Pチャンに構ってもらいたいシリーズ   作:篠崎レニア

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巫女シンデレラ 道明寺歌鈴

さあ成敗いたす 世の不届き者

 

あゝ道を示し 手を差し伸べて

 

人情にあつく 一閃貫く意志

 

真・変化の術 耀う舞台へ

 

いざ行かん 花吹雪

 

なれば覚悟はよいか

 

天地人、勝負あり

 

私を呼ぶのなら何処へでも参ろう

 

参上 お助けしましょう。変幻自在 技の書

 

背水 魅せてあげましょう。忍びの意地を

 

「「「……せ〜のっ!!」」」

 

「義勇!!」

 

「任侠!!」

 

「はっ、はにゃふぶき……!」

 

「おい!道明寺!!最後で噛むな!そこで噛んだら全てが台無しになるんだぞ!!」

 

「ひゃっ……!あう〜……す、すみません……」

 

「さあっ!もう一回いくぞ!!完璧にこなせるまで、何度でもやるからな!!」

 

「「「はっ、はいっ!」」」

 

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「「「お疲れ様でした〜」」」

 

「はぁ〜……もう三月とはいえ、まだまだ外は冷えますねぇ〜……」

 

「そうですねぇ〜。まだまだこのマフラーが手離せません〜……小学生用のサイズですけど……」

 

「みんな、今日は一日中レッスンお疲れ様。こんなに暗くなるまで頑張ってくれてありがとうな」

 

「いえいえ♪不肖、この浜口あやめ、今日も立派な忍びになるために誠心誠意、鍛錬に励みましたっ♪ニンッ♪」

 

「はいっ♪わたくし、脇山珠美もみなさんと共に稽古に精進いたしました!」

 

「ううっ〜……」

 

「ははっ、頼もしいな。ところで……歌鈴は何で、さっきからそんなに落ち込んでるんだ……?」

 

「いえ……その……肝心なところで噛んでしまって……。私ってば、またみなさんにご迷惑ばかりおかけしてしまって……」

 

「そうだったのか。まあ、気にするなって、誰にでも失敗はあるさ。次から頑張ればいいじゃないか」

 

「そうですよ!歌鈴殿!アイドル道は日々「千里の道も一歩から」の精神ですよ!ニンッ!」

 

「えぇ!皆と共に精進しましょう!歌鈴殿!私たちで、美しい花吹雪を舞らせましょうぞ!」

 

「プロデューサーさん……あやめちゃん……珠美ちゃん……は、はいっ♪ありがとうございまひゅっ!」

 

「よし、その意気だ!ライブを無事に成功させてくれよ、三人とも」

 

「「「は〜いっ♪」」」

 

「えへへ〜……♪みんなと一緒に……♪……ひゃわあっ!?」

 

「おっと」

 

「……っ……あっ……す、すみません……私ってばまた……」

 

「おぉ……剣術の燕返しみたいな素早い反応でしたね……プロデューサー殿……」

 

「まあな。「そろそろ」かと思ったんだよ。歌鈴が転ぶ頃合いかなってな」

 

「頃合い……ええ〜っ!?も、もしかして……私が転ぶのを予測してたんですかぁ〜……!?」

 

「もうずっと歌鈴と一緒にいるしな。どのタイミングでいつ転ぶかなんて、空気感でわかるようになってしまったさ」

 

「ほほう……空気を読んで行動を予測できるとは……プロデューサー殿は、なかなか慧眼でござるな!!」

 

「……あうっ〜……はっ、恥ずかしいでしゅっ……//」

 

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「「「お疲れ様でしたぁ〜♪」」」

 

「あぁ、ゆっくり休んでくれよ。ふぅ〜。さてと、三人とも寮に送ったし、俺は事務所に戻ってあともう一仕事をするか」

 

「日も暮れてきたし、早く終わらせて帰ろっと。……それにしても……」

 

「……歌鈴のドジっぷりは筋金入りだな……何の障害物もない平坦な道で、あんな豪快に転ぶとは……」

 

「う〜む……何か、あのドジさをアイドルとして生かせないものか…………ん……?」

 

「……はうっ〜……ど、どうしましょう〜……」

 

(……どうしたんだろ……あの女の子……何か困ってるのかな……?)

 

「せっかく頑張って貯めたのにぃ〜……救いはないのですかぁ〜……?」

 

「……あの……ねぇ君、大丈夫かい?」

 

「はうっ……!?あっ……えっと……」

 

「何か困ってたりするのかな?もしよかったら、僕に相談してくれないかな?」

 

「あぅっ……あの……私、おドジでおバカなので……大切な財布を落としてしまってぇ〜……」

 

「財布……それは大変だね。ここら辺で落としたの?」

 

「あっ、はい……多分そうです……。さっきまでは持っていましたので……」

 

「そうか。じゃあ、僕も一緒に探すね。どんな形なのかな?」

 

「ありがとうございますっ……。えっと……た、たぬきちゃん型のお財布です……」

 

「たぬきだね、わかった。じゃあ、さっそく探そうか」

 

「はっ、はいっ……ひゃんっ!?」

 

「っ……あ、危ないっ!!」

 

ギュッ

 

「……っ〜……あうぅ……す、すみませ〜んっ……私ってば、本当におドジで〜……」

 

「いやいや、気にしないで……って……」

 

(……俺……もしかして、女の子を後ろから抱きしめてる状態になってる……?)

 

(はわわっ……お、お兄さんに……抱き止められてしまいましたっ……//)

 

「「……//」」

 

「……あっ……ご、ごめんね!別に、変な意味は何もなかったんだ……うん……//」

 

「い、いえいえ!そんなっ……!こちらこそ、抱き止めていただいてっ……ありがとうございますっ……//」

 

「ううん。じゃあ、さっそく……財布探しの続きを……ん?」

 

「あの……どうかされましたか……?」

 

「ねぇ……もしかしてさ……その、君のスカートのポケットにあるのって……違うかな……?」

 

「スカート……?……ああっ!ありましたっ!そうです!この財布ですうっ……!」

 

「あ、あはは……見つかってよかったよ……。スカートのポケットに入ってたんだね……」

 

「ううっ〜……す、すみません〜……私ってば……本当におドジでぇ〜……」

 

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「あの……本当に、なんとお礼を言ったらよいのやら……」

 

「ううん、気にしないで。君の財布、見つかってよかったよ」

 

「いえいえ……それでは申し訳ありません……。何か、お詫びをさせてください……」

 

「本当に気にしないでいいんだよ。それじゃあ、日も暮れかけてるから早く帰った方がいいよ」

 

「あっ……は、はいっ……では、私はこれで……。すみません……本当に、ありがとうございました……」

 

「うん、気をつけてね。……ふぅ、何とか一件落着だな……」

 

「それにしても、あの女の子のドジっぷり……何だか、歌鈴にそっくりだったな……」

 

「何もないところで転んだり……スカートのポッケの財布に気づかない天然っぷり……中々の逸材かもしれん……」

 

(……今思えば……不可抗力とはいえ、後ろから思いっきり初対面の女の子を抱きしめてしまったな……)

 

「……」

 

いえいえ……それでは申し訳ありません……。何か、お詫びをさせてください……。

 

……タプッ……♡

 

「っ……!お、俺は一体、ナニを考えてるんだっ!さっ!さっさと事務所に戻るか!うんっ!!」

 

「……」

 

「……あうっ……それにしても……スカートのポッケのお財布に気づかないなんて……本当、ダメだなあ……私……」

 

「でも……さっきの、あのスーツのお兄さん……初対面なのに、とても優しかったな……」

 

「お財布を一緒に探してくれたし……転んだ時に、思いっきり抱き止めてくれたりもしたし……」

 

「まるで……どこか、トレーナーさんに似てて……って……はうぅ〜……わ、私ってば何を考えてるんだろう……//」

 

「ダメですね……もっとしっかりしないと……。何せ、フクキタルさんが言ってくれたじゃないですか……」

 

「……「救いはある」って……ですから、もっとトレーナーさんにアプローチを……うんっ……!」

 

「が、頑張れっ……私っ……!えい、えい、むんっ……きゃあっ……!」

 

「はうっ〜……どうやら……私のおドジは筋金入りみたいですぅ〜……」

 

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チュンチュン……。

 

「ふぅ〜……。ここら辺は、だいぶきれいになったかな〜?」

 

「……ああっ!そっちにも……って、あわわっ!?ふぅ……あやうく転んで、集めたゴミを元に戻しちゃうところだった~……」

 

「歌鈴〜、そっちの方はどうだ〜?」

 

「ひゃわっ……!?は、はいっ!!プロデューサーさんっ!こっちは大丈夫でひゅっ!!」

 

「よかった。にしても、偉いな歌鈴は。朝早くから近所の清掃活動だなんて」

 

「いえいえ♪これも美化委員としての活動ですので♪それにしても……」

 

「はっ!ほっ!さぁっ!伊賀流のゴミ拾いの術をとくとご覧あれ〜!ニンッ!」

 

「ふふ〜ん♪私も負けませんよ!あやめ殿!道場や道場周りの清掃で、こういうことは鍛えられてますので!」

 

「……すみません……わざわざオフの日なのに、あやめちゃんや珠美ちゃん、そしてプロデューサーさんにも手伝ってもらってしまって……」

 

「何、気にするな。ゴミ拾いはとても気持ちがいいしな。それに、二人も「可惜夜月」で活動が出来るって喜んでたぞ」

 

「それに、いつも言ってるだろ?歌鈴は俺の大切なアイドルだって。だからもっと、俺を頼ってくれよ」

 

「……プロデューサーさん……はいっ♪ありがとうございますっ♪……えへへ……大切っ……♡」

 

「おっと、歌鈴、危ないぞ」

 

「えっ……?あっ……こ、これはっ……!」

 

「バナナの皮だな、歌鈴の天敵だ。間一髪で拾えてよかったよ」

 

「はうっ……あ、ありがとうございますっ……。でも、何で……いつもいいタイミングで、バナナの皮が私の目の前にっ……」

 

「……あら〜♪歌鈴ちゃんじゃない♪おはよう〜♪」

 

「えっ……?あっ、おはようございましゅっ……!」

 

「いつも、近所のお掃除をありがとうね〜♪綺麗にしてもらって助かってるのよ〜♪」

 

「いえいえ♪とんでもないです〜♪美化委員として、活動をしているだけですので♪」

 

「ところで……歌鈴ちゃんの隣にいるお兄さんは……「彼氏さん」かしら……♪」

 

「ひゃわっ!?えっ……か、彼氏ですかっ……!?//」

 

「あ、あはは……私……一応、こういうものです」

 

「……ん?名刺……?……え〜っと……芸能プロダクション……」

 

「はい。この子のプロデューサーをさせてもらっています。いつも歌鈴がお世話になっています」

 

「あらっ……!そうだったのね!あなたが噂のお兄さんだったのね!」

 

「えっ……噂、ですか……?」

 

「……っ!」

 

「そうよ〜♪歌鈴ちゃんが「いつも私に優しくしてくれる、素敵なお兄さん」がいるって……」

 

「……わぁっ〜!わぁっ〜!と、突然、何を言ってるんですかぁ〜っ!!//」

 

「うふふ……♪ねぇねぇ、歌鈴ちゃん。ちょっと……耳、いいかしら……?」

 

「ふぇっ……?はい、何でしょう?」

 

「……誠実で、優しそうなお兄さんじゃない……♪だから「逃しちゃ」ダメよ♪おばさん、応援してるからね♪」

 

「ぴえっ……!?//」

 

「じゃあ、私はこれで失礼するわ♪お兄さんも、これからも歌鈴ちゃんのことをよろしくお願いします♪」

 

「えっ、えぇ……わかりました……?」

 

「……はぅっ〜……//」

 

「……あっ……ねぇねぇ……珠美殿、珠美殿っ♪あのお二人を見てくださいよっ……♪」

 

「えっ、お二人……?おぉ〜……これは中々、いい雰囲気になってますねぇ〜……」

 

「……珠美殿……」

 

「……皆まで言わなくてもわかっていますよ……あやめ殿……♪その確かなご意志……しかと伝わりましたっ……♪」

 

「「……うんっ♪」」

 

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「ふぅ〜……まあ、こんなもんか……」

 

「世を偲び、陰から世を救う。忍びとしての任務をきっちりと果たせてよかったですっ♪」

 

「私も「小さいのに偉いね〜」って、近所の人に頭を撫でてもらいましたっ♪……多少、複雑ですけど……」

 

「あの〜、みなさん本当にありがとうございます……わざわざ、貴重なオフの日に手伝ってもらって……」

 

「何を水臭いことを言ってるんですか、歌鈴殿!私たち、同じアイドル道を歩む仲間ではござらぬか♪」

 

「そうですよっ!歌鈴殿と私たちは同じユニットの「可惜夜月」の一蓮托生の仲じゃないですかっ♪」

 

「あやめちゃん……珠美ちゃん……うぅっ〜……何だか私……油断してたら泣いてしまいそうですっ……」

 

「ははっ、三人とも仲良しで何よりだ。これからもよろしく頼むぞ!」

 

「「「は〜いっ♪」」」

 

「それじゃあ………どうする?せっかくだし、ゴミ出しをしたあとみんなで何か食べにいくか?」

 

「お気持ち感謝いたしますぞ、プロデューサー殿。ですが……すみません。私たち、このあと少し用事があるのです」

 

「えぇ。せっかくのお誘いは大変嬉しいのですが……これから私たちは用事がありますので……」

 

「そうなのか。なら仕方がないな。じゃあ、歌鈴はどうする?」

 

「ええっ……!?えっと……わっ、私はその……えっとっ……」

 

「……ぷ、プロデューサーさんがよろしければ、その……ご一緒してもいいでしゅか……?//」

 

「おっ、決まりだな。じゃあ、あやめ、珠美。今度のレッスンでまた会おうな。今日はありがとう」

 

「いえいえ♪では、また会いましょうぞっ♪……ところで……歌鈴殿っ……♪」

 

「うん?どうしたの……?あやめちゃん。珠美ちゃん」

 

「……せっかくの二人っきりなんですし……これはもう「チャンス」でござるぞっ……♪」

 

「……歌鈴殿の恋の行方を……不肖、この脇山珠美、影ながらしかと最後まで見届けさせていただきますぞ……♡」

 

「チャンス……恋……えっ、えぇっ〜!?//」

 

「どうしたんだ……?三人で何かを話して……」

 

「いえいえ♪気にしないでくださいっ♪では、私たちはそろそろ失礼いたしますね!ニンッ!」

 

「私もこれで失礼しますっ♪……お二人に幸福の御加護があることを祈っていますよっ♪ではっ♪」

 

「あ、あぁ……そうか……。じゃあ、またな」

 

「…………はうっ〜……//」

 

「えっと……歌鈴、とりあえず……向かってみるか?」

 

「ひゃいっ……!?あっ、は、はいっ……!不束者ですが……どど、どうぞ、よろしくお願いしまひゅっ……!//」

 

「ははっ、何だよそれ。まあ、よろしくな」

 

「……あの……ところで……お食事もいいのですが、プロデューサーさんと行ってみたいところが一つありまして……いいでしょうか……?」

 

「おっ、行きたいところがあるのか?うん、いいぞ。行ってみようか」

 

「わ〜っ……♪は、はいっ♪ありがとうございまひゅっ!では、善は急げですっ!さっそく……きゃあんっ!」

 

「……っと……おいおい、早く行きたいのはわかるけど少し落ち着けって」

 

「あっ……えへへ〜……すみません……つい、ワクワクしちゃって……♡//」

 

「ふぅ……こう、歌鈴を抱き止めてると「あの時の子」を思い出しちゃうな」

 

「えっ……?あの時の子……ですか……?」

 

「いや、気にしないでくれ。じゃ、改めて向かおうか」

 

「……」

 

「……ふふふ……珠美殿……お主も悪よのう……♪」

 

「いえいえ……あやめ殿ほどではっ……♪」

 

「まさか、目配せをしただけで意思疎通が出来るとは……流石、私たちは同じ志を持つ同士ですねっ♪」

 

「えぇ♪あやめ殿のご意志、しかと受け止めさせてもらいましたよ♪むしろ……」

 

「……あんなに「甘酸っぱい空気」だったら……読まざるを得ないじゃないですかっ……♪」

 

「……そうですねっ♪では、珠美殿……せっかくの機会ですし、どこかで一服しませぬか……?」

 

「えぇ♪大賛成ですっ♪あやめ殿♪私たちは私たちで、甘酸っぱいものを堪能いたしましょう♪」

 

「決まりですね♪では、さっそく参りましょうぞ♪せ〜のっ♪私たちはっ!」

 

「「三人で、可惜夜月〜♪イェ〜イ♪」」

 

パチンッ♪

 

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「……じゃ〜ん♪はいっ♪つきましたぁ〜♪」

 

「えっと……ここは……神社か?」

 

「えぇ♪プロデューサーさんと一緒に、願掛けをしに行ってみたかったんですっ♪」

 

「……あれ……?でも、前に別の神社で「可惜夜月」と俺で、結成時に願掛けをしに行かなかったか?」

 

「はわわっ……!い、いえっ!その………それは……そうなんですけどぉ〜……」

 

「ぷ、プロデューサーさんと一緒に、いつまでも一緒にアイドル活動していきたいと思いましたので……」

 

「……それで、改めて二人で願掛けをしたいと思ったんですっ……♡//」

 

「なるほど……まあ、歌鈴と一緒に居たいは俺も同じ気持ちだけど……」

 

「……うふふっ……そうですか……私、嬉しいですっ♪では、さっそく神社にお参りの方を……」

 

「……うんぎゃら〜……もんぎゃら〜……かしこみ〜〜……まきこみ〜〜……」

 

「……「キエェエエエイ!!!!・ひょええええ〜〜!!!!」」

 

「「うわっ!?・ひゃあっ!?」」

 

「……おおっ!出ました吉兆!センキューシラオキっ!方位は東!見えます暁光っ!」

 

「仲間と切磋琢磨をし、共にお互いに高めあって勝負に挑めば大大吉でしょう〜〜〜!!!!」

 

「わぁ〜……救いはあるのですね〜……♪」

 

「……なっ、何でしょうっ……何やらあそこで、女の子二人が何かしてますね……」

 

「あ、あぁ……きっとあの子たちも、神社へ何かの願掛けを……って……えっ……?」

 

「……ん?……っ……!?あっ、あの時のスーツのお兄さんっ……!?」

 

「……もしかして、君はあの時の……や、やぁ……偶然だね……こんなところで……」

 

「……おや?ドトウさん。この方たちはお知り合いなんですか?」

 

「あっ……はいっ……。前に、このお兄さんに助けてもらったことがありまして……」

 

「なんとっ!これもきっと、シラオキ様が紡いでくださった何かのご縁ですね!サンキューシラオキっ!!」

 

「……えっと……改めて、初めまして……で、いいのかな……?俺たち、一応こういうものなんだけど……」

 

「あっ、ご丁寧にどうも……って、プロダクション……?」

 

「うん。僕ね、この子、つまりアイドルのプロデューサーをしてるんだ。ほら、歌鈴」

 

「あっ……ひ、ひゃいっ!私っ、道明寺歌鈴と言いますっ!アイドルをさせてもらっています!」

 

「……ふあ〜っ……お、お兄さんって……アイドルのプロデューサーさんだったんですね……びっくりです……」

 

「おぉ〜っ……!まさかアイドルって、歌って踊るというあの……」

 

「まあ、そんなところかな。よかったら少しでも、この子の名前を覚えてくれると嬉しいな」

 

「えぇ!是非、覚えさせていただきます!それでは、今度は私たちも自己紹介させていただきますねっ!」

 

「私はマチカネフクキタルと言いますっ!稚拙ながら、占い師をさせていただいていますっ!はいっ!ドトウさんっ!」

 

「あっ、はい……私……メイショウドトウと言いますぅ……。フクキタルさんの、アシスタントをさせていただいてますぅ……」

 

「フクキタルちゃんとドトウちゃんって言うんだね、よろしく」

 

「よ、よろしくお願いしまひゅっ!フクキタルさんっ!ドトウさんっ!」

 

「はいっ♪お願いしますねっ♪歌鈴さん♪歌鈴さんのプロデューサーさんっ♪さて!これもシラオキ様が紡いでくださった、何かのご縁なはずですっ!」

 

「もしよろしかったら、私たちの占いの館に来てみませんかっ!?」

 

「えっ……館……?」

 

「はい♪私たち、スピリチュアルな占いの館をやってるんです♪ねっ♪ドトウさんっ♪」

 

「そ、そうですね……。よければ、お越しいただけたら……幸いです……」

 

「う〜ん……俺はいいけど……歌鈴はどうする?」

 

「あっ、そうですねっ♪是非、お邪魔してもいいですか?フクキタルさんっ♪ドトウさんっ♪」

 

「おおっ!決まりですね!では、私たちと共に、館に参りましょう!せ〜のっ!開運ダ〜〜〜ッシュ!!」

 

「ああっ……ふ、フクキタルさ〜ん……待ってくださ〜い……」

 

「……」

 

「……何だか、随分と愉快な子たちだな……」

 

「え、えぇ……そうですねぇ……」

 

 

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「ささっ♪では、椅子におかけくださいっ♪」

 

「うん、失礼するね」

 

「では、改めてようこそ♪私たちの占いの館へっ♪今回、このマチカネフクキタルがお二人を占わさせていただきますねっ♪」

 

「はうっ……!は、はいっ!フクキタルさんっ!よろしくお願いしまひゅっ!」

 

「水晶玉を通して……シラオキ様は、皆平等に見てくださいますので……ご安心くださいね……」

 

「えっと……さっきから聞きたかったんだけど……そのシラオキ様というのは一体……?」

 

「はいっ!よくぞ聞いてくださいましたっ!シラオキ様は、と〜ってもありがたい神様なのですっ!」

 

「時折、私の夢の中に現れてお告げをくださって、そのお告げがとてもよく当たるんですよ♪」

 

「ですので、そのお告げを世間のみなさんの力になればと思い、この占いの館を立ち上げたんですっ!」

 

「なるほど……初めて聞く名前だけど、そんなにありがたい神様なんだね」

 

「はっ、はい……シラオキ様は救いをくださる……とても優しくて素敵な神様なんですぅ……♪」

 

「今日まで健康かつ健やかに過ごせたのも、今朝、私の入れたお茶に茶柱が立ったのも、今こうしてお二人と出会えたのも」

 

「みんな、み〜んなシラオキ様のおかげなのです!センキューシラオキ!ハッピーシラオキっ!!」

 

「はわわ……それはすごいですねぇ〜……。お祈りをしたら、少しは私のおドジが治るかなぁ〜……?」

 

「っ……お、おドジっ……!……あのっ……道明寺さんっ……!」

 

「はっ、はいっ!何でしょうか……その……メイショウさん……?」

 

「ドトウで大丈夫ですよ……。ちなみに今「おドジ」で悩んでるっておっしゃいましたか……?」

 

「えっ、えぇ……。私、いつもおドジで周りに迷惑をかけてばかりで……それでちょうど、悩んでいたんです……」

 

「はわあ〜……♪お、同じ仲間がいてよかったですぅ〜……♪道明寺さんっ……握手をしていただけませんか……!?」

 

「あの……私も歌鈴で大丈夫ですよ。……ところで……もしかしてドトウさんも「おドジ」で悩まれているんですか……?」

 

「そうなんですぅ〜……。よく抜けてるって言われたり、私のおドジで周りの方々に迷惑をかけてしまって……ずっと悩んでたんですっ〜……」

 

「ドトウさん……はぁ〜っ……同じ悩みを持つ同士がいて嬉しいですっ〜♪是非、握手をさせてくださいっ!」

 

「あ、あはは……二人とも、いろんな意味で共通点があったんだね。仲良しになれそうじゃないか……」

 

(……その「おドジ」で、俺にとって役得なことが起きただなんて口が裂けても言えないな……)

 

「あははっ♪何だか私たち、初めて出会った気がしませんね♪これもシラオキ様が紡いでくださった縁に違いありません!」

 

「ではっ!さっそく、素敵な出会いに感謝をしてこの水晶玉でお二人を占わさせていただきますねっ♪」

 

「ふんにゃか〜……はんにゃか〜……ほんにゃか〜……」

 

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「…………」

 

「……どっ、どうですかぁ〜……?フクキタルさぁ〜ん……?」

 

「……むむむ〜ん……はっ……見えましたっ!!……でも……うぐっ……!」

 

「はわっ……どっ、どうしたんですかっ!?」

 

「……あの……お二人とも……発表しても大丈夫ですか……?」

 

「あうっ……そんな神妙な顔ってことは……もしかして……何かよからぬことが……?」

 

「少し聞くのは怖いけど……お願い出来るかな……?フクキタルちゃん……」

 

「わかりました……。これはずばりですね…………水晶玉を通して見えてきたものはっ……!」

 

「……お二人の……「前途多難」な未来が見えてきましたっ……!」

 

「ええ〜っ!?わ、私とプロデューサーさんの未来は……前途多難なんですかぁ〜!?」

 

「はい……。あまり大きな声では言えないのですが……これからも色々な試練が待ち構えているでしょう……」

 

「仕事……恋愛……人生……その他にも……決して、平坦な道ではないとシラオキ様はおっしゃっています」

 

「くっ……!そ、そうか……。まあでも、神様が言うんだから間違いなさそうだな……」

 

「あうっ〜……救いはないのですかぁ〜……?」

 

「……ですが!ここで一つ、状況を打破するラッキーアイテムがあるともおっしゃっています!」

 

「えっ……?ラッキーアイテム……?」

 

「それは、つまり……「バナナの皮」ですっ!!」

 

「「えっ……?」」

 

「あうっ……ばっ、バナナの皮って……私の……天敵ですぅ〜……」

 

「あの……えっと、バナナの皮ってあのバナナのだよね……?」

 

「はいっ♪「バナナの皮を信じなさい。さすれば道は開かれる」と、シラオキ様がおっしゃっていました!」

 

「ううっ……ちょっと怖いですけど〜……でも、神様がそうおっしゃってるんですからね!私、信じさせていただきますっ!」

 

「……そうだな。それが歌鈴と俺の人生を好転してくれるって言ってくれてるんだもんな。俺も信じるよ」

 

「うふふっ……♪お二人に、シラオキ様の開運の御加護がありますようにっ♪では、占いは以上です♪お付き合いいただき、ありがとうございましたっ♪」

 

「あっ、ありがとうございましたっ……お二人に、シラオキ様の救いの手がありますようにぃ〜……」

 

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「さあっ♪お空も夕焼けに染まってきていますし、お気をつけて帰ってくださいね♪」

 

「うん、占ってくれてありがとう。フクキタルちゃんもドトウちゃんも気をつけてね。それじゃ、歌鈴。そろそろ行こうか」

 

「そっ、そうですね♪では、私たちはこれで失礼しますねっ♪占いをしていただき、ありがとうございました♪」

 

「いえいえ♪これもシラオキ様が紡いでくださった縁です!きっとまたどこかお会いすることになるでしょう!ではっ♪行きましょう♪ドトウさんっ♪」

 

「はいっ……♪では、これで失礼させていただきますね……またお会いしましょう……♪」

 

「また会おうね、それじゃ。……ふぅ……よかったな歌鈴、新しいお友達が出来て」

 

「はいっ♪少し予想外でしたが、嬉しかったです♪きっと、またどこかで会えますよね♪」

 

「あぁ。何せ、神様が紡いでくださった縁だそうだからな。……それにしても……ごめんな……」

 

「えっ?どうして謝るんですか?」

 

「いや、神社にお参りしに行く予定だったのに、占ってもらおうだなんて勝手に言ってしまって……」

 

「あっ、いえいえ、そんな。気にしないでください♪こうして、新しいお友達も出来ましたし、神様の声も聞けましたので♪」

 

「……それに……プロデューサーさんと一緒なら、そのっ……ぜっ「前途多難」もいいかな……なんて思っちゃったり……♡」

 

「ん……?前途多難……?」

 

「さっき、フクキタルさんが占ってくれたじゃないですか♪私たちの人生は「前途多難」と」

 

「ですので……多難ってことは、それだけプロデューサーさんとずっと縁があるんだなって思ったんですっ……♪」

 

「……そ、そうか……歌鈴はプラス思考だな〜……俺は正直、少し落ち込んだけど……」

 

「うふふ……♪あの……唐突ですが、プロデューサーさんは……「運命」を信じていますか……?」

 

「運命……?」

 

「はいっ♪プロデューサーさんも知っての通り、私の実家は代々続く神社なんですっ♪」

 

「そこで、巫女をしてたおばあちゃんが言ってたんです。「出会った人たちとは何かしらの「因果」がある」と」

 

「つまり今、一緒にいる人たちは前世や遠い過去で何かしらの縁があって、再び現世で一緒にいるそうなんです」

 

「……だから、そのっ……プロデューサーさんとは……前世でも、大切な関係だったのかなあ〜って思いまして……えへへっ……♡//」

 

「おっ、中々ロマンティックじゃないか。でも、そうかもな。俺と歌鈴は前世でも縁があって、だからこうして一緒にいるのかもしれないな」

 

「……えっと……プロデューサーさんにとって……わっ、私はっ……たっ……「大切な人」……でしゅか……?//」

 

「そんなの聞くまでもないだろ。もちろんだ。歌鈴は俺の大切なアイドルであり「妹」みたいな存在だ」

 

「……妹……あっ、あのおっ!!私っ、プロデューサーさんのことがっ!……す、すっ……ううっ〜……」

 

「?……うわっ!?」

 

「わわっ!?だ、大丈夫ですかあっ!?」

 

「痛てて……何だ……?……って……これって、バナナの皮……?」

 

「はわっ!何でこんなところにバナナの皮がっ……」

 

「……ふぅ……ダメだな。歌鈴にあれだけ偉そうに言っておいて、まさか今度は俺がバナナの皮で転ぶとはな」

 

「い、いえいえ!とっ、とりあえずっ!私の手に捕まってくだしゃいっ!」

 

「あぁ、悪いな。それじゃあ、さっそく……」

 

カァーッ、カアーッ……ポトッ……。

 

「……ん?カラスが今、何か……って……きゃあんっ!?」

 

「なっ……!?か、歌鈴……んんっ!?」

 

チュッ……♡

 

「……っ〜!?…………ぷあっ……はっ、はわわっ……!ごっ、ごめ、ごめんなしゃいっ!?//」

 

「……いや、その……気にしないでくれ……。まさか、カラスがバナナの皮を追加で落としてくるとはな……あはは……」

 

「「……//」」

 

「……はうぅ〜……す、すみませ〜んっ!!また私のおドジでご迷惑をおかけしてえええええっ!!//」

 

「ちょっ……歌鈴っ!?どこに行くんだ!?」

 

「す〜み〜ま〜せ〜んっ!!今はプロデューサーさんに合わせる顔がないので、今日は失礼させていただきましゅう〜っ!!//」

 

「……おい!歌鈴っ!待てって!…………行っちゃった……歌鈴って、意外と足が速いんだな…………じゃなくて!」

 

「俺、今……歌鈴と……それにしても……何でこんなところにも、バナナの皮が……あれ……待てよ?」

 

「バナナの皮……バナナの皮…………っ……!」

 

……ですが!ここで一つ、状況を打破するラッキーアイテムがあるともおっしゃっています!

 

えっ……?ラッキーアイテム……?

 

それは、つまり……「バナナの皮」ですっ!!

 

「もしかして……あのシラオキ様のお告げ……。ははは……すごいな……色々な意味で……」

 

「とりあえず、まずはこの二つのバナナの皮をゴミ捨て場に捨てて、俺も一旦事務所に帰りますかね……」

 

「……その前に……しばらく夜風に当たって……顔の火照りを冷まさないといけないな……//」

 

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「……おおっ!綺麗な流れ星ですね!」

 

「あっ……そっ、そうですね……とても綺麗ですぅ〜……♪」

 

「きっと、何かいいことが起きるという、シラオキ様のありがた〜いお告げに違いありませんっ!ありがたや〜♪」

 

「うふふ……救いはあるのですね〜……♪」

 

「……ふふっ……ドトウさんも「幸運」が訪れるといいですねっ♪トレーナーさんと一緒にっ……♡」

 

「ふええっ……!?ど、どうして急に……トレーナーさんが出てくるんですかぁっ〜……?//」

 

「んもう〜またまた〜♪ドトウさんってば最近、トレーナーさんの話ばかりじゃないですかぁ〜♪」

 

「……それに……この前、トレーナーさんとドトウさんがバレンタインデートをしてたって、オペラオーさんが……」

 

「あ、あわわっ……!そっ、それは……流しがチョコをゴックンしちゃってぇ〜……」

 

「……か〜ら〜の〜?」

 

「……ううっ……そ、そういう、フクキタルさんはどうなんですかぁっ〜……!//」

 

「え”っ”!?……わ、私はシラオキ様一筋ですから……そういうことは……」

 

「この前……ハルウララさんから聞きましたよぉっ……?遊園地で仲睦まじそうに……」

 

「……トレーナーさんとフクキタルさんがぁ……手を繋いでる歩いてるところを見たとっ……」

 

「い、いや、それはですねっ!私のトレーナーさんは、シラオキ様の遣いである「運命の人」であるからしてぇ〜……つまり……あうっ〜……//」

 

「「……//」」

 

「……あのっ……これ以上は……色々と恥ずかしいですので……この話はもうやめませんか……?//」

 

「……えっ、えぇ……何せ、今の私たちは「トップ」を目指さなければいけませんからね」

 

「それに、シラオキ様が新しい縁を紡いでくださいましたし……そちらの方も大切にしないといけませんしね♪」

 

「新しい……あっ……歌鈴さんと歌鈴さんのプロデューサーさんのことですかぁ……?」

 

「はいっ♪今日、あのお二人と同じ日に同じ場所で出会えたのも偶然ではなく、必然なのです!」

 

「……特に……初めて出会ったはずなのに、歌鈴さんとは何だか……シンパシーを感じたんです……」

 

「ですので……近いうちに、あのお二人とはまた会うことになりそうですね♪シラオキ様もそう言ってます!」

 

「そっ、そうですね……同じ、おドジで悩むお仲間っ……うふふっ……♪」

 

「……いつか、また会えるその日を……楽しみにしてますからねっ♪歌鈴さんっ♪プロデューサーさんっ♪」

 

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カチャッ

 

「……あっ……お、おはようございましゅっ……プロデューサーさんっ……//」

 

「……おっ……か、歌鈴じゃないか、おはよう」

 

「あの……そのっ……昨日は、勝手に帰ってしまってすみません……私から誘っておいて……」

 

「いや、いいんだ……気にしないでくれ。あのあと、デレポで返事をくれたしな。寮に無事に帰れてたみたいでよかったよ」

 

「「……//」」

 

「「な、なあ!・あ、あのっ!」」

 

「あっ……ぷ、プロデューサーさんからどうぞ……」

 

「いやいや、歌鈴から先に言っていいぞ。どうしたんだ?」

 

「……では……私から……あっ、あのっ……昨日のことなんですけどぉ……」

 

「そのっ〜……えっとぉ〜…………しゅ、しゅみませんっ!私ってば、プロデューサーさんにあんな破廉恥なことをしてしまってっ!//」

 

「っ……あっ、あれは不可抗力だったからしょうがないもんな!あの時のことは、お互いに綺麗さっぱり忘れて……」

 

「……いえ!そのっ……むしろ……わっ、忘れないでいただけたら……嬉しいでしゅっ……!//」

 

「えっ……?」

 

「あの時は本当に、唐突で申し訳ありませんでしたっ……!ですが、私……あの時に改めて……意識してしまったんですっ……」

 

「ぷ、プロデューサーさんを……「一人のお兄さん」として……。もう、この気持ちは抑えられなくなってしまって……」

 

「……私……やっぱり、イヤなんです……「妹」じゃなくて「大切な人」になりたいんです……」

 

「歌鈴……」

 

「で、ですからっ……しょのっ……!もっ、もし……プロデューサーさんがよろしければっ……」

 

「……わ、私にっ……熱い「お返し」をっ…………はうっ〜……しゅ、しゅみませ〜〜〜んっ!!」

 

「ちょっ……!?ど、どうしたんだいきなり!?」

 

「今のことは忘れてくださぁ〜い!あっ、いえ!やっぱり、忘れないでもらえると嬉しいです〜っ!!//」

 

「おい!少し落ちつけ…………また行っちゃった……相変わらず早いなあ……歌鈴のヤツ……」

 

「…………それにしても……忘れないでって一体、どういう意味なんだ……?」

 

きゃあんっ!

 

か、歌鈴……んんっ!?

 

チュッ……♡

 

「っ……あぁ、もう……また思い出しちまった……。くっ……何だよ……俺だってこれでも、健全な男なんだぞ……?」

 

「……あんなことを突然されて……忘れたくても、そう簡単に忘れられるわけないだろうが……全く……//

 

「ふぅ……色々と難しいな……アイドルとプロデューサーって……」

 

「…………」

 

「……あううっ……わ、私ってば……どさくさに紛れて、あんな大胆なことをプロデューサーさんにっ……!」

 

「忘れようとすればするほど……あの時の熱と感触が蘇ってきてっ……恥ずかしい〜っ……!//」

 

「……ですけど……私っ……今まで半信半疑でしたけど……フクキタルさんの言葉で確信に変わったんですっ……」

 

「「因果」はあると……今世でこうして出会えたのも、神様が紡いでくださった縁に違いありませんっ……!」

 

「おっちょこちょいでおドジで弱虫な私ですけど……わっ、私……これからも頑張りますっ!!」

 

「アイドルとしてもっ……女の子としてもっ……そしてっ……」

 

「……前世からの因果を紡げるようにっ……。今度は「お返し」をもらえれるようにっ……!」

 

「ですので……今世……いえ、来世もこの先もずっと、私の隣で見守ってくれると嬉しいな……ねっ……」

 

「……プロデューサーしゃ……はうっ……噛んじゃったぁ〜……」

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