咲-Saki- 阿知賀編入   作:おこそとのほもよろを

79 / 221
神楽の相手は、エミリア(ルーマニア)、エレナ(ロシア)、リュドミラ(ジョージア)です。

それから、この世界大会では、留学生は留学先の国の選手として出場しても良いルールとさせていただきます。



七十九本場:世界大会3 永水ツインズ

 東四局、神楽の親番。ドラは{4}。

 急に誠子の生霊が消えてしまったので、今は、神楽自身が打っている。

 もっとも、相手の手牌が全て透けて見えているので、振り込むことだけはない。このまま、前半戦の特大リードを維持すれば良いだけだ。

 

 なので、この親を流されても全然構わないつもりだったのだが………。

 中盤に入り、急に神楽の雰囲気が変わった。

 

 この時、神楽の手牌は、

 {一二三四[五]六[⑤][⑤]45678}

 

 ここに{七}をツモり、{一}切り。

 そして次巡、神楽は{八}をツモって、{二}を切った。

 そのさらに次の巡目で、神楽は{3}をツモって和了った。

「タンピンツモドラ4。6000オール。」

 

 開かれた手牌は、

 {三四[五]六七八[⑤][⑤]45678}  ツモ{3}

 

 この形は、十曽湧がインターハイで見せた和了り。雀頭が{⑤}で同色の順子が六連続の牌である古役。超ローカル役満、双竜争珠だ。

 神楽の体内に、中盤から湧の生霊が入り込んだのだ。

 またもや神楽の打ち方が変わって、エレナ、リュドミラ、エミリアは、当然困惑する。

「「「(全然、対策の仕方が分からない!)」」」

 変幻自在な打ち方をするプレイヤーに見えるだろう。

 

 東四局、一本場。神楽の連荘。ドラは{③}。

 ここで神楽は、

「ポン!」

 対面のリュドミラから{中}を一鳴きした。

 他家からすれば、

『また、三副露までするのだろうか?』

 と思うところだ。

 しかし、ここでは、それ以上、神楽は鳴かなかった。

 

 中盤に入り、エミリアは神楽から聴牌気配を感じた。結構大きい手のようだ。

 エミリアも聴牌したが、振り込みは避けたい。

 ここは、リーチせずに出和了りを待つ。幸運なことに、平和とタンヤオだけだが和了り役がある。

 そこにドラが赤ドラを含めて四枚。

 出和了りハネ満だ。ムリにリーチで攻める必要もない。

 しかし、

「ツモ!」

 先に神楽に和了られてしまった。

 

 開かれた手牌は、

 {1155[5]77999}  {中横中中}  ツモ{7}

 紅孔雀だ。

 ただ、ここでは紅孔雀を役満としては認めていない。

 なので、中混一色対々三暗刻赤1の倍満となった。

 

「8100オール!」

 これで、後半戦での神楽の点数は190000点を超えた。

 

 東四局二本場。ドラは{一}。

 この時、神楽の配牌は奇跡的に聴牌していた。

 {一二三[五]六七⑤[⑤]⑨89發發發}

 

 当然、{横⑨}を切って、

「リーチ!」

 ダブルリーチに出た。

 湧の和了りはローカル役満が主体だが、別にローカル役満以外を和了ってはいけないと言う誓約はないようだ。

 ならば、ここはダブルリーチ發ドラ3のハネ満を狙いに行く。

 他家三人は、一先ず字牌切りで様子見した。

 一発ツモはならず。

 そのまま、神楽は和了れないまま、しばらくツモ切りが続いた。

 他家も下手に鳴かずに、なんとか凌いでいる。

 そうこう言っているうちに終盤に入った。

 十三巡目で神楽が引いたのは{發}だった。

 これを、

「カン!」

 暗槓した。

 これで槓ドラや槓裏も期待できる。

 嶺上牌は{北}。そのままツモ切り。

 そして、誰も和了れないまま海底牌まで辿り着いてしまった。

 本来であれば………、誰も鳴かなければ南家が海底牌をツモる。しかし、今回は神楽が暗槓したためツモ牌が一枚減り、海底牌は神楽のツモ牌に変わっていた。

 これをツモった時、神楽の中にいる湧は、この上ない大興奮状態になった。

 海底牌は{7}。

 まさかのダブルリーチ海底ツモ。

 超ローカル役満『石の上にも三年』だ!

 インターハイでも淡しか見せたことのない大変珍しい和了りだ。

 

 本大会では、石の上にも三年を役満として認めていない。

 しかし、さすがの湧でも意図的に造ることの出来ない超偶然ローカル役満である。

 それも世界大会での和了り。

「ダブルリーチ海底ツモ發ドラ3。8200オール!」

 裏ドラは乗っていなかったが、これで湧は大満足だった。

 湧の生霊は、この大変珍しい超ローカル役満を和了った余韻に浸りながら、神楽の体内から抜け出て行った。満足し切ったのだから仕方が無い。

 決して逃げるのではない。

 元々、湧としては、東場のうちは自分が戦うつもりでいたのだが、既に湧の心中は達成感で満たされてしまった。これにより、闘志が消えてしまったのだ。

 闘志こそが、湧の生霊を神楽の身体の中に縛り付ける源であるが、それが結果的に失われてしまったため、神楽の身体から出て行かざるを得なくなったようだ。

 

 東四局三本場。

 エミリアは、また神楽の雰囲気が変わった感覚を受けた。

 ただ、これは未知のモノでは無い。一度、神楽を相手に経験しているものである。

「(東四局開始時点の感じに戻った?)」

 今の神楽は攻撃的には感じられない。

 

 再び神楽は、彼女自身の力のみで戦う。相手の手牌を全て見通す守備の麻雀が主体だ。

 口寄せ以外には、特に攻撃的な能力を神楽自身は持ち合わせていない。

「(ならば、今が和了るチャンス!)」

 エミリアは、そう捉えていた。

 そして、エミリアは七巡目でタンピンドラ2を聴牌。

 神楽からの振り込みは期待できないが、これからツモる牌は、まだまだ多い。

 それなら、

「リーチ!」

 エミリアは、ここで勝負に出た。

 前後半戦トータルで神楽を追い抜くのは親で神楽から四倍役満でも直取りしない限り不可能である。しかし、そんな和了りに期待することこそ無駄である。

 ならば、ツモ和了りで追い上げる。これしかない。

 そして次巡、

「メンタンピン一発ツモドラ2。3300、6300!」

 エミリアは、ハネ満をツモ和了りした。

 

 

 南入した。

 南一局、エレナの親。ドラは{8}。

 ここでも先行聴牌したのはエミリアだった。そして、聴牌即で、

「リーチ!」

 捨て牌の{横⑤}を横に曲げた。

 神楽は、一発目に三枚切れの{③}を捨てた。

 

 続くエレナも、

「(こっちも張った。)」

 このタイミングで聴牌した。

 

 この時、エレナの手牌は、

 {五[五]六七①①②④[⑤]⑥⑦⑧⑨}  ツモ{六}

 

 ならば、{②}切りで勝負だ。

「リーチ!」

 しかし、この牌で、

「ロン!」

 エミリアが和了った。

「リーチ一発タンヤオ七対子ドラ5!」

 

 開かれた手牌は、

 {三三八八②⑥⑥225[5]88}  ロン{②}  ドラ{8}  裏ドラ{三}

 

 倍満だ。

「16000!」

 これで、エミリアの点数が原点を超えた。

 

 

 南二局、リュドミラの親。

 ここでもエミリアが、

「ポン!」

 二巡目で早々に動いた。リュドミラの捨てた{南}を鳴いたのだ。

 そして、六巡目と、比較的早い段階で、

「ロン!」

 エミリアはエレナから和了った。

 

 開かれた手牌は、

 {一一⑤[⑤][⑤]11888}  ポン{南横南南}  ロン{一}

 

「ダブ南対々ドラ2。12000!」

 ハネ満だ。

 しかも、この和了りで自分の親を迎えることが出来た。モチベーションが上がる。

 ところが、この直後だった。

「(ナニコレ?)」

 エミリアは再び、下家の神楽から恐ろしい雰囲気を感じ取った。今までに経験したことの無い感覚だ。

 何か、とんでもないことをしでかしそうな気配である。

 

 

 南三局、エミリアの親。

 当然、エミリアは、神楽をマークする。

 折角の親番だ。稼ぎに出たい。

 しかし、だからと言って暴牌は打てない。

 

 神楽は、{二}、{8}、{七}、{1}、{東}、{白}と切り出した。

 嫌な順番だ。しかも、エミリアは、神楽の手牌から並々ならぬ気配を感じ取っていた。さすがに、これに振り込んだらヤバイ。

 同巡、リュドミラが{北}を切った、その時だった。

「ロン!」

 神楽の発声とともに、彼女の手牌が開かれた。

 

 その手牌は、

 {一九①⑨119東南西白發中}  ロン{北}

 国士無双だ。

 

 神楽の体内に降りた生霊は、言うまでも無い、明星だった。

 彼女は、ヤオチュウ牌を引く能力を持つ。

 今回、神楽の配牌は、三枚を除いて全てヤオチュウ牌だった。

 {1}が暗刻だったが、最初は混老七対子と国士無双の両天秤をかけて打っていた。それで、ヤオチュウ牌で最初に切り出したのが{1}となった。

 続く五巡目のツモで、完全に国士無双の方に傾いていると確信して対子の{東}、{白}を順に一枚ずつ落として聴牌。その直後、リュドミラが{北}を切ってきたのだ。

 

「32000!」

 これで、リュドミラが一気に最下位に転落した。

 

 

 オーラス、神楽の親。

 ここでも明星の持つヤオチュウ牌攻撃が続く。

 神楽の捨て牌は、序盤からチュンチャン牌のみで、エミリアは、今回も神楽の手牌から国士無双か何かの気配を強く感じていた。

 六巡目、

「ポン!」

 神楽がエレナから{①}を鳴いた。

 これで、少なくとも国士無双ではないことが確定した。

 勿論、だからと言って、エミリア達が神楽への警戒を解くわけではないが…。

 その次巡、神楽から字牌………{南}が切り出された。

 そして、そのさらに次巡には{白}が切られた。

「「「(これは、聴牌したのか?)」」」

 エミリアもエレナもリュドミラも、そう思って神楽への警戒をより強めた。

 が、時既に遅し………。その次巡、

「ツモ!」

 神楽がツモ牌の{中}を表にして自分の手前に置いた。

 

 そして、開かれた手牌は、

 {⑨⑨⑨白白白發發中中}  {①①横①}  ツモ{中}

 

「混一混老対々三暗刻小三元。12000オール! これで和了りやめにします。」

 親の三倍満ツモだった。

 

 これで後半戦の点数と順位は、

 1位:神楽(日本) 247500

 2位:エミリア(ルーマニア) 110600

 3位:エレナ(ロシア) 23400

 4位:リュドミラ(ジョージア) 18500

 

 前後半戦のトータルは、

 1位:神楽(日本) 572800

 2位:エミリア(ルーマニア) 153700

 3位:エレナ(ロシア) 55400

 4位:リュドミラ(ジョージア) 18100

 圧倒的点差で日本チームが先鋒戦の勝ち星を獲得した。

 

 神楽は、このブロック決勝戦で、一気に優希、数絵、誠子、湧、明星の5人の生霊を使ったが、ブロック決勝戦を勝ち抜いて明日の決勝戦に進出できるのは、4チーム中1チームしか無い。能力の出し惜しみは出来ないとの判断だった。

 ただ、少々勿体無いような気もするが…。

 

 しかし、勿体無かろうとなんだろうと、勝ち星を上げて日本チームは大きく士気が上がっていた。

 淡は、

「次は私が大宇宙のパワーで二つの目の勝ち星を上げてきちゃうからね!」

 そう言うと、意気揚々と控室を後にした。

 

 対局室に向かう途中で、淡は神楽と擦れ違った。

「ナイス勝ち星!」

「大星さんも期待してます!」

「当然! 任せて!」

 そして、互いにハイタッチを交わすと、淡の心の中では、さらに勝利に向けての意気込みが増していった。

 

 対局室には、淡が一番乗りだった。

 場決めの牌を引くと、{東}だった。

 別に予めタコスを食べたわけではない。偶然、こうなっただけだ。

 

 対局室に、ルーマニアのナンバーツー美女エカテリーナ、ロシアのステラ、ジョージアのタチアナが姿を現した。

 彼女達も負けるつもりで卓に付くわけではない。

 互いに、まるでガンをつけるようなキツイ視線が飛び交う。

 勿論、勝気な淡も、彼女達には負けていない。さらにキツイ視線を相手に向けて放つ。

 

 エカテリーナ、ステラ、タチアナも、場決めの牌を引いていった。

 その結果、南家はステラ、西家はエカテリーナ、北家はタチアナに決まった。

 

 各自卓に付き、次鋒前半戦が開始された。

 

 東一局、淡の親。ドラは{8}。

 まずは手始めに、淡は、

「(絶対安全圏!)」

 相手三人の配牌を強制六向聴にした。自分は二向聴。

 

 淡は、一巡目から、

「ポン!」

 エカテリーナが捨てた{東}を鳴き、次巡、

「チー!」

 {横123}と鳴いて聴牌した。

 その二巡後、

「ツモ! ダブ東ドラ2。3900オール!」

 

 開かれた手牌は、

 {二三四[五]789}  チー{横123}  ポン{東横東東}  ツモ{二}

 絶対安全圏内での和了りだった。

 

 東一局一本場、淡の連荘。ドラは{一}。

 ここでも淡は、

「ポン!」

 ステラが捨てた{發}を鳴き、その次巡、

「ポン!」

 タチアナが捨てた{北}を鳴いた。

 そして、その三巡後、

「ツモ!」

 またもや淡は、絶対安全圏内での和了を決めた。

 

 開かれた手牌は、

 {二三四五六[⑤][⑤]}  ポン{横北北北}  ポン{發發横發}  ツモ{一}

 

「發ドラ3。3900オールの一本場は4000オール!」

 二連続で満貫級の和了りを決めた。

 

 東一局二本場。

 やはりここでも、

「ポン!」

 淡は一巡目からエカテリーナが捨てた{中}を鳴き、

「ツモ!」

 三巡目で和了った。

「3900オールの二本場は4100オール!」

 これで三連続の和了り。

 既に淡は、この三回の和了りで36000点を叩き出していた。

 

 東一局三本場。サイの目は2。

「(私は明日の決勝戦には出ない予定だし、敵にシズノがいるわけでもないし、ここで出し惜しみしてもしょうがないもんね。だったら………。)」

 淡は、とうとう天下の宝刀(くどいようですが、淡はアホの娘のため『伝家』ではなく『天下』です)を抜いた。

「(絶対安全圏+ダブルリーチ!)」

 そして、配牌直後、捨て牌を横に曲げ、

「リーチ!」

 ダブルリーチをかけた。

 他家は全員六向聴。ここへのダブルリーチ。

 さらなる淡の稼ぎに、日本中が期待を寄せた瞬間だった。




おまけ

今回、殆どコナン登場人物側です。


憧 -Ako- 100式 流れ二十一本場 永世不倫っス


歩美「最近、つまんないなぁ。コナン君には全然会えないし、博士の家に行っても家の中に入れてもらえないし…。」


コナンは哀と、博士は朝美との共同作業が忙しい。とても歩美を相手にしている暇など無いのだ。


歩美「それに先週から急に元太君と光彦君も遊んでくれなくなっちゃった…。」


元太と光彦は、その頃、隣町の公園のトイレにいた。
そのトイレは小便器が十個ほどズラリと並んでおり、結構広々とした空間になっていた。
ただ、何故か男子トイレなのに小学校高学年くらいの綺麗な女の子………マホの姿があった。そして、マホを少年A~Gと元太、光彦の九人で取り囲んでいた。


****************************************

******************************

********************


先週のことだ。
元太と光彦は、この世のものとは思えないほどムチャクチャ綺麗な女の子がいるとの噂を聞きつけて隣町に来た。
とは言え、その美少女がどこで何をしているのかなど分からない。ヒマだし、単に興味本位で来てしまっただけだ。


元太「急にハラ痛くなってきた。」

光彦「祓いたいって、悪霊でも祓いたいんですか?」

元太「そうじゃなくてよ…。」

光彦「じゃあ、僕に借りたお金でも払いたいんですか?」

元太「クソしたくなってきたってことだよ!」

光彦「なんだ、そんなことでしたか(つまんねえな、こいつ)。では、あそこに公園があります。あそこのトイレを使わせてもらいましょう!」

元太「おお、そうだな!」


元太は、両手で尻を押さえながらトイレに駆け込んだ。
小便器が十個ほどズラリと並んでいる広々としたトイレだ。
まあ、今回、元太が使うのは小便器ではなく個室のほうだが…。
そして数分後、スッキリした顔で元太がトイレから出てきた。


元太「待たせたな。」

光彦「あっ、はい。で、元太君。もしかしてあの子…。」


この時、光彦は、七人の小学校高学年男子に囲まれた一人の美少女を指差していた。
見た感じ、その少女も小学校高学年くらいだろう。
歩美や哀よりもずっと顔立ちが整っており、細身でスタイルもなかなかだ。まあ、年齢が年齢なのでオモチは大きく無いが…。
ただ、光彦が今まで出会ってきたどの女の子よりも美しく魅力的に見えた。
恐らく、あの少女が噂の美少女だ。

その少女が、七人の男子達を連れて、さっき元太が駆け込んだトイレに入っていった。
男七人に女一人で閉じた空間へ…。
絶対に危ないパターンだ。


光彦「もしかしてイタズラされるんじゃ!?」

元太「それは、マズイんじゃねえか!?」

光彦「僕達で止めましょう」

元太「おぅ!」


二人が、その少女を助けようとトイレに駆け込んでいった。
高学年七人を相手に低学年の二人が敵うとは思えないが………。

ただ、二人がトイレの中で見たモノは………、


まこ「ワープじゃ!」





少年A「あべし!」

少年B「ひでぶ!」

少年C「たわば!」

少年D「うわらば!」

少年E「へげえ!」

少年F「どぉえへぷ!」

少年G「イッてれぽ!」

光彦「おぼあはっ!」

元太「をろあ!」


瞬殺だった。
これで、元太と光彦の人生観が変わったのは言うまでも無い。
当然、この日から二人は、マホと七人の男子達の仲間に加わった。


********************

******************************

****************************************


それ以来、元太と光彦は、毎日隣町に通っている。
その美しい少女、マホに会うためだ。

それに、歩美や哀では、こんな刺激的なことをしてもらえない。少なくとも哀は、コナンにしか刺激を与えるつもりは無い。
元太と光彦は、最高の美少女を相手に、小学一年生にして既に至福の時を得ていた。


少年A~G・元太・光彦「「「「「「「「「よ…よろしくおねがいしまーす!」」」」」」」」」

まこ「ここまでじゃ!」


そして、断末魔の後、


光彦「あのう。僕、とても悔しくて仕方がありません。」

マホ「どうかしたの?」

光彦「僕は、本当は、マホさんに僕一人だけを相手にして欲しいんです!」

少年A「それはムリだぜ!」

少年B「それを言い出したら、ここにいる全員がそうだぜ!」

光彦「それは分かります。だから、今の状態を維持するのが一番だって思ってます。でも、僕はマホさんのことが…。」

マホ「それ以上は言わないでください。どっちにしても、マホは既に一太さんの専用機なのです。ですから、他の人には、これ以上のことはできません。」


惚れっぽい光彦らしい展開になってきたが、光彦が憧110式ver.マホのオーナーになることだけはないだろう。

まあ光彦のことは、どうでもイイので、話を歩美のほうに戻そう。

この時、歩美は、かつて毎日のようにコナン達と遊んだ公園に来ていた。
ふと、歩美は黒い服を着た男がブランコに座っているのを見かけた。


ウォッカ「(組織も無くなっちゃったし、これからどうするかな。ジンの兄貴も、もういねえし………。)」

歩美「おじさん、どうかしたの? なんか悲しい顔をして。」

ウォッカ「仕事がなくなっちゃってね。」

歩美「それって大変!」

ウォッカ「しばらくは、今までの稼ぎがあるから何とかなるけど、なんか急にヒマになっちゃってね。」

歩美「そうなんだ…。」

歩美「私、歩美。おじさんの名前は?」

ウォッカ「マダオって呼ばれてるよ。」

歩美「マダオ?(声が一緒だからかな?)」

マダオ「ああ。『ま』さに『ダ』ンディな『お』とこでマダオ。『ま』た女に『ダ』まされた『お』とことか、『ま』るで『ダ』メな『お』とこじゃないからね。」

歩美「ふーん。」←疑いの目

マダオ「で、お譲ちゃんも何か嫌なことがあったのかい?」

歩美「えっ? どうして?」

マダオ「なんか悲しげな顔をしてるよ?」

歩美「なんかね。最近、コナン君と哀ちゃんがくっつき過ぎでムカついてるの。コナン君と全然遊べないし。」

マダオ「コナン君って?」

歩美「歩美が好きな男の子だよ! でもね、哀ちゃんが言うには、コナン君と哀ちゃんには合体機能が付いていて…。」←合体ロボットアニメのようなものと思ってます

マダオ「(それって、小学生の話か!?)」←真実に近い

歩美「もう合体した仲だから、コナン君には近づかないでって…。」

マダオ「(見た感じ小学低学年だろ? マジかよ!?)」

マダオ「それって、もしかして、その二人は付き合ってるってことかな?」

歩美「多分………。間違いなく、もう………つ…つきあっているよ。」←認めたくないので言葉が一瞬詰まった

マダオ「(つつきあってる!?)」

歩美「でもね、歩美もコナン君と合体してみたいから…。」←しつこいようですが、合体ロボットアニメのようなものと思ってます

マダオ「(なにっ!?)」

歩美「歩美にも合体機能が付いていたら、おじさんと練習してみたいなって。」

マダオ「(それってマズイんじゃ…。でも、黒の組織にいた頃には何人も人を殺してるし、ここで淫〇罪とかがついても今更か…。)」

マダオ「お嬢ちゃんにも間違いなく合体機能は付いているよ。」

歩美「本当!?」

マダオ「ああ。俺が保障する。じゃあ、俺のアパートに来て試してみるかい?」

歩美「うん!」


『知らない人に付いていってはダメだよ!』
と言われているにもかかわらず、歩美はマダオ・ウォッカのアパートに行ってしまった。
しかも、合体機能の検証をする前提で…。

アパートに上がって数秒後、マダオが服を脱いだ。
一瞬にして全裸だ。
しかも、玄関開けたら二秒で像さんだ。
玄関開けたら二分でご飯に語呂が似ている。
これを見て、歩美は悲鳴を上げた。


歩美「キャー!」

久「何!? 隣の部屋から女の子の悲鳴!?」


偶然にも、マダオ・ウォッカは、福路美穂子と久HT-01が暮らすアパートに先日から入居していた。
しかも隣の部屋だ。
マダオ・ウォッカと反対隣には玄と憧125式ver.ヤエが、向かいのアパートには京太郎、憧100式、俺君、憧105式ver.淡、哩、憧108式ver.姫子、一太、憧110式ver.マホが暮らしている。
何故、この一帯に集中するのだろうか?

ただ、マダオ・ウォッカは挨拶周りなどしていないし、まだ久HT-01とは互いに面識が無かった。




続く
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。