Pチャンに構ってもらいたいシリーズ   作:篠崎レニア

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菫蒼シンデレラ 渋谷凛

「みんな、グラスは持ったか?」

 

「はいっ♪しっかりと持ちました♪」

 

「うん。準備は出来てるよ」

 

「私も、いつでもおっけ〜だよっ♪」

 

「よし。じゃあ、行くぞ。せ〜の……」

 

「「「ライブ、お疲れ様でした♪」」」

 

カツンッ♪

 

「みんな、お疲れ様。よく頑張ってくれた」

 

「いえいえ♪私たちも、とても楽しく出来てよかったです♪ねっ♪凛ちゃん♪未央ちゃん♪」

 

「そうだね。何事もなく、無事にライブを終えれてよかったよ」

 

「うんうん♪ファンのみんなと一緒に、ライブを盛り上げれて楽しかったね♪」

 

「感謝の気持ちと言ってはなんだが、今日はライブのお祝いだ。遠慮せずにたくさん楽しんでくれ」

 

「ここのお店、いいよね。バイキング形式で、料理の種類が結構、豊富だし」

 

「そうですね♪見たこともないお料理がたくさん並んでて、とってもワクワクしちゃいます♪」

 

「だよね♪だよね〜♪たくさんありすぎて未央ちゃん、すごい迷っちゃったよ〜♪」

 

「ははっ、気に入ってくれてよかった。みんな、ライブを頑張って盛り上げてくれて、ありがとうな」

 

「少し、緊張しちゃったけど……どう?ちゃんと、パフォーマンスが出来てた……?」

 

「うん、出来てたと思うぞ。歌やダンスもしっかりと、歌って踊れてたし」

 

「よかった〜……流石の未央ちゃんも、ちょっと緊張してたんだよね〜……」

 

「そうですね……でも、凛ちゃんや未央ちゃんが、隣にいてくれたおかげで、何とか乗り切れましたっ♪」

 

「そうか。じゃあ、その頑張った分、しっかりとくつろいでくれ。よし、さっそく料理をいただくか」

 

「「「は〜いっ♪」」」

 

------------------------------------------------

 

「ご馳走様。美味しかったよ、プロデューサー」

 

「はいっ♪素敵なお食事を、ありがとうございました♪」

 

「いやいや、気にしないでくれ。三人とも、ライブを頑張ってくれたからな。俺の感謝の気持ちだ」

 

「さんきゅ〜♪プロデューサー♪楽しかったからつい、結構食べちゃったかも♪」

 

「そうですねっ♪みんなと楽しく食事が出来て、よかったですっ♪」

 

「うん、そうだね。食後のスイーツも、種類が豊富で美味しかったしね」

 

「よかった、気に入ってもらえて。このお店を選んだ甲斐があったよ」

 

「うふふ♪みんなで食べると、楽しくてつい、箸が進んでしまいますよね♪私も結構いただいちゃいました♪」

 

「……ふ〜ん……♪」

 

「ん……?未央ちゃん。どうしたんですか……?」

 

「いや〜……しまむーサンも随分と「育ち盛り」だと、思いましてなぁ〜」

 

「えっ、育ちざかり……?」

 

「んふふ〜……例えば……「あの辺の」肉付きとか……♪」チラッ

 

ムチッ……♪

 

「っ……に、肉付き……」

 

「ひゃわっ!?も、もうっ!未央ちゃんってば一体、何を言ってるんですかぁ〜……//」

 

「エェ〜?「ナニ」って……そうだなぁ〜♪しまむーの……しっかりと「主張」されているものかなぁ〜?」

 

「女の子を感じさせるような「大きさ」……全てを包み込んでくれそうな「柔らかさ」……」

 

「指を弾きそうなぐらい、ハリのありそうな「弾力性」……艶やかで健康的な「肌色」……そして……」

 

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「……ゴクリ……」

 

「あ、あわわっ!も、もう、言わなくていいですっ!未央ちゃんのいじわ……もひゃっ……!?」

 

「……んっふっふ〜♪つ・ま・り♪「ほっぺ」のことだよんっ♪」

 

「……ぷあっ……えっ……?ほ、ほっぺ……ですか……?」

 

「うんっ♪だって、しまむーのほっぺってリスみたいだし、柔らかいから、女子だな〜って思ってさ♪」

 

「あっ……え、えぇ!私、実を言うと、ほっぺも一つのチャームポイントかなって、思ってたんです……!」

 

「……へぇ〜……じゃあ、な〜んで今、いの一番にスカートを押さえたのかなぁ〜?ん〜?」

 

「あぅっ……そ、それは……」

 

「さてと……実は、しまむーは「おしり」に少し、自信があったっと……♪」

 

「ちょっ……!あ〜ん、プロデューサーさ〜んっ!未央ちゃんが、いじめてきますぅ〜……」

 

「……」

 

「……プロデューサーさん……?」

 

「……はっ……!そ、そうだな!肉付き……じゃなくて!みんな、アイドルとして日々、成長してるもんな!」

 

「プロデューサー……?今、何を考えてたの……?」

 

「な、何も考えてないって!ただ、二人のやりとりが微笑ましいって思ってただけだっ!//」

 

「エェ〜、本当〜?……実は、未央ちゃんも「肉付き」には少し、自信があるんだぞ〜?うりゃっ♪」

 

ムニュッ♪

 

「なっ……!?み、未央っ!いきなり何だよっ!//」

 

「いや〜♪しまむーのことばかり考えてたみたいだから、ずるいな〜って思っただけだよ♪うりうり〜♪」

 

「ふあっ……そ、そうなんですか……?//」

 

------------------------------------------------

 

「いや……考えてないって言えば、嘘になるけど……別に、変なことは考えてないって……//」

 

「……ふ〜ん」

 

「んもう〜♪プロデューサーってばす〜ぐ、そういう「イケナイ」ことを考えるんだから〜♪ダメだぞ〜?」

 

「……少しは……未央ちゃんのことも、考えてくれなきゃっ……♪」

 

「だ、だから!何も考えてないって!いいから、離れろよっ!//」

 

「い〜や♪ほらっ♪しぶりんやしまむーも、こっちに来ようよっ♪」

 

「私はパス。プロデューサーに、変な妄想をされたくないし」

 

「……お、俺って……そんな風に、思われてたのかっ……!」

 

「……私は……え、えいっ……!」

 

「おっ♪いらっしゃいっ♪プロデューサーってば、両手に花だねぃ♪羨ましいぞっ♪よっ、この色男〜♪」

 

「えっ……卯月……?どうしたんだ……?」

 

「えへへ……私も、女の子ですので……少し、甘えてみたくなってしまいました……♪なんて……♪」

 

「……卯月……いいの?プロデューサーに、変な妄想をされちゃうかもしれないんだよ……?」

 

「そ、そんなことないよっ……!だって……プロデューサーさんは……」

 

ギューッ♪

 

「……優しくて、素敵なお兄さんだって……私……知ってますからっ……♪//」

 

「う、卯月……」

 

「あははっ♪しまむーってば、オットメ〜♪……でも……そうだね……私もさ、その……」

 

「……こうして……安心して甘えられるのは……プロデューサーだけ、だからさ……えへへ……♪//」

 

「いや……二人とも、信頼してくれるのは嬉しいんだぞ?でも……俺も一応、男だし……なっ?//」

 

「あははっ♪じゃあ……お兄さんを、頼りにさせてもらおうじゃないですか♪この体勢のまま、ねっ……♪」

 

「うふふっ……♪今は、私たちのことを家まで、しっかりと見守ってくださいね……お兄ちゃんっ……♪」

 

「まあ、夜道は危ないし、送るは送るけど……でも、俺は少し、違う意味で言ったんだけどな……あはは……」

 

「……」

 

------------------------------------------------

 

「お二人とも、今日はありがとうございました♪気をつけて帰ってくださいね♪では、おやすみなさいっ♪」

 

「おやすみ、卯月。また会おうね」

 

「今日はありがとう、卯月。ゆっくり休んでくれ。さて、二人とも家に送ったし、次は凛だな。行こうぜ」

 

「そうだね。行こうか」

 

「三人とも、今日は大活躍だったな。凛はどうだ?ライブは楽しめたか?」

 

「うん。私は私なりに、ベストを尽くしたつもり。ファンのみんなの期待に、応えられるようにね」

 

「よかった、流石は凛だな。これからの、ニュージェネの未来は明るいな」

 

「ふふっ、期待してて。ところで、プロデューサーも、卯月と未央はどうだった?」

 

「ん?俺か……?そうだな……って!何だよ!その質問は!」

 

「そのままの意味だよ。私の目の前で、三人でイチャイチャしてたじゃん「顔を赤くしながら」さ」

 

「いや……そりゃ、まあ……俺も一応、男だし……嬉しくないって言ったら、嘘になるけど……//」

 

「ふ〜ん……じゃあ、嬉しかったんだ……えっち……」

 

「なっ……!べ、別に、変なことは考えてないぞ!?」

 

「どうだか……卯月と未央に手を出したら、絶対に許さないから」

 

「手を出すって……あのなあ、俺のことを、何だと思ってるんだ?」

 

「オオカミ男。目を離すとすぐに、女の子に甘い顔を見して、デレデレし始めるから」

 

「ふぅ……まるで、信用がないんだな……俺……」

 

「プロデューサーは危なっかしくて、目が離せないからね。だから……手を握っておいてあげる……」

 

ギュッ

 

「えっ……り、凛……?……って!俺は子供か!ていうか、それって普通は、逆だろっ!!//」

 

「何さ、目が離せないのは事実じゃん。それとも……プロデューサーが、私を守ってくれるの……?」

 

「そんなの、当たり前だろ?凛は女の子なんだぞ?今の状況で、俺以外に誰が、凛を守るんだ?」

 

「……そうだね……じゃあ、この手を繋いだ状態で、家までお願い♪……お兄ちゃん……♪//」

 

「全く……卯月や未央、そして凛といい、俺には一体、何人妹がいるんだ……?」

 

「それだけ、頼りにしてるってことだよ♪じゃあ、行こうよ♪しっかり、私の手を握っててね……♪」

 

------------------------------------------------

 

「よし、着いたな。凛の家って確か、この花屋さんだったよな?」

 

「うん、そうだよ。今日はありがとう。プロデューサー」

 

「気にするな。凛も、ライブを頑張ってくれてありがとうな。これからも、一緒に頑張っていこうぜ」

 

「うん、よろしく。今日のライブで私、何だか一皮剥けたような気がするよ」

 

「それはよかった。どんどん、業界に「ニュージェネーレーション」革命を、起こしていってくれよ」

 

「ふふっ、そうだね♪頑張るよ♪」

 

「頼むぞ。よし、じゃあ、俺はこれで、失礼するよ。おやすみ、凛」

 

「おやすみ。……あ、待って。最後に一つ、いいかな?」

 

「どうした?」

 

「……あの……さ……プロデューサーは危なっかしいって、さっき言ったでしょ……?」

 

「ん……?あぁ。聞いたな」

 

「だからさ、その……放っておくと、卯月や未央、他のアイドルに何をするかわからないからさ……」

 

「……私が……プロデューサーの「本当の」パートナーに、なってあげても……いいよ……?//」

 

「……あ〜、はいはい。それじゃあ、凛が大人のおねーさんになったら、お願いしますよ」

 

「むっ……そうやって……私を、子供扱いして……」

 

「15の小娘が、何を言ってるんだか……そんなことより、凛は目の前のアイドル業を、頑張ってくれよ」

 

「何さ……プロデューサーだって、大人ぶってるけど……危なっかしい、子供みたいなもんじゃん……」

 

「そうだな。夜も遅いし「いい子」はそろそろ寝ないとな。じゃ、俺は行くよ。おやすみ、凛。またな」

 

「あっ……おやすみ……」

 

「……」

 

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カチャッ

 

「ん……?よぉ、凛。おはよう」

 

「おはよう。ねぇ、プロデューサー。今、空いてるでしょ?」

 

「えっ、いや……今はちょっと……」

 

「ヤダ」

 

「だから……」

 

「ダメ」

 

「……なあ、凛……」

 

「ムリ」

 

「……おい!急に、何だよ!俺は今、仕事中なの!見ればわかるだろ!」

 

「そうなんだ。ところでさ、これから私に付き合ってくれない?いいでしょ?」

 

「あのなあ……今、俺の話を聞いてたのか……?」

 

「うん、聞いた。はい、これでいいでしょ?今度は、私の話を聞いてもらう番だよ」

 

「……おい、凛。ワガママはいけないと思うぞ?」

 

「いいじゃん。どうせ私は、15の小娘なんでしょ?だから、何も問題はないよ」

 

「……あの時に、俺が言ったことを根に持ってたのかよ……ふぅ……わかったよ……」

 

「ごめんな、凛。あの時、凛のことを小娘だなんて言って、悪かったよ」

 

「本当に……反省してる……?」

 

「あぁ、反省してるよ。凛はまだ大人じゃないけど、もう立派なお姉さんだもんな」

 

「じゃあさ……反省してるなら……改めて、これから私と付き合ってよ。いいでしょ……?」

 

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「いや……でもなあ……俺にはまだ、仕事が……」

 

「……プロデューサーは「大人の」お兄さんだし……言葉に、嘘はないよね……?」ウルッ

 

「……あぁ、もう……わかったよ。じゃあ、ちゃちゃっと済ませちゃうから、少し待ってくれ」

 

「ふふっ……♪流石は、プロデューサーだね♪わかってるじゃん……♪」

 

「全く……凛?何か用事があるのなら、事前に伝えておくのが、大人としてのマナーでだな……」

 

「はいはい。皆まで言わなくてもわかってるよ。だってこんなワガママ、プロデューサーにしか言わないし♪」

 

「うん……?何か、おかしいような気もするけど……まあ、わかってるならいいんだけどさ」

 

「でも……むしろ、プロデューサーも少しは、ワガママになっていいんじゃない?」

 

「えっ……?俺が……?どういうことだよ……?」

 

「ほら……前にも言ったでしょ?私たちは、パートナーだって……」

 

「それに、プロデューサーと知り合ってだいぶ経つし、お互い、信頼関係も結ばれてきたしさ……」

 

「……だから……少しぐらい「進展」があってもいいんじゃないかな〜って、思ってさ……どう……?//」

 

「……そうだな。じゃあ「将来」の凛のパートナーのためにも、今はアイドルを頑張ってもらわないとな」

 

「むっ……そういう意味じゃなくて……」

 

「さっき、言っただろ?「大人じゃないけど」って。まだ女の子なんだし、そんなことは考えなくていいんだ」

 

「……何さ……イジワル……」

 

「イジワルなのは、どっちの方だよ。まあ、すぐに仕事を終わらせるから、そこで待っててくれよ」

 

「……むうっ」

 

------------------------------------------------

 

「で?どうしたんだよ。急に、俺を連れ出して」

 

「さあ、どうしてでしょう。周りを見れば、わかると思うよ」

 

「周り……あぁ。そういえば、今日ってホワイトデーだったっけ」

 

「だったっけって……まさか、忘れてたの?」

 

「いや、そうじゃないんだ。チョコをもらったことはしっかりと覚えてるよ。もちろん、凛からもな」

 

「だけど、お返ししようにも、アイドルとの都合が合わなくてな。どうしようか悩んでたんだよ」

 

「悩んでた……?」

 

「うん。そこで、ちひろさんのご厚意で、経費でお返しを贈らさせてもらったんだ。日頃のお礼も兼ねてな」

 

「だから事務所の入り口に、たくさんお菓子が並んでただろ?それが、バレンタインのお返しだよ」

 

「……ふ〜ん……ということは、それぐらいみんなから、バレンタインにチョコをもらったんだ……」

 

「まあ、そうなるかな。わざわざ、手の込んだチョコをみんなからたくさんもらって、申し訳ないよ」

 

「……ま、何となくわかってたけどさ……ライバルが多いなあ……本当……」

 

「ん……?ライバル……?」

 

「こっちの話。でも、今は、私と二人っきりだしさ……たっぷりと「お返し」をしてもらうんだから……//」

 

「あ、あぁ……一応、凛からもチョコをもらったしな。でも、一つ聞いていいか?」

 

「どうしたの?」

 

「……チョコをもらえたのは嬉しいんだけど……何で「俺の家の」冷蔵庫に入ってたんだ……?」

 

「そんなこと、どうでもいいじゃん。とにかく、今日はホワイトデーなんだし、私に付き合ってもらうからね」

 

「……あらっ♪プロデューサーさんと、凛ちゃんじゃないですか♪」

 

------------------------------------------------

 

「ん……?あっ、楓さんじゃないですか。こんにちは」

 

「こんにちは♪お二人で、何をしてるんですか?」

 

「えぇ。ちょっと、凛の付き添いをしてるんですよ」

 

「むっ……」

 

「つまり「今度は」凛ちゃんと、ホワイトデーにデートということですか♪いいですね♪」

 

「そんな大層なことじゃないですよ。なっ?凛」

 

「……そうですね……私たちはただ「付き合ってるだけ」なので……」

 

「あらあら♪とても、お似合いのカップルですね♪ところで、プロデューサーさん」

 

「はい。何でしょう」

 

「事務所に並べてあった、クッキーの袋を、お一ついただきました♪とても、美味しかったですよ♪」

 

「いえいえ。俺の方こそ、楓さんからチョコをもらいましたので、ほんのお気持ちです」

 

「でも……確かに、嬉しかったですけど……もう一つ……「特別」なものが……欲しいですねぇ〜……」チラッ

 

「ははっ、そうですね。では今度、一緒にお食事なんかどうですか?」

 

「うふふっ♪それもいいですけどぉ……前に「約束」したものが、欲しいですっ♪なんて♪」

 

「はい……?約束、ですか……?」

 

「えぇ♪この前、プロデューサーさんがくれるって、言ってくれたじゃないですか♪「婚約指輪」をっ……♪」

 

「……っ!」

 

------------------------------------------------

 

「……えっと……お言葉ですが……俺、いつそんな約束を、楓さんとしましたっけ……?」

 

「えっ……プロデューサーさん……もう、忘れちゃったんですか……?ひどいっ……」

 

「ちょっ……か、楓さんっ!?」

 

「私……あの時……すごく、嬉しかったんですよ……?プロデューサさんから、アプローチをしてくれて……」

 

「……それなのに……こんなに、綺麗さっぱり忘れてるだなんて……あんまりですっ……クスン……」

 

「い、いや……その……あの……す、すみません!そんなに大切なことを、忘れてただなんて……」

 

「……では……バレンタインに、言ってくれたってことに……してくれますかっ……?」

 

「そうですね……俺……楓さんに、改めて……ん?」

 

「……」ジー

 

「……って!「言ってくれたことに」って何ですか!俺の記憶を勝手に、捏造しないでくださいよ!」

 

「あんっ、バレてしまいましたか〜。あと、もう少しでしたのに〜……ざ〜んねん……」

 

「全く……!チョコは嬉しかったですけど、アイドルなんですから、そういうことはまだ、お預けですっ!//」

 

「エェ〜。では、今からぁ、約束をしちゃいますかぁ〜?」チラッ

 

「……むっ」

 

「また、そういうことを……いいですか?凛も見てるんですから、程々にしないと……」

 

「……ダメです……」

 

「えっ?凛……?」

 

「……ぷ、プロデューサーには、私がいるんです!だから、ダメですっ!」ギュッ

 

「まあ……凛ちゃんってば……大胆ですねっ……♪」

 

「ちょっ……お、おい!どうしたんだよ!凛っ!?」

 

「確かに……私たちは、アイドルです……ですけど……私だって、いずれは……ゆ、指輪が欲しいですっ!//」

 

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「あらっ♪凛ちゃんと「お揃い」だなんて……嬉しいですっ……うふふ……♪」

 

「……あ、あの……お二人さん……?何だか……話が、飛躍しすぎてませんか……?」

 

「いえいえ♪あくまで「架空」のお話ですので♪ねっ、凛ちゃん♪」

 

「……そうかも、しれませんね……」

 

「えっと……とにかく、二人はアイドルなんだから……頼むぞ……?」

 

「はいっ♪頑張ります♪さて「デート」の邪魔をしては悪いですので、そろそろ失礼しますね♪」

 

「え?えっ、えぇ……では、また会いましょう……」

 

「これからも、私のプロデュースをよろしくお願いしますね♪」

 

「……それと……凛ちゃんも、これからもお互いに「切磋琢磨」していきましょう……♪ではっ……♪」

 

「……ふぅ……何とかおわった……おい、凛。急に、どうしたんだよ……」

 

「……だって……あのままだと、プロデューサーが楓さんのところに、行っちゃうと思ったんだもん……」

 

「行っちゃうって……あのなぁ、真に受けるなって。凛も、楓さんが冗談好きなのは、知ってるだろ?」

 

「それは……そうだけど……」

 

「あれは、楓さんなりのジョークだと思うぞ?……正直……たまに、どうかと思う時はあるけど……//」

 

「むぅっ……何さ……何だか、満更でもなさそうじゃん……」

 

「なっ……!そ、そんなことはないぞっ!なんせ、楓さんはアイドルだからなっ!」

 

「……ふ〜ん……」

 

「でも、いくら大人のお姉さんで、ジョークが好きでも、少しは控えて欲しいものだなっ!あ、あはは……//」

 

「……プロデューサーは、何も分かってないよ……」

 

------------------------------------------------

 

「そ、それよりさ!どこか、行きたいところがあるんだろっ!?さっそく、行ってみようぜ……」

 

ドンッ!

 

「きゃっ……!」

 

「あっ……!す、すみませんっ!大丈夫ですか!?」

 

「い、いえ……こちらこそ、すみません……つい、よそ見をしてしまって……」

 

「いえいえ、そんな……とりあえず、僕の手をお貸ししますよ」

 

「あっ、ありがとうございます……本当にすみません……どう、お詫びをしてよいやら……」

 

「気にしないでください。むしろ、僕の方こそ、よそ見をしていましたので……」

 

「……でも……それでは……」

 

「いえ、本当に大丈夫ですよ……お姉さんが無事なら、それで……」

 

「……」ウルウル

 

「……っ!」

 

(うぐっ……か、かわいいっ……!//)

 

「……?」

 

「……ちょっと……プロデューサー……?」

 

「はっ……ご、ごめんなさいっ!どこか、お怪我はないですか!?」

 

「えっと……大丈夫です……あの……お兄さんの方は、大丈夫ですか……?」

 

「僕も、大丈夫です。よかった、お姉さんに怪我がなくて」

 

「……そうですか……それは……何よりですっ……//」ジー

 

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「……あ、あの……俺の顔に、何か……ついてますか……?」

 

「ふあっ……す、すみませんっ!その……少し「似ていたので」つい……//」

 

ハ~ピ~リ~リ~♪ハシッテイク♪ムネノイタミハ〜♪

 

「ん?……あっ……いけない……プロデューサーさんが待ってるから、行かないと……」

 

「えっ……「プロデューサーさん」……?」

 

「では、そろそろ、失礼させてもらいますね。助けていただき、ありがとうございました♪ではっ♪」

 

「あっ、はい……お気をつけて……」

 

「……ファイトッ、千雪……今日はホワイトデーなんだし、たくさん「甘い」お返しをもらわなきゃ……」

 

「……私……何だか、すごい……期待しちゃってるみたい……ふふっ……♪」

 

「……あのお姉さん……俺のことを「似てる」って言ってたよな?どういうことなんだろ……」

 

(でも……何だか、美人で……かわいかったな……)

 

(おっとりとして、清楚な雰囲気……大人の色気を感じる、潤んだ瞳や、やわらかい笑顔……そして……)

 

タプンッ♪

 

(……って……ダメだダメだ!出会ったばかりのお姉さんで、そんなことを考えちゃっ……!//)

 

ギュッ

 

「あだっ……!……はっ……!」

 

「むぅ〜……」

 

------------------------------------------------

 

「あ、あの……凛さん……?もしかして……怒ってます……?」

 

「うん、怒ってる」

 

「何かしたのなら謝るからさ……許してくれよ……なっ……?」

 

「やだ、許さない」

 

「おいおい……困ったな……」

 

「……何さ、私がいるのに……また、デレデレしちゃって……」

 

「な、何だよ、デレデレって!変な言い方をするなっ!//」

 

「ウソ。さっき、助けたお姉さんの手を取った時に、顔を真っ赤にしてデレデレしてた」

 

「なっ……!い、いや……そんなことは……//」

 

「全くもう……私の目の前で、あんなに見つめあっちゃって……しかも、初対面のお姉さんと……」

 

「……本当……油断も隙もないんだから……バカ……」

 

「と、とりあえずさっ!あそこで、トルネードポテトでも食べないか!?結構、気に入ってただろっ!?」

 

「今は、そんな気分じゃないからパス。食べ物で釣ろうったって、そうはいかないよ」

 

「ぐっ……なあ、頼むよ……凛のためなら、何でもするからさ……」

 

「……ふ〜ん「何でも」ねぇ……。じゃあ今から、クイズを何問か出すから、全部答えれたら、許してあげる」

 

「クイズ……?」

 

「うん。じゃあ、一問目。私とプロデューサーが初めてあった時の、私の第一声は何だったでしょう?」

 

「えっと……「ちょっと……前が、邪魔なんですけど……何か?」か?」

 

------------------------------------------------

 

「正解。じゃあ、二問目。そんな私が、アイドルになるのを承諾した理由は。何でしょうか?」

 

「そうだな……凛のやりたい「何か」を、見つけるため……?」

 

「うん、正解。じゃあ、次がラストね。それで、私は見事に「アイドルデビュー」を果たしました」

 

「……さあ「アイドル」として、改めてプロデューサーと顔合わせをした時に、私は何て、言ったでしょうか」

 

「……「ふーん、アンタが私のプロデューサー?……まあ、悪くないかな……」か……?」

 

「ふふっ……♪全問正解……♪流石は、プロデューサーだね。全部……覚えててくれたんだ……//」

 

「当たり前だろ。俺と凛が、初めて出会った思い出だ。忘れるはずがないよ」

 

「そっか……♪じゃあ、許してあげる……♪ねぇ、プロデューサー……あの時は、ごめんね……」

 

「ん?あの時って……?」

 

「ほら……初めて出会った時に、プロデューサーに冷たい反応をしちゃったでしょ……?」

 

「あぁ、そういうことか。気にするなって。あの時は、お互いに初対面だったし、しょうがないさ」

 

「アイドルのスカウトって聞いた時は、初めは驚いたよ。この私がアイドル?何かの冗談でしょって」

 

「でも……実を言うと、少し、興味を持ち始めたんだ。やってみたいってね」

 

「確かに、ステージで歌って踊る仕事だし、ハンパな覚悟じゃ務まらないと思ってたのも、事実なの」

 

「だけど……何となく「この人」とならやっていける、私の「何か」を見つけてくれる。そう思ったんだ」

 

「凛……」

 

「……まだ、どういう人かわからなかったから、最初は正直、警戒してたけど……」

 

「でも……一緒に行動していくうちに、わかったんだ。この人は優しくて、真面目で、そして……」

 

ギュッ

 

「……素敵な人なんだって……それに……今は、その……私の「大切な」パートナーだし……えへへ……//」

 

「そ、そうか……それは嬉しいな……じゃあ、とりあえず、一旦離れ……」

 

「それはダメ。何でもしてくれるって言ったじゃん♪だから、私がいいって言うまで、離れちゃダメ♪」

 

「くっ……//」

 

「さて、思い出話もこれくらいにして……行きたいところがあるんだ。ついて来てよ」

 

「……あぁ……わかったよ。どこにでも、ついていきますよ。凛姫様」

 

------------------------------------------------

 

「……」

 

コンコン

 

「お待たせ、入るね」

 

「あっ……いえ、お構いなく……」

 

「ふふっ、何さ。そんなに緊張しちゃって」

 

「いや……行きたいところがあるって聞いたから、どこに行くのかと思ったら……」

 

「……まさか……凛の部屋だったとは……//」

 

「いいじゃん♪初々しいカップルみたいで♪お家デートってのもいいでしょ?……誰にも邪魔をされないしっ♪」

 

「カップルって……あのなあ……一応言っておくけど、俺も男なんだからな……?わかってるのか……?」

 

「わかってるよ。で……?卯月とは、お正月はどうだったの?」

 

「ん?お正月……?まあ、お正月は、卯月の家で二人っきりで……はっ……!」

 

「……ふ〜〜ん……」

 

「ち、違うんだ!これは、卯月の親御さんに挨拶をしようと思って、少し、待機してただけで……//」

 

「じゃあ。私たちも問題ないよね「いずれ」ここが、第二の実家になるんだからっ♪」

 

「……ん?」

 

「ま、わかってたけど。卯月も、プロデューサーも、隠し事が下手だしね。じゃあ……」

 

ギューッ♪

 

「……卯月だけずるいから……私も「同じ」ことをしちゃうんだから……//」

 

「くっ……!」

 

「うふふ……♪二人っきりだなんて、久しぶりだね♪」

 

「あ、あぁ……そうだな……凛の部屋に入るのは、初めてだけどな……//」

 

------------------------------------------------

 

「んもう。私の部屋に、男の人を招いたのは、プロデューサーが初めてで、特別なことなんだよ……?」

 

「……そ、そうか……それは名誉なことだな……あはは……」

 

「今日は両親も、夜遅くまで帰ってこないし、ずっと、私と一緒にいてもらうからね♪ふふっ……♪」

 

「ということは……凛とずっと二人っきりってことか〜……嬉しいな〜……」

 

「ふふっ……ねぇ、プロデューサー。一つ、聞いていい……?」

 

「ん?どうした?」

 

「……これからも……「ずっと」私のプロデュースをするって、約束してくれる……?」

 

「……そんなの、当たり前だろ?俺がスカウトしたアイドルだ。凛の気の済むまで、させてらもうよ」

 

「そう……じゃあ、その言葉が本当なら……こっちを向いて……私を強く、抱きしめて……?」

 

「えっ、いや……それは……」

 

「……お願い……」

 

「……わかったよ。言葉に嘘はないって、証明しなきゃな。じゃあ……行くぞ……」

 

ギュッ

 

「あっ……//」

 

「「……//」」

 

「……どうだ……これでいいか……//」

 

「……うん、ありがとう。じゃあさ、実は、とっておきのプレゼントを用意してたの。受け取ってくれる?」

 

「えっ、プレゼント……?いや、前に凛からは、すでにチョコをもらっただろ?」

 

「ううん……とっても大切なものだから……是非、受け取って欲しいんだ……」

 

「そうか……?じゃあ……お言葉に甘えて……もらっていいか?」

 

「うん♪じゃあ、少し待っててね。すぐに用意するから♪」

 

------------------------------------------------

 

「……」

 

コンコン

 

「……お待たせ……入るね……♪」

 

「あぁ……って……はあっ!?り、凛っ……!?」

 

「どう……?……思い切って「ラッピング」しちゃった……♪」

 

「似合うって……お、お前……それっ……!//」

 

「すごく、恥ずかしいけど……プロデューサーに、私からの……プレゼントをあげるっ……♪//」

 

「……まさか、それ……「リボン」だけじゃ……ないよな……?」

 

「うふふ……さて、どうでしょう……♪じゃあ、隣に……失礼するねっ……♪」

 

「ば、バカっ!早く、着替えてこいって!どうして、そんな格好をっ……!//」

 

「ふふっ……とっても大切なプレゼント……そう……プロデューサーへの、プレゼントは……」

 

「……ありのままの……「私」……だよっ……♪//」

 

「……な、なあっ……これって、何かのドッキリとかで、誰かに、からかわれるとかじゃないよなっ!?」

 

「じゃあ……確かめてみる……?「ナマ」の感触をっ……♪」

 

「おいっ!リボンの紐をずらすなっ!そ、それに、近いって……!//」

 

「私は……こんな姿、誰にも……ううん。両親にすら、見せたことがないんだから……♪//」

 

「つまり……「心も体も」みんな、晒け出したのは……プロデューサーが、初めてだよっ……♪」

 

「な……ななっ……!//」

 

「何さ、あれだけ私を子供扱いしてたのに、顔が真っ赤じゃん♪やっぱり、プロデューサーも「男」なんだね♪」

 

「……さて、悪ふざけはこれぐらいにして……着替えて来いよ……なっ……?//」

 

「……悪ふざけなんかじゃない……」

 

------------------------------------------------

 

「えっ?」

 

「私の……プロデューサーに対しての想いは、本当だよ……」

 

「凛……」

 

「確かに、卯月や未央、そして、楓さんや他のアイドルのみんなは、大切な仲間だと思ってる」

 

「だけど……それと同時に、ライバルとも思ってる。だから……やるからには、トップを目指したいの」

 

「アイドル……そして「女の子」としてもっ……!だから……ねっ……♪」

 

「うわっ……!凛っ!?な、何で!俺のシャツのボタンを、外してるんだよっ!」

 

「このまま……私とプロデューサーだけの……温かくて、素敵な「ホワイトデー」を過ごそうよ……♪」

 

「なっ……!」

 

「うふふ……♪プロデューサーからは……クッキー以上に「大切なもの」を、もらっちゃうんだから……♪」

 

「……だから……まずは、私の……大切な「初めて」を……もらって……?」

 

「わ、わかった!凛の、アイドルや俺に対しての想いは、よくわかったから!これ以上はヤバいって!//」

 

「……ふふっ……♪ダ〜メ♪プロデューサーには、私の覚悟を、わかってもらわなきゃいけないんだから♪」

 

「ちょっ……顔が……近っ……!//」

 

「……改めて、近くで見ると……プロデューサーの瞳って、とても綺麗だね……素敵っ……♪」

 

「……り、凛……お前はっ……」

 

「今は……「プロデューサー」だけの、アイドルだよっ……♪だからさ……プロデューサーも……」

 

「……今だけは……私のことを……「一人の女の子」として、見て……?んっ……」

 

「……っ!」

 

「……」

 

チュッ……♪

 

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「……」

 

「……今回は……これで、お預けっ……♪うふふ……♪」

 

「……ん?」

 

「もうっ、今回は、ほっぺでお預けだよ♪」

 

「ほ、ほっぺって……はぁ〜……変な冗談は、やめてくれよ……凛は、女の子なんだぞ……?」

 

「わかってたよ。どうせ、プロデューサーのことだし、全力で私のことを、止めようとするよね」

 

「例え、アピールをしたり、リボンを外してってお願いしても、そんなことはしないって、最初からねっ♪」

 

「あのなぁ……ま、いいか。ツッコミどころが満載だけど、今はやめておいてやるよ」

 

「ふふっ♪じゃあ、いつもの服に、着替えてくるねっ♪残りの時間も、ずっと、二人っきりで過ごそうよ♪」

 

「……やっぱりさ……これ以上は俺も、恥ずかしいから……どこかに行かないか……?」

 

「ダ〜メ♪せっかく、水入らずで二人きりになれたんだし、今日は私の部屋にずっと、居てもらうから♪」

 

「……「何でも」って言ってくれたし……それに、両親にもせっかくだし、ご挨拶をして欲しいしね♪」

 

「……わかったよ。男に二言はないよ。煮るなり焼くなり、好きにしてくれ」

 

「ふふっ♪決まりだね♪……でも……えいっ♪」

 

ムニュッ♪

 

「……っ……!?」

 

「……私は……プロデューサーになら「いつでも」……いいからねっ……♪」

 

「なっ……また……!い、いいから、さっさと着替えて来いっ!//」

 

「はいはい♪そんなに顔を真っ赤にしちゃって……かわいいんだから……♪」

 

「全く……大人をからかうのも、いい加減にしろっつうの……しかし……」

 

「……頰にまだ「温もり」が残ってるような……くっ……本当、今日は、とんだホワイトデーだな……//」

 

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「……はぁ〜……ドキドキしたぁ……やっぱり、恥ずかしいな……この格好……//」

 

「いくら、私の家とはいえ……裸に、リボン一枚って……こんな格好は絶対に、両親には見せられないな……」

 

「でも……ま、いいか♪プロデューサーの前だけでしか、あんな格好はしないしっ……♪」

 

「……それに、私のことを……「意識」してくれたみたいだしねっ……ふふっ……♪」

 

「これで、少しは他のみんなより、一歩でも多く……「リード」が出来たかな……?」

 

「本当……今の私を見たら「あの時の」私は、何て言うんだろうな……」

 

「何をしたいのか、どうしたいのか、やりたいことは何なのか、何もわからなかった私」

 

「それが、今までも、そしてこれからも、これから先もずっと、続くものだと思っていた」

 

「……だけど……そんな私を、察してくれたかのように、突然現れた「あの人」……」

 

「正直、最初は戸惑いもあったけど……何となく初対面なのに、フィーリングを感じていたんだ」

 

「私の探してる「何か」を探してくれるんじゃないかってね、そんな淡い期待を抱いてたの」

 

「……でも……アイドルをしていくうちに、わかったんだ。その「何か」がね」

 

「その証拠に……「運命の日」から、今日のこの日まで、ずっと……頭から離れなくなって……」

 

「……ごめんね。卯月、未央……この想いはもう、止められないんだ……」

 

「考えれば考える程、気持ちが大きくなったり、切なくなって……心がとても、ときめいちゃうの……」

 

「許して欲しいとは言わない。二人も、同じ気持ちだろうしね。それに、最終的には「あの人」次第だし」

 

「でも、もう振り返らない。例え、どんなことが待ち構えてても、私は真っ直ぐ進むよ」

 

「……だから……これからも、私を見守ってね……いつか「辿り着ける」その日まで……ねっ♪」

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