咲-Saki- 阿知賀編入   作:おこそとのほもよろを

90 / 221
八十四本場後書きにも記載しました通り、西野カナコは『幸せカナコの殺し屋生活』のカナコです。


九十本場:世界大会14 殺し屋

 中堅選手が対局室に出揃った。

 日本チームからは宮永咲。昨年の世界大会で奇蹟の大逆転劇を演じた日本の守護神。本大会で最も注目を集める選手の一人である。

 

 ドイツチームからは西野カナコ。日本人留学生。ステルスモモのような気配を消した打ち方が出来るとの噂。

 

 中国チームからは張鈴麗。アメリカチームからはエミリー・ウイリアムが参戦する。

 

 場決めがされ、起家が鈴麗、南家がエミリー、西家が咲、北家がカナコに決まった。ただ、この時、既に咲はカナコの姿が捉え難くなっているのを感じていた。

 一方のカナコは、

「(マジマジマジマジ アルマジロ! チームの中でも話題になったけど、やっぱり日本の中堅って、顔がフレデリカに似てるんだよね。なんだかフレデリカと打つみたいな感覚になる…。)」

 と思っていた。

 やはり、ドイツチームのメンバー達も、咲とフレデリカが瓜二つと認めているようだ。

 

 

 東一局、鈴麗の親。ドラは{②}。

 咲だけではなく、鈴麗もエミリーも既に違和感を覚えていた。そう、カナコは東初からステルスモードに入っていたのだ。

 東横桃子よりもスイッチが入るのが早い。咲も、東一局からいきなりステルスで来るとは想定外だった。

 

 咲は、即座にコンピューター麻雀で鍛えた『普通の(?)』打ち方に切り替えた。去年の県予選個人戦でステルスモモに打ち勝った時の戦法だ。

 これにすると、全ての牌が透けて見える能力が封印される。

 しかし、元々咲は、光や照のように相手の捨て牌や牌の並べ方、牌の移動等から高い精度で相手の手牌を読み取れる。なので、恭子のような、咲の打ち方を狂わせる戦法を取られない限り大きな問題は無い。

 

 どうやらカナコが聴牌したようだ。

 牌の切り出しは、白糸台高校で昨年部長を務めていた弘世菫に似ている。ターゲットからいずれ出てくる牌を狙い撃ちする打ち方だ。

 しかも、菫よりも手が高そうだ。スピードと打点の高さは池田華菜以上か?

 これは厄介だ。

 

「リーチ!」

 カナコがリーチをかけてきた。

 咲には、カナコの曲げた捨て牌とリーチ棒が見えているし、カナコの手牌も大凡見当が付いている。よって咲がカナコに振り込むことは滅多に無いだろう。

 しかし、鈴麗とエミリーは別だ。ノーケアーでカナコの危険牌を切ってしまう。

 その結果、

「ロン。16000。」

 鈴麗がカナコに一発で倍満を振り込んだ。

 いきなり高打点な和了りだ。

 鈴麗は、一体何が起きたのか訳が分からない様子だった。

 

 カナコの手が開かれた。

 {二三四②②②③④[⑤]⑦234}  ロン{⑥}  ドラ{②}  裏ドラ{二}

 

 一発ツモなら三倍満だった。

 ステルスで、しかもこの高打点。

 咲が振り込まなくても、カナコは鈴麗とエミリーから幾らでも点棒を奪える。これは咲にとって厳しい戦いになりそうだ。

 

 

 東二局、エミリーの親。ドラは{3}。

 鈴麗とエミリーは、前局から違和感が続いている。しかし、それが何なのかに気づけないでいた。

 まさか、麻雀にステルスがあるなんて普通は想像できない。

 日本チームの場合、桃子がいたことでステルスの存在が理解できた。しかし、普通は理解不能だろう。

 

 カナコの視線はエミリーのほうに向けられている。どうやら、この局でのターゲットはエミリーのようだ。

 

「リーチ!」

 ここでもカナコがリーチをかけてきた。

 しかし、前局同様、鈴麗もエミリーもカナコのリーチに気付けないでいた。

 

 咲は、カナコの捨て牌を読みながら、慎重に手を進める。咲にもカナコのリーチ発声は聞こえていなかったが、曲げた捨て牌とリーチ棒は見えるのでリーチがかかっていることは認識できる。

 ところが、エミリーには、カナコの捨て牌もリーチ棒も見えていない。カナコのマイナスの気配がカナコの捨て牌もリーチ棒も見えなくしていたためだ。

 そして、エミリーが、手を進めようとして切った{③}で、

「ロン!」

 カナコに和了られた。

 

 開かれた手牌は、

 {②②②③④[⑤]⑥⑦⑦⑦中中中}  ロン{③}  ドラ{3}  裏{九}

 

「リーチ一発メンホン中三暗刻赤1。16000!」

 またもや倍満直取りだ。

 これでカナコは、咲に32000点もの差をつけた。

 

 

 東三局、咲の親。ドラは{九}。

 とうとうカナコの視線が咲に向けられた。

 カナコの狙いは、どうやら親番になったプレイヤーのようだ。

 親番なら攻めてくる。そこをステルスで撃墜する。

 意味不明の和了られ方で親番が流されれば、しかも高打点の手に振り込んでいたならば、誰でも意気消沈するだろう。そうなれば相手側の運気も低下する。

 それがカナコの狙いのようだ。

 

 ただ、咲は滅多なことでは振り込まない。

 カナコは、聴牌したものの、咲から和了り牌が出てこないので少しヤキモキしてきた。

 待ち牌は{南}。

 場風は{東}、咲の自風も{東}、そして咲がよく槓する牌………つまり咲が集める風牌は{西}。よって、この局では{南}なら咲もノーケアーで切ってくるだろうとの判断だ。

 ただ、念のためカナコはリーチをかけなかった。万が一、リーチの発声で気付かれたら困ると考えたからだ。

 しかし、その{南}が咲から全然出てこない。

 結果的に、それは咲ではなく鈴麗が切ってきた。

 カナコは、

「(オイオイオイオイ オオイヌワシ。そっちが先に切るの? 咲だけに。)」

 と思いつつも、

「ロン。」

 見逃さずに鈴麗から和了った。

 できれば咲から和了りたいところだが、得点を重ねることも重要だ。

 それに、この直後に咲が{南}を切ってきても同巡フリテンとなり和了れなくなる。万が一そうなったら、ムダに和了り牌を減らすだけだ。

 ならば和了るのが最善だろう。

 

 開かれた手牌は、

 {一二三四[五]六七八九南白白白}  ロン{南}  ドラ{九}

 

「メンホン白一通ドラ2。16000。」

 またもや倍満だ。

 ステルス状態で狙い撃ちし、しかも高打点。殺し屋と言われるだけのことはある。

 ただ、和了ったにしては、カナコは少々悔しそうに見えた。ターゲットとしていた咲から直取り出来なかったからだ。

「(アノアノアノアノ アノマロカリス? まさか、私の姿が捉えられているなんてことは無いわよね?)」

 一瞬、カナコは、咲にステルスが効かないのではないかと疑ったが、

「(イヤイヤイヤイヤ ロップイヤー。私の気配はフレデリカでさえ捉え切れないマイナスの気配。だったら、他の何人にも捉えられないはず。)」

 激しく首を横に振り、自分のステルスの威力を肯定した。

 

 世界大会前に、今回のドイツチームメンバー同士で何度も打った。戦績は、ドイツチームの絶対的エース、フレデリカの圧勝であった。

 しかし、そのフレデリカがトップを取れない対局が数半荘あった。その時のトップがカナコである。

 つまり、カナコのステルスは、自分達を遥かに凌駕するフレデリカにさえも通じる特別な技なのだ。

 そう言った背景もあり、カナコは自分のステルスには絶対的な自信を持っていたし、咲が自分に振り込んでいないのは、単なる偶然と思い込んでしまった。

 

 

 東四局、カナコの親。ドラは{⑤}。

 カナコは、普段なら一気に親番で稼ぎに出る。

 しかし、今は、何としてでも咲から和了りたい。殺し屋としてのメンツだ。

 

 ここでも前局と同じようにリーチは控えた。万が一のことを考えてだ。

 ところが、一向に咲からは和了り牌が出てこない。

 結局、ここでも、

「ロン。」

 カナコは咲以外………エミリーから和了った。

 

 開かれた手牌は、

 {四四五六③③④④[⑤][⑤]567}  ロン{七}  ドラ{⑤}

 

「タンピン一盃口ドラ4。18000。」

 親ハネだ。

 

 これで現在の得点と順位は、

 1位:カナコ(ドイツ) 166000

 2位:咲(日本) 100000

 3位:鈴麗(中国) 68000

 4位:エミリー(アメリカ) 66000

 カナコの圧倒的なトップであった。

 

「(一旦、日本からの出和了りは諦めるしかないかな?)」

 カナコは、止むを得ず咲をターゲットから外すこととした。

 

 咲は今までノー和了。カナコだけが和了り続けている。しかも、これだけの点差だ。

 加えて、鈴麗とエミリーからは直取りできる。

 ならばチームの勝利のため、鈴麗とエミリーからを削り続けるべきだろう。このどちらかが箱割れするまで…。

 そう判断した上で、

「一本場!」

 カナコは連荘を宣言した。

 

 東四局一本場。ドラは{八}。

 ここでもカナコは順調に手を伸ばした。

 

 そして、七巡目、

 カナコの手牌は、

 {三四[五]七八八八③④⑤355}  ツモ{[5]}

 

 当然、ここは{七}を切って、

「リーチ!」

 カナコは攻めに出た。咲から直取りできなくても良い。{4}での和了りならリーチタンヤオ三色同順ドラ5の手。そこに一発と裏ドラがつけば三倍満に達する。

 ところが、

「カン!」

 咲がこれを大明槓してきた。まさに、カナコのステルスが効いていなかったことが証明された瞬間だった。

「(マジマジマジマジ アルマジロ?)」

 とカナコは思った。

 まさか、自分が鳴かれるとは思ってもみなかったのだ。

 

 一方、咲は嶺上牌を引くと、

「もいっこ、カン!」

 連槓した。{7}の暗槓だ。

 そして、咲は次の嶺上牌を引くと、

「もいっこ、カン!」

 {⑦}を暗槓し、次の嶺上牌で、

「ツモ!」

 嶺上牌で和了った。

 

 開かれた手牌は、

 {②③④[⑤]}  暗槓{裏⑦⑦裏}  暗槓{裏77裏}  明槓{七七七横七}  ツモ{[⑤]}

 

「タンヤオ三槓子三色同刻嶺上開花赤2。24000です。」

 三倍満だ。

 

 こんな形で直撃を受けるとは…。

「(メラメラメラメラ ポメラニアン!)」

 これで、カナコの心に火がついた。

「(ぶっ殺スフィンクス!)」

 絶対に咲から直取りしてやる。そうカナコが強く思ったのは言うまでも無い。

 

 

 南入した。

 南一局、鈴麗の親。ドラは{二}。

 未だ鈴麗はヤキトリ状態だ。しかも、トップのカナコにダブルスコア以上引き離されている。当然、この親で大きく稼ぎたいところだ。

 

 ここに来て、ようやく鈴麗も、違和感の正体に気付き始めた。なんだか、三人で打っているような感覚なのだ。

 それでいて、ツモ牌の消え方は四人麻雀だ。

「(まさか、透明人間を相手にするとは…。こんな輩がいたとはね。)」

 とは言え、正体が分かっただけでは対策のしようがない。

 どうやったらステルスモードの人間の捨て牌を見えるようにできるのか、鈴麗には見当も付かなかった。

 

 一方、カナコは五巡目で聴牌していた。

 しかも手牌は、

 {二二二二三三四四③④[⑤]⑥⑦}

 

 平和タンヤオ一盃口ドラ5の倍満手。

 どうもカナコは、玄ほどでは無いがドラに愛されているようだ。

 

 咲からの直撃を狙うため、ダマで行く。

 前局で、咲にはステルスが効いていないことが立証された以上、リーチをかけたら絶対に咲からは和了り牌は出てこないと考えるべきだ。

 

 しかし、やはり咲からはカナコの和了り牌が一向に出てこなかった。

 そのまま終盤に入り、鈴麗が捨てた牌で、

「ロン。16000。」

 カナコは和了った。

 

 

 南二局、エミリーの親。ドラは{⑧}。

 カナコとしては、意地でも咲から和了りたいところだ。

 しかし、

「(デモデモデモデモ デモゴルゴン。今はチーム戦。チームのためには確実に勝ち星を取らなくちゃね…。)」

 下手に意地を張って逆転負けを喰らっても困る。

 カナコは、深呼吸して心を落ち着かせた。

 とにかくあと三局、鈴麗かエミリーから和了って前半戦の決着をつける!

 

 咲を相手にする場合、大明槓対策として初牌切りは注意が必要だ。

 この局、咲は、{北}、{西}、{⑨}、{⑤}、{二}と切り出した。

 

 そして、七巡目。

 カナコは聴牌した。

 

 彼女の手牌は、

 {[五]六七①②②[⑤][⑤]⑤⑥⑦[5]7}  ツモ{③}

 {②}なら咲の捨て牌の筋。

 それに前巡でエミリーが{②}を切っている。

 これなら間違いなく安牌だ。

 そう考えてカナコは{②}切りで聴牌に取った。

 

 ところが、

「ロン。」

「えっ?」

 この捨て牌で咲が和了った。

 

 開かれた手牌は、

 {①③999白白白發發發中中}  ロン{②}

 

「小三元チャンタ三暗刻。16000。」

 もし、{中}をツモって手変わりされたら大三元四暗刻だ。

 倍満で和了られたのは、むしろ不幸中の幸いか?

 

 ただ、この咲の和了りで現在の得点と順位は、

 1位:カナコ(ドイツ) 141700

 2位:咲(日本) 140300

 3位:エミリー(アメリカ) 66000

 4位:鈴麗(中国) 52000

 咲がカナコに1400点差まで詰め寄ってきた。逆転が十分有り得る点差だ。

 

 こんな手を和了ってくるなんて…。

 しかも、自分が振り込まされるなんて…。

 カナコにとっては、能力開花して以来、初めてのことであった。

 

「オロオロオロオロ ヤマタノオロチ…。」

 ふと、カナコの口から言葉が漏れた。

 ステルスが効かず、しかも自分から三倍満と倍満を直取りする相手。まさにフレデリカ以上だ。

 こんなに辛い対局になるとは………。

 

 東場では楽勝と思っていたのに、とんだ化物だ。

 これが、昨年の世界大会でミナモ・ニーマンから責任払いを含むダブル役満を和了った日本の守護神か?

 さすが、自分達の大将、園田栄子が憧れたと言うだけのことはある。

 

 しかし、まだ二局ある。

 ここで鈴麗かエミリーから和了れば良いだけのこと。

 カナコは、頭を切り替えて、静かに気合を入れた。




おまけ

憧 -Ako- 100式 流れ二十八本場 寝取り屋


流れ二十七本場の続きです。

新一「久さん、俺!」

久「イイワよ。たっぷり出してね。」

まこ「いきなりこれか! ワープじゃ!」


コナンと哀に頼まれて、久HT-01は新一を相手してあげたのだが…、それ以来、新一は毎日、久を自分の家に呼ぶようになった。
当然、毎日Hなことばかりしている。
ハニートラップ専用機の久HT-01が相手なのだから仕方が無いのだろうが…。
童貞の新一のハートを掴むことなど、久HT-01には朝飯前だった。
ちなみに新一は、まだ人間童貞である。

最近では、新一は蘭と言葉を交わすことも少ない。物理的距離は近いのに、心はコナンでいた時よりも離れている感じだ。
頭の中は、完全に久一色。

麻雀で言えば、
久久久久久久久久久久久久久  ツモ久

何かの漫画であった白一色に似ている。
新一と蘭の破局の時は、すぐそこまで迫って来ているのかも知れない。

それから、新一も、コナンと哀と同様にオモチクラブの特別会員になっていた。
その類い稀な頭脳をオモチクラブのために使うことと引き換えに、久HT-01と楽しめることになっているようだ。
その辺、久HT-01は抜け目が無い。


また、その隣の家では、


博士「どうじゃ、朝美君!」

朝美「博士、すっごい!」

まこ「こっちもか! ダメじゃ、これ以上は載せられん!」


そして、同じ家の別の部屋では、コナンと哀が…、


まこ「こっちは児ポになるからダメじゃ!」


どうやら、この一帯ではあちこちで、さかりが付いているらしい。


一方、憧100式達は麻雀を楽しんでいた。
面子は、憧100式、憧105式ver.淡、憧108式ver.姫子、憧123式ver.絹恵である。


淡「ツモ! ダブリーツモ槓裏4。6000オール!」

憧「またぁ?」

淡「うん! 親ハネで18000!」

憧「(でも、これに伏字つけたら面白いかも。『オ〇〇〇、180✕✕!』にしたら、『オチン〇、180mm!』に見える気がする!)」

淡「でも、表ドラが無いのよね。オモテ無しな分、手が低いってことで、相手を思いやる和了り形だから『オモテナシ』って言うのかな?」

憧「何、訳分かんないこと言ってんのよ! その分、裏があるってことでしょ!?(性格的にも)」

淡「そうとも言う…。」

姫子「でも、淡のダブリーは卓を操作してるわけだし、イカサマじゃないの?」←ここでは標準語設定です

淡「まあ、ここではこれが私の能力ってことで。」

絹恵「能力か…。そう言えば、特殊麻雀機能が付いているのは淡だけなのよね。私も特殊な何かが欲しいな!」

憧・淡・姫子「「「(十分特殊でしょ! 股間が!)」」」

姫子「話は変わるけど。最近、久さん。毎日夕方になると、どこかに出かけてるよね。帰るのは10時過ぎになるみたいだけど。」

淡「あれね…。」

姫子「何か知ってるの?」

憧「どうも毎日、博士の家の隣の家にデリ〇ル状態みたい。」

姫子「博士の家じゃなくて?」

淡「その隣に住む高校生探偵が相手なのよ。」

姫子「高校生!?」

淡「男子高校生ね。」

姫子「そう言えば、久さんもジェンダーフリーだったわね。」

淡「うん…。ただね…。」

姫子「どうかしたの?」

憧「その高校生探偵には彼女がいるんだけどね…。」

姫子「それじゃ、浮気!?」

絹恵「って言うか、久さんって美穂子さんのダッチ〇イフでしょ?」

姫子「そうだった。じゃあ、ダブル不倫?」

淡「まあ、そう言うこと…。」

姫子「あちゃー。でも、久さんの場合、美穂子さんがいない隙に何人もの女性を連れ込んでいたから常習犯だしね。」

憧「そうなのよね。久さんはインプリンティング機能が無いし、元々、ハニートラップ専用機として造り出されたから貞操観念も無いしね。」

淡「それどころか、今は、彼女のいる高校生をたぶらかして楽しんでいるみたい。」

憧「それで優越感に浸ってるってとこよね?」

淡「多分ね。それこそ、『(寝)取ったど~』みたいな感じで…。」

絹恵「それ、最悪じゃん。」

姫子「そういう意味じゃ、私達って幸せなのかもね。」

憧「お互い、良いオーナーにも恵まれたしね。」

淡「そうそう。そう言えばマホちゃんのとこは、どうなんだろう? 私、余りマホちゃんに会わないけど。」

姫子「一太さんは、凄く溺愛してるって感じ。」

淡「それは分かる!」

姫子「でも、最近、マホの行動に問題があってね。」

憧「まさか、浮気!? って、オーナー以外とはできない仕組みになっているから、それは無いか。」

淡「それに、マホちゃんに手を出したらマズいよね。社会的に。」

姫子「たしかに、一般男性ならそうなんだけど…。」

憧「じゃあ、一般男性じゃないほうで問題があるってこと?」

姫子「そうらしいのよ。どうもね、何人もの小学生男子を相手に手で奉仕してるって話があって…。」

憧「えっ?」

淡「それって、マズくない?」←誕生した日の雀荘の件はスルー

憧「(私も咲さんを助けるために三人昇天させたことはあるけど、それは仕方が無いよね、うん。)」←こちらもスルー

姫子「それも毎日って噂。」

憧「(私は、あの時だけだし! それにあれは、本当に咲さんを助けるためだったし!)」

姫子「線路の向こうの川沿いにある公園のトイレでやってるみたい。」

憧「それ、マズくない? 一太さんのバイト先って、たしか、その近くじゃ…。」


また、それと同じ頃、一太はバイト先に来ていた。
憧100式が言っていたとおり、場所は例の公園近くのコンビニだ。

ふと、一太の目に、憧110式ver.マホの姿が映った。コンビニの前の通りを歩いている。
対する憧110式ver.マホは、コンビニの中に一太がいるのには気付いていないようだ。


取扱説明書:憧110式ver.マホは、まだ子供のため視野が狭く、目的対象物以外は目に入らないことが多々あります。


ただ、その時、憧110式ver.マホは男子小学生九人と一緒だった。その中には、元太と光彦の姿もあった。

その少年達は、非常に嬉しそうな顔をしていた。非常に顔立ちの整った女の子を相手に、これから例の遊びをするのだから当然であろう。
その遊びは、既に日課と言える状態になっていた。

少年達は、何かと憧110式ver.マホの身体に触ってくる。まあ、イケナイところだけは感電するので手が出せないが…。
ただ、見ていて非常に馴れ馴れしい感じがする。
少なくとも一太の目には、そう映っていた。

憧110式ver.マホは、その男子小学生達と一緒に公園の………トイレの中へと消えて行った。中が非常に広いトイレだ。
そして、その一分後くらいか?


少年A「あべし!」

少年B「ひでぶ!」

少年C「たわば!」

少年D「うわらば!」

少年E「へげえ!」

少年F「どぉえへぷ!」

少年G「イッてれぽ!」

光彦「おぼあはっ!」

元太「うれエロお!」


少年達の断末魔の声が聞こえてきた。一太のところまで聞こえてくるのだから、相当大きな声だ。
間違いない。これは、絶頂状態を迎えた証拠だ。

そして、しばらくすると、憧110式ver.マホと男子小学生達がトイレから出てきた。
当然のことながら、小学生男子達は、非常にスッキリした表情をしていた。

何があったかは大体想像がつく。
NTR機能やスワッピング機能は発動していないので、イケナイところはセーフだろう。
しかし、別のところは使用可能だ。


一太「まさか、マホ…。」


一太は、その場でorz状態になった。
今がバイト中であることも忘れて…。
当然だろう。




続く
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。