Pチャンに構ってもらいたいシリーズ   作:篠崎レニア

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??シンデレラ 千川ちひろ

「……ふぅ〜。プロデューサーさん。そっちはどんな感じですか?」

 

「はい、後もう少しで片づきます。整理整頓も終えました」

 

「そうですか♪すみませんね、わざわざ早めに仕事を切り上げて、手伝ってもらってしまって」

 

「いえいえ、俺たちの事務所じゃないですか。新年を気持ちよく迎えるためにも、大掃除は欠かせませんよ」

 

「ふふっ……そうですね♪この事務所は、私たちやアイドルの子たちにとって、大切な事務所ですものね♪」

 

「えぇ。ですので、今年の汚れは今年中に落として、新年を気持ちよく一緒に迎えましょう」

 

「うふふ……はいっ♪では、私は最後に、衣装室の方のお掃除や整理をしてきますね♪」

 

「はい、よろしくお願いします。……さて……俺も、さっさと残りを片しちゃおっと」

 

「それにしても……アイドルたちには今年も、色々と活躍してもらったな」

 

「この思い出の品の数々を見てると、あの時のライブの空気感と熱量が頭に思い浮かんで来るな」

 

「ヒメ琴……ブレイベル……サンサンシン……パリラジオ……バラードレス……サケビースト」

 

「杏の堕落クッション……志希の実験道具……加蓮のメイク道具……莉嘉のプリコレクション」

 

「美嘉の赤と青のペアカップ……まゆが撮った俺の秘密の写真…………って!後半は私物ばかりじゃねえか!」

 

「全く……事務所は自分の家じゃないって、あれほどだな……ふぅ。本当、しょうがないな……」

 

「まあ、これらは改めて、アイドルたちに各自必要か否か聞くとして……整理はこれでほぼ終了だな」

 

「さて……こっちの整理は終わったし、ちひろさんの手伝いをしに行くか。確か、衣装室に行ったよな」

 

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カチャッ

 

「ちひろさ〜ん、整理の方はどんな感じですか?」

 

「……って……あれ?ちひろさんがいない……」

 

「おかしいな……。確か、ここに行くって聞いてたのに……他の場所に整理をしにいったのかな?」

 

「……よしっ。それじゃあ、俺が先に整理しておくか。その方が効率よく終わるしな」

 

「ふむ……見た感じ、衣装はほぼ整理をし終えてるっぽいな」

 

「じゃあ、次は並んでるロッカーを順に確認して行くか。一応、念のために」

 

「まずは……うん、綺麗に衣装が並んでるな」

 

「ここも……うん、次も……うん。その隣も……うん。特に問題はなさそうだ」

 

「さて、次のロッカーで最後だな。まあ、この調子なら開けるまでもなさそうだけど。ほいっと」

 

「……きゃっ……!?」

 

「……えっ……ち、ちひろさんっ……!?」

 

「「……」」

 

「あっ……ど、どうも…………ご無沙汰してます……//」

 

「えっと………一体、その格好は……」

 

「あの……すみません……。衣装室を整理してたら、コスプレ欲が湧いてしまって……」

 

「……居ても立っても居られなくて、つい……食指が動いてしまったんです……//」

 

「コスプレ欲……あぁ、確かちひろさんは、コスプレが趣味でしたよね」

 

「えぇ……。そして、足音が聞こえてきたので、慌ててロッカーに隠れてしまったということなんです……//」

 

「なるほど。それならよかったです。でも、突然いなくなったと思って心配したんですからね?」

 

「えへへ……心配をかけてごめんなさい♪次からは気を付けますねっ……♪」

 

「「……」」

 

(あれ?何だろう、この雰囲気……。何でこんなに、気まずいんだろ……)

 

(……そういえば、さっきは必死で気づかなかったけど……JK姿のちひろさんって……何だかいいな……)

 

(大人のお姉さんの制服って、こんなに……って!ダメだダメだ!俺ってば一体、何を考えてるんだ……!//)

 

(……何でしょう……この雰囲気……。何だか、甘くて危険な香りがするような気が……)

 

(こう……プロデューサーさんが、いつもより男らしく見えるというか……インモラルな雰囲気というか……)

 

((大人の男女……密室……二人っきり……何も起きないはずがなく……))

 

「「……//」」

 

「……と、とりあえずっ!後は衣装室だけですし、さっさと大掃除を終わらせてしまいましょうか!//」

 

「そっ、そうですね!では、私もすぐに着替えますので、二人で終わらせましょうっ!//」

 

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「ではっ♪プロデューサーさんっ♪せ〜のっで行きましょう♪せ〜のっ♪」

 

「「かんぱ〜い♪」」

 

カツンッ♪

 

「んく……ふぅ。ちひろさん、今年もお疲れ様でした」

 

「お疲れ様です♪今年も無事に終わりましたね♪」

 

「それしても、この「たるき亭」って言うんでしたっけ?いい雰囲気な居酒屋ですね」

 

「ふふっ♪そう思いますか?実は私もここ、結構お気に入りの居酒屋なんです♪」

 

「何だか、初めて来たのに懐かしいというか、実家に帰ってきたような安心感がありますね。不思議だなあ」

 

「ですよね♪……それにしても、こうして二人っきりで飲むのって久しぶりですね♪」

 

「えぇ。普段はこうして、二人きりになる機会ってそんなにないですもんね」

 

「そうですね〜。アイドルや「女の子」のことで、大忙しですものね〜。プロデューサーさんは〜」

 

「ははっ、ですね。今年もアイドルや仕事で大忙しで……って、あれ……?」

 

「うふふ……♪ですので、今日のこの大晦日は水入らずで、二人っきりの忘年会を楽しみましょうね♪」

 

「「……かんぱ〜いっ♪」」

 

「んく……んく……ふぅ。今年も無事に終わりましたね、小鳥さん」

 

「えぇ、そうですね♪今年も無事に「アイドル」の皆さんには活躍してもらえました♪」

 

(えっ……「アイドル」……?)

 

「ほらっ!プロデューサーさんっ!お姉ちゃんっ!乾杯しようよ♪乾杯っ♪」

 

「あぁ、そうだな」

 

「んもう……にちか〜?今晩だけは特別だからね〜?」

 

「わかってるってば〜♪じゃあ、ほら!二人ともグラスを持って!せ〜のっ!!」

 

「「「今年もお疲れ様でしたっ!かんぱ〜いっ♪」」」

 

「んくっ、んくっ……ぷは〜☆やっぱり、年末に飲む麦の飲み物は美味しいねぇ〜♪」

 

「そうね〜。まあ、にちかのは「麦風」のジュースだけどね〜」

 

「ああっ!お姉ちゃんってばKYだよ!K・Yっ!!気分が台無しだよ〜!」

 

「はいはい。にちかは「アイドルの卵」なんだから、そういう語弊を産むようなことは言わないの〜」

 

(…………「プロデューサー」……「アイドルの卵」……)

 

「うん……?どうかしましたか?ちひろさん」

 

「……うふふ……♪どうやら、今夜は「同業者」の方もたくさん来ているみたいですね……♪」

 

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「思えば、年末にこうして一緒にたるき亭で飲むのって、毎年恒例の俺たちのイベントになってますね」

 

「ふふっ、確かに♪大晦日に限らず、ここはもはや、私たちの憩いの場になっていますもんね♪」

 

「……それにしても……春香や千早を始め、うちの765プロのメンバーは立派に成長しましたね」

 

「そうですね♪成長を影ながら見守ってきた身としては、とても感慨深いものがありますね♪」

 

「って、何だか「夫婦」みたいな会話をしてますね。まあ、アイドルは俺たちの子供みたいなものですけど」

 

「えぇ♪まるで、アイドルの子たちの成長を見守る夫婦みたいで……ぴ、ぴよっ!?ふ、夫婦ですかっ!?」

 

「はい。俺と小鳥さんで育ててきた、大切なアイドルたちじゃないですか。実質、夫婦みたいなものですよ」

 

「……ですので……俺たち、そろそろ「本当の」夫婦になりませんか……?」

 

「ええっ!?また……そんなご冗談をっ……!…………きゃっ……!?」

 

「冗談なんかじゃありませんっ!俺と結婚してください!小鳥さんっ!!」

 

「ぴよっ……い、いきなり、そんな大きな声で言ったら、周りに聞こえてしまいますよぉ〜……//」

 

「構うものですか!俺、この大晦日のために用意してたんですっ!受け取ってくださいっ!」

 

「こっ……これはっ………指輪……ですか……?」

 

「はい。……小鳥さん……改めて言います……。俺と、新たな新年を「一緒に」迎えてくれませんか……?」

 

「……はいっ……♪では、末長くよろしくお願いしますっ……♪一緒に、新たな門出を迎えましょうね……♡」

 

「「「小鳥さん♪・小鳥お姉ちゃん♪ご結婚、おめでとうございます♪」」」

 

パチパチパチパチ♪

 

「……うふ、うふふ〜……♪みなさん……祝福……指輪っ……♪」

 

「何だか、楽しそうな夢を見ているな……。小鳥さ〜ん?こんなところで寝てたら、風邪を引きますよ〜?」

 

「……ふぅ、起きないな……。しょうがない。起きるまで、俺のスーツを羽織っておくか」

 

「まあ、年末は忙しかったし、小鳥さんも頑張ってくれてたしな。よっぽど疲れが溜まってたんだろう」

 

(……それにしても……惚けて寝てる小鳥さんって…………色気があるよな……)

 

(酔って顔が紅潮してて……寝息が妙に色っぽくて……何だかこう、日常生活感を醸し出してるというか……)

 

(プライベートな小鳥さん……ゴクリ……って!何を考えてるんだ俺はっ!俺こそ、目を覚まさないとっ!//)

 

「んく……んく……!……ふぅ、お冷を一気に飲んだら少しは目が覚めたな……いかんいかん……」

 

「でも……今年もお疲れ様、小鳥さん。来年も一緒に、二人三脚で頑張って行きましょうね」

 

「……プロデューサーさん……♡……zzz」

 

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「全くぅ、だから私は、にちかのアイドル入りは反対だったのよ〜?目が離せなくて危なっかしいし〜」

 

「も、もうっ……!お姉ちゃんは細かすぎっ!ちょっと間違えただけじゃん!!」

 

「そのちょっとが問題なの。アイドルが「麦の」飲み物だなんて……よくニュースとか見てるでしょ?」

 

「……っ……それは、そうだけどさぁ〜……」

 

「まあまあ。まだ日が浅いんですし、これから気をつけて行けばいいじゃないですか、な、にちか」

 

「ほ、ほらっ!プロデューサーさんもそう言ってるよ!だから、今のはノーカン!!」

 

「んもう……プロデューサーさんは甘いんですから……」

 

「それに、私だって「仕方なく」大晦日の掃除を手伝ってあげたんだから!それでおあいこにしてよ!ねっ!」

 

「……はいはい。ありがとうね〜、にちか〜。……あ、プロデューサーさん、もしよかったら注ぎますよ?」

 

「えっ?あっ、はい。ありがとうございます。では、はづきさんにも注ぎますね。グラス、失礼しますね」

 

「あっ……うふふ……♪ありがとうございますっ♪」

 

「むむっ……プロデューサーさん!お姉ちゃんだけじゃなくて、私にもジュースを入れて欲しいなあ〜っ!?」

 

「あぁ、わかったよ。少し待ってくれ、にちか」

 

「むぅ〜……それにしても……お姉ちゃんとプロデューサーさんって、随分と仲が良さそうだねぇ〜」

 

「えぇ〜、そう見える〜?ですって♪プロデューサーさ〜んっ♪」

 

「えっ……?いや、まあ……俺とはづきさんは仲がいい方だと思うぞ……?」

 

「仲がよすぎっ。全く、ここに来るまでだって何さ!見てるこっちが恥ずかしくなっちゃうよ!」

 

「手が悴むからっていって、手を繋ぎながら歩いたり……「温めて欲しい」だなんて平気で言ったり……」

 

「後は、ナチュラルにプロデューサーさんのコートを借りたり……だいたい、普段からだって……」

 

「……あぁ、もうっ!とにかく!そういうのウザいんですけど!二人のば〜かば〜か!あほまぬけ〜!!」

 

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「寒かったのは事実だし、別にいいじゃな〜い♪……むしろ……私はいつでも、いいんだけどなあ〜?」

 

「……こんな風に……「腕を組む」仲になっちゃったりとかっ……♡」

 

「なっ……!?」

 

「だっ、だからお姉ちゃんっ!そういうことは暑苦しいからやめてよっ!みっともないよっ!!」

 

「えぇ〜?だって、私は事務員だしぃ〜、アイドルじゃないから何も問題ないも〜んっ♡」

 

「お・お・あ・りっ!もうっ!プロデューサーさんだって、困っちゃってるじゃんっ!」

 

「えっ……そうなんですか……?……ごめんなさい……私ってば……迷惑をかけてしまって……」

 

「い、いえ!そんなっ!迷惑じゃないです!むしろ、嬉しかったですよっ!……あっ……//」

 

「……うふふ〜♪だってぇ〜?にちか〜♪」

 

「むぐぐ……い、いいもん!私だって、プロデューサーさんとこれがあるもんっ!」

 

「ん……?それは……キーホルダーかしら……?」

 

「うんっ♪この前ね、プロデューサーさんとゲーセンに行って取ったの♪しかも「お揃い」なんだよ♪」

 

「その他にも、プリを撮りに行ったり、カラオケに行ったり………毎日が、と〜っても大忙しなんだからっ♪」

 

「……ふ〜ん?プロデューサーさんってば、随分とにちかと仲良くなったんですねぇ〜?」

 

「あはは……。まあ、アイドルの勉強の一環として、にちかに色んな体験をさせたいと思いまして……」

 

「私が、中国やインドに修行をしに行ってる間に……む〜っ……いいなあ〜……」

 

「えへん!どう!お姉ちゃんっ!羨ましいでしょっ!」

 

「……私もぉ……たまにはプロデューサーさんから、素敵なご褒美が欲しいなあ〜?」チラッ

 

「えっ……?ご褒美……ですか……?」

 

「最近は二人で寛げる時間もなかったですしぃ、どこかに行ってみたいなあ〜」

 

「どこか…………えっと……では、年が明けて少ししたら、休暇を取って温泉旅行とかしてみますか……?」

 

「わぁ〜♪それは名案ですねっ♪では、社長に今度、スケジュール調整も兼ねて相談をしてみますね♪」

 

「あ”ぁ”〜っ!?お姉ちゃんだけずる〜いっ!私も温泉に行きたい〜っ!!」

 

「にちかはもう「たくさん」プロデューサーさんと遊んだんだからいいでしょ〜?今度は私の番よ〜?」

 

「うぐっ……そっ、それはっ……!だっ、だけどっ!とにかく私も行く〜っ!!」

 

「ふぅ……しょうがない子なんだから……。では、プロデューサーさん。にちかもご一緒していいですか?」

 

「はい。はづきさんがいいなら、俺は大丈夫ですよ」

 

「わ〜いっ♪やった〜♪絶対に約束だからねぇ〜♪」

 

「はいはい。じゃあまずは、計画を立てないとね。三人で考えましょう♪」

 

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「……クチュッ」

 

「大丈夫ですか?小鳥さん」

 

「あっ、はい……すみません……。せっかくの楽しいお酒の席だったのに、寝てしまって……」

 

「いえいえ、気にしないでください。あれだけ頑張ってもらってたんですから、無理もないですよ」

 

「……それに、小鳥さんの寝顔、すごいかわいかったですよ。ですので、むしろ役得ですね。なんて」

 

「ぴよっ……!?か、かわいいって……ううっ……恥ずかしいですっ……//」

 

「ははっ。とりあえず、夜は冷えますので、しばらくは俺のコートを羽織っててください」

 

「……ありがとうございます……。プロデューサーさんのコート……すごい暖かいですっ……//」

 

「それはよかった。風邪を引かれては困りますからね。小鳥さんは、俺の大切なパートナーなんですから」

 

「っ……パートナー……あっ、あの……!プロデューサーさんはこの後、何か予定とかありますか……?」

 

「俺ですか?いえ、特にないですよ。後は家に帰って、ゆっくりと新年を迎えるだけですかね」

 

「そうなんですか……えっと……も、もしよかったらですね……」

 

「……私の家で、一緒に楽しく……新年を迎えませんか……?……なんてっ……//」

 

「えっ、小鳥さんの家で……?いやいや、そんな。悪いですよ」

 

「いえいえっ!もしよかったら一緒に、新年を迎えれたらな〜と思ったんですが……どうですか……?」

 

「そうですか……?でも、急に女性の家に上がるのは……」

 

「……私っ……プロデューサーさんと一緒に……新年を楽しく迎えたいな……?」ウルッ

 

「っ……!……では……小鳥さんがよければ、その……お邪魔させていただいてもいいですか……?//」

 

「ふふっ……はいっ♪決まりですね♪二人の愛の巣……じゃなくて!さっそく私の家に行きましょう♪」

 

「温かいお雑煮や年越しそばとかもご用意しますので、一緒に年を越して、楽しい新年を迎えましょうね♡」

 

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「にちか〜?お〜いっ、起きてる〜?」

 

「……zzz」

 

「ダメですね。これは完全に寝てます」

 

「ふぅ……本当にもう……。年の瀬まで、世話が焼ける子なんだから……」

 

「ははっ。それでは、俺が事務所までにちかをおぶりますよ。にちか、失礼するぞ」

 

「すみませんね……。この子ってばいつも、プロデューサーさんにご迷惑ををかけてしまってて……」

 

「いえいえ。俺にとって、にちかは大切なアイドルですから。迷惑だなんてとんでもないです」

 

「これからどんな成長をしてくれるのか、どんなアイドルになってくれるのかが楽しみで仕方がないんです」

 

「ですから……俺と一緒に、これからもアイドルたちの成長を共に見守っていきましょう。はづきさん」

 

「プロデューサーさん……そうですね。新年を迎えても、そしてこれからも「末長く」よろしくお願いします」

 

「手のかかるこの子も、そして、アイドルの子たちが輝き続けていけるように、一緒に頑張りましょう」

 

「えぇ。お願いします、はづきさん」

 

「……ところで……私たち……周りから見たら、どういう風に見えると思います……?」

 

「えっ……突然、どうしたんですか?」

 

「うふふ……何となく聞いてみたくなっただけです♪どう思いますか?」

 

「う〜ん……強いて言うなら、仲の良い同僚とかですかね……?あっ、でも……にちかをおぶってるし……」

 

「……まあ、夜遅くまで遊んでた悪い子供を迎えに来た、親戚や兄妹とかですかね……?」

 

「ふふっ……♪んもう、何ですかそれ〜、設定が凝りすぎですよぉ〜。……ダメですよっ……」

 

「……こういう時は……「夫婦」に見えるって言わないとっ……♡」

 

ムギュッ♪

 

「ちょっ……は、はづきさんっ……?」

 

「「事務員特権」を使って、今はプロデューサーさんを独り占めしちゃいます♪少し、冷えてきましたので♡」

 

「この体勢のまま、事務所に戻りましょう♪戻ったら甘くて美味しい、温かい甘酒を作りますね♪」

 

「ですので、温かい甘酒を飲みながら、改めて三人で一緒に新年を迎えましょう〜♪」

 

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「ううっ……やっぱり外は、結構冷えるなあ〜……」

 

「年末のつんざくような冷気……夜の寒空……ちひろさんは大丈夫ですか……?」

 

「……はぁ〜い♪らいじょうぶれす♪気分はさいっこ〜に「うぃっしゅゆ〜はぴね〜す」ですよ〜っ♡」

 

「大丈夫……ではなさそうですね……。会話をしてる最中にも、かなり酒が進んでたし……」

 

「あのちひろさんが……こんなに……ふぅ。じゃあ、ちひろさん。まずは一旦、どこかで落ち着きましょうか」

 

「……そうですねぇ……じゃあ、プロデューサーさぁん……?せっかくの大晦日ですし……お姉さんがぁ……」

 

ムニュッ……♡

 

「……っ!?」

 

「……あそこの素敵な「お城」で……今年最後の、素敵な「ログインボーナス」をあげちゃいますよっ……♡」

 

「ログインボーナス……?ていうか、ち、ちひろさんっ!何で、俺に抱きついて来てるんですかっ!?//」

 

「うふふ……プロデューサーさんの胸って……逞しくてあったかぁ〜いっ……♡」

 

「くっ……!とっ、とにかく!どこかで少し落ち着きましょうよ!ねっ!?」

 

「そうですねぇ〜……。じゃあ……あっちの、綺麗なピンクのネオンのところで休みましょう〜……♪」

 

「あぁ……あそこの、路地裏の……って!ですから!そっちもまずいですって!!//」

 

「……プロデューサーさんは……私のことが嫌いなんですか……?」

 

「いや……そんなことは……。むしろ、ちひろさんって結構……じゃなくて!」

 

「うふふ……♡私は、アイドルではないですしぃ……ナニも問題ないじゃないですかっ……♡」

 

「事務員とプロデューサー……ずっと「一心同体」で仕事をしてきた仲ですし……ねっ……♡」

 

「ちょっ……少し、落ち着いて…………ん?」

 

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「……うぅ〜♪うまぴょい♡うまぴょいっ♡」

 

「あの……たづなさん……?少し、飲みすぎたんじゃないですか……?」

 

「えぇ〜?そんなことないれすよぉ〜♪トレーナーさぁ〜ん♪」

 

「完全に出来上がってますね……。全く、年末だからって……はしゃぎすぎですよ?」

 

「むっ……10戦10勝の無敗かつ、クラシック二冠を制したこの私にぃ〜、そんなことを言うんれすかぁ〜?」

 

「また始まったよ……。はいはい、たづなさんはすごいですねぇ〜。ですので、まずはいい子にしましょうね」

 

「……またそうやって、適当に流して…………いいもん……。こうなったら………えいっ!」

 

ムギュッ♡

 

「ちょっ……た、たづなさん!?いきなり、何をっ……!//」

 

「信じてくれるまでぇ、ぜ〜ったいにトレーナーさんから離れないんですからぁ〜♡逃がしませんよ〜♡」

 

「……それともぉ、今から私と「うまぴょい」をしに行きますか〜?あそこに素敵なお城がありますしぃ〜♡」

 

「な、何を言ってるんですか!?いつものたづなさんじゃないですよ!?」

 

「せっかくの大晦日なんですしぃ、二人で素敵な思い出を来年に持っていきましょうよっ……ねっ……♡」

 

「……えっと……とりあえず一旦、落ち着きましょう。少し夜風で涼めば、酔いも覚めるはずです」

 

「……ふ〜んだ。私、知ってるんですよぉ〜?桐生院さんや他の子ばかり……ずるいですっ」

 

「えっ?桐生院さん……?他の子……?何のことです?」

 

「私ぃ、知ってるんですよぉ〜?ご褒美に「二人っきり」で「うまぴょい」温泉旅行をしたって〜」

 

「なっ!へ、変なことを言わないでください!桐生院さんやあの子とは、普通に温泉を楽しんだだけです!//」

 

「ふ〜ん……へぇ〜……いいなあ〜。それはそれは、楽しそうで何よりですぅ〜」

 

「でもぉ……私も……たまには「二人っきりで」……堪能したいなあ〜……?」チラッ

 

「……ふぅ……わかりましたよ。では、年が明けて少ししたら、休暇をとって温泉に行きましょうか」

 

「わ〜いっ♪……ふふっ……今の言葉、忘れませんからねぇ〜……?」

 

「はいはい。ですので、とりあえず変なことを言ってないで一旦、学園の寮に戻りますよ」

 

「うふふ……はぁ〜いっ……♪……あのっ……トレーナーさぁん……?」

 

「何です?」

 

「……来年も……これからもずっと……末長く、よろしくお願いしますね……♡」

 

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「……あそこのお兄さんとお姉さんも……どこもみんな、同じように苦労してるんだな……」

 

「まあ、年末だし……わからないでもないが……さて、俺もどうしたものやら……」

 

「むぅ〜、だいたいですねっ……プロデューサーさんは、アイドルの子ばかり見すぎなんですっ」

 

「いつもデレデレしちゃってっ……気がついたら誰かと一緒にいて……あきらかに「乙女な目」で見てて……」

 

「……私だって……プロデューサーさんのことが……プロデューサーさんの……ことが…………」

 

「…………き……なのに……」

 

「……あれ……?お〜いっ、ちひろさ〜んっ?」

 

「……zzz」

 

「もしかして、今度は寝ちゃったのか……?本当にどうしちゃったんだよ……しかも、こんなところで……」

 

「あのちひろさんが……こんなに無造作に……。ふぅ……とりあえず、一旦体勢を立て直して……」

 

ムチッ……♡

 

「……っ……!せ、制服が少しはだけてるっ……!……この状況……色んな意味で危険すぎるっ……!//」

 

(ピンクのネオン……お城……はだけた事務員のお姉さん……ダメだっ!これ以上考えるなっ……俺っ……!)

 

「う〜む……夜も遅いし……こんな状態のちひろさんを放っておくわけにもいかないし……」

 

「かといって、介抱するにも微妙に事務所への距離は遠いし……こうなったら……」

 

「……ふぅ……しょうがない……。そこら辺で、タクシーでも捕まえるか……」

 

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「では、気をつけて降りてくださいね。本日はご利用をありがとうございました」

 

「ありがとうございました。よし、ちひろさん。降ろしますよ」

 

「……zzz」

 

「さて、俺の家の前についたな。ここなら安全だし、ちひろさんをゆっくりと寝かせてあげられるからな」

 

「別に、アイドルを連れて帰ってるわけでもないから、特に問題ないだろうし」

 

「それにしても……どうしよう……。お〜い、ちひろさ〜ん?」

 

「……まだ熟睡してるな……ふぅ……いくら年の瀬だからといって、こんなになるまで飲んで……」

 

「そして、普段のちひろさんとは思えない無防備な寝顔を……全く……俺だって男なんだぞ……?」

 

「俺以外の男だったら……ちひろさんみたいな綺麗な女性に、こんなに寄りかかられたら……ゴクリ……」

 

「……って!何を考えてるんだ、俺!とりあえず!まずは、俺の部屋まで連れて行くか……」

 

「よしっ……じゃあ、ちひろさん。少し、失礼しますね」

 

「……んっ……」

 

「よっと……ふぅ。さてと、さっそく連れて行きますかね。それにしても……」

 

「酔って寝てる女性に、お姫様抱っこをしながら階段を上がり、部屋に連れていこうとしてる一人の男……」

 

「……アイドルどころか、普通の人に見られたら絶対に誤解されるよな……この状態……」

 

「……早く連れていこっと……新年早々、早苗さんにお説教されるのはごめんだからな……」

 

「プロデューサーさん……zzz」

 

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「……これでよしと。じゃあ、ちひろさ〜ん?少し、俺のベッドに寝かせますよっと」

 

「……zzz」

 

「ふぅ……ま、こんなもんだろ。後は起きるのを待つだけだな」

 

「全く、普段はそんな飲まないのに、何であんなに酔うまで飲んで……大晦日だしわからんでもないけど……」

 

「……」

 

「それにしても……こうして改めて見ると……ちひろさんって…………」

 

(……すごい、綺麗だよな……。アイドルじゃないのがもったいないぐらいに……)

 

(少しはだけた服……艶かしい光沢を放つ……黒タイツのふともも……)

 

(整った顔に……そ、そして…………意外と……あるんだよな……ゴクリ……)

 

事務員とプロデューサー……ずっと「一心同体」で仕事をしてきた仲ですし……ねっ……♡

 

「……こんなにあられもない姿を、男の前で晒して……油断しすぎだろ……」

 

「さっきだって、あんな無防備な姿を曝け出して……他の男だったらどうなると思ってるんですか……」

 

「俺だって、これでも健全な男子で……ちひろさんは魅力的な女性なんですからね……?」

 

「……」

 

「……んっ……」

 

「……っ!?ち、ちひろさんっ!?」

 

「……んん……?えっと……ここは……?」

 

「あっ……えっとですね……ここは、俺の家の部屋ですよ。ちひろさんをここまで連れてきたんです」

 

「俺の……っ……!?も、もしかして……ぷっ、プロデューサーさんの部屋っ!?//」

 

「ちょっ、ま、待ってください!変な誤解をしないでくださいっ!俺はただ、介抱をしただけです!//」

 

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「介抱……ですか……?」

 

「えぇ。あの飲んだ後に、ちひろさんが酔っ払って寝てしまったんです」

 

「ですので、あの場所から一番近かった、俺の家に連れてきたってわけなんです」

 

「やだ……通りで途中から、記憶が曖昧になってると思ったら……すみません、ご迷惑をおかけしまして……」

 

「気にしないでください。むしろ、役得……ではなく!普段は見れない、ちひろさんの一面を見れましたから」

 

「普段はって……私は一体、何をしてっ……」

 

「……えっと……何と言われれば、少し困るんですが……一例としてはですね……」

 

「わ、わわっ!やっぱり言わないでください!何だかその……嫌な予感がしましたので……//」

 

「そ、そうですか!でも、大したことはなかったですよ!少し「大胆」なだけでしたのでっ!」

 

「っ……大胆……」

 

「これ以上は、俺の心の中にしまっておきます。俺だけが知ってる大切な思い出にしておきますよ」

 

「……あの……プロデューサーさん……?少し、私の隣に来てもらってもいいですか……?」

 

「えっ……隣ですか……?え、えぇ……こうですか?」

 

「はいっ♪ありがとうございますっ♪では……えいっ♪」

 

「なっ……ちょっ……ち、ちひろさんっ!?どうしたんですか……?急に、俺の胸に飛び込んで来て……//」

 

「一度、こうしてみたかったんですっ♡私だって「悩み多き」女性なんですよっ♡」

 

「……あの……もしかして、まだ酔っちゃってたりとかしてます……?」

 

「むっ……そういうことを言っちゃうんですかぁ〜?……本当にもうっ……しょうがないですねぇ〜……」

 

「……では……今から、証明してみますか……?」

 

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「証明……ですか……?」

 

「このまま……プロデューサーさんに近づいちゃったら……どうなると思います……?」

 

「えっ……?いや、まあ……そりゃ……ん?」

 

「では……今から試してみましょうか……♡今は「オトナ」の男女が二人っきりなんですしっ……♡」

 

(くっ……な、何だろう……今のちひろさん……何だかいつもより、すごい艶やかで色っぽく感じるっ……)

 

「もう……介抱してくれたとはいえ、誰にも見せたことがない私の無防備な寝顔や痴態を見たんですから……」

 

「……「責任」を……取ってもらいますからねっ……♡//」

 

「っ……ちょっ……ちひろさん……近っ……!//」

 

(お互いの吐息を感じるほどの距離……俺、いいのか……?ちひろさんと、年の瀬にこんなことをして……)

 

「うふふ……♡プロデューサーさんの目って……と〜っても綺麗なんですね……♡」

 

「何だか……このまま……吸い込まれてしまいそうですっ……♡」

 

(彼女の目を見れば見るほど、胸の鼓動が高まる……この不思議な感覚は一体……)

 

トクントクン……。

 

(……あぁ……そうか。俺……実は、こんなにもちひろさんのことが……)

 

「……プロデューサーさんっ……んっ……」

 

ゴーン……ゴーン……。

 

「「……っ!?」」

 

「……この音は……もしかして……除夜の鐘……?」

 

「……ということは……私たち、新年を迎えてしまったってことですか……?」

 

「「…………ぷっ……あははっ♪」」

 

「何だか俺たちらしいですね。こうして二人で、いつの間にか新年を迎えるって」

 

「うふふ……ですねっ♪毎年、一緒に新年を迎えてるのに、何だか今年は新鮮な迎え方をしましたね♪」

 

「……あの……ちひろさん。明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いしますね」

 

「えぇ♪明けましておめでとうございますっ♪今年もよろしくお願いしますっ♪」

 

「……では……お姉さんが「お年玉」をあげますね♡……えいっ……♡」

 

チュッ……♡

 

「なっ……!?//」

 

「……ふふっ……「今は」頬にさせてもらいました♪本当は、いい雰囲気のまま迎えたかったんですけど……」

 

「……もっともっと、お互いを深めあって……「末長い」関係になったら、もっと……ねっ……♡」

 

「「……//」」

 

「……さて、プロデューサーさん。新年も迎えたことですし、これから初詣に行きませんか?」

 

「えっ……?あっ、そ、そうですね。では、行きましょうか」

 

「決まりですね♪ではまず、事務所に一旦戻って、初詣の参拝の準備をしましょうっ♪」

 

------------------------------------------------

 

「ふふっ……♪今年も雲一つない、気持ちいいぐらいの快晴ですね〜♪」

 

「えぇ。とても縁起がいいですね。でもやっぱり、年明けの初詣は結構混んでますね」

 

「そうですね♪あと少しで私たちの番が来ると思いますので、その間、何かお話をしてましょう♪」

 

「おっ、いいですね。ところで……ちひろさんのその晴れ着姿、とてもお似合いですよ」

 

「ありがとうございます♪プロデューサーさんの私服姿も、とても素敵です♪普段がスーツだから新鮮ですね♪」

 

「……何だか、お互いに新鮮な姿で……私たちって「初々しいカップル」みたいだと思いませんか……?//」

 

「えっ……そ、それは……」

 

「「……//」」

 

「……うふふ♡プロデューサーさんのお部屋で「初めて」を迎えたんですから……責任をとってくださいね♡」

 

「ちょっ……!へ、変なことを言わないでください!だいたい、俺はただ、ちひろさんが心配でですね……//」

 

「皆まで言わなくてもわかってますよ♪それに、信頼してる人の前じゃないと、あんな飲み方はしませんっ♪」

 

「信頼してくれるのは嬉しいですけど、程々にお願いしますよ?ちひろさんも女性なんですから」

 

「ふふっ……♪では、そんな危い私を、いつまでもそばで見守ってくださいね……♪……ん?」

 

「ねぇ、佳凛さんは何をお願いしたの?」

 

「うふふ……♪私は「素敵な仲間が増えますように」ってお願いをしました♪ユウキくんは?」

 

「そうだね。僕は、これからもみんなと一緒に、楽しく平和に過ごせるようにってお願いをしたよ」

 

「……後……佳凛さんとも過ごせるようにね」

 

「そうですか♪それは素敵なお願い事で……えっ……私も、ですか……?」

 

「うん。今年も……ううん、これからも僕なりに、佳凛さんに尽くさせてもらうよ。だからよろしくね」

 

「ユウキくん……そんなことを言っていいんですか?私、頼れる人にはとことん頼っちゃいますよ?」

 

「望むところさ。佳凛さんの「一番」になれるように頑張るよ」

 

「っ……またそういうことを……そんなことを言ってるから「彼女たち」に誤解をされちゃうんですよ……?」

 

「えっ……?」

 

「何でもありませんっ、こっちの話ですっ。……うふふ……では……えいっ♪」

 

「うわっ……!佳凛さん……?」

 

「さっそく、頼っちゃいますねっ♪新年の「一番」は私がいただいちゃいます♪腕、失礼しますね♪」

 

「……ふふっ……今年も……ううん、これからも末永くよろしくお願いしますっ♡……ユウキくんっ……♡」

 

(おぉ……。目の前の男の子とお姉さん……随分と新年早々からお熱いですねぇ……)

 

(いいなあ〜……私も、あんな風に堂々とプロデューサーさんに…………よしっ♪)

 

「あっ、プロデューサーさん。私たちの番みたいですよ♪さっそく、お賽銭箱に「五円玉」を入れましょう♪」

 

「おっ、そうみたいですね。では、一緒にお祈りしましょうか」

 

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「ふぅ。何とか今年も無事に、初詣を終えれましたね」

 

「そうですね♪ところで、プロデューサーさんは何をお願いしたんですか?」

 

「俺は「アイドルたちや事務所の安全祈願」をしました。今年も立派に、活躍し続けて欲しいので」

 

「あっ、私と全く同じですね♪私も、みなさんの安全祈願をさせてもらいました♪」

 

「ははっ、偶然ですね。まさかちひろさんと、全く俺と同じお願いごとをしてただなんて」

 

「どうやら考えていたことは同じだったみたいですね♪流石はプロデューサーさんですっ♪」

 

「……でも……私はもう一つだけ「大切な」お願い事をしちゃいましたっ……♪」

 

「えっ、もう一つ?何をお願いしたんですか?」

 

「ふふっ……知りたいですか〜?……ダメですっ。教えてあげませ〜ん」

 

「えぇ〜。そこまで言われたら気になるじゃないですか、教えてくださいよ〜」

 

「こ〜らっ、女性の大切なお願いをそんなに詮索するものじゃないですよ〜♪……えいっ♪」

 

ムギュッ♡

 

「うわっ……!?ちょっ……と、突然どうしたんですかっ……!?俺の腕に抱きついて……!//」

 

「えへへ〜♪なんとなくしてみたくなったんですっ♪プロデューサーさんは、目が離せませんから♪」

 

「で・す・の・で♪「事務員特権」を使わさせてもらいます♪今だけは、私だけで独り占めですっ♡」

 

「……ちひろさん……新年からさっそく、色々と大胆ですね……あはは……//」

 

「これからも……いえ「末長く」こうして二人三脚で、お互いに支え合ってお仕事を頑張りましょう♪」

 

「……2022年も……希望にあふれるアイドル達の夢、一緒に応援しましょうね!プロデューサーさんっ♪」


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