火山活動によるものもあったとされる。
大量絶滅の後には、空席になった生態的地位を埋めるべく、生き延びた生物から新たな進化が始まる。そのため、これらの大絶滅が、太古の地球における一つの『時代の節目』になってもいる。
今回、節子は、淡の能力に対抗して大量絶滅の幻を見せて驚かせ、絶対安全圏をかけ損なうように仕向けていた。
勿論、幻だけではない。本来、節子が狙うのは他家全員が原点割れする大量絶滅(さすがに咲ではないので全員箱割れではない)。完全なる勝利だ。
また、節子の和了りには、{八}、{3}、{中}、{①}、そして赤牌が絡むことが多い。どうやら{八}と{3}は火山、{中}と赤牌はマグマ、{①}は小惑星を意味しているようだ。
今回は、全員、強制配牌六向聴牌になっていない。
しかも神楽は、この局では淡に中々鳴かせてくれない。
やっと淡が鳴ける牌が神楽から出たと思ったその時、
「リーチ!」
神楽は先制リーチをかけた。
「チー!」
淡は、神楽のリーチ宣言牌を鳴いて一発を消した。これは、飽くまでも手を進めるためのものであり、一発消しはオマケみたいなものだ。
ところが、
「ツモ!」
この鳴きで神楽に和了り牌を回してしまったようだ。
またもや、淡は床に亀裂が入ってマグマが噴出する幻を見た。これは、まさに地獄絵図のようだ。
いや、淡だけではない。これは、穏乃にも明星にも見えていたようだ。二人とも顔が強張っていた。
「リーツモ中ドラ2。4000オール!」
{中}と{東}のシャボ待ちで{中}を引いての和了。
神楽の点数申告が終わると、三人は、その恐ろしい幻の世界から元の世界に戻っていた。
おまけ
安福莉子「莉子と!」
水村史織「史織の!」
莉子・史織「「オマケコーナー!!」」
莉子「なんか今回、急遽、私達に振られました。」
史織「と言うか、今回は私の告白………と言うか自白コーナーみたいです。」
莉子「それまたどうして?」
史織「自白しないと、宮永家24時間耐久麻雀大会に強制参加させられて麻雀を骨の髄まで楽しまされるって言われて。」
莉子「最悪ジャン、それ?」
史織「それで、本当は言いたくないんだけど、恥を忍んで…。」
莉子「で、自白って何を?」
史織「あのさ、綺亜羅高校って埼玉県の設定ジャン。」
莉子「たしか、そうだったわね。」
史織「なので…。」
莉子「そっか。対戦してる可能性があるってことよね? 史織のとこ、越谷女子高って埼玉だし!」
史織「と言うか、何回も当たったのよね、綺亜羅と。」
莉子「マジで?」
史織「参加校は100ちょっとで、一回戦免除の学校も結構あるけど、一回戦終了と同時に64校になって、そこからは2校勝ち抜けでね。」
莉子「二回戦で32校、三回戦で16校、準々決勝で8校、準決勝で4校、そして決勝戦か。」
史織「そうね。」
莉子「一回戦から決勝戦までで全部で6試合だね。」
史織「うん。」
莉子「で、綺亜羅とは何処で?」
史織「二回戦から決勝戦まで。5試合戦ったのよ。綺亜羅と…。」
莉子「それは凄いぃ! で、戦績は?」
史織「全部、綺亜羅が勝ち星五。」
莉子「そう言えばそうだった。埼玉県大会、関東大会(東京都を除く)では、全試合で勝ち星五の余裕の優勝を決めたってなってたもんね(101本場参照)。」
史織「ムチャクチャ強かった。」
莉子「じゃあ、越谷女子は、得失点差で決勝まで這い上がって行ったってこと? それはそれで凄いけど。」
史織「ありがとうって言って良いのかな? でも、本当に、悔しいけど、一勝も出来なかったのよね。」
莉子「それで、史織は誰と当たったの?」
史織「綺亜羅の人?」
莉子「そう。」
史織「それがね、私の相手、全試合とも的井美和さんなのよ!」
莉子「えっ!?」
史織「エース美和。」
莉子「じゃあ、もしかして毎回、触手プレイ!?」
史織「………はい………。」
莉子「そうだったんだ。もしかして、自白って…。」
史織「………はい………。その件です。」
莉子「(それは興味深い!)」
史織「あとね、関東大会は、埼玉、千葉、群馬、茨城、栃木、山梨が4校ずつ、神奈川が8校の32校で、全試合2校勝ち抜けで一回戦から準決勝まで三試合戦ったけど、やっぱり準決勝で綺亜羅高校と当たってね。」
莉子「…。」
史織「それで負けて全国に出られなかったんだけど…。」
莉子「そこは劔谷と一緒だね。劔谷も近畿大会の準決勝で敗れて、五決でもトップ取れなくて、それで全国に出られなかったのよね。」
史織「でね。やっぱり関東大会で私が当たったのは的井さんで…。」
莉子「うわぁー。パーフェクトだね。」
史織「うん…。」
莉子「で、その6試合だけどさ、ターゲットにされたの?」
史織「うん…。毎回されまくりだった。」
莉子「(やっぱりね!)」
史織「もう、気が狂うくらい。それこそ、自分から喜んで、振り込んで行くようになるくらい。」
莉子「(喜んでイクの間違いな気がするけど?)」
史織「完全に頭がおかしくなる。」
莉子「そんななんだ。でも、6試合もイかされ続けたってことよね?」
史織「…はい…。」
莉子「気持ちよかったんだ?」
史織「…はい…。」
莉子「男を相手にするよりも?」
史織「それは経験無いから分からないけど…。」
莉子「(絶対嘘っぽいな…。)」
史織「でも、一回振り込んだら、脳内では一時間くらい触手プレイするから、半荘が終わる頃には椅子が大変なことになってたし。」
………
……
…
莉子の想像
美和「ロン!」
史織の脳内で派手に展開する触手プレイ。
巨大な触手が美和の背後から伸びてきて史織の身体を捕らえ、粘液………消化液で制服を一瞬にして溶かされて全裸になり、執拗に胸や股間を弄り回される。
粘液だらけの触手が妙に気持ちイイ。
脳内で何回もイク史織。
現実世界では、
史織「いやーん♡!」
そして、
美和「7700!」
史織「…。」←ふと我に返り、自己嫌悪に陥る史織
…
……
………
莉子「対局室の臭いもキツかっただろうね?」←莉子は『ニオイ』を『臭い』と表現しています
史織「別にそんな、匂いとかは、なかったけど………。」←史織は『ニオイ』を『匂い』と表現しています
莉子「でも、ターゲットは史織だけ?」
史織「毎回、全員が的にされた。」
莉子「じゃあ、三人で顔を赤らめてイヤラシイ声を?」
史織「………はぃ………。」
莉子「(審判とか、男性だし、頭が変になったりしなかったかな?)」
史織「(そう言えば、あの時、審判とか、スタッフの男性は、何故か前屈みになってたような…。良く分からないけど…。)」
莉子「じゃあ、対局後に掃除とかは?」
史織「私達の対局の後、15分から30分くらい休憩が入って、その時に椅子の交換だけ…。」
莉子「(床掃除はなかったってことか。お漏らしほど酷くはなかったってことかな?)」
史織「でも、私だけのせいじゃないから!」
莉子「で、大酉高校は誰が的井さんと打ったの?」
史織「県大会では決勝で泉こなたさん、関東大会では日下部みさおさんだった。」
莉子「そうだったんだ。」
史織「的井さんとしては柊姉妹か高良みゆきさんと打ちたかったみたいだけど。」
莉子「でも、全国の個人戦で、その夢は叶うんじゃない? 変に悪趣味に学習されたAIが対戦表を決めるみたいだから。」
史織「そうだね。」
莉子「まあ、夏の大会では当たらないことを祈るわね。」
史織「そうして頂戴。」
莉子「でも、『意味は的』のアナグラムで『的井美和』になって、宮永さんの的にされるはずだったのにね。」
史織「それが、別に宮永さんにトバされたわけじゃないし。」
莉子「だよね~。」
史織「それに、宮永さん以外を相手にする時は、絶対に他人を的にしてるよね。しかも、Hな方向で。」
莉子「でも、まあ、一応、的井さんの趣味に合った綺麗どころを中心に攻撃するみたいだから、それを考えれば史織はブスじゃないってことで。」
史織「単なるエロ要員にされてるだけな気もするけど…。でも、夏の県大会をオマケに書かれるんじゃないかって心配してる。美和編とか言って。」
莉子「(それもイイかも!)で、ネクストオマケは…。」
史織「今回は無いから。」
莉子「えっ?」
史織「もう、穴があったら入りたいくらいだから!」
莉子「穴が開いてるから入れたいの間違いじゃないかな?」
まこ「その表現はアウトじゃ!」
莉子「ゴメンなさい。」
莉子「ええと………。」
莉子・まこ「「水村史織の自白コーナーでした!(じゃ!)」」←最後は何気にコーナーを乗っ取る染谷まこ