燐子さんは暴走する   作:うみみ山

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皆様、お久しぶりです。


言い訳タイムに入ります。



ラブライブのギルキスファンミ行ったり映画行ったり楽しい冬休みを過ごしてたら、いつの間にか1ヶ月経ってました。



罵るなら、罵れ。
ということで…本当にすいません。


とにかく、皆さん。あけましておめでとうございます!!


1ヶ月、筆をおき、その間多くの人に読んでいただき、UA5000超、お気に入り65件、評価人数7人、本当にありがとうございます。

☆10九条ユウキ 様評価UP!!!!
☆8Mairo Murphy 様
☆4ケチャップの伝道師 様

評価ありがとうございます┏○┓


それでは、1ヶ月ぶりの最新話です!どうぞ


相対性理論とその原理。あ、授業じゃないよ?

どんな人間でも苦しいことや楽しいことを体験したことはあると思う。そして皆さん同じく体験したことがあると思いますが、楽しいことは直ぐに過ぎてしまうけど、苦しいことは、とても長く感じるというものがあるだろう。

 

 

これは一つの時間の相対性理論と言われる。

 

相対性理論とは皆さんもよく知る天才物理学者、アインシュタインが説いた理論だ。光の速度に近づくと時間は遅く流れるっていうアレ。難しいと思うので簡単に説明してみようと思う。まぁ、期待はするな。

 

 

わかりやすい例でいうと、「カイジ」という漫画を知っているだろうか?

分からない人でも分かるように今からいう説明をしよう。

 

この漫画の中で、敵役が主人後に対して土下座をするシーンがあるのだが、その敵役のボスがある提案をするのだ。

 

 

「誠意を示して貰う為にはただの土下座ではなく焼き土下座をしよう」などというあまりにも狂った提案。

 

これをその敵役が10秒感行うというシーンがあるのだ。これがとても惨い。

 

 

これに時間の相対性理論と何が関係あるのか?それはこの焼き土下座を見ている時間に関係がある。

 

 

たった10秒。そう皆さんが休みのときなどで、だらだらして暇な時に直ぐに流れていく10秒という時間。だが、主人公にとってこの10秒は永久に感じられたらしい。実際に見たものにしか分からない感覚なのだろう。永久にも感じられる10秒。まさに一つの時間の相対性理論である。

 

 

何故こんなに長く感じてしまうのか。

それは脳が新規な刺激を前にすると、その時間を長く感じるという性質があるからだ。このシーンで説明するなら、焼き土下座などというとち狂ったもの。つまり、人生の中でここまで惨いことを初めて(・・・)見たことになる。脳にとっては新規な刺激になる訳だ。そして、恐怖心もこれに関わってくるだろう。初めてが重なりに重なり、この時間感覚を産んだのだ。

 

 

逆に楽しいことは早く感じるだろう。

これは仕事と自分が一体となり1種の「没我」となっている状況。特に「フロー」と呼ばれるものだ。好きなアニメを見ている時間は一瞬だろう?つまりそういことだ。

 

 

こんな感じで、俺達が主観的に感じる時間っていうのは、脳の働きによって伸び縮みする。ぎこちない時間は長く、楽しい時間は短く、苦痛の時間は長い。こんな感じで数多くの相対性理論があるわけだ。

 

 

 

 

 

 

ッとぉ、ここまでのご付き合いサンキューだ。今の説明で分からなかったら、Googleで相対性理論で検索だゾ。それでも分からなかったら、まぁ………頑張れ!!

 

え?全然分からなかった?ま、多少はね?†悔い改めて† by YJP

 

 

閑話休題

 

 

今俺は、どこに立たされているのかが分からない。逆境なのか。それとも順境なのか。そもそもそうは言わないのかは定かではない。とにかく、曖昧な状況に立たされてるのは確かだ。自分でもよく分かっていない。

俺は、毎日の日課。これについては前話をご参照にお願いする。その日課で彼女と電話でやり取りをしている。毎日の挨拶を交わし、朝の雑談。これは、そう『いつも通り』。だからこそ、その先の曖昧な場所なのだ。うーん、こういう場合どう言えばいいかがよくわからん。

 

ただ、これだけはハッキリ言える。それは……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ねぇ……りんくんなんで?なんでなの?」

 

「あ、あのな?燐子とりあえず落ち着いて……」

 

「十分落ち着いてるよ?それに、私は質問してるの……宥めてとは言ってないんだよ?ただ質問してるだけ。りんくんは、学校で質問を宥めて返すって教えられたの?とにかく怒ってないから順番に私の質問に答えて?昨日あこちゃんに相談してるのをなんで私にしなかったのか…………なんでその事を隠したのか………そして、自分の健康を鑑みずに何故体調を崩してしまうかもしれない徹夜をしたのか………徹夜のことは前に注意したよね?りんくんが体調を崩してしまうかもしれないことは控えてって。あとは、なんであこちゃんに相談して私には相談してくれなかったのか。相談しちゃ駄目とは言わないけど、何で相談してことを隠したのかなぁ?私だってりんくんをこうやって言いたくないんだよ?でも心配だからやってる事なの。さ、順番に答えてね。りんくん?」

 

 

おこですはい。現在進行形で彼女が、おこでございます。やべぇよ…やべぇよ…

 

 

怒っているであろう理由が燐子の口から次々流れていくる。どうしてこうなった……こうなる覚悟は出来てたのか?

 

 

すまん、ブチャラティ……全然出来てなかったわ……つか、予期してねぇよこんな事態。まじで……身から出た錆なのかこれは………事の発端はほんの数分前に遡る。

 

 

 

 

 

 

☆★☆★☆★☆★☆★

 

 

ピロン

 

携帯の通知音が部屋に鳴り響く。

6時ちょっきりだ。燐子はいつもこの時間を厳守している。もうこの通知音爆音にして目覚ましにしてもええかも………

 

 

まぁそれは、近所迷惑だからやるつもりはないがこの時間の厳守ようからも分かるようにうちの彼女は本当にしっかりしている。自分も見習わなければならない。こんな素行不良な俺の事を好きになってくれた事が未だに謎だ。

 

 

RAINNを開くと、そこには短く「約束の時間だよ」と書かれていた。こういう簡単なメッセージで、毎日やっていることでも、やっぱり彼女からのメッセージはとても嬉しい。マヌケな話だが、彼女にメロメロの骨抜き状態にされているようだ。

 

 

「OK。掛けてきてもいいよ」っと。

彼女に電話をかけるように促すメッセージを送る。

 

この「約束」についてだが、基本的に約束の電話の時間は燐子が俺に確認のメッセージを送って、俺がOKを出したら燐子が電話をかける感じだ。

 

 

これは付き合ってから直ぐに始めた事なんだが、1回だけ俺が風邪で返信が遅れたときはやばかった。主に燐子からのメッセージが。とにかく通知音が鳴るのだ。気づいたのが30分後くらいだったんだが、アプリを見てみると通知数が999+を超えていてまじでビックリした。

 

それ以降は、できるだけ早く返信するように心がけている。1秒でも早くを胸に抱き。これ以上、燐子を困らせたり悲しませたりしたくないしな!

 

 

返信から、10秒も経たないで電話が鳴る。画面には「Rin Rin」と表示されている。

これはRAINNでの燐子の名前であり、オンラインゲームなどのハンドルネームでもある。因みに俺たちが知り合ったのはNFOという現在普及のオンラインゲームで知り合ったのだ。その話はとりあえずまた後日で…

 

 

「もしもし?おはよう燐子」

 

 

電話に出て、電話の向こう側にいるであろう彼女に朝の挨拶をする。

 

「うん。おはようりんくん。今日の体調はどう?」

 

「万全万全!燐子は?」

 

「私も元気だよ…」

 

 

これが俺達の朝の挨拶の時間。つまり「約束」である。

これを始めたのは、燐子の提案だ。

理由としては燐子曰く「朝早くにりんくんの声を聞きたい」かららしい。

 

 

俺としては彼氏冥利に尽きる。ていうか尽きすぎてパンパンですわよ。

でも、こんなにいつも朝早くに起きても大丈夫なのかと思ってしまう。彼女からしたら習慣なんだろうが、俺からしたら1年間続けた、マルデニート生活のせいで未だこの時間は眠い。あまり無理はして欲しくないからな……燐子がしたくてしている事なのだから、止める気にはなれないけど、心配してしまうのがジレンマである。そんな事を考えていると、燐子が話を持ち出す。

 

 

 

「そうそう。ねぇ、りんくん」

 

「ん?なんだよ」

 

「昨日、私がNFOのパーティ落ちたあと、あこちゃんと話してた相談ってなのなの?」

 

「…………………………………………へ?」

 

 

 

 

この数秒間の悩み事や考えことも全て吹っ飛んだ。何故かって?答えは簡単。

 

 

 

 

(詰んだ………)

 

 

朝から修羅場である。

 

 

☆★☆★☆★☆★☆★☆

 

 

 

「ねぇ、答えて?」

 

 

と、こんな感じで今に至るわけだが。

もう1回いうぞ。どうしてこうなった……

まぁ、大体察しはつくがどうしてなんだよ……

 

 

好きな人から、怒られるってのは我々の業界ではご褒美なのだろうが、こうやって何故知っているのかを問い詰められるのは怖いものもある訳で……

こういう場合って時間が早くすぎるのか、遅く進むのかは定かではないが、時間の相対性理論って無視な気がする。

アインシュタインさん、貴方バカだっn(殴

 

 

話を戻そう。

何故かは知らないが、燐子がNFOのパーティ。つまりギルド(俺の友達も合わせて全員で4人の小規模ギルドだが)内の、燐子が落ちたあとのチャット内容を把握しているようで……何それこっわ……

 

「何を相談してたの?」

 

「それは……」

 

「つまるってことは、そういうことなの?」

 

「そんなわけないだろ!」

 

 

と言ってもだ…

もし仮に、あのチャットを知っているなら燐子としては少し不安にさせてしまったのかもしれない。確か内容としては…

 

 

『なぁ、あこ。ちょっといいか?』

 

『?どうしたのわたるにぃ』

 

『ちょっと相談に乗って欲しいんだが……ちょっと長くなるからボイチャに切り替えるぞ』

 

『わかった!』

 

 

ここで、確かボイチャに切り替えたんだっけ……

確かにこれだけ見たらボイチャまでの経緯がわからない。この後の話がわからないわけだし……

 

でも、俺があこに相談したのって燐子とまた今度行くデートの相談なんだよな〜

 

 

俺と燐子が付き合い始めたのは、出会ってから1ヶ月後。お互い一目惚れだったってことやまぁかくかくしかじかあったこと(この話はまた後日)で、かなり早く付き合い始めた俺達な訳だが、付き合ってからまだ2ヶ月しか経ってない訳だし、俺も燐子の事を完全に把握してる訳じゃない。だから、燐子の親友であるあこに相談したのだ。どんな所だったらデートする場所に最適なのかとか、まぁとにかく色々。

 

 

でも、何より大事なことは

 

 

『いい?最も大切なのは、りんりんの為にどれだけわたるにぃが考えて行動できるかだよ?例えるなら誕生日の時にどれだけ想いのこもったプレゼントが出来るのかとか。とにかく、わたるにぃがりんりんに何をしてあげたいかが、大切なの!!あとはわたるにぃしだい!!!」

 

 

俺次第、か………

 

兎にも角にも、今のままでは埒が明かない。燐子に事情を説明しないと事は進まないし。悩んでる時間は無駄だ。

 

 

「ねぇ、りんく…」

 

「燐子!」

 

「っ!」

 

 

 

燐子は俺の声にビックリしたようで、電話越しからでも、少し狼狽してるのが分かる。ここだ。この状況を逃さない。隠すつもりだったけど、仕方ない。

 

 

「俺があこに相談してたのは燐子とのデートの事なんだ」

 

「え、、私との?」

 

「そう。何回かデートには行ってるけどさ。燐子のことしっかりエスコートしたくって。だから、燐子の事をよく知ってるあこに相談したんだ。俺と燐子は彼氏彼女って関係だけど、お世辞にも長い付き合いだって訳じゃないからな……」

 

「りんくん………」

 

 

相談した内容を打ち明けると、燐子の様子が変わった。電話越しだが、燐子が落ち着いてくれたのが分かる。

 

 

「りんくん……私………」

 

「大丈夫、分かってるから。ごめんな。不安にさせたよな」

 

「そんな!私が勝手に暴走しちゃったから………」

 

「いいんだよ。俺だって、もし燐子が俺以外の男と親しげに話してたら嫉妬したりするだろうしな」

 

「りんくん………」

 

 

ようやく燐子が分かってくれたみたいだ。朝からぎこちなくなったら最悪だからな。自分の好きな人とぎこちなく1日を過ごすなんて絶対嫌だし、解決出来て良かった…

 

 

「じゃあ、りんくん。また7時半にそっちで…」

 

「おう。気をつけて…本当にごめんな?」

 

「ううん。全面的に私の暴走のせいだし、本当にりんくんのせいじゃないよ。私こそごめんね」

 

「ああ。こっちに来る時は気をつけてな?燐子に何かあったら、燐子の両親にドヤされちまうからな」

 

「ふーん。ドヤされるのが嫌だから事故をするなと?随分と軽く見られてるね〜」

 

「じょ、冗談だって…」

 

「もう……そういう冗談を言っちゃうところも好きだけど……………」

 

「お、おう……照れること言うな……………好きだよ、そういうところも……………」

 

「ッッッ//////ふ、不意打ち禁止!!!!/////」

 

 

 

和んだ空気で、話が弾む。

朝はやっぱり明るく始まるのが1番だ。誤解も解けて、スッキリしたし、今日もいい日になりそうだ。時計がさしている時間は6時半なのに、自分が感じている時間の感覚は10分にも満たないものに感じられる。

 

 

あれ?やっぱりアインシュタインって天才じゃね?

 

 

楽しい時間はあっという間に過ぎるもの。もういい時間だ。まだ、話し足りないがそろそろ電話を切る時間だ。

 

「それじゃ、またあとd」

 

「待ってりんくん」

 

「どうした?」

 

「忘れてることがあるよ?さて、なんでしょう」

 

 

え?忘れてること?誤解は解いたぞ。

 

 

「私、前にも言ったよね。徹夜は控えてねって。さっきも言った気がするんだけど…」

 

「あ……」

 

 

燐子は何故、私の生活を知っているの?

 

私の耳に何故、今日の徹夜の事を言われているの?

 

教えて、教えてよ……作者様(うみみしゃま)

 

(知るか。自分で考えろ)

 

 

んな、理不尽なァ!!!!!!!!

 

 

「りんくん。少しの遅刻はどうってことないんだよ?」

 

「遅刻。ダメ。絶対」

 

「某ラブコメボッチ主人公は、遅刻をなんと唱えたでしょう。答えなさい」

 

「逆説的に考えて、遅刻は正義……」

 

「それじゃ、覚悟してね?」

 

「は、はぃぃ……」

 

 

この後、燐子に説教されたのは言うまでもない。

 

その時間は長くもなく短くもない、曖昧なものだった。強いていうなら、恋人との時間ってのは、曖昧なものが多いってことを知ったことだろうか。

 

燐子が俺の私生活を知っていることはまた今度聞くとして……とにかく言いたいことがある。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

やっぱりアインシュタインさん、バカじゃn(殴殴殴殴殴殴




ということで…
どうでしたでしょうか。

誤字脱字、まりましたら感想の方にお願いします。
つまららねぇとか、日本語がおかしいとかのアンチも僕は受け入れる所存です!!:;(∩´﹏`∩);:


もしよければ、評価・感想お待ちしております!
自分はとにかく、1ヶ月更新とかいう不定期ではなく、1週間に1回くらいの頻度で投稿できるように努力します!これからもよろしくお願いします┏○┓

では、またな!

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