玄がオモチベーション強化をしていた頃、千里は自販機の前に来ていた。
「いつも思うんだけど、このつぶつぶドリアンジュースって、誰が買うんだろ?」
これがワールドレコードホルダーのためだけに各所に置いてあるとは、千里にも想像がつかなかった。
一先ず千里は、暖かい『缶の飲むモンブラン』を購入した。相当頭が疲れたためだ。
「あぁぁぁ! 脳が生き返るぅぅぅ!」
殆ど麻里香とリアクションが変わらない気がする。きっと彼女も甘党なのだろう。
「それにしても参ったな。」
千里は、フレデリカに出会って能力を開花させた。
ただ、能力が開花しても、それが使いこなせるかどうかは別だ。
全ての牌が透けて見えるようになり、当然、振込むことはなくなった。
しかし、どの牌が誰のところに行って、誰に何を鳴かせたらどう変わって、自分が鳴いたらどう変わって行くかを、瞬時に全て把握するのは難しい。
これを身に着けるために、千里は来る日も来る日もトレーニングし続けた。
そして、全てが頭の中で瞬時に判断できるようになった時、周りからは『アトランダムの支配者』と呼ばれるようになった。
ただ、フレデリカの場合は、それを幼少の頃から普通に行なっていたし、千里とは違う支配力まで備わっていた。自動卓の中で山が形成される時点で、フレデリカにとって有利な形に山が作り上げられて行くのだ。
「とにかく、大三元を和了らせない。このまま安手でトップを維持するっきゃない!」
千里は、
「よし!」
気合いを入れ直すと対局室に向かった。
千里が対局室に入室した時、オリビア(アメリカ次鋒)と芽衣(中国次鋒)は前半戦の席に座っていた。恐らく、二人とも対局室から出ていないのだろう。
そして、千里が前半戦に座っていた椅子に腰を降ろしてから少しして、玄が対局室に姿を現した。
この時、オモチベーション強化に成功した玄は闘志に燃えた目をしていた。
もの凄い迫力だ。
玄が席に付くと場決めがされた。
起家は玄、南家が千里、西家は芽衣、北家はオリビアに決まった。
東一局、玄の親。
いきなり千里は、背筋に冷たいモノを感じた。
前半戦よりも玄のオーラが増している。
まさか、控室でオモチベーション強化などをやっているとは夢にも思わないだろう。
この親で玄に和了られては非常にマズイ。しかし、こんな時に限って千里の手は重かった。さくっと玄の親を流すのは難しい。
仕方が無い。
千里は、面子を崩してまで芽衣が欲しいところをドンドン捨てた。芽衣の方が自分よりも手が軽い。ここは、芽衣に任せるしかない。
「チー!」
芽衣も千里の意図が分かったのだろう。形振り構わず鳴いていった。
そして、最後は、
「ロン。1000点です。」
千里が芽衣に安手を差し込み、玄の親番を流した。
東二局、千里の親。
三元牌支配が発動していると言うことは、玄以外は三元牌を役牌として使うことはできない。それ以前に、回ってこない。
その分、数牌が多く来る。そのため、従来よりも多少はクイタンが作りやすくなるはずである。
なのに、何故かこの局は、千里だけでなく芽衣も手が重かった。
ここはオリビアに賭けるしかない。
「(これを鳴いて!)」
千里は、オリビアが対子で持っている{③}を捨てた。しかし、これをオリビアはスルー。
どうやら、234の三色同順を狙っているのか、{③}のポンを拒否された。
今回、玄は配牌時点で三元牌を五枚持っていた。連槓が始まるのは六巡目。そこまでに千里は何としてでも場を流したかった。
仮に六向聴でも、最速六巡で聴牌できることになるが、それはツモが噛み合えばの話である。
しかし、場を流す前に、
「カンなのです!」
とうとう玄の連槓が始まった。
まずが{中}を暗槓。そして、{白}を嶺上牌としてツモってくると、
「もう一つ、カンなのです!」
手の中で先に四枚揃っていた{發}を暗槓した。
さらに玄は、嶺上牌をツモると、
「もう一つ、カンします!」
{白}を暗槓し、次の嶺上牌で、
「ツモ!」
大三元をツモ和了りした。
「8000、16000です!」
今までとは打って変わって笑顔を見せる玄。
一方の千里にとっては痛い親かぶりだ。
これで玄は、一気に前後半戦トータルのトップに躍り出た。
東三局、芽衣の親。
ここから二局は大三元が飛び出すことは無い。
千里は、
「(この二局で稼ぐ!)」
まるで園城寺怜のようにツモを読み、最短で手牌を作り上げていった。
彼女は六巡目で聴牌したが、リーチをかけるのを敢えて一巡待った。
そして、次巡、{[5]}をツモり、手牌の{5}と入れ替えると、
「リーチ!」
この対局で初めてリーチをかけた。
「チー!」
これを芽衣は鳴いて一発を消したが、千里は、これを予見していたようだ。
「(計算どおり!)」
とでも言いたげな表情をしていた。
そして、次巡、
「ツモ。メンタンピンツモドラ2。3000、6000!」
千里はハネ満をツモ和了りした。
点棒受け渡しの後、四人は山を崩したが、この時に芽衣には次のツモ牌が見えた。
しかし、それは千里の和了り牌ではなかった。
明らかに芽衣の一発消しを読んでのリーチだったのだ。
東四局、オリビアの親。
ここでも千里は最速聴牌を狙う。そして、
「リーチ!」
前局同様、千里は積極的に攻めて行った。まさかの四巡目リーチである。
しかも、四枚目の{西}を切ってのリーチ。
西は、元々、現在西家である千里以外には、あまり魅力の無い牌である。当然、芽衣もオリビアも早々に{西}を切っていた。
勿論、四枚目の{西}なのだから、誰も鳴けるはずが無い。
芽衣、オリビア、玄は安牌を切って打ち回したが、
「一発ツモ!」
次に来る牌が分かっていた千里は、牌を目で確認せず、しかも盲牌すらせずに和了りを宣言した。
「メンピン一発ツモ一盃口ドラ2。3000、6000。」
この二度の和了りで、千里は後半戦のマイナス分以上に取り返した。
現在の後半戦の順位と点数は、
1位:玄(日本) 126000
2位:千里(ドイツ) 107000
3位:芽衣(中国) 84000
4位:オリビア(アメリカ) 83000
やはり、役満一発は非常に大きかった。玄の単独トップである。
南入した。
南一局、玄の親。
三元牌支配の準備期間は終わった。ここでは、再び玄の三元牌支配が始まる。
対する千里は、前局、前々局の和了りで運を掴んだのか、ここでは配牌が軽かった。
ドラは二枚。門前ならリーチタンヤオドラ2の満貫を狙えそうだが、ここは鳴いてさっさと流すべきだ。
「ポン!」
千里は、全ての牌の流れ…と言うか順番を読みきった上で鳴きに出た。
幸い、玄は配牌で三元牌が四枚。連槓が始まるのは最速で七巡目になる。そこまでには片付けられそうだ。
それに、後半戦開始直後ほどのオーラを玄からは感じない。
霞のオモチを堪能した直後のマックスオモチベーション状態では無いため、そこは仕方が無いかもしれないが…。
とは言え、三元牌支配を発動した玄は、やはり恐ろしい相手である。
「チー!」
千里は、二副露し、その次巡で、
「ツモ。1000、2000。」
予定通り、クイタンドラ2で和了った。
南二局、千里の親。
ここでも玄の三元牌支配は健在である。
「(もう一度、大三元を和了るのです!)」
今回、玄の配牌には三元牌が六枚あった。これは、最速で五巡目に連槓が始まる。結構他家にとっては厳しいパターンだ。
当然、全ての牌が透けて見えている千里は、これを見て焦らないはずが無かった。
この局では、自分の配牌では玄のスピードに追いつけないだろう。
しかし、下家の芽衣の配牌がすこぶるイイ。
芽衣にとって自風であり場風である{南}が二枚ある。
まあ、千里からすれば、芽衣の配牌にドラと赤牌が計3枚あるのは余計だが…。
ただ、これを和了らせたほうが玄に和了られるよりはマシだ。
千里は、点数を計算し始めた。
「(前半戦の分も考慮に入れるから………南三局とオーラスで和了ればなんとかなるかな? 配牌次第だけど…。)」
ここで千里が満貫を振っても、役満親かぶりよりは失点が少ないし、そもそも二度目の役満を玄に和了らせたら、確実に玄に勝ち星を持って行かれる。
千里は、
「(鳴け、ほらっ!)」
芽衣の方を見ながら早々に第一打牌で{南}を切った。
「ポン!」
これを芽衣が鳴いた。
ダブ南ドラ3を和了るチャンスである。しかも、玄の連槓が始まる前に和了らなければ意味が無い。
当然、これは形振り構わず行く。
次巡、千里はドラ傍を捨てた。
これを、
「チー!」
当然の如く芽衣が鳴いてドラ含みの順子を副露した。
そして、さらに次巡、千里が捨てた牌で、
「ロン! ダブ南ドラ3。8000!」
芽衣が和了った。満貫だ。
この時点での後半戦の順位と点数は、
1位:玄(日本) 124000
2位:千里(ドイツ) 103000
3位:芽衣(中国) 91000
4位:オリビア(アメリカ) 82000
依然、玄の単独トップである。
南三局、芽衣の親。
「(今度こそ、大三元を和了るのです!)」
玄は、気合いを入れ直した。
もう一回役満を和了れば、玄の勝ち星は揺るぎ無いものになるだろう。当然、和了りを目指す。
対する千里は、全ての牌の来る順番を考慮して、
「ポン!」
まず、一巡目でいきなり玄が捨てた{④}を鳴いた。
そして次巡、
「カン!」
まるで狙っていたかのように千里は{④}を加槓した。
嶺上牌は{二}。これで対子だった{二}が暗刻に変わった。
同巡、オリビアが捨てた{二}を、
「カン!」
千里は大明槓した。
「(大三元潰し成功!)」
これで玄の三連槓は阻止された。
なんとか二つの槓を作ったのは良いが、当然ムリをしている。芽衣もオリビアも、この時、千里の手牌はボロボロだろうと推測していた。
しかし、この局、千里は別に和了り放棄などしていなかった。
まだまだ序盤。ここから千里は、持ち前の能力を最大限に生かして手を最短の巡目で作り上げて行く。
そして、数巡後、
「ツモ。タンヤオドラ1。700、1300!」
芽衣とオリビアの聴牌よりも先に千里が和了った。
これは、チュンチャン牌の明槓が二つあるため、40符の手だ。
オーラス、オリビアの親。ドラは{⑤}。
ここでも千里は、
「ポン!」
いきなりオリビアが第一打牌で捨てた{西}を鳴いた。
玄にドラが行かない分、ドラが来る確率は上がる。千里の手牌にも、一枚だけだがドラがあった。このドラは大事にしたい。
次巡、
「チー!」
千里は、玄が捨てた{②}を鳴いた。そして、玄が10枚目の三元牌を揃えた次の巡目で、
「ツモ!」
千里が和了った。
開かれた手牌は、
{一一⑤⑥⑦34567} ポン{西横西西} ツモ{8} ドラ{⑤}
「西ドラ1。500、1000!」
千里の声に力が入った。
これで、次鋒後半戦が終了した。
後半戦の順位と点数は、
1位:玄(日本) 122800
2位:千里(ドイツ) 107700
3位:芽衣(中国) 89200
4位:オリビア(アメリカ) 80300
依然、玄が単独トップである。
しかし、ここに前半戦の点数が加算される。
トータルでの順位と点数は、
1位:千里(ドイツ) 217800
2位:玄(日本) 217300
3位:芽衣(中国) 187600
4位:オリビア(アメリカ) 177300
たった500点差だが、千里が次鋒戦を征する結果となった。
「「「「ありがとうございました。」」」」
最後の一礼の後、玄は、
「ゴメンなさい…。みんな、ゴメンなさいなのです。」
大声を上げて泣き出した。
もう一回、大三元が和了れていれば、余裕の勝利だっただろう。
それどころか、南三局での千里の和了りが40符2翻ではなく30符2翻の500、1000であれば、逆に400点差で玄が勝ち星を取っていたのだ。
たった10符の差に負けたのだ。
玄としては非常に悔やまれる敗退だった。
その頃、日本チームの控室では、
「では、コーチ。よろしくお願いします。」
咲が恭子に手を引かれて控室を後にした。まだ一人で会場に行かせるのに不安があるのだから仕方が無い。
これで、日本チームとドイツチームが、それぞれ勝ち星一つずつとなった。
この中堅戦は絶対に取りたい。
一見、咲は平静を装っていたが、その心の中では、
「(全部ゴッ倒す!)」
密かに燃えていた。
次回、『幸せカナコの殺し屋生活』の西野カナコと咲の対戦となります。
おまけ
怜「園城寺怜と。」
爽「獅子原爽の。」
怜・爽「「オマケコーナー!」」
怜「しかも、今回からはお上品コーナーやで!」
爽「えっ?(嘘だろ!? 怜が上品だなんて信じられない!)」
怜「せやから、お下品コーナーを期待しとるんやったらブラウザバックをお勧めするで!」
爽「(どゆこと?)」
怜「伏字を使った言葉で以前遊ばしてもろたけどな。あれをお下品ネタなしやらせてもらうで!」
爽「(これって天変地異の前触れじゃなかろうか?)」
怜「例えばな、『お〇ょうさん』って何が入るかな?」
爽「まあ、『お嬢さん』か『和尚さん』だろうな。」オショウサン…クダチイ
怜「まあ、他にもキョウコさんとかリョウコさんとかを『おきょうさん』とか『おりょうさん』と呼ぶケースもあるけどな。まあ、普通は『お嬢さん』と『和尚さん』やろな。」
怜「ここで、『お』が無くなったら『〇ょうさん』やろ? この場合はどうなるやろか? 但し、さっきの『おきょうさん』みたいな人の呼び名は無しや。」
爽「ええと『協賛』とか『量産』とか…。」
怜「他にも『硝酸』とか『ぎょうさん』とかもあるけどな。結構あるやろ?」
爽「まあね。」
怜「このように、うちが提示した伏字付の言葉の回答を各々二つずつ欲しいんや。それもお上品にやで!」
爽「上品ねぇ…。」
怜「じゃあ、まず第一問。『ヒラ〇ゲン〇イ』!」
爽「ええと、これって『平賀源内』しか無いんじゃない?」
怜「それがな、他にもあるんやで! ヒントはな、赤い。」
爽「赤いって言っても…。(全然分からないよ、これ)」
怜「第二ヒントはな、虫や! 昆虫やで!」
爽「(そう言われても全然分からないよ…。)」
怜「最後のヒントはな、毒持っとる!」
爽「本気で分からないんだけど…。」
怜「答えはな、『ヒラズゲンセイ』や!」
爽「なにそれ?(聞いたことも無い)」
怜「ツチハンミョウの仲間や! 見た目がクワガタに似とるんで赤いクワガタやって有名になったヤツやで!」
爽「(本気で知らない…。)」
怜「じゃあ、次はやな…『バルサ〇〇〇』や!」
爽「ええと、一つ目は『バルサミコ酢』だと思うけど…。」
怜「一つ目、正解や! ほなもう一つ。」
爽「全然分からないんだけど。」
怜「ヒントはな、降圧薬や!」
爽「降圧薬?」
怜「せや! 血圧を下げる薬や!」
爽「そんな薬、飲む年じゃないし…分からないんだけど…。」
怜「第二ヒントは、臨床不正事件があったヤツや!」
爽「(そんなこと言われても知らないものは知らないし…。)」
怜「第三ヒントは、その事件はディオバン事件と呼ばれていてやな…。」
爽「(そんなの聞いたことも無いよ~!)」
怜「答えは『バルサルタン』や!」
爽「聞いたことも無いよ、それ!」バルタンセイジンナラワカルケド
怜「不勉強やな。」
爽「そう言われても、一般常識からはかけ離れてるよ、それ。」
怜「やから、それくらいお上品に行くってことや!」
爽「(上品じゃなくてインテリ………いや、どっちかって言うと知ったかぶりみたいな感じがするんだけど…。)」
怜「爽も何かあらへんか、『ヒラ〇ゲン〇イ』とか『バルサ〇〇〇』みたいなやつ?」
爽「(そんなこと言われても、難しい言葉でってのがキツイ…。昔、『カミオカンデ』って聞いたとき、『ハナヲカンデ』だったら面白いのにとかは思ったけど…。)」
爽「じゃあ、ええと、ハン〇ョジン…。(下品じゃないと難しいな…。)」
怜「半魚人とアンチ巨人の反巨人やな!」
爽「せ…正解。」
怜「そう言えば、半魚人って半分魚で半分人ってことやんか?」
爽「そ…そうだね。」
怜「その場合、人魚はどうなるんや?」
爽「さぁ………。」
怜「そう言えば、昔、人魚が主役のアニメで『波打際のむろみさん』ってあったな。むろみさんの声は良かったな!」
爽「(よく分からないんだけど、そのアニメ…。)」
怜「他には無いか?」
爽「ええと、じゃあ、伏字が無いヤツで二つの意味を持つってことで、『そのひぐらし!』ってどうかな? 『そのヒグラシ』と『その日暮らし』ってことで…。」
怜「なかなかエエやんか。」
爽「そう言えばヒグラシってさ、カナカナカナカナ華菜華菜華菜華菜って鳴くからウザくない?」
怜「当てる字を間違えなければウザくはないで!」
爽「まあ、それはそうだけどね(なんか、いつもとテンション違うなぁ)。」
怜「ヒグラシと言えば、前に『ひぐらしのなく頃に』ってのがあったな。それに出てきた
古手梨花ちゃんはイイ声しとったな。」
爽「ふるでりか?」
怜「せや! フレデリカやないで!」
爽「(なんか、今日の怜は、どこかおかしいような気がするな…。)」
怜「他にはないか?」
爽「じゃあ、セッ〇ク! セッ〇スじゃないからね!」
怜「おぉ! これは、『せっかく』と『せっぷく』やな!」
爽「正解!」
怜「そう言えば昔、けんぷファーってアニメでセップククロウサギってのが出てたな。あれも非常にエエ声やった。」
怜「他にも銀魂の花野アナとか、魔法少女リリカルなのはの高町なのはもエエな。」
ここに何故か、もう一人、怜が現れた。
少なくとも怜は双子では無い。
もしかしてこれは、ドッペルゲンガーだろうか?
もう一人の怜(怜2)「お前誰や?」
最初からいた怜(怜1)「誰って、園城寺怜や! 昔、最萌えに輝いたことのある怜ちゃんやで!」
怜2「言っとくけどな、園城寺怜は、ヒラズゲンセイとかバルサルタンなんて、そんな高尚な趣味は無いで!」
怜1「せやから、ここにいるんは、改良された怜、インプルーブド怜や!」
怜2「イ〇ポ、ループ?」
怜1「ちゃう! Improvedや!」
爽「何となく分かってきたよ。最初、怜が壊れたかと思ったけど、これは別の誰かが怜になり済ましてるってことだね。」
爽「ちょっとスマホで調べてみたけど、『むろみさん』に『古手梨花』、『セップククロウサギ』、『花野アナ』、『高町なのは』と咲-Saki-には共通点がある。」
爽「それは、瑞原はやりと中の人が同じってこと!」
爽「それと怜に化けられるってことを併せて考えると、お前の正体はハヤリ20-7だな!」
怜1→ハヤリ「ばれちゃったか。実はね、ハヤリは二人に興味があってね。それでこっちも二人で来てるのよ。」
怜・爽「「二人?」」
ハヤリ20-7の後に、もう一体の20-7が現れた。
そして、片方が竜華の姿に、もう片方が誓子の姿に変わった。
ハヤリ1「つまり、私が竜華に化けてぇ。」←当然裸です
怜「おぉぉぉぉぉぉ!」
ハヤリ2「私が誓子に化けま~す!」←こっちも裸です
爽「おぉぉぉぉぉぉ!」
ハヤリ1「しかも、サイズを変えずに太腿のやわらかさを変えることもできま~す!」←膝枕調節機能?
怜「おぉぉぉぉぉぉ!」
ハヤリ2「胸のサイズもウエストのサイズも、脚の長さも好みのサイズに微調整可能で~す!」←別に誓子のスタイルが悪い訳ではありません
爽「おぉぉぉぉぉぉ!」
ハヤリ1・2「「それに、私達は羞恥心と言うものが無いので、普段ではできないようなプレイも積極的に行いま~す!」」
怜・爽「「おぉぉぉぉぉぉ!」」
ハヤリ1・2「「こちらに個室を二つ用意してありま~す! しかも、食料も飲料も当座暮らすのに十分な量が用意されてるんだぞ!(突然、朝倉南調)」」
怜・爽「「おぉぉぉぉぉぉ!」」
まこ「なんか、これ以上はマズそうじゃ。なので、一先ず、ここまでじゃ!」
怜と爽は、それぞれハヤリ20-7と一緒に個室に入って行った。
その後、二人は、用意されていた食料と飲料が尽きるまで、部屋から出てくることはなかったらしい。