「わぁ〜〜!眩しいですねぇ〜っ!ファイヤ〜〜〜!!」
「熱い、熱いですねっ!これはみなぎってきました……!ボンバ〜〜〜!!」
「おいおい裕子、茜。慌てるなって」
「南風が気持ちいいわね〜♪南国の島に来たって感じがするわ♪」
「ふふん♪カワイイボクに、ふさわしい場所ですねっ♪」
「うぅ……凄い……眩しい……」
「うふふ……乃々ちゃんってば……♪」
「あははっ♪テンションあがるよね〜♪」
「でも、プロデューサー君。本当によかったのかしら?こんなに綺麗な南国の島に、私たちだけだなんて……」
「気にしないでください。あくまで「仕事」として、来てもらっていますので」
「……どこまでが……かしら?」
「……一割ぐらいですかね……」
「……頑張ってくれたのね……プロデューサー君……」
「ん?プロデューサー。何を話してるんですか?」
「あぁ、ちょっとな。それより裕子。見えて来たぞ」
「えっ?……わぁ〜♪きれ〜い♪」
「どうだ、綺麗なビーチだろ?俺たちはここで、楽しい時間を過ごすんだ」
「南国の島で過ごす、みなさんと、熱くて楽しい一夏の思い出……何だか……感極まってきましたっ……!」
「全く、そんなにはしゃいで……ま、オトナなボクがついてるから、安心ですけどねっ♪」
「それは頼もしいな。ところで幸子、その目のクマはどうしたんだ?」
「えっ?ク、クマ……?これは、今日が楽しみすぎて、夜に眠れなくてつい……」
「……じゃなくて!!み、みなさんから、目を離してしまったらとか考えて、心配で寝れなかっただけです!」
「そうか。じゃあいつまでも、その健康な肌を維持してくれよ。ほれ、鏡」
「えっ……ふ、ふふんっ♪相変わらず、ボクはカワイイですねぇ♪……って!クマなんてないじゃないですか!」
「あぁ、ないな。流石、幸子おねーさんはお肌の管理も、しっかりとしてるんですねぇ。関心関心」
「ぐぬぬ……ボ、ボクを騙しましたねっ……!」
「あ〜はいはい。漫才はそこまでにして、まずは、荷物を置きに行きましょう」
「そうですね。さあ、みんな。待ちきれない「カワイイ」おねーさんがいるから、早く行くぞ〜」
「なっ……!だ、だから違うんですっ!あぁ、もうっ!!」
「乃々ちゃんは……見ていて、飽きませんね……♪」
「そ、そうですね……もりくぼも……そう思います……」
------------------------------------------------
「……ふぅ、よし。あとは、みんなを待つだけだな」
「って……俺が一番乗りかよ……幸子のことを、言えないな」
「……そうだ。俺だって、楽しみにしてたのは事実だし、しょうがない」
「今日の、このバカンスを楽しむために色々と、スケジュールやら経費を工面して、頑張ってきたんだ」
「しかし……普段がスーツだから、水着ってのは何だか慣れないな。開放感が、ありすぎるっていうか……」
「……当然のことだけど……アイドルたちも、みんな……くっ、意識するなっ……俺っ……!//」
「……え〜いっ♪」
プニュッ♪
「うわっ!?」
「……うふふ♪だ〜れだっ♪」
「え、えっと……川島さんですか……?//」
「だいせいか〜い♪流石は、私のプロデューサー君ねっ♪どうかしらっ♪私の水着姿は♪」
「どうって、その……す、すごい、似合ってますよ……?//」
「あらっ♪嬉しいわ♪ほらっ……もっと、見ていいのよっ♪」
「ちょっ……か、川島さんっ……少し……近いですって……!//」
「えぇ〜?そう〜?だいたい、プロデューサー君が私のことを、全然見てくれないのが悪いのよ〜?」
「えっ?どういうことですか?」
「……だって……プロデューサー君の視線が、私の顔じゃなくて……」
タプンッ♪
「……こっちにばかり……いってるんだもの……♪//」
「なっ……!そ、そんなことはないですよっ!//」
「……プロデューサー君になら、いいんだけどなぁ〜?もっと「女の子」なところを、み・せ・て・も・っ♪」
「か、川島さんは、アイドルなんですよっ!?変なことを言うのは、やめてくださいっ!//」
「あんっ、つれないんだから〜……」
「……プロデューサーっ!」
「……ん?」
------------------------------------------------
「ふっふっふっ……どうですか!?私たちの水着姿はっ!セクシーですよねっ!」
「フフーン♪魅力的すぎるボクたちを見て、変なことを考えないでくださいね〜?」
「……あ〜そうだな〜。似合ってるぞ〜」
「むっ!ちょっと!何か反応が、川島さんの時より薄くないですか!?」
「裕子や幸子の歳で、セクシーだなんて言われてもねぇ〜……ま、今後に期待だな〜」
「……むぅ……私と同い年の雫ちゃんには、鼻の下を伸ばして、デレデレしてるクセに……」
「はぁっ!?デレデレなんかしてねえって!それに、雫は……」
(プロデューサーさぁ〜ん♪もぉ〜っと、私のプロデュースをお願いしま〜すっ♪)
タプン♪
「……色々と……すごいし……//」
「ああっ!また、変なことを考えてますっ!他のみなさんからも、何か言ってあげてください!」
「いつものことでしょ〜。すぐに、アイドルの子を襲うとする「ケダモノ」だからね〜。あ〜、怖い怖い」
「なっ……!そ、そんなことを考えてはいけませんっ!あとで、私と一緒に全力疾走をして、忘れましょう!」
「うぅ……ゆかり〜、乃々〜……みんなが、俺のことをいじめるよぉ〜……」
「えっと……いじめは、よくないことだと思います。それに、プロデューサーさんはとても、素敵な方ですよ」
「っ……!ゆかりっ……!」
「凛々しくて、優しくて、時には勇敢に、私たちを守ってくださる、まるで、トラさんのような……」
「……あれ?でも、トラさんってことは……プロデューサーさんは「獣」なのでしょうか……?」
「うぐっ!の、乃々っ……!」
「あっ、えっと、その……ぷ、プロデューサーさんはとても、優しい……ですよ……」
「……そうですね……例えるなら、木の上のリスさんみたいな、微笑ましい「動物」のような……あっ……」
「……俺……もうだめだ……」
「ほらほら「ケダモノ君」もいいけど、みんなが揃ったことだし、そろそろ遊びに行きましょうよ♪」
「そうですねっ!あっちで一緒に、ビーチバレーをしましょう!」
「プロデューサーさん……?元気を、出してくださいね……?」
「あ、あのっ!そういう意味で、言ったのではなくてっ……!むしろ、その……好意的にといいますか……//」
「……いいんだ……気にしないでくれ……」
------------------------------------------------
「いくわよっ♪パァ〜ッション、スパァ〜イク!!」
「受け止めて見せますよっ!全力ぅぅぅ!トラァァァイ!!」
「……ふぅ……あっちは、随分と賑やかだな。さて、俺はしばらく、パラソルの下で昼寝でもしよっと……」
ザァー……ザァー……
「あぁ〜……波の音が、心地よいぜ……このまま……夢の世界に……」
「……」
ピトッ♪
「うわあっ!?」
「はぁ〜い♪プロデューサー♪」
「み、美嘉っ!?何だよっ、急に!」
「アタシからぁ、冷た〜い炭酸ドリンクの、差し入れだよぉ〜♪」
タプンッ♪
「ドリンク……?あ、あぁ、さんきゅ……って……ちょっ……ち、近いって!」
「えぇ〜、何がぁ〜?」
「何って……その……む、胸が、あと少しで……俺の顔にっ……//」
「あれぇ〜?ちょっとちょっとぉ、どこを見てんのっ♪」
「仕方ねえだろ!だいたい、美嘉が近すぎるんだよ!」
「その元気があるなら、ドリンクはいらないよね〜っ♪ということで、このドリンクは、アタシが飲んで……」
「……あ〜っ!いましたぁ〜っ!」
「!?」
「……ん?裕子か……?どうしたんだよ?」
「あの、すみません……ペットボトルの蓋を、開けてもらえませんか?私の力では……開けれなくて……」
「何だよ、わざわざ。そんなの、裕子のお得意の、サイキックパワーで開ければいいじゃないか」
「むっ……プロデューサーのいぢわるっ……」
「冗談だ。ほら、貸してみろよ……っしょっと……よし、開いたぞ」
「わぁ〜♪ありがとうございますっ♪そのお礼と言っては、なんですが……えいっ♪」
「……んぐっ!?」
「!!?」
「……プロデューサーに……サイキック補給をしてあげます……なんてっ♪」
「んぐ……ぷあっ……ゆ、裕子っ……お前……!」
「どうです……美味しかったですか……?//」
「き、急に、何をするんだっ!びっくりしただろうが!……ユッコのアホっ!バカっ!」
「なっ……!ば、ばかっ……!?」
------------------------------------------------
「お前は、仮にもアイドルなんだぞ!?やって良いことと、悪いことがあるだろ!」
「お、おバカなのは、プロデューサーです!いつも、私の気持ちを何も、わかってくれないじゃないですか!」
「お前の思考なんて、全てお見通しだっ!その「おバカ」な思考にいつも俺は、うんざりしてるんだよっ!」
「とか言って、私がいないと寂しがって泣いちゃうクセにっ!プロデューサーのおバカっ!」
「泣くかっ!それよりユッコこそ、俺がいないと寂しくて、メソメソしてるんじゃないか?ん〜?」
「そんなことないですよ〜だっ!プロデューサーなんかいなくたって、平気ですぅ〜!……多分」
ギャーギャー!
「……むっ……」
「ぐぬぬ……も、もういいですっ!プロデューサーのおバカっ!エッチ!!」
「はぁっ!?え、エッチ……!?ちょっ、待て……行っちまった……ったく、何なんだよ一体……」
「……」ジー
「……はっ!み、美嘉……悪い……色々と、騒いじゃったな……」
「ふ〜ん……二人とも、随分と「お熱い」んだねぇ〜……ま、いいけど。それより、これからどうするのさ」
「う〜ん。とりあえず、裕子を探してくるよ。あいつ、俺が飲んだドリンクを持って行っちまったんだ」
「ふぅ……せっかく開けてやったのに、あれじゃあもう、飲めないだろうに……本当、おバカなヤツだぜ……」
「そうなんだ……あのさ、その……よ、よかったら……アタシのジュースを……飲む?」
「ん?いや、いいよ。だってそれは、美嘉のジュースだろ?」
「そりゃ、そうだけど……少しだけならいいよ。ほらっ」
「いや、だから……悪いって……」
「……やだ!いいからさっさと飲むっ!ほらっ!!」
「ちょっ……色々とおかしいだろっ!それに、そのジュースは美嘉が自分で飲むって、言ってただろっ!」
「知らない!裕子ちゃんだけずるいっ!だ・か・ら・っ!アタシのも、あ〜げ〜る〜っ!」グイッ
「何で急に、裕子が出てくるんだよ!と、とりあえず、またあとでなっ!!」
「ああっ!こら〜っ!逃げるな〜〜っ!!」
------------------------------------------------
「ふぅ……なんとか、逃げ切ったな……」
「しかし、美嘉のヤツ……急に、何だったんだ……?まあいいか。それより、裕子を探さないとな……」
「……あっ、プロデューサーさ〜んっ♪」
「ん……?おっ、幸子じゃないか」
「プロデューサーさんって今、暇ですよね?ううん、暇に決まっています♪」
「ですから……ふふ〜んっ♪特別に、ボクと遊ぶ権利を差し上げます♪感謝してくださいねっ♪」
「俺は今、忙しいの。じゃあな」
「ちょっ……ま、待ってくださいっ!……ボクと……遊んでくれないんですか?」ウルッ
「何だ、遊んで欲しいのか?しょうがないな……」
「流石は、ボクの……いえ、ボクたちのプロデューサーさんですね♪それでは、遊びましょう♪」
「たちってことは……他に、誰かいるのか?」
「えぇ。ちょうど今、ゆかりさんと一緒に、海水浴をしてたところなんです、あそこにいますよ。ほらっ」
「あそこ……ん?何か、ゆかりの様子がおかしくないか……?」
「えっ……?あぁ。あれはただ単に、息を止めてるだけで……って……あれ?」
「……まさか……くっ……!いや、待ってろ……今すぐに、行くからなっ……!」
「……ゆかりっ!」」ギュッ
「きゃっ!?ぷ、プロデューサーさんっ……!?」
「大丈夫か!?どこか、調子が悪いのか!?」
「えっ……?い、いえ……特に……異常はありませんけど……//」
「なら、いいんだが……海に、力なく浮かんでたから……何かあったのかと、思ったんだぞ……?」
「あっ……す、すみません……息継ぎの練習を、してたんです……」
「息継ぎ……?」
「はい。お恥ずかしながら……段々と、水中が気持ちよくなってしまい、つい……反省します……」
「全く……本気で心配したんだからな?でも、とりあえずゆかりが、無事でよかったよ」
「……あのっ……プロデューサーさん、その……心配していただけたのは、ありがたいのですが……」
「……そんなに……力強く抱きしめていただいてると、そのっ……何と言いますかっ……//」
「ん?抱きしめ……うわっ!?わ、悪いっ!//」
「……あ、あわわ……//」
------------------------------------------------
「ゆかり……本当に、ごめんな……」
「あ、謝らないでください!むしろ、その……すごく……嬉しかったです……♪//」
「そうか?でも……もし、体調が悪かったら、遠慮なく言ってくれよ?」
「……はいっ♪……うふふ♪プロデューサーさんに、思いっきり……抱きしめられちゃった……♪//」
「……グルルル……!!」
「よぉ、幸子。戻ったぞ……何だよ?そんなに、怖い顔をして……」
「じ、上半身裸の男が、水着の女の子に抱きつくなんて事案ですよ!事案っ!早苗さんに言いつけますよ!//」
「ちょっ……!おい!裸って言うな!水着姿って言え!ていうか、誤解を生むような言い方をするな!//」
「全く……早とちりしちゃって……ゆかりさんからも、何か言ってあげてください!」
「そ、そのっ……お遊びとはいえ、ご迷惑をおかけしてしまったので……むしろ、感謝をしています……♪//」
「……だってよ、幸子。俺は本当に、ゆかりが心配だっただけなんだよ」
「ま、まあ……ゆかりさんがいいならいいですけどねっ!ところで……」
「……ボクもさっき……足がつって、溺れかけたんですよ……?」チラッ
「そうか、それは大変だったな」
「……」
「……って!それだけですか!?もっとありますよね!?例えば、その……ゆかりさんみたいにとか……//」
「ゆかりみたいに……?どういうことだよ?」
「……あぁ、もう!じれったいですねっ!ボクもゆかりさんみたいに、ギュっとして欲しかったんですっ!」
「こ、ここまで言わせないください!プロデューサーさんのおバカ!!//」
「あぁ、そうだったのか。それは悪かったな」
「……なんか……反応が、淡白ですね……」
「いや、だって……足がつったって言ってる割には、随分と自由に動けてるじゃないか」
「……もういいですっ!と・に・か・く!しばらくは、ボクの手を離さないでくださいねっ!」
「うふふ……♪幸子ちゃん……♪」キュッ♪
「わっ!ゆ、ゆかりさん……!?」
「このまま、私たちで踊りましょう♪さあ、プロデューサーさんも、ご一緒に……♪」
「……踊る?」
「うふっ……♪三人で、手を繋いで……ぐるぐる〜♪ですっ……♪」
------------------------------------------------
「ふぅ……ようやく、解放された……」
「しかし……何でゆかりは急に、踊ろうって言い始めたんだろ……?まあ、考えてもしょうがないか……」
「……でも……意外と……って!俺も、ゆかりの天然ワールドに、引きずりこまれかけてるな……」
「……あっ、プロデューサー君」
「ん……?あぁ、川島さん。お疲れ様です。ビーチバレーは、もういいんですか?」
「そうね♪少し、ひと休憩ってところよ♪それより、私にちょっと、日焼け止めを塗ってくれないかしら?」
「あぁ、いいですよ……って!日焼け止めっ!?」
「えぇ。今日って、日差しが強いでしょ?だから、塗り直しておこうかと思ったの」
「えっと……なぜ……わざわざ、俺に……?」
「……一番、近くにいるから?」
「そっ、そんな理由で、決めないでください!川島さんは、アイドルなんですよ!?」
「えぇ、そうね。私は、ピチピチのかわいいアイドルよ♪で?何か問題でも?」
「大問題ですよ!男の俺に、そ、その……日焼け止めを……塗って欲しいだなんて……//」
「むぅ、何よ〜、いぢわるぅ〜……それに……こんなこと……プロデューサー君にしか、頼まないわよ……」
「えっ……?」
「ねぇ……プロデューサー君は……私が紫外線で、お肌がボロボロになっても……いいの?」
「そ、そんなことないです!川島さんには、いつまでも綺麗なままで、いて欲しいです!……あっ……」
「……うふっ♪決まりね♪それじゃあ……お・ね・が・いねっ♪」
「うぅ……わ、わかりました……」
------------------------------------------------
「じゃあまずは、背中から塗ってもらえるかしら。それと一つ、言い忘れてたことがあるの」
「何でしょう?」
「……変なところは……触っちゃダメ……だからねっ……♪//」
「なっ……!さ、触りませんよっ!……それじゃあ……いきますよ……//」
ヌルッ…
(うわっ……柔らけえ……女性の肌って……こんなに、柔らかいんだな……//)
(うぅ……い、意識するなっ!俺はただ、アイドルに日焼け止めを……塗ってるだけなんだっ……!)
「うふふ……♪塗るの上手ね♪他の子にも、塗ったことがあるの?」
「そんなわけないじゃないですかっ!こんなことをするのは、川島さんが初めてですよっ!//」
「……ふ〜ん、そうなんだ……♪じゃあ、だいぶ塗ってもらえたし、次は下の方を、お願い出来るかしら♪」
「し……下っ……」
(……おい……これ、大丈夫……?俺、これでも……健全な男子なんですけど……?)
「……どうしたの?手が、止まってるわよ……?」
「あっ、すみません……それでは、いきますね……」
ヌルヌル
(ぐっ……さらに、柔らけえっ……!川島さんって……前から、スタイルがいいとは思ってたけど……)
(……これは……想像以上だっ……!//)
「ふふっ♪上手上手っ♪でも……少しだけ……塗る力が強くなってきたような……気がするわね……♪//」
「っ……!?」
グニッ♪
「……あんっ……ぷ、プロデューサー君……さっき、言ったじゃない……「ダメ」だって……//」
「ふ、不可抗力です!川島さんが、急に変なことを言うからっ……//」
「はいはい♪ごめんなさ〜い♪それじゃあ、続きをお願いねっ♪」
「ったく……//」
------------------------------------------------
「……っしょっと……どうです?こんな感じですか?」
「うんっ♪しっかり塗ってくれたわね♪ありがとう♪」
「いえいえ。まんべんなく塗れて、よかったです」
「うふふ……♪それで……どうだったかしら……?」
「どうって……すごく柔らかくて……あっ……」
「……やっぱり……変なことを考えてたんだ……♪……プロデューサー君の、えっち……♪//」
「で、ですからっ……あれは、川島さんが変なことを言うからっ……!//」
「ふ〜ん。でも……背中から伝わってきたわよ?プロデューサー君の、心臓の音が……ねっ……♪」
「くっ……し、仕方ないじゃないですか……川島さんみたいな、綺麗なお姉さんに触れてたらその……」
「……ドキドキしないわけ、ないですよ……男なら……//」
「へぇ〜……私のことを、そんな風に意識してくれてるんだ〜♪じゃあ、もう一つ頼んでもいいかしら♪」
「えっ、何でしょう?」
「うふっ……♪ねぇ、今度はぁ……「前」も、塗ってもらえるかしら……?//」
タプンッ♪
「なっ……!こ、これ以上は、自分で塗ってください!!俺はもう行きますから!では、またあとでっ!//」
「あっ、プロデューサー君……もう、あんなに照れちゃって……かわいいんだから♪」
「……少し……余裕ぶっちゃったけど……私も、結構……ドキドキ、しちゃったわね……♪//」
「だって……プロデューサー君の手の温もりに、ドキドキして顔が見れなかったなんて、言えないもの……//」
「……やぁん♪私ってば、思春期の女の子みたいっ♪超乙女〜♪」
「でも、そっか……私が、プロデューサー君の初めて……うふふ……♪」
------------------------------------------------
「ったく……川島さんも、美嘉も……少しは一人の女性として、危機感を持つとかだな……」
「あ、あと、裕子も……ウチって実は、問題児だらけ……?」
「う〜む……どうしたものか……ん?あそこに、誰か……」
……ザァー……
「都会の喧騒から遠く離れた……誰もいない、静かな漣の音のみの……ひっそりとした、南国の島……」
「ふ、ふふ……♪最高の、もりくぼプレイス……ですね♪……実は、もりくぼは「森」の精霊だったのです……」
「ですので……ここで、アイドル活動に終止符を打って、みなさんと……お別れをしなければなりません……」
「さようなら、みなさん。これからは、この大自然の中からみなさんを、見守らせてもらいます……ガクッ」
「……」
「……まぁ、それはさておき……私はここで、一人静かに……ポエム作りをしましょう……」
「綺麗な快晴の青空……綺麗な澄んだ海……綺麗な純白な砂浜……」
「こんなにも、心踊る環境だと言うのに……私の心は曇っているの。まるで、海を覆い隠す海霧のように……」
「そういう時、思うの。私に霧を晴らす、超能力があったらいいなって」
「私は、あなたを見てるのに……あなたは、私のことを見てくれない……」
「でも……私が一歩、勇気を出したら、あなたが魔法をかけてくれるんだよね?私の、初めての思い出に……」
「初めての思い出……?」
「はい……初めての……って、ひえっ!?プロデューサーさんっ……!?//」
「よぉ、乃々。ここで何をしてるんだ?」
「え、えっと……その……何をしてたんでしょうか?……え、えへへ……♪」サッ
「……ん?今、何か……あっ!あそこに、リスがっ!」
「えっ……」
「……隙ありっ!」
------------------------------------------------
「あっ……!ちょっ……か、返してくださいっ!」
「何だ、ポエムを書いてたのか。えっと……なになに……曇っている……初めての思い出……?」
「あ、あわわ……!だ、だめです〜っ……!」
「うわっ!」
「うぅ……プロデューサーさん……ひどいですっ……」
「悪い悪い。でも、乃々もだいぶ、言えるようになったな」
「……えっ?」
「俺と乃々が出会ってしばらくはさ、意見どころか、目も合わせてくれなかっただろ?」
「だからこうやって、自分をしっかりと、俺に主張してくれるようになって、嬉しいよ」
「プロデューサーさん……あの……さっきのこと……本当に、反省してますか……?」
「うん、反省してるよ。乃々に意地悪をしてしまって、悪かった。ごめんな」
「それなら……これからずっと……もりくぼと、一緒に……」
「……あ〜っ!!プロデューサーさ〜んっ!乃々ちゃ〜んっ!」
「ん?……茜?」
「ここで会うなんて、奇遇ですね!お二人も、私みたいに砂浜で、全力疾走ですか!?」
「よぉ、茜。いや、一歩を踏み出せずに、曇ってたんだよ。なっ?乃々」
「っ……!?ぷ、プロデューサーさんっ……!//」
「曇ってた……?乃々ちゃん……何か、悩み事でもあるんですか?」
「よかったら、茜も相談に乗ってくれないか?女の子同士ならもっと、分かち合えると思うんだ」
「曇ってる……分かち合う……何だか……燃えてきましたっ!!乃々ちゃんっ!!」
「ひっ!な、何でしょう……」
「今から、私と砂浜を全力疾走して、その悩みで曇った心を、汗と共に洗い流し、分かち合いましょう!!」
「おっ、いいじゃないか。乃々、行ってこいよ」
「うぅ……プロデューサーさん……やっぱり、ひど……」
「さあ!行きましょう!!乃々ちゃんっ!!うぉおおお!!全力トラァァアアイッ!!」
ひぃぃいいいぃぃ……
「……ま、これで少しは、茜とも仲良くなれるだろうし、悪く思わないでくれよな」
「でも……あのポエムは一体、どういう意味だったんだ?」
------------------------------------------------
「……ふぅ。ここにもいないか……そろそろ、夕方になってきたな……」
「ったく……どこにいるんだ、裕子は……本当、世話が焼けるヤツだぜ……」
「……あ〜っ!プロデューサーっ!!」
「ん?……あっ、裕子!」
「もうっ!どこにいたんですか!探しちゃいましたよ!」
「おい!探してたって、こっちのセリフだ!ずっと、裕子のことを探してたんだぞ!?」
「わっ、私だって、プロデューサーのことをずっと、探してましたもんっ!」
「だいたい、お前はいつも、思いつきで行動しすぎなんだよ!だから、おバカだって言われるんだぞ!!」
「し、知りません!これも全て、プロデューサーが私の気持ちを、わかってくれないのが悪いんです〜っ!」
「さっきも言っただろ!お前の、単純な思考はお見通しだって!おバカすぎて、うんざりするぐらいな!」
「ぜんっぜん、わかってくれてません!私も、プロデューサーにはうんざりしてるんです!おバカっ!」
「「ぐぬぬ……!」」
「……あっ……そんな場合じゃなかった……プロデューサー。私に、ついて来てください……」
「は……?どこにだよ?」
「いっ、いいから!私について来てください!……ここでは、その……少し、恥ずかしいので……//」
「……?」
「さっ、行きますよ!ほらっ!早くっ!」
「ちょっ!おい!急に引っ張るな!わかった、わかったから!」
「……//」
------------------------------------------------
「こっちの方に……はいっ!着きましたっ!」
「で……?こんな岩場に、何の用があるんだ?」
「……うふふ♪それでは、見てください……私の……ありのままの姿を……♪//」
「ありのまま……はぁっ!?お、お前……自分が、何を言ってるかわかってるのか!?」
「わかってますよ♪だって、こんな姿……プロデューサーにしか、見せませんし……♪//」
「……これは、二人だけの「秘密」ですよっ……♪それでは……見てくださいっ♪私の……」
「ちょっ!ばっ、バカ!やめ……//」
「……ヤドカリです……♪//」
「……は?……ヤドカリ?」
「はいっ♪この子、貝を被ってない素の状態なんですよ♪かわいいですよねっ♪」
「……ハァ〜……なんだよ……要は、俺にヤドカリを見せたくて、呼んだってことか?」
「えぇ。そうですね……ああ〜〜っ!!」
「うわっ!?なっ、なんだよっ!?急に、大声を出すな!」
「忘れてました〜っ!川島さんから、バーベキューの準備が出来たと、伝えて欲しいって言われてたのをっ!」
「おい……それって、ヤドカリより大事なことなんじゃないか……?」
「そ、そうですね!プロデューサーを探してる時に、ヤドカリを見つけてつい、夢中になってしまって……」
「お前は、本当に……とにかく、待たせちゃ悪いからさっさと戻るぞ。ほら、ヤドカリも海に返してあげろ」
「はいっ♪それでは、お別れですね〜♪さあ、お帰り〜……きゃあっ!?」
「あっ、バカっ!……ふぅ、あのなぁ……岩場は滑りやすいんだから、気をつけろよ……?」
「……あっ……す、すみません……//」
「「……」」
「……あの……そ、そろそろ……いいですか?」
「ん?何がだよ?」
「私を助けてくれたのは、ありがたいのですが……そんなに、力強く抱きしめられてると……そのっ……//」
「……あっ……わ、悪い……//」
「「……//」」
「その……なんだ……戻ろうぜ?//」
「……え、えぇ……戻りましょう……//」
------------------------------------------------
「……せーのっ」
「「乾杯っ♪」」
「うふふ……♪サンセットを眺めながら、コテージで二人きりでお酒を飲むって、素敵ね♪」
「えぇ。とても素敵です」
「未成年の子たちは、あっちの方で楽しんでるし、大人は大人で楽しみましょう♪」
「はい、そうですね。しかし、こうして川島さんと二人きりで飲むなんて、久しぶりですね」
「そうね〜。最近、プロデューサー君が全然構ってくれなくて、寂しい思いをしてるのよ〜?」
「ははっ、すみません。でも、これも人気アイドルの宿命かもしれませんね」
「あ〜あ……本当に困っちゃうわ「プロデューサー君」ってば、大勢のファンに囲まれちゃってるんだもの」
「えっ、俺が……?」
「こっちの話よ♪ところで、プロデューサー君。そろそろ……「瑞樹」って、呼んでくれないかしら?」
「ん?急に、どうしたんですか?」
「他の子は下の名前で呼んでるのに、私だけ「川島さん」って、何だか寂しいなぁって思ったの」
「……それとも……いっそのこと「みじゅき」って、呼んでくれてもいいのよっ?きゃはっ♪」
「……」
「……むぅ、なによぉ〜、その目は〜」
「いえ。それもいいなって、思ったんです」
「……えっ?」
------------------------------------------------
「川島さんは俺にとって、いつまでも輝くアイドルですし、おちゃめな「みじゅき」も、かわいいですよっ♪」
「……もうっ……また、そういうことを平気で……でも、呼んでくれるのよねっ……?//」
「えっと……そ、そうですね。改めて、よろしくお願いします……瑞樹さん…… //」
「これからも、よろしくね……プロデューサー君っ……♪//」
「「……//」」
「な、何だか、こうして改まると少し……気恥ずかしいですね……//」
「そっ、そうね……ねぇ、プロデューサー君。私……少し、酔いが回ってきちゃったみたい……//」
「えっ……瑞樹さん……?」
「……プロデューサー君の瞳って……すごい綺麗……♪」
「ちょっ、み、瑞樹さんっ!?ち、近いですって……!//」
「……うふふ……プロデューサー君っ……ん……」
「ちょ、まっ……!?//」
「……なんちゃって♪「今」は遠慮しとくわ♪だって……かわいい乙女が、来ちゃったもんね♪」
「プロデューサ〜〜〜っ!」
「乙女……?……って、裕子?」
「どう?ドキドキ、しちゃったかしら……?//」
「……こういう冗談は、やめてください……瑞樹さんは……アイドルなんですからっ……//」
「ふふっ♪問題ないわ♪だって……今は「君だけ」のアイドルだもんっ♪ほら、裕子ちゃんが待ってるわよ♪」
「ん?……って、瑞樹さんはどうするんですか?」
「……私は……もう少しここに残って、綺麗なサンセットを眺めることにするわ」
「そうですか?では、少し行って来ますね」
「うふっ♪行ってらっしゃい♪」
「……あ〜あ……相変わらず、ライバルが多いなぁ〜……それに……若い子ばかりで……」
「……いえ、私には、私の魅力があるじゃない……そうね♪私だって、負けないわよ♪プロデューサー君っ♪」
------------------------------------------------
「……」
チュー……
「……う〜ん♪トロピカルジュース、美味しいですねぇ〜♪」
「あ、あぁ……確かに、美味しいな」
「えへへ♪実はこれ、一回、やってみたかったんですよねっ♪」
「……でも……二人で一つのを飲むんじゃなくて、最初から二つ、用意すればよかったんじゃないか?」
「むっ……また、そういうことを言って……プロデューサーは、何もわかってないです……」
「……川島さんの時は……ドキドキしてたクセにっ……」
「?」
「と・に・か・くっ!今は私と一緒に、このジュースを飲んでもらいますからねっ!」
「裕子がいいなら、いいんだけど……何だか、少し……恥ずかしいんだが……//」
「ふふっ♪全部、飲み終わるまで付き合ってもらいますので、覚悟してくださいねっ♪」
「くっ……あ、そういえば、裕子が持って行った、俺が口をつけたドリンクはどうしたんだ?」
「ふぇっ!?そ、それはですねっ……//」
「あれ、もう飲めなかっただろ?ったく……お前は本当に、後先を考えずに行動をしすぎなんだよ……」
「あっ、ああ、あれはですねっ!さ、サイキックインビジブルで消しちゃいましたっ!むむむ〜んって!//」
「何だそりゃ。まあでも、熱中症にはお互いに気をつけようぜ。裕子は、俺の大切なアイドルだしな」
「そ、そうですね!でも、プロデューサーも……私の大切な「存在」ですので、気をつけてくださいね?//」
「……それと……「ジュース」……ご馳走様でしたっ……♪//」
「ははっ。ジュースはまだ、たくさん余ってるぞ?裕子は飲みきる前に、ご馳走様って言うのか?」
「えっ……あっ、そ、そうでしたねっ!えへへ……♪//」
「おいおい、しっかりしてくれよ?本当に、裕子は目が離せないヤツだな」
「……では……お互いに熱中症にならないように、このジュースを一緒に、楽しみましょうね……♪」
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「ふぅ、結構美味しかったな。ご馳走様。裕子」
「いえいえ♪私こそ、このビーチに連れて来てもらって、ありがとうございますっ♪」
「気にするな。裕子にも、普段からアイドルを頑張ってもらってるから、そのお礼だよ」
「アイドルのみなさんと、たくさん喋って、遊んで、楽しんで……とても、素敵な思い出が出来ました……♪//」
「それはよかったな。その思い出を、大切にするんだぞ?」
「はいっ♪それでは、記念に一つ……私のサイキックを、お見せしましょう♪むむむ〜ん……えいっ♪」
ギュッ
「うわっ……!?ゆ、裕子!?」
「えへへ……サイキック急接近です♪どうです?驚きましたか……?//」
「いきなりなんだよっ!俺の腕にくっ付いてきてっ!//」
「ふふっ♪実を言いますと……さっきから、私の胸が……ドキドキしっぱなしなんです……♪//」
ムニッ♪
「……ちょっ……あ、当たってるって……!//」
「うふふっ♪伝わっていますか……?私の、胸の鼓動が……♪//」
「……さっき、プロデューサーに抱きしめられた時から、こんなにも……ドキドキしてるんですよっ……?//」
「あっ、あれは、その……裕子が勝手に、ドジを踏んで転んだから、助けただけでっ……//」
「もうっ……また、そういういじわるを言うんですから……でも……あっ、待ってください!」
「むむむん……わかりましたっ♪プロデューサーだって、私のことを意識しすぎて、ドキドキしてますね♪」
「はあっ!?いきなり、何を言ってるんだ……!?」
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「ふふ〜ん♪エスパーユッコの能力、相手の思考を見通す、サイキックテレパシーですっ♪」
「なっ……別に、ドキドキなんか……し、してねえよっ!勝手に決めるなっ!//」
「ふ〜ん……そうなんですか……それでは……ふふっ♪」
チュッ♪
「……サイキック……以心伝心ですっ……♪」
「なっ……!?//」
「あっ……急に鼓動が、激しくなってきました♪……プロデューサーの嘘つきっ……♪//」
「おっ、お前っ……いきなりあんなことをされたら、驚くに決まってるだろっ!何をしてるんだよ!//」
「あははっ♪では、見事に的中しましたので、しばらくの間……サイキック密着しちゃいますっ♪//」
「……っ……//」
「えへへ♪お互いのドキドキが、伝わって来ます♪これが……「甘酸っぱい」と言うものなのでしょうか……//」
「……なあ……お前は……」
「わかっていますよ♪私は今を輝く、サイキックアイドルです♪」
「……でも、私だって女の子なんです「大好きな人」と大切な時間を過ごしたい時だって、あるんですよ?」
「確かに、この島でまだまだたっぷりと、何日も遊べる時間があるのはわかってます」
「しかし……それはあくまで「みなさん」とであり「二人」の時間は、この瞬間だけだと思いますので……」
「……ちょっぴり……プロデューサーを、独り占めしちゃいたいなって……思ったんです……♪//」
「裕子……」
「ですので……今は、私とプロデューサーだけの素敵な思い出を作りましょう♪サイキック「相思相愛」です♪」