Pチャンに構ってもらいたいシリーズ   作:篠崎レニア

28 / 50
紅玉シンデレラ 辻野あかり

「それではっ!無事、正式にユニットデビューをした、お祝いに……せ〜のっ……」

 

「「「かんぱ〜いっ♪」」」

 

「ふふっ♪ようやく、ユニットデビューが出来たんですねっ♪私たちっ♪」

 

「そうデスね。まあ、改めてこれからもよろデス」

 

「よろしくねっ♪あかりちゃん♪あきらちゃん♪何もない部屋だけど、ここでゆっくりしていってねっ♪」

 

「それにしても……りあむさんのお部屋って、片付いてるんですね〜。流石は、お姉さんって感じがします♪」

 

「いやいや、そんなことはないよ〜。普段は汚部……じゃなくて!少し散らかってるから、片付けたのっ!」

 

「結構、いろんなグッズがあるんだね。もしかして「ガチ勢」ってやつデスか?」

 

「おっ!流石はあきらちゃん!そうなの!アイドルをやる前は、地下アイドルの追っかけをやってたんだ〜!」

 

「追っかけ……アイドルの子を追っかける、お仕事があるんですか?」

 

「ううん。追っかけっていうのは、特定の子をつい、追っかけてしまうぐらい好きなファンって意味なんだよ」

 

「あっ、そういう意味なんですね。なら、今度は私たちの追っかけが、出てきてしまうかもしれませんね♪」

 

「うっ……そ、そうだねっ……」

 

(……どうしよう……三人の中で、ぼくが一番年上のお姉さんなんだから、しっかりしないと……)

 

(だけど……二人とも、歳の割にはしっかりしてるし……むしろ、ぼくが一番……めっちゃやむ……)

 

(でもぉ……少しは、二人から尊敬されたり、頼られたりしたいし……どうすれば……あっ、そ〜だっ♪)

 

(……イイコト思いついちゃった……ニチャア……)

 

「ねねっ♪二人ともっ♪Pサマについて、どう思ってる?」

 

「Pサマ……プロデューサーさんのことですか?」

 

「うんうん♪Pサマのことを、二人はどう思ってるのかな〜って、思ってさ♪」

 

「どう思うって……まあ、いろんな意味で「兄ぃ」って感じかな。あまり、業界人って感じではないデスね」

 

「確かに……目上の人というよりも、近所のお兄ちゃんって感じだよね。親しみやすいうえに、優しいですし」

 

「なるほどね〜♪でも、実はPサマって、とてもダメダメなんだよっ♪」

 

「ダメダメ……?」

 

「うんっ♪この前だってね〜♪」

 

------------------------------------------------

 

「あ”〜っ!Pサマっ!ネクタイが、ずれてるよぉ〜!?」

 

「うわっ!?な、何だよりあむ!急に、耳元で大きい声を出すなっ!」

 

「ほらっ!ぼくが直してあげるよ!しょうがないなあ〜♪Pサマは〜♪」

 

「い、いや、いいって……自分で直すから……」

 

「ダ〜メ!あっ!ネクタイじゃなくて、スーツも少しずれてる!それと、かすかにほつれもあるよっ!!」

 

「意地悪な姑か!お前は!全く……はいはい。どうもありがとうな」

 

「んもう〜。本当にPサマは、ぼくがついてないと、ダメダメなんだからぁ〜♪」

 

「そうだな。んじゃあ俺も、ダメダメなりあむに、ついてないといけないな」

 

「えっ……?……あっ……」

 

「ほら、髪の毛に埃がついてるぞ。全く、気を付けてくれよ?りあむは、アイドルなんだから」

 

「……あ、ありがとう……ねね、Pサマ……一つ、聞いていい……?」

 

「何だ?」

 

「さっきさ……ぼくに、ついていないといけないって、言ったけど……それって、本心……?」

 

「あぁ、当たり前だ。りあむはすぐに、炎上だなんだって、騒ぎを起こすからな。心からそう思うぞ」

 

「……そっか……♪じゃあ……これからも、ぼくを見ててね……約束だよぅ……♪」

 

「おいおい、少しは気をつけてくれよ?ふぅ、本当にしょうがないやつだな……お前は……」

 

「えへへ……//」

 

「……うふふっ♪何だかお二人って、とても仲睦まじいですねぇ〜♪ねっ、加蓮ちゃんっ♪」

 

「うんうん♪人前であんなに、ナチュラルにイチャつけるなんて、ある意味で才能だよね〜♪ねぇ〜、まゆっ♪」

 

「はぁっ!?何だよそれっ!こいつが勝手に、俺に絡んできただけだって!」

 

「はいはい♪じゃあ……その理屈なら、あたしたちも……いいよねっ……♪」

 

「ですね♪りあむさんだけ、ずるいですっ♪うふっ……♪」

 

「……おい……二人とも……?何だか、怖いぞ……?」

 

「ねぇ……りあむさぁん……まゆたちも、ご一緒して……いいですよねぇ……?」

 

「えっ……?あっ……は、はい……二人が、よければ……」

 

「決まりだね♪それじゃあ、たっぷり楽しもうか……♪……プロデューサーの、奢りでねっ……♪」

 

------------------------------------------------

 

「そして、このあと滅茶苦茶……じゃなくて!みんなで、Pサマについて、お茶をしながら話し合ったのっ!」

 

「ふ〜ん……結構、かわいいところがあるんだ」

 

「でしょでしょ♪本当に目が離せないんだ♪Pサマはっ♪」

 

「確かに……プロデューサーさんってたまに、お茶目なところがありますよね」

 

「だから、ぼくがしっかりと、お姉さんをしてあげないといけないんだ♪本当に困っちゃうよ〜♪」

 

「へへ……Pサンが兄ぃなら、りあむサンは姉ぇデスね……♪」

 

「ふふっ♪私たちのお姉さんとして、これからも、よろしくお願いしますね♪りあむお姉さんっ♪」

 

「お、お姉さんっ……うんっ!よろしくね!どんどん、このりあむお姉さんを、頼っちゃっていいからね!」

 

「頼りにしてるよ。でも、むしろPサンには、自分たちが「頼らせて」あげなきゃいけないね、なんて」

 

「ですね♪聞かれたら、怒られちゃうかもしれないので、これは、私たち三人の秘密にしましょう♪」

 

「じゃあ今、話したことは、ぼくたち三人だけの秘密ってことに、けって〜い!他の人には、内緒だからね!」

 

「は〜いっ♪ところでりあむさん、一つ聞きたいことがあるんですけど、いいですか?」

 

「ん……?どうしたの?あかりちゃん」

 

「あの……さっき、このあと滅茶苦茶って、言いかけてましたけど……何か、続きがあるんですか……?」

 

「あぁ〜!それはね……って!ダメ〜っ!あかりちゃんにはまだ、早いよぅ!」

 

「早い……ですか?」

 

「うんっ!あかりちゃんは、りんごのように甘酸っぱい女の子なんだから、まだ、知らなくていいんだよっ!」

 

「なるほど……では、またの機会にさせてもらいますねっ♪」

 

「あかりちゃんは、いつまでも純粋でいてね……ぼくみたいな、ヨゴレで頭ピンクに、なっちゃだめだよ……」

 

「……あ…自分で言ってて、何だか涙が出てきそう……はぁ〜……めっちゃやむ……」

 

「?」

 

「はっ……!そ、それよりさっ!あきらちゃんはPサマについて、何かあったりするっ!?」

 

「自分デスか?自分は特に……あっ……でも、そういえばこの前、Pサンと……」

 

------------------------------------------------

 

「……くっ……危ねぇ〜……間一髪だったぜ……」

 

「ふぅ……さて……次は、どうしようかな……」

 

「……兄ぃ!危ないっ!!」

 

「えっ……?」

 

YOU LOSE!

 

「……ああっ!ヘッドショットを、喰らってしまった……」

 

「油断しちゃだめだよ。戦場に、安全地帯なんてないんデスから」

 

「ちょっとした判断ミスが、命取りか……FPSってやっぱり、奥が深いな……」

 

「もうっ、兄ぃはすぐに、前にでたがる癖があるから、直さないとだめデス」

 

「あぁ、そうだな……って……さっきから何だ、その呼び方は……」

 

「何って……兄ぃは、兄ぃだけど……?」

 

「……お〜い……俺はいつ、あきらの兄になったんだ〜?」

 

「前にも言ったじゃん。Pサンは、ウチの兄ぃにそっくりだって」

 

「聞いたことがあるような、ないような……そんなに、似てるのか……?」

 

「サバゲーで、前に出たがる癖もそうだけど、本当によく似てるよ。それに……」

 

ギュッ

 

「うわっ……!?」

 

「……こうやって、からかうと面白いのも……そっくりデス……♪//」

 

「からかうって……ていうか、急にくっついてくるなっ!」

 

「へへ。せっかく、兄ぃと二人っきりなんだし、今日はつきっきりで、サポートをしてあげる♪」

 

「……だから……兄ぃも、自分のことをアイドルにした以上は、いつまでもサポートしてね……約束デスよ♪」

 

------------------------------------------------

 

「……と言うような感じで、徹夜でPサンと、FPSで遊んだことがありましたね」

 

「えふぴーえす……何だか、オシャレな響きですね!」

 

「「ファーストパーソン・シューティング」の略で、要はシューティングゲームだよ。スコアを競うんデス」

 

「あっ!それなら、私もやったことがあります!父ちゃんの、お友達の喫茶店で、宇宙人を撃つゲームをっ♪」

 

「……まあ……そんな感じデスね。それを、Pサンと遊んだんだ」

 

「へぇ〜。Pサマって、FPSが得意だったんだ。知らなかったよ」

 

「ううん。正直、まだ結構危なっかしいかな。初心者だから、しょうがないけど」

 

「その、えふぴーえすっていうのは、そんなに難しいんですか?」

 

「慣れてしまえば、簡単だけど……でも、FPSは、一瞬の判断が勝敗を分ける、過酷な面もあるんデス」

 

「だから、しっかりとPサンを、サポートしてあげなければいけないんだ。チームワークも重要だからね」

 

「なるほど……えふぴーえすって、色々と奥が深いんですねぇ〜」

 

「現実では、Pサンが自分をサポートをして、FPSでは、自分がPサンをサポートする……」

 

「……何だか、ベストパートナーみたいだよね。アイドルとしても、戦場での戦友としても……そして……」

 

「……こ、これ以上は……やめておこうかな……へへ……//」

 

「あの……もしよかったら、今度、私にも教えてくれませんか?なんだか、興味が湧いてきましたっ♪」

 

「うん、いいよ。FPS仲間が増えてくれるのは、嬉しいことだし。りあむサンもどうですか?」

 

「えっ!ぼくもいいのっ!?でも……ぼく、クソザコメンタルで、あんまり経験ないけど……大丈夫?」

 

「安心して。手取り足取り教えるんで。すぐに、慣れると思うよ」

 

「あきらちゃんに、手取り足取り……うへへ……じゃなくて!じゃあ今度、ぼくにもお願いねっ♪」

 

「決まりデスね。あっ、ちなみにあかりちゃんは、Pサンについて、何かあったりするの?」

 

「えっ……?」

 

「ぼくも、あかりちゃんの、Pサマのエピソードを聞きた〜い♪ねねっ、教えて〜♪」

 

「う〜ん……私は……あっ、強いて言うなら、一つだけ……」

 

------------------------------------------------

 

「ふぅ〜。なんとか、無事終わりましたぁ〜……」

 

「お疲れ様、あかり。しっかりと、歌って踊れてたぞ」

 

「ありがとうございます♪ファンの皆さんに、たくさん喜んでもらえて嬉しいですっ♪」

 

「その、籠の中のりんごろうも、喜んでもらえてたみたいだし、よかったな」

 

「はいっ♪投げても、心が痛まないデザインにして正解でした♪おかげで、ジャンジャン投げれましたしね♪」

 

「……なあ、あかり……もう少し、りんごろうと仲良くしてあげても、いいんじゃないか……?」

 

「えっ?こいつとは仲良しさんですよ?あくまで、ビジネスパートナーとしてですけどねっ♪」

 

「……でも……プロデューサーさんとは、色んな意味でパートナですけどっ♪なんて……♪//」

 

「それは嬉しいけど……だけど、俺からすればりんごろうは、あかりと同じぐらい大切な存在だぞ?」

 

「むぅ……ということは、プロデューサーさんの中で、私はりんごろうさんと同じってことなんですか?」

 

「えっ……?いや……それは……」

 

「……」ンゴ-

 

チラッ

 

「……」ウルッ

 

「……し、知るかっ!どっちもどっちってことで、いいだろっ!」

 

「ああっ!ひっど〜い!こいつと同じだなんて、失礼しちゃうんご!じゃあ、質問を変えますっ!」

 

「では……りんごろうさんと私……どっちが、かわいいですか……?//」

 

「はぁ!?かわいいって……そ、そりゃ、その……」

 

「……あかりに決まってるだろ……なんせ、俺がスカウトした、自慢のアイドルなんだからな……//」

 

「ふふっ……ありがとうございます♪私も、自慢のプロデューサーさんだと思ってますよ♪まるで、理想の……」

 

「……りんご農家みたいです……えへへっ……♪」

 

「んん……?……りんご農家……?」

 

「りんごは、とても繊細な果物で、ちょっとでも目を離すとすぐに、ダメになってしまうんです」

 

「だから……そんな「あかりんご」を、いつまでも見守って、甘く実らせてくださいねっ……♪うふふ……♪//

 

------------------------------------------------

 

「……みたいな感じで、ライブのあとにりんごろうさんについて、プロデューサーさんとお話ししましたね」

 

「りんごろうって……前に、あかりちゃんが見せてくれた、マスコットキャラのことぉ?」

 

「はいっ♪この子で、一儲け……ではなくっ!大切なお友達なんですっ♪」

 

「何ていうか、その……改めて見てみると、独特デスね……これ……」

 

「ですよねぇ!なのに、プロデューサーさんってば、どっちもどっちだなんて、言ったんですよ!?」

 

「……でも……ぼくは結構、好きだよ?例えば、その……この、葉っぱの部分とか……」

 

「もう、ぷんぷんですっ!プロデューサーさんは、そういうところはいぢわるですよねっ!」

 

「……あかりちゃん自身は……りんごろうのことを、どう思ってるんデスか……?」

 

「えっ?そうですねぇ……いたらいたでアレだけど、いないならいないで、アレだし……」

 

「まあ、どっちもどっちって感じですねっ♪って、結局私も、プロデューサーさんと同じ考えですね♪」

 

「そっか……でも、もしかしたら、りんごろうはもっと、あかりちゃんに構って欲しいんじゃない……?」

 

「またまた〜♪あくまでこいつは、りんごの精の「マスコット」なんですからぁ〜♪」

 

「……そう思ってるんだ……それは残念デス……ンゴ……」

 

「ねぇ……あかりちゃん……もう少し……りんごろうを、すこってあげても……いいんじゃないかな……」

 

「りんごろうさんのことは、大好きですよっ♪だから、早く「一山」当てて欲しいですね♪なんてっ♪」

 

「……なるほどね……はぁ〜……めっちゃやむ……ンゴ……」

 

「あれ……?二人とも、どうしたんですかぁ?そんなに、うつむいちゃって……」

 

「……あかりちゃん……ひどいんご〜……」

 

「……?」

 

「……ボクたちのことを、そんな風に思ってただなんて……かなしいんご〜……」

 

「ど、どうしたんですか……?あきらちゃん……りあむさん……って……えっ……?」

 

------------------------------------------------

 

「……」ンゴー

 

「こいつら……じゃなくて……り、りんごろうさんっ……!?」

 

「よ〜く〜も〜散々、ボクたちを雑に扱ってくれたなんご〜……」

 

「えっ……ええっ!?ど、どうして二人が急に、りんごろうさんにっ……!?」

 

「投げられたりぃ〜……全然、構ってくれなかったりぃ〜……ひどいんご〜……さみしいんご〜……」

 

「あっ、あの……ごめんなさい!本当は、りんごろうさんたちのことを大切な、お友達だと思ってるの……!」

 

「……だ〜け〜ど〜、あかりちゃんはいつも、ボクたちにつめたいんご〜……」

 

「それは……つい、素直になれなくて……ほ、ほらっ!愛情の裏返しって、いうやつですよっ……!」

 

「……じゃあ……一つ、聞くんご〜……ボクたちとプロデューサー……どっちが……好きんご……?」

 

「ええっ!?す、好きっ……!?そっ、そんなの……」

 

「……プロデューサーさんに、決まってるじゃないですか!い、いちいち、言わせないで欲しいんごっ!//」

 

「……そうなんだ……ふぅ、しょうがないんご……これは少し、わかってもらう必要が、ありそうんご……」

 

「わかってもらう……ですか……?」

 

「このままあかりちゃんも、ボクたちみたいに、みずみずしくて、キュートな……」

 

「……「りんごろう」にしてやるんご〜♪これで、あかりちゃんも同じ、仲間んご〜♪」

 

「ひっ……!?」

 

「そしたら、ずっと……ボクたちのことを……ううん、これからは、あかりちゃんは「ボクたち」んごね♪」

 

「なっ……何を言ってるの……」

 

「大丈夫んご♪元々、ボクたちは「あきらちゃん」と「りあむちゃん」だったんご♪」

 

「……い、いや……」

 

「だから……ずっと「お友達」……んご♪」

 

------------------------------------------------

 

「いやああああああああっ!」

 

「うわっ!あ、あかりっ……!?大丈夫か!?」

 

「えっ……プロデューサーさんっ……!?それに、ここは……」

 

「おいおい……大丈夫か……?俺たちは、この公園にピクニックを、しに来たんだろ?」

 

「ピクニック……あっ、そうでしたね……」

 

「全く……まあでも、さっき、公園のボートに乗って、あれだけはしゃいでたから、わからなくもないけどさ」

 

「んん……って……!私ってば、プロデューサーさんに、膝枕をしてもらってたんですかぁ!?」

 

「女の子を、芝生の上や硬いベンチに、直に寝かせるわけにはいかないだろ?だから、膝枕をしてたんだ」

 

「……うぅ……あ、ありがとうございますっ……でも……何だか少し、恥ずかしい気がするんご……//」

 

「ところで、さっきはどうしたんだ?何か、怖い夢でも見てたのか?」

 

「それは……いえっ!何でもないですっ……!」

 

「そうか?なら、いいんだが……てりゃっ」

 

ムニッ

 

「むぎゅっ……!ぷ、ぷろでゅーさーしゃん……!?」

 

「ははっ、リンゴみたいなほっぺをしてるんだな」

 

「む、むぎゅ……ぷあっ……ちょっと!プロデューサーさんっ!急に、何をするんごっ!」

 

「悪い悪い。つい、寝ぼけてたあかりを見てたら、したくなっちゃってな。ちょっと、夢中になっちゃったよ」

 

「ひど〜いっ!……こうなったら私も……えいっ!」

 

「もがっ……!あ、あひゃり……!?」

 

「うふふ……♪プロデューサーさんのほっぺだって、柔らかいじゃないですかっ♪えいっ♪えいっ♪」

 

------------------------------------------------

 

「もがっ……ひゃ……ひゃめろっ……!」

 

「ふ〜んだっ♪さっきの、お返しですよぉ〜♪」

 

「……ほうなったら……ていっ!」

 

「むぎゅ……ま、また……何をするんれすかっ!」

 

「あかりのほっぺの方が、ひゃわらかいっつうの!」

 

「ひょ、ひょんなことないれす!プロデューサーひゃんのほっぺのほうが、ひゃわらかいもんっ!」

 

プニプニプニ……

 

「……」

 

「くっ……このっ……!……ん……?」

 

「……随分と……仲良しなんデスね……」

 

「あきら……?りあむ……?どうしたんだよ、そんなところで突っ立って」

 

「いや……何か二人とも、超エモエモ空間にいたからさ……ねっ、あきらちゃん」

 

「うん。エモいを通り越して、もはや尊いレベルだったね。それよりほら、ジュース買ってきたよ」

 

「ん……?おっ、買って来てくれたか。ありがとうな」

 

「ジュース……?」

 

「みんなで、ボートで遊んだあとに、買って来て欲しいってお願いをしたんだよ」

 

「は〜いっ♪これ、あかりちゃんとPサマの分ね〜♪」

 

「わぁ〜♪ありがとうございます♪」

 

「サンキュー。それじゃあさっそく、みんなで乾杯を……」

 

「ちょっと待って……ほらっ。みんな、こっちこっち」

 

「ん?どうしたんだ、あきら」

 

「……いくよ……せ〜のっ……」

 

パシャッ

 

------------------------------------------------

 

「ふふっ♪今日は、楽しかったですねっ♪」

 

「うんうん♪みんなとお話が出来て、よかったよ♪」

 

「そうだね。写真も、結構いい感じに撮れたし、満足デス。#みんなで仲良く#りんごジュースで乾杯、っと」

 

「あぁ。みんなが楽しんでくれてよかった。でも……流石は、あきらだな……」

 

「何が?」

 

「いや……ジュースのチョイスは任せたけど、まさか「映え」まで、意識してたとは……」

 

「たまたま、りんごジュースだけの自販機があって、閃いたんだ。これはいい感じに映えるって」

 

「そうだね♪これならオタクども……じゃなくて!あかりちゃんが喜ぶと思ったんだ♪」

 

「ははっ。あかりにりんごジュースか。そりゃ、映えるよな」

 

「私は、嬉しいですけど……でも、みんなは自分が飲みたいものを飲んで、よかったんですよ……?」

 

「いえいえ。自分もちょうど、りんごジュースを飲みたかったんで。ねっ?りあむサン」

 

「うんっ♪前に、あかりちゃんからりんごを、ご馳走してもらった時から結構、りんごにハマっちゃったんだ♪」

 

「何だ。二人もそうだったのか。俺も、あかりのおかげですっかり、りんごの虜になっちゃったよ」

 

「みんな……と、とても嬉しいんご!じゃなくてっ!とても、嬉しいですっ……!」

 

「俺たちはある意味で、一番のあかりのファンだ。だから、これからも俺たち四人で、頑張っていこうな」

 

「……はいっ……♪よろしく、お願いしますっ……♪」

 

ピョコン♪

 

「……隙ありっ!」

 

「ひゃんっ!?ぷ、プロデューサーさんっ!?」

 

「実は、あかりのこれ、笑ったり怒ったりすると、一緒に動くんだぜ。どうだ面白いだろ」

 

「も、もうっ……!いきなり、ひどいんごっ!」

 

「おっ、また立った。ほれ、ほれっ」

 

「ひゃっ!わ、私の髪の毛で、遊ばないでくださいっ!……こうなったら私だって……えいっ!」

 

「うわっ……!?あ、あかりっ……!?」

 

------------------------------------------------

 

「うふふ♪プロデューサーさんてば、私がちょっとこうするだけで、すぐにあたふたするんですよっ♪」

 

「おまっ……急に、抱きつくのは反則だろっ!ていうか、ちょっとどころじゃないだろこれ!離れろっ!//」

 

「イヤで〜すっ♪りんごのように、お顔を真っ赤にさせちゃって……♪どうです?新しい発見ですよねっ?」

 

「……甘々すぎて、砂糖を吐きそう……#ブラックコーヒーを飲みたい、っと……」

 

「加蓮ちゃんの言ってた通り……Pサマって、ぼくたちより才能があるよね……色々な意味で……」

 

「才能……何の話だよ?」

 

「はぁ……自覚がないんだね……やっぱり、ぼくがお姉さんとしてしっかりと、見守らなきゃいけないと……」

 

「?」

 

「Pサマ?頼むから、炎上をするようなことは、控えてよ?これも、Pサマのためを思って、言ってあげ……」

 

「……」ピンッ

 

「ふぎゃっ……!?ちょっとPサマ!急に、何をするんだよぅ!」

 

「……何だか少し、イラっとした……ていうか、お前だけには絶対、そんなことを言われたくねぇ……!」

 

「ひど〜いっ!せっかく忠告してあげたのにっ……!こうなったら……てりゃっ!」

 

「うわっ……!?な、何だよっ!?」

 

「もういいもんっ!こうなったら、ぼくもPサマと一緒に炎上をして、燃え尽きてやるぅ!」

 

「……ちょっ……当たってるっ……じゃなくて!何でお前まで、くっついてきてるんだよ!//」

 

「ふ〜んだ!どうせぼくなんか、乳と炎上しか取り柄のない、クズでカスな、ダメダメアイドルだもん!」

 

「開き直るな!……くそっ……いいから、離れろっ……!//」

 

「きゃあ〜!えっちでオオカミなPサマに、襲われちゃ〜う!あ〜あ!これはもう、炎上だなあっ!」

 

「ばかっ!変なことを、大声で喚くな!なあ、あかりからもこいつに、何か言ってやってくれ……」

 

「……」

 

「……あかり……?」

 

------------------------------------------------

 

「むぅっ……プロデューサーさんってば、りあむさんのことを……すごい、意識してるんですね……」

 

「は……?意識って……何のことだよ?」

 

「……私の時より……りあむさんの時の方が、ドキドキしてますっ……」

 

「いや……そんなこと……」

 

ムニュッ♪

 

「……っ!?」

 

「ほらっ……やっぱり……」

 

「……ヘェ〜……Pサマってば、ぼくのことをそんなに、意識してくれてたんだぁ〜……♪」

 

「べ、別に意識なんかしてねえよ!変な勘違いをするなっ!//」

 

「んもうっ、そんな王道のツンデレみたいなことを言っちゃって〜♪正直になりなよっ♪うりうり〜♪」

 

「くあっ……!お、お前なあ!俺だって、男なんだぞ!?少しは、自分が女の子だって危機感をもてよっ!//」

 

「いいも〜んっ♪「そうなった」ら、Pサマに責任をとってもらうから、問題ないも〜ん♪」

 

「こいつめ……!……と、とりあえずさ……あかりだけでも、離れてくれないか……?頼むよ……」

 

「……プロデューサーさんのえっち……もう、知らないんご……」ギュッ

 

「くっ……あかりまでっ……!あっ、そうだ!あ、あきらっ!頼む!助けてくれっ!」

 

「……」

 

パシャッ

 

「……おい……あきら……?」

 

「ふむ……これは、バズりそうデスね。まずは、デレぽにあげてみるか……」

 

「あの……あきらさん……?一体、何をしてるんですか……?」

 

「ん?自分はただ、兄ぃの微笑ましい日常を、あげようとしてるだけだよ?」

 

「……と、とりあえずさ……その前に、俺を助けてくれると嬉しいんですけどねぇ……あはは……」

 

「……知らない。さて#リア充爆発しろ#アイドルに挟まれてデレデレしてる#変態兄ぃ、っと……」

 

「ちょっ……!おい!やめてくれええええっ!」

 

------------------------------------------------

 

「ゼェ〜……ゼェ〜……何とか、収まった……」

 

「……むうっ……」

 

「おっ、めっちゃバズってる。これは大収穫デス」

 

「ちょっ……!?本当に、あげちゃったのか!?」

 

「な〜んてね、冗談だよ。だって、わざわざあげなくても、みんな「わかってる」ことだしね」

 

「えっ……?……と、とにかく……デレぽにあげてないっていうのは、確かなんだな……?」

 

「うん。だからこれは、大切に保管しておくよ。なんか面白いし」

 

「い・ま・す・ぐ消せ!ったく……どうして、こう俺の周りには、手のかかるアイドルばかりなんだ……」

 

「……へへ♪兄ぃはやっぱり、からかうと、とても面白いデスね……♪」

 

「うんうん♪本当にPサマは、しょうがないんだから〜♪」

 

「……」

 

ピンッ

 

「うぎゃっ……!ちょっと!何で、ぼくだけなんだよう!」

 

「……何となく、りあむにムカついたから……」

 

「理不尽すぎでしょっ!もう、アイドルなんかやめてやるう!」

 

「はいはい。ふぅ……とりあえず、そろそろ暗くなって来たから、帰るぞ」

 

「そうデスね。じゃあ、あかりちゃんも行こうよ」

 

「……」

 

「……あかりちゃん?大丈夫デスか?」

 

「えっ……?は、はいっ!そうですねっ!あの……あきらちゃん。一つ、聞いていいですか?」

 

「うん、どうしたの?」

 

「あきらちゃんは、その……「りんごろうさん」じゃないですよね……?」

 

「えっ、りんごろう……?多分……違うと思うけど……」

 

「……そうですよねっ!あきらちゃんは、あきらちゃんですもんね!では、行きましょうっ♪」

 

「???」

 

------------------------------------------------

 

「りあむの家は、ここだったよな?」

 

「うんっ♪じゃあ、ぼくはここでお別れだね。みんな、今日はありがとう!とても楽しかったよ♪」

 

「あぁ、また今度会おうぜ。じゃあ、あきら、あかり、俺たちも行くか」

 

「いえ。自分も、ここで失礼するよ。これから、予約したゲームを、取りに行かなければならないんデス」

 

「そうなのか……でも、そろそろ暗くなってきてるから、早く寮に帰るんだぞ?いいな?」

 

「うん、わかった。じゃあ、あとは二人っきりで「恋愛ゲーム」を楽しんでね。お邪魔虫は退散デス。なんて」

 

「えっ……恋愛ゲーム……?」

 

「こっちの話。じゃ、また会おうね。今日は楽しかったよ」

 

「ん……?ま、いいか♪はいっ♪またね、あきらちゃん♪りあむさん♪」

 

「うん、またね♪あっ、Pサマ。最後に一つ、言い忘れてたことがあったんだけど、いい?」

 

「ん?どうした?」

 

「……いくら、かわいいJKと二人っきりになれるからって、途中で「オオカミ」になっちゃダメだからね?」

 

「なるかっ!俺が、そんなことをするわけがないだろ!」

 

「でも……さっき、あかりちゃんとりあむサンに密着をされて、デレデレしてたじゃん」

 

「……デレデレした次は、オオカミさんですかぁ〜。プロデューサーさんって、怖いですねぇ〜」

 

「あ、あれは不可抗力だって!あかりも変にのるな!あぁ、もう!とっとと行くぞ!じゃあなっ!//」

 

「ふふっ……まったね〜♪……Pサマってば、本当にかわいいんだから♪あきらちゃんもそう思うでしょ?」

 

「うん、そうだね。兄ぃは、からかい甲斐があるよ。……あかりちゃん。ファイトデス」

 

------------------------------------------------

 

「……」

 

「……あの……あかりさん……?」

 

「……ふ〜んだ……」

 

「なぁ、あかり……機嫌を直してくれよ。何かしたのなら、謝るからさ。なっ?」

 

「……じゃあ……私のお願い事を一つ……聞いてくれますか…。?」

 

「ん?お願い事……?」

 

「はい。もし……私がアイドルとして、芽生えれなかったら……一緒に来てくれますか……?」

 

「……私の実家の……りんご農園に……」

 

「……なんか急に、話が飛躍したな……一体、どうしたんだよ」

 

「私……ふと、思ったんです。アイドルとして、このままやっていけるのかなって」

 

「確かに、毎日が楽しいんです。あきらちゃんやりあむさんとも出会って、ユニットも組むことが出来ました」

 

「そして、プロデューサーさんや、色々な人とも出会えて、本当にアイドルになれて、よかったと思ってます」

 

「……ですけど、もし仮にアイドルとして、成功出来なかったらと思い、少し……不安になってしまって……」

 

「なるほど……まだ女の子なのに、しっかりしてるんだな。あのピンク頭を見てると、余計にそう思うよ」

 

「アイドルになる前に、実家の農園で、嫌と言うほど見てきたんです……摘み取られた花たちを……」

 

「摘花と言って、実になる前の余分なりんごの花は全部、摘み取っちゃうんです。立派なりんごを作るために」

 

「だから……私はその、摘み取られる花になってしまうのかな……と、ふと思ってしまいまして……」

 

「そうか……でも、俺はそれでもいいと思うぞ?」

 

------------------------------------------------

 

「えっ……?」

 

「確かに、俺はあかりをスカウトした以上は、トップアイドルになってもらうつもりだ」

 

「だけど、俺はあくまで、アイドルを楽しんでもらえたら、それでいいんだよ」

 

「楽しむ……ですか……?」

 

「あぁ。アイドルになる動機なんて、みんなそれぞれ違うしな。俺は個々を尊重するよ」

 

「ほら、その証拠にあかりは、個性を活かしつつ「りんごアイドル」として、活躍出来てるじゃないか」

 

「それは……そうですけど……」

 

「成功の基準は人それぞれ、違うと思うけど、俺の中では、楽しんでくれたらそれでいいと思ってるんだ」

 

「でも、あかりに、アイドルになってもらった以上、俺は全力で応援するよ。だから、これからもよろしくな」

 

「プロデューサーさん……はいっ♪よろしくお願いしますっ♪」

 

「みんなで一緒に、頑張っていこうぜ。あきら、りあむ、そして……りんごろうもな」

 

「そっ、それは……りんごろうさんの、ストラップですか……!?」

 

「うん、あかりがくれたやつだ。結構、気に入ってるんだよなこれ」

 

「……大切に……付けてくれてたんですね……とても、嬉しいですっ……♪//」

 

「前にも言っただろ?りんごろうとあかりは、同じぐらい大切だって。だから、りんごろうも一緒だ」

 

「はいっ♪これからも、よろしくお願いしますね♪」

 

「じゃあとりあえず、今は寮に向かおうぜ!寮に帰るまでが、ピクニックだ!」

 

------------------------------------------------

 

「よし、ついたな」

 

「今日は色々と、ありがとうございました♪みんなで楽しく、ピクニックも出来て、充実した一日でしたっ♪」

 

「それはよかった。この調子で、今度のユニットでの初ライブを、無事成功させような」

 

「はいっ♪頑張りますっ♪……ところで、プロデューサーさん……さっきの話なんですが……」

 

「ん?さっきの話……?」

 

「その……アイドルとして芽が出なかったら、一緒に実家に来てくれるかって話ですっ……どうですか……?」

 

「……そうだな。そうならないように、あかりには尚更、トップアイドルになってもらわないといけないな」

 

「……ふふっ♪頼りにしてますよ……♪ではっ……」

 

「……」

 

チュッ♪

 

「……っ!?」

 

「……「あかりんご」を甘くて立派な果実にするために、ずっと、大切に育ててくださいね……なんて……//」

 

「なっ……あっ、あかりっ……!?//」

 

「では、私はこれで失礼しますっ♪今日は、ありがとうございましたっ♪」

 

「ちょっ……おいっ!い、今のは、何だ!まだ、話は終わってないぞっ!」

 

「聞こえませ〜ん♪私は、努力は苦手ですけど、出来ないことは、もっと嫌なんですっ♪だから……」

 

「……私をアイドルにした以上は、最後まで……責任を取ってもらうんご……♪うふふっ……♪」

 

「待てって!……行っちまった……流石に、農業をしてただけあって、素早いな……あいつ……」

 

「ふぅ……全く、何なんだよ……急に、あんなことをしてきやがって……//」

 

「……でも、あかりの実家ねぇ……いっそ、俺も転職してみるか?案外、向いてるかもしれないな」

 

「……」

 

プロデューサー、あたしと遊びに行こうよ♪ プロデューサーさぁんっ♪ず〜っと、一緒ですよぉ♪

 

Pサン、今日も一緒にFPSやろうよ Pサマ!Pサマ!構ってくれないと、また炎上させちゃうよっ!

 

「……やれやれ。どうやら現役引退は、当分先の話になりそうだ。世話が焼けるアイドルだらけだしな……」

 

「……よし!頑張るぞ!……それにしても、まだ少し「温い」ような……き、気のせいだな!うんっ!!//」

 

------------------------------------------------

 

「……」チラッ

 

「……うっわ〜……どうしよう……めっちゃくちゃ、人がいるじゃん……」

 

「予想外に人がいるね。#これからライブ#ちょー緊張するっと……」

 

「な、何だか……余裕そうだね……あきらちゃん……クソザコメンタルのぼくとは、大違いだよ……」

 

「ううん、それなりに緊張をしてますよ。全く、初めての経験なので」

 

「……りんごろうさんが、一匹……りんごろうさんが、二匹……りんごろうさんが、三匹……」

 

「よぉ。みんなどうだ、調子の方は」

 

「あっ、Pサン。おつデス」

 

「……さ、さて……どうせバックれても、ちょっと炎上するだけで終わりだろうし……ぼくは帰るね……」

 

「うん、じゃあな。気をつけて帰れよ」

 

「……って!何で、誰も止めてくれないんだよぅ!」

 

「病んでる人を、止めるわけにはいかないからな。それとも「帰りたかった」のか?」

 

「むぅ〜……Pサマのいぢわる……」

 

「ほらっ、頑張ってこいよ。なあ、あかり」

 

「……りんごろうさんが十五匹……りんごろうさんが十六匹……りんごろうさんが……」

 

「お〜い、あかり〜。大丈夫か?」

 

ムニュッ

 

「むぎゅっ……!ぷ、ぷろでゅーさーしゃん……!?」

 

------------------------------------------------

 

「うずくまってたみたいだが……どこか、体調が悪いのか……?」

 

「……い、いえ……その……初めてのライブなので、緊張しすぎてどうしたらいいのかと、思いまして……」

 

「安心しろって。俺がずっと、後ろで見守ってやるからさ。それに、三人でなら心強いだろ?」

 

「確かに……私には、あきらちゃんとりあむさん……そしてプロデューサーさんが、いてくれますもんね……」

 

「……そうデスね……一人よりか、三人の方が……安心するかな」

 

「うぅ……逃げ出したいけど……でも、二人がいてくれるなら、ちょっとだけなら頑張れるかも……」

 

「だろ?ほら、恐れることは何もないぞ。だから安心して、楽しんで来てくれ」

 

「はいっ……では、そろそろ出番みたいですし……行きましょうか……あきらちゃん……りあむさん……」

 

「うん……行こう。もちろん、三人で手を繋いでね」

 

「そ、そうだね……二人とも……手を離さないでくれると、嬉しいな……これからもずっと……」

 

「三人でなら、どこまでも行けるさ。こうして、同じアイドルとして、出会えたんだからな」

 

「えぇ、そうですね♪さあ、歩みましょう♪待ってくれてる、ファンの人たちのための……」

 

「事務所のみんな、そして、Pサンや自分たちを支えてくれてる人のための……」

 

「アイドルとして出会えた、ぼくたちのための……」

 

「「「……新たな一歩をっ!」」」

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。