「16500オールです。」
この咲の和了りで鈴麗とエミリーが箱割れして後半戦が終了した。
これで後半戦の点数と順位は、
1位:咲(日本) 332500
2位:カナコ(ドイツ) 71100
3位:鈴麗(中国) -1800(席順により3位)
4位:エミリー(アメリカ) -1800(席順により4位)
そして、前後半戦の合計は、
1位:咲(日本) 484800
2位:カナコ(ドイツ) 222800
3位:鈴麗(中国) 47200
4位:エミリー(アメリカ) 45200
日本チームが二つ目の勝ち星をあげた。
「「「「ありがとうございました。」」」」
対局後の一礼を終え、中堅選手達が卓を離れた。
対局室の前には、既に恭子が咲を迎えに来ている。
「コーチ。」
「咲、お疲れさん。それにしても、光のアドバイスどおりとは言え、あんな風にできるんやから、やっぱり咲は凄いなぁ。」
「でも、もしコーチが私と同じ打ち方が出来たら、多分、最初からやっていたのでは無いでしょうか?」
「分からんわ。」
咲と恭子が対局室から離れようとした丁度その時だった。
二人の横をフレデリカが通り過ぎた。
まるで咲に似た威圧感…。
恭子は、
「(こいつが、咲の…。)」
息を飲み込んだ。
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ソウルに入ったその日、恭子は空港でドイツチームのメンバーを見た。
特に会話をしたわけではない。単に遠目に見たに過ぎない。
その時、恭子は、フレデリカに対して、
「(あの娘、咲に似てるなぁ。)」
くらいにしか思っていなかった。
その晩、ホテルの一室で恭子が慕とオーダーの打ち合わせをしていると、
「失礼します。」
淡が訪ねてきた。
「どうかしたんか?」
と淡に恭子が聞いた。
「監督とコーチは、私の能力の起源についてご存知ですよね?」
「まあ、最初は信じられへんかったけどな。」
慕と恭子は、淡の能力が異星人によって与えられてことを合宿中に聞いていた。
まさか、こう言った形で地球外生命体の存在を知らされるとは…。
阿知賀女子学院に出入りするようになってから、恭子は神や蔵王権現、邪神の存在を教えられた。
さらには口寄せと言った超常現象まで目の当たりにしてきた。
そして、異星人…。
この話を聞かされた時、恭子は、その超常っぷりに驚きはしたが、
「(またか…。)」
既に超常現象には耐性ができていた。
なので、取り乱すほど大騒ぎはしなかった。
「それで、実は、私に能力を授けてくれた異星人からのメッセージで、ドイツチームのフレデリカについてなのですが…。」
自由奔放な淡が、珍しく敬語を使っていた。この時、恭子は、それだけ重々しい内容なのだろうと直感的に思っていた。
…
…
…
淡が異星人から告げられたこと………、それは高校二年の淡や咲が生まれた年、つまり17年前まで遡る。
咲が三ヶ月検診を受けた時だった。
他の赤ん坊とは別の部屋に咲は連れて行かれ、そこで皮膚片を採取された。
普通、三ヶ月検診でそんなことはしない。全くの意味不明だった。
その皮膚片は、その後、ドイツに運ばれた。そして、そこからiPS細胞が作り出され、咲のクローンが誕生した。
そのクローンこそがフレデリカだった。
さすがに、これには慕も恭子も驚いた。
淡が地球外生命体とコンタクトを取っていると聞かされた時以上の衝撃だ。
同時に恭子は、このフレデリカ誕生の経緯こそが、小蒔に降りた最強神の言葉の真意………咲のことを両頭愛染の片割れと比喩した件に他ならないと理解した。
つまり、日本チームのエース、咲を金剛界最高位の明王である不動明王に、ドイツチームのエース、フレデリカを胎臓界最高位の明王である愛染明王に喩えたのだ。しかも、敢えて両頭愛染の片割れと表現することで、二人が元は一人だったと伝えたかったのではないだろうか。
とは言え、本来は不動明王と愛染明王が合体した姿が両頭愛染であって、両頭愛染が不動明王と愛染明王に分離したわけではないので、厳密には最強神の表現は正しくないのだが、イメージとしては分からなくもないだろう。
フレデリカ誕生は、どうやらドイツの国家プロジェクトだったようだ。
そして、この出来事を裏で取り仕切っていた人物の中にニーマンの名前があったらしい。
咲の細胞が選ばれた理由は、咲の親が、ニーマンが実力者と認めた数少ない女性雀士だったからである。
勿論、他にも皮膚片を採取された少女はいたが、ニーマンが満足できるだけの能力を有していたクローンはフレデリカのみであった。他のクローン少女達は、既に麻雀から離れているらしい。
その後、フレデリカは、ニーマンの知人に預けられ、その夫婦の子として育てられた(夫が日本人とドイツ人のハーフ、妻が日本人)。
国家プロジェクトとして誕生した子なのだから、戸籍は国のほうで巧く作ってくれる。当然、フレデリカ誕生に関わった人間以外、フレデリカは、その夫婦の実子としか思えないだろう。
勿論、フレデリカ自身も、自分が両親とは血の繋がっていないクローンであることを知らない。両親の実子と思い込んでいる。
そのプロジェクトに関わった人間以外で、このことを知っているのは、今のところ淡、小蒔、神楽、それと照魔鏡で真実を知ってしまった照の四人だけ………いや、ここで慕と恭子に告げられたので計六人になった。
しかし、オリジナルのDNAを持つ咲は、このことを知らない。
多分、絶対に教えてはならないだろう。
このことを聞かされて、何故、小蒔に降臨する最強神がフレデリカとの対局に固執するのかが分かった。公式の場での四度目の咲との対決を望んでいるのだ。
厳密には咲ではなく、咲のクローンだが、本質は咲と変わらないだろう。
当然、小蒔とフレデリカの対局は、インターハイ個人戦や国民麻雀大会(コクマ)での咲vs小蒔の再現とも言える。
対戦成績は、今のところ咲の全勝。
しかもフレデリカは、ニーマンの指導を受けている可能性が高い。もしかすると咲でも勝てないかもしれない。
となると、副将戦はドイツチームに勝ち星を持って行かれる可能性が高い。
決勝進出を果たせたならば、それを考慮した上でオーダーを組む必要がある。当然、目指すは大会二連覇。
それで慕と恭子は、この段階では先鋒光、次鋒咲、中堅衣、副将小蒔とし、先鋒から中堅で優勝を決めるつもりでいた。
衣の入院で状況が変わってしまったが…。
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フレデリカが、卓に付いたまま全身硬直しているカナコに声をかけた。
「やっぱり魔物だったわね。」
「あっ…。」
やっとカナコは正気を取り戻した。前半戦に続いて二度目である。
「大丈夫?」
「全然大丈夫じゃないかな…。負けちゃった、ゴメン。」
「しょうがないでしょ、相手が悪いって。」
「それはそうでけどね…。もの凄いオーラが飛んできて、何度も死ぬ幻を見させられたもん。」
「殺し屋といわれたカナコがねぇ…。」
「あれは、絶対に破壊神だと思う。ホント、しんどインパラって思った。」
「私も手合わせしてみたいわ。」
「フレデリカだったら、イイ試合ができるかもしれないね。」
「だとイイケドね。」
カナコが席を立ち、そこにフレデリカが腰を降ろした。
ちなみに、椅子は濡れていない。チョロっと出た分は、カナコのスカートに全部吸収されていたようだ。
「じゃあ、あとヨロシク!」
そう言うと、カナコは対局室の出入り口に向かって行った。
丁度カナコが対局室を出ようとした時、一人の神々しい雰囲気をまとった巫女服の女性が対局室に入ってきた。
フレデリカや咲とは違う、別の迫力がある。
咲が破壊神なら、この女性………小蒔から溢れ出てくるこのオーラは全宇宙を統べる神そのもの。
創造主だ!
カナコは、
「(ドキドキドキドキ スッポンモドキ!)」
その圧倒的な存在感に恐怖を覚えた。
小蒔の視線がフレデリカに注がれた。
既に小蒔には最強神が降臨している。その神が、咲と同じDNAを持つフレデリカに照準を合わせているのだ。
小蒔が静かに卓に付いた。
「日本の王者と同じ起源を持つ者よ。」
神々しい声だ。
ただ、この言葉の意味は、フレデリカには分からなかった。
「私?」
「そう。フレデリカとやら。そなたは日本の王者と同じ起源を持つ者。」
「日本の王者って、宮永咲さんのこと?」
「そうだ。」
「じゃあ、私は宮永さんと血縁関係にあるってことなのかな?」
「繋がりはあるだろう。」
「ふーん。」
この時、フレデリカは咲が遠い親戚なのかなくらいにしか思っていなかった。
ただ、同時に一応血縁関係があるなら、顔が似ていても不思議では無いかなぁ…とも思ったようだ。
まさか自分がクローンだなんて思わない。
「私は今まで、日本の王者と三度戦い、三度敗れた。」
「そ…そうなんだ。」
「あの娘は強い。そして、あの娘と同じ起源を持つそなたも強い。」
「あ…ありがとう…。」
「本大会では、今日、そなたと対局ができることをずっと楽しみにしていた。良い試合ができることを期待する。」
「そうね。私も負けられないし!」
咲と違ってフレデリカは物怖じしないタイプだった。生活環境で性格もかなり変わってくるようだ。
対局室に中国副将の郝慧宇とアメリカ副将のマリー・ダヴァンが入室してきた。
郝慧宇は、言うまでもなく臨海女子高校への留学生。本大会では中国チームの一員として参加していた。
マリー・ダヴァンは、昨年インターハイで臨海女子高校の副将として参戦したメガン・ダヴァンの妹。本大会を終えたら日本に留学する予定とのことだ。留学先は姉と同じ臨海女子高校を希望しているそうだ。
郝(慧宇よりも郝の方が分かりやすいため、敢えて郝と記載します)とダヴァン(こちらもマリーよりもダヴァンの方が分かりやすいため、ダヴァンと記載します)が卓に付いた。そして、場決めがされ、起家が小蒔、南家がダヴァン、西家がフレデリカ、北家が郝に決まった。
東一局、小蒔の親。
とんでもないレベルのオーラが、一気に小蒔の身体から放出された。
フレデリカも、ある程度の予想はしていたが、ここまで強大なモノを受けるのは生まれて初めて経験する。
いつもは、経験させているほうなのだが…。
小蒔の手牌には、配牌時点で既に萬子が八枚あった。
そして、一切のムダツモ無しで順調に手が進んでゆく。
フレデリカは、小蒔の手牌から強大なエネルギーを感じ取っていた。恐らく、先ずは様子見などとは言っていられない状況だろう。
四巡目、
「ポン!」
一先ずフレデリカは、郝の捨て牌を鳴いて流れを変えてみた。
これで、たしかに小蒔のツモが変わり、次巡、ダヴァンに行くはずの字牌を小蒔はツモ切りしたのだが………ここでフレデリカは異様なモノを見ることになった。
フレデリカは本質的に咲と変わらない。当然、牌が透けて見えているのだが………小蒔のツモ牌を変えたら、それに埋め合わせるように次巡以降の山の牌の位置が後付けでズレたのだ。小蒔に必要な萬子が行くように………。
これは次鋒戦で千里が経験したものと同じだ。
「(この人、マジ!?)」
フレデリカがそう思ったのも束の間、その次巡で小蒔は萬子の純正九連宝燈を聴牌した。
そして、そのさらに次巡、
「ツモ! 16000オール!」
小蒔は純正九連宝燈をツモ和了りした。
東一局一本場、小蒔の連荘。ドラは{②}。
今回、小蒔の配牌には萬子が三枚しかなかった。一方、筒子は六枚ある。
小蒔に降りた最強神が毎回、萬子の純正九連宝燈を狙うことを知っている者からすれば、聴牌するまでには時間がかかることは容易に想像がつく。
しかし、小蒔には毎回違う神が降臨する。
小蒔の過去の牌譜を見る限り、染め手が非常に多いことに大抵の人は気付くだろう。しかし、毎回必ずしも萬子に染めるとは限らない。
ちなみに昨年のインターハイ団体二回戦では筒子に染めていた。
そのため、フレデリカは、この局では小蒔が萬子以外の色に染めてくるだろうと判断していた。
ところが、小蒔のツモは萬子に偏っていた………と言うより、萬子しか無かった。これは、フレデリカの場合、山を見れば分かることだ。
「(どう言うこと?)」
しかも、小蒔は、それを予見していたかのように筒子から切り出していた。
「(もしかして、この巫女さんも牌が透けて見えているかしら?)」
どうやら、今は小蒔の本質を探る方が先である。フレデリカは、そう判断した。
小蒔の手作りが遅ければ、郝とダヴァンにもチャンスはある。
この局、手なりに打って最初に聴牌したのはダヴァンだった。
ダヴァンは、姉のメガン・ダヴァンと同じデュエルの能力を有する。当然、彼女が聴牌した時に他家で聴牌している者がいれば、その存在を的確に察知できる。
「(ワタシが最初のテンパイですか…。)」
一先ず、ダヴァンはダマ聴で待った。
ダヴァンの手牌は、
{②②②③④22334467}
幸い、平和タンヤオ一盃口ドラ3のハネ満手で既に和了り役もある。ムリにリーチをかける必要は無い。
そして、数巡後、小蒔が聴牌したのをダヴァンは感じ取った。
「(来る!)」
当然、ここで小蒔がテンパイに取りデュエルになるとダヴァンは思った。
しかし、小蒔はダヴァンの方を見てニヤリと笑うと、敢えて聴牌に取らずに一向聴を維持した。ここで聴牌に取ると、小蒔はダヴァンに振り込む。それを知っていたからだ。
そして、次巡、今度は郝が聴牌した。
郝の手牌は中国麻将の手役になっていた。
今回は、
{四五六④④⑤⑤[⑤][⑤]⑥⑥48} ツモ{6}
{8}切りで、絶幺、一般高、四帰一、三色三同順の手となる。
当然、郝は{8}切りの聴牌を選択した。
しかし、これで、
「ロン! 12300デース!」
ダヴァンに和了られた。
東二局、ダヴァンの親。ドラは{一}。
ここでも小蒔は配牌に萬子が二枚しか無い状態で萬子染めに行く。
一般には不可解にしか感じないが、フレデリカは、
「(もしかしたら、今回は萬子にしか染めないケースなのかしら? そう言う牌譜もあったしね。)」
今日の小蒔の本質に辿り着きつつあった。
一方、ここでは郝が早々に聴牌していた。
彼女の手牌は、
{一二三①②③123西西發発}
{西}と{發}のシャボ待ち。しかも、{西}は郝の自風のため、どちらで和了ってもチャンタ三色同順役牌でハネ満になる。
中国麻将では、三色三同順、全帯幺、五門斉となる手。
続いてダヴァンが聴牌した。
「(中国の人がテンパイしてますね。なら…デュエルです!)」
ダヴァンは、
「リーチ!」
{西}を切ってリーチした。{西}は一枚切れで、安牌のつもりで持っていた。
しかし、
「ロン! 12000!」
これで郝に狙ったかのように和了られた。前局でダヴァンが直取りした分の殆どを、この和了りで取り返されたことになる。
東三局、フレデリカの親。
「(何となく分かった。日本の巫女さんは、萬子の九連宝燈を連発するパターンね。なら、ここからは私も本気で行くよ!)」
フレデリカがオーラを全開にした。
それは、破壊神とカナコに比喩された咲のオーラと極めて酷似していた。
これを見て小蒔は、
「いよいよですね。」
と言いながら嬉しそうな笑みを浮かべていた。
おまけ
流れ二十八本場の続きです。
憧 -Ako- 100式 流れ二十九本場 マホ&一太
マホ「ただいま。」
マホ「まだ一太さんは帰ってきていませんね。では、今日は私が夕食の準備をして待っていましょう。」
いつもなら、一太は十九時くらいには帰ってくる。しかし、何故か今日に限って中々帰ってこない。
気が付くと、もう二十三時を過ぎた。何の連絡も無く、この時間になっても帰ってこないなんて珍しい。
既に憧110式ver.マホが作った料理も冷め切っている。
取扱説明書:憧シリーズは一流料理人の技術をAI学習させております。
取扱説明書:憧シリーズは基本的に夜行性です。これは、憧110式ver.マホも例外ではありません。
取扱説明書:エネルギーが100%充填されていれば、憧シリーズは一週間くらいエネルギー補給しなくても活動できます。
マホ「何かあったのでしょうか?」
憧110式ver.マホは、一太が事故にでも巻き込まれたのでは無いかと心配しながら、食事に手をつけずに、ずっと起きて待っていた。
時間が経つのが遅く感じる。
夜って、こんなに長かったのか………。
夜が明けた。
時計の針は、八時を回っていた。
突然ドアが開き、一太が部屋に入ってきた。
マホ「お帰りなさいです。」
しかし、一太は憧110式ver.マホのことを無視して布団を敷くと、その上に座り込んだ。ただ、動きがいつもの比べて粗野だ。
こんな雰囲気の一太を見るのは憧110式ver.マホとしては初めてだった。
いつもの優しい雰囲気の欠片も無い。
マホ「どうかしたんですか? それにお酒臭いです。」
一太「…。」
一太は、徹底して憧110式ver.マホのことを無視し続けた。
そして、カバンの中から包みに入った箱を取り出すと、包みを乱暴な手つきで破り捨て、箱の中のモノを取り出した。
それは、紛れもなく『オ〇ホ』だった。
取扱説明書:憧シリーズは、他の性欲処理具に対して異様なほどのライバル感情を示しますのでご注意ください。
取扱説明書:他の性欲処理具のご利用は、必ず憧シリーズの目の届かないところでお願いします。
マホ「それ、なんですか!?」
一太「今日は、これを使うんだ。」
マホ「それってオ〇ホですよね。」
一太「そうだね。」
マホ「ここに、もっと高性能な性欲処理具。自律型ダッチ〇イフがいるんですよ! なのに、なんで!?」
一太「これなら絶対に裏切らないから。」
マホ「マホだって裏切ったりしません。マホは、一太さんだけのダッチ〇イフです。」
一太「じゃあ、公園のトイレで何してたのさ。」
マホ「えっ?」
一太「何人もの男子を相手に何をしていたのさ。」
マホ「それは………。」
一太「Hなことをしていたんじゃないのか?」
マホ「別に、手でしていただけです………。」
一太「他の男子に奉仕してたんだろ!」
マホ「でも、イケナイところは使っていません。」
一太「だけど、男達を性的に楽しませていたのは事実だろ。それって裏切ったってことなんじゃないのか?」
マホ「そんなつもりは………。」
一太「だから、今日は僕もこれを使って…。」
マホ「やめてください。」
憧110式ver.マホが、一太から強引にオナ〇を取り上げた。
ただ、その時、憧110式ver.マホの目は涙で濡れていた。
ダッチ〇イフが泣くとは…。
ここまで人間らしく出来ているとは、とんでもない高性能だ。
改めて憧シリーズ製作者、阿笠博士の才能は素晴らしいと思う。
マホ「ごめんなさい。でも、マホには一太さんしかいません。だから、もう他の男の人には奉仕したりしません。だから、許してください。」
取扱説明書:インプリンティング機能発動後、憧シリーズはオーナー以外は眼中に無くなります。
取扱説明書:ただ、憧110式ver.マホだけは子供のため、許容される範囲をオーナーが学習させる必要があります。
一太「…。」
マホ「それと、一太さん、嫉妬してくれたんですよね?」
一太「別にそんなんじゃ…。」
マホ「マホ、それだけ一太さんに想っていただけて、とても幸せです。」
一太「…。」
マホ「マホは一太さんだけのものです。だから、ダメなことはダメって言ってください。それと、一太さんのお〇〇〇〇も、マホだけのものです!」
一太「別に、他に欲しいって人はいないし………。」
マホ「それと、このオナ〇。マホにいただけませんか? 一太さん以外でマホに奉仕を求めてきた男の人には、これを遣ってもらおうと思いまして…。」
一太「…。」
マホ「あとですね。マホ、夜通しでずっと待ってたんですよ。一太さんのお〇〇〇〇!」
まこ「いきなり来たか! ここからはカットじゃ!」
まこの能力で、危険なシーンはカットされた。
一応、ご都合主義な部分もあり、一太は元のサヤに、マホは元のサオに収まった。
翌日、憧110式ver.マホは、いつもの公園にいた。
彼女を取り囲む小学生男子達が、いつものように公園のトイレへと誘い込もうとした。
しかし………、
マホ「やっぱりマホは、全部一太さんのものです。だから、皆さんには、もう奉仕してあげられません。」
男子達「ええっ!?」
マホ「なので、代わりにこれを使ってください!」
憧110式ver.マホが男子達に渡したモノ。それは例のオ〇ホだった。
まず、少年Aが………、
まこ「彼らがそれを使うのもワープじゃ!」
元太「おい、早くしてくれよ。まだかよ。」
光彦「元太君は、僕の後ですよ! いいですね!」
少年A「あべし!」
少年B「ひでぶ!」
少年C「たわば!」
少年D「うわらば!」
少年E「へげえ!」
少年F「どぉえへぷ!」
少年G「イッてれぽ!」
光彦「おぼあはっ!」
元太「とぼあ!」
今日も仲良く、少年達は断末魔の声を上げていた。
続く