インフィニットオルフェンズ ラブ&コメディ創作短編集 作:モンターク
昼
IS学園 一組教室
三日月「ラウラ」
ラウラ「お、嫁か、どうした?何かあったのか?」
「夜、ちょっと見てほしい場所があるんだ」
「夜?別に構わんが……その場所とは何だ?」
「……綺麗な場所」
「?」
―――――
夜、IS学園の寮より出てくる二人の影
ラウラ「……暗いな」
三日月「…だね」
「…その持っている本はなんだ?」
「秘密」
「焦らすのだな…まあ良い」
「良いか、ミカは絶対に私から離れないでくれ……こういう時ほど敵に襲われる可能性があるからな」
「うん」
「……で、その綺麗な場所とやらはどっちなのだ?」
「あの中だよ」
「……森の中か」
比較的小柄な二人はIS学園の裏にある森の中を進んで行く…
虫の鳴き声や風により葉が靡く音
他の雑音がないからかそれらがよく聞こえる
「……まだなのか?ミカ」
「……あともう少し」
「………」
(綺麗な場所とは……一体なんだろうか…?)
―――――
「ついたよ」
「ん?」
あたりを見渡すと、木はあんまりない開けた場所だと言うことがわかる
だが特に目新しいものでもない
「なにもないように見えるが……」
隅から隅までラウラは見ているが、本当に何もない
草や木ばかりである
「ミカ…これは……」
「……上だよ」
「上?」
三日月に促されるまま、ラウラは上をむく
そこには……
「……!」
夜空には光り輝いている星々がある
いくつ数えるにも絶対数えきれないモノ
一番輝いている一等星を始めとする星の数々
「おおおっ……これは……!」
「そうか、これが綺麗な場所……星空が綺麗に見える場所だな!」
「うん」
「おおっ…!流石ミカだな!」
「喜んでくれてありがとう、ラウラ」
「……そういえば、星には星座というものがあるそうだが」
「どうやって見るのだ?」
「……この本を見てみればわかると思う」
「ほう……星座の図鑑…か」
三日月は懐中電灯をつけて、その図鑑を読んでいく
「……南の方向に、赤く輝いてS字のような星がさそり座のアンタレス」
「さそり座……あれか?」
「うん、それ」
「ほう……こうやって星座を見分けるのか……」
「北の方向は……」
二人は図鑑を見ながら星座を見分けていく
(なるほど、ミカはこれを見せたかったのだな)
「……前は気にしたこともなかったが…星とはこんなにも綺麗なものなのだな」
「うん、ラウラと同じだね」
「なっ…///」
三日月からのちょっとした言葉に不意をつかれたのか赤面しているラウラ
「……そ、それより……どうやってミカはこのような場所を見つけたのだ?」
「前の見回りの時に見つけた、ラウラなら喜んでくれると思って」
「そ、そうか……///」
「…どう?」
「ど、どうって……こ、これは素晴らしいものだな!うん!感謝するぞ!」
「さ、流石は我が嫁だな!」
そしてその星々の中で流ていくモノ
そう、流れ星である
「あれは…!」
「流れ星だね、3回言えば願いが叶うんだよ」
「ならば……」
キラッ
シュンッ
「ん?すぐに消えてしまった……よし、もう一回だ!」
キラッ
「かっ」
シュンッ
「な!?また先に流れてしまった…」
「どんな願い事なの?ラウラ」
「「家内安全」というやつだ!ミカや皆の無事を祈りたいのでな」
「ふーん……」
「ミカはいいのか?なにか言わなくても」
「いい、俺の願いはもう叶っているから」
「ん?……そうか」
キラッ
「あ、かないっ!」
シュン
「また消えてしまった……おのれ……っ!」
「………」
―――――
「…結局何も言えなかったな……だが色々な星が面白かったぞ!」
「うん」
もっと長居したかったのだが
流石にこれ以上居ると明日の事に響くかもしれないので
寮の方に戻ろうとする二人
「天気がいい時じゃないと見れないからね」
「ああ、雲がある時だとこうも見えんだろうな」
「また、見てみたいな……」
「……」
「……へくちっ!」
「……風邪引いた?」
「だ、大丈夫だ……ちょっと寒いだけだ」
「じゃあ……」
バサッ
三日月は着ていた上着をラウラにかけてあげる
「これなら暖かいよ」
「あ、ああ…///」
「だ、だがミカ、お前が…」
「これくらい大丈夫」
「な、ならいいのだが……///」
二人は星について話をしつつ
寮の方に戻っていくのであった
絵を見ていつの間にか超高速でキーボード打ち込んでたでござる
ミカラウはいいぞ