スウェーデンチームと南アフリカチームの勝者が、二回戦で日本チームと当たる。
大会一日目、咲達は、ホテルのテレビで、この2チームの試合を観ていた。
国の威信をかけたこの試合は大将戦までもつれ込み、ギリギリのところでスウェーデンチームが勝利を挙げた。
ただ、正直なところ咲達からすればレベルとしては、たいしたことは無い。言っては悪いが、日本のインターハイ団体戦の二回戦レベルだろう。
勿論、何かを隠し持っている可能性もあるので油断は出来ないが、順当に行けば、ストレート勝ちできる相手だ。
そして、大会三日目。
いよいよ日本チームがスウェーデンチームの試合が開始された。
日本チームは、
先鋒:咲・美和
次鋒:神楽・穏乃
中堅:咲・光
副将:淡・光
大将:敬子・和
この布陣で臨んだ。いきなり、先鋒が巨大湖誘発装置に女子高生ホイホイである。最低最悪なスタートになることは必至であろう。
対局室に、咲と美和が姿を現した。
これを見て、某ネット掲示板の住民達は、
『初っ端から咲様と美和様ッス! これはスゴイことになりそうッス!』
『ス・バ・ラ・で・す!』
『放出してナンボ、出してナンボですわ!』
『華菜ちゃん、みかんジュースとパインジュースに期待だし!』
『ブレンドされるですよー!』
『最低な試合しか想像できないよモー』
『でも本当は喜んでるんデー』
『世界に激震が走る試合になると!』
『世界的に放送禁止になる未来しかみえへん』
『日本の品位が汚れると思』
『外人さんのオモチ画像をアップするのです!』
『ダル…』
思い切り期待しているようだった。
スウェーデンチームの先鋒は、エースのヒルデ(3年生)とアンネ(2年生)。まず、この二人が犠牲者か………と日本中の多くの人達が思っていた。
場決めがされ、起家が美和、南家はアンネ、西家が咲、北家がヒルデに決まった。
東一局、美和の親。ドラは{三}。
未だ、美和が敬子からもらった人魚パワーは衰えていない。咲も同様である。本当に敬子サマサマである。
美和は、立ち上がりから好調で、配牌三向聴。四巡目で聴牌し、
「リーチ!」
即、リーチをかけた。
美和の手牌は、
{三四[五]③④⑤[⑤][⑤]⑥⑦34[5]}
すると、美和のリーチ宣言牌である{①}を、
「カン!」
咲が大明槓した。
そして、嶺上牌を引くと、
「もいっこ、カン!」
そのまま連槓した。
次の嶺上牌を取り込むと、咲は{北}を切った。
ヒルデでは美和の現物切り。
そして、続く美和のツモは、高目の{⑧}だった。
「ツモ!」
この和了り宣言と共に、今までの女子高生雀士達と同様にヒルデとアンネの意識は、淫猥なる幻の世界へと飛ばされた。
二人は、別々の空間にいた。互いの姿は見えない。そこにいるのは自分と、多数の巨大で粘液にまみれた触手群だけ。
その触手が、それぞれ二人を捕えると、消化液で制服を溶かし始めた。
そして、あっという間に全裸にされると、胸や股間を触手が刺激する。それが、妙に気持ち良い。
現実世界の二人からは、
「Ohhhhhhhhhh───!」
「Uhhhhhhhhhh───!」
絶頂の声が対局室全体にこだました。
日本では、美和ワールド効果のことは既に知られている。いまさら不思議がる人は殆どいないし、某ネット掲示板でも、
『さすが美和様!』
『外人さんは反応が激しいじょ!』
『みかんジュースの量も期待できるッス!』
『でも、日本の麻雀が下品だって言われると思』
『↑そんな未来は見えへんで! 世界中、みんな喜んどるで! 放送禁止はありうるけどな』
まあ、当然のことのように書き込みがされていた。
しかし、諸外国では、まだ美和ワールドのことは知られていない。この試合は、咲がどれだけ相手国の選手達にお漏らしさせるかしか考えていなかったのだ。
ところが、飛び込んできた映像は、それをはるかに凌ぐとんでもないもの。
観戦していた諸外国の選手達も、テレビで見ていた世界中の人達も、これにはさすがに驚きの色が隠せなかった。
当然、各国のネット掲示板でも、
『どうして和了られて気持ち良さそうな顔をしているんだ?』
『なんか、イってないか、あれ?』
『たしかに表情が妙にエロいな!』
と色々と書き込みがなされたが、スウェーデンチームの選手達に何が起きているのかまでは分からなかったようだ。
…
…
…
ヒルデとアンネの体感時間として、約一時間が過ぎた。
もう、幻の世界の中で、二人共ぐったりしていた。
頭の中は真っ白。何も考えられない。
すると、
「16000オール!」
美和の点数申告の声が聞こえてきた。
これで、二人の意識は現実世界に戻された。
美和が開いた手は、
{三四[五]③④⑤[⑤][⑤]⑥⑦34[5]} ツモ{⑧} ドラ{三} 裏ドラ{④} 槓ドラ{⑦4} 槓裏{五⑧}
「メンタンピンツモ三色ドラ10!」
いきなり数え役満だ。
咲は、美和のリーチ宣言牌を鳴くことで和了り牌を美和に送ると同時に、槓ドラと槓裏を乗せたのだ。美和の手を余裕の数え役満に仕立て上げるために…。
まさに、これぞコンビ打ちであろう。
これには、ヒルデもアンネも目が点になった。
東一局一本場、美和の連荘。ドラは{②}。
ここでも絶好調の美和は、
「リーチ!」
五巡目で先制リーチを仕掛けた。
今回は、美和のリーチ宣言牌を咲は鳴かなかったが、自分のツモ番で、
「カン!」
狙っていたかのように暗槓した。
そして、嶺上牌は珍しくツモ切り。
この暗槓で一発は無くなったが、美和はリーチ後一回目のツモ番で、
「ツモ!」
当然の如く和了った。絶好調だ!
再び、ヒルデとアンネの意識は、淫猥なる世界へと導かれた。
前回からの続きである。
何本もの粘液だらけの巨大な触手が、二人の身体を隈なく刺激する。特に胸と股間は念入りだ。
「Ahhhhhhhhhh───!」
「Uhhhhhhhhhh───!」
またもや、現実世界では二人の声が対局室中に響き渡った。
さすがに二回目となると、諸外国のネット掲示板でも、
『やっぱり、あの二人、イってないか?』
『どうも、あの美和って娘が和了ると、淫猥な幻の世界に意識が飛ばされるらしい』
『なにそれ?』
『脳内では、服が溶かされて全裸にされ、粘液のついた触手で全身、特に胸と股間を刺激されるって話だね』
『日本国内の対戦者の話では、それが脳内では一時間くらい続くってさ』
日本在住の外国人達の中に、美和ワールドについて説明する人が出始めた。
…
…
…
体感時間で、約一時間が過ぎた頃、
「16100オール!」
美和の点数申告の声と同時に、二人の意識は現実世界に戻された。
美和の手は、
{二二五[五]八八②②⑤[⑤]667} ツモ{7} ドラ{②} 裏ドラ{西} 槓ドラ{6} 槓裏{八}
「リーツモタンヤオ七対ドラ8!」
またもや数え役満だ。
前局も今回も、咲は美和の一発を消したが、それ以上にドラを乗せて美和の手を大きくした。まさか、二連続数え役満になるとは………。
ヒルデもアンネも、悪夢を見ているとしか思えなかった。
東一局二本場。
ここでも、
「リーチ!」
「カン!」
美和が先制リーチをかけて、咲が槓してドラを増やす。
そして、
「ツモ!」
ヒルデとアンネの意識が美和ワールドに飛ばされ、
「16200オール!」
またもや、ドラいっぱいの数え役満を美和に和了られていた。
このヒルデとアンネの表情(エロ)を見て、諸外国の人達の中には、
『美和と咲には、わが国で麻雀プロになって欲しい!』
『ナイスアイデア!』
『こんな麻雀があるなんて、最高じゃん!』
『私、経験してみたい!』
『私も気持ち良いのなら美和と打ってみたい!』
美和ワールドに肯定的な意見が出始めていた。
これで、点数と順位は、
1位:美和 244900
2位:アンネ 51700(席順による)
3位:咲 51700(席順による)
4位:ヒルデ 51700(席順による)
よって、日本チームは合計296600点、スウェーデンチームは合計103400点。日本チームの大量リードだ。
東一局三本場。
そろそろ美和も勢いがなくなってきた。いくら絶好調でツキがあっても、それが永遠に続くわけでは無い。
ところが、美和の手が重くなったのを察知すると、
「ポン!」
今度は、咲が動いた。八巡目に美和が捨てた{②}を鳴いたのだ。
これで{①}が非常に使い難い牌となった。それで、アンネが捨てた{①}を、
「カン!」
咲が大明槓した。
まさに目の覚める大明槓である。
今までピンク色に染まっていたアンネとヒルデの頭が正気に戻った。
咲のオーラを乗せて副露牌がヒルデのほうへと迫ってきた。まるで、巨大肉食獣が大きな口を開けてヒルデに迫ってくるような感じだ。
咲は嶺上牌を引くと、
「もいっこ、カン!」
{③}を暗槓し、さらに次の嶺上牌を引くと、
「もいっこ、カン!」
今度は{②}を加槓した。
槓される度に、ヒルデに向かって強大なオーラが飛んでくる。
そして、咲は、その次の嶺上牌を引くと、
「もいっこ、カン!」
{西}を暗槓し、四枚目の嶺上牌を引いて、
「ツモ!」
当然の如く、そのまま和了った。
「32900です。」
しかも、幻の役満、四槓子。これは、最初に大明槓させたアンネの責任払いとなる。
東二局、アンネの親。
ここでも、
「カン!」
咲は、やりたい放題だった。
ヒルデから大明すると、
「もいっこカン! もいっこカン! ツモ!」
連槓からの和了りを決めた。これは、ヒルデの責任払いとなった。
もう、咲のオーラに耐えられない。毎回、自分のほうに向けて槓子が副露されると同時にティラノサウルスに食い殺されるような幻を見させられている。
既にヒルデの目には涙が浮かび上がっていた。
開かれた手牌は、
{一一一⑨} 暗槓{裏99裏} 暗槓{裏11裏} 明槓{①①①横①} ツモ{⑨}
「32000です。」
まさかの清老頭。
これで咲は原点を越えた。
東三局、咲の親。
ここで咲は、
「ロン。3900。」
門前のタンヤオドラ1をアンネから和了った。
そして、東三局一本場では、
「カン! もいっこカン! ツモ! 嶺上開花! 70符2翻、4500の一本場は4800です!」
咲は、ヒルデから大明槓し、またもや連槓からの和了りを決めた。
これで、点数と順位は、
1位:美和 244900
2位:咲 125300
3位:アンネ 14900(席順による)
4位:ヒルデ 14900(席順による)
アンネとヒルデが同点になった。
これを見ていた観衆達は、
「(見事な点数調整だな!)」
と思ったのは言うまでもない。
さらに咲は、東三局二本場で、
「カン! もいっこカン! もいっこカン! ツモ! 混老対々三暗刻三槓子三色同刻嶺上開花! 12200オール!」
親の三倍満をツモ和了りし、東三局三本場では、
「ツモ! 1000オールの三本場は1300オール!」
東三局四本場では、
「ツモ! 1000オールの四本場は1400オール!」
と、連続で和了りを決めた。
これで、点数と順位は、
1位:美和 230000
2位:咲 170000
3位:アンネ 0(席順による)
4位:ヒルデ 0(席順による)
アンネとヒルデが共に0点にされた。
素晴らしき点数調整である。
咲のオーラが一番飛んでくるのはヒルデの方だが、アンネも距離としては近い。それ相当に咲のオーラを受けていた。
もう怖いし、恥ずかしいし、ここから逃げ出したい。
まさか、公衆の面前で三回も美和ワールドに連れて行かれ、その後は恐怖のオーラを浴び続けながら上手に削られるなんて………。
しかも、点数は丁度0点。
これに耐えられるほどの図太い神経の持ち主は通常いないだろう。
アンネもヒルデも大放出直前である。
二人は、目に涙をいっぱい溜めながら、スカートの上から股を強く押さえていた。