インフィニットオルフェンズ ラブ&コメディ創作短編集   作:モンターク

12 / 21
苦戦したので初投稿です()


執筆協力:T oga(小説版異世界オルガ・小説版オルガ細胞作者)
主に地の文とミカ・鈴の会話部分、終盤部分を提案してくださりました
ありがとうございました!!!







護り、護られる(一鈴)

IS学園 第3アリーナ

 

一夏の白式と鈴の甲龍は激しい模擬戦を繰り広げていた。

 

「うおおおおおおおっ!」

 

一夏の叫びとともに突撃する白式が雪片式型で甲龍へと斬りかかる。

 

「なかなか、やるじゃない!だけど!」

 

鈴も負けじと甲龍の手に持つ牙月でそれを弾き返す。

 

「うおっと、まだまだ!」

 

一夏はなんとか態勢を立て直し、反撃に転じる。

 

それを観客席で見ているのはシャル、オルガ、三日月、ラウラだ。

 

 

シャル「凄い模擬戦だね…」

 

オルガ「おう、すげえな……どう見る?ミカ」

 

三日月「うん…イチカとリン…あの時より強くなってる」

 

ラウラ「あの時?」

 

「あの時ってクラス対抗戦の時だよな?」

 

「うん、オルガとイチカが特例でタッグを組んで、リンと戦ってたやつ」

 

「僕がここに来る前の事だね」

 

「ほう、そんなことがあったのか」

 

「うん……だけど」

 

心配そうな声で三日月は二人の模擬戦を見る。

 

「意外とやるじゃない、一夏!」

 

そう言いながら鈴の甲龍が白式へ向けて龍砲を撃ち込む。

 

「いや、まだ足りない……まだだ!」

 

だが一夏はセカンドシフトして手に入れた左手の武装腕「雪羅」でバリアシールドを展開し、龍砲をなんとか防ぐ。

 

「はあっ、はあっ、はぁっ……」

 

一夏はかなりギリギリだったのか息を切らしている。

 

「………」

 

「……(一夏……無理してる…?)」

 

 

三日月「やっぱり……イチカ……」

 

―――――

 

IS学園 廊下

 

鈴「はぁ、つまんない…まさか一夏のエネルギー切れで終わるなんてね」

 

一夏「ごめん、新しい武装を色々と使ってたら、いつの間にかそうなっちまった…」

 

「全く…もうちょっと節度ある戦い方でもしたらどうなの?あれじゃいくつエネルギーがあっても足りないわよ」

 

「……そうだよな、このままじゃ皆を護ることもできねえしよ…」

 

「………」

 

(一夏、やっぱり……)

 

―――――

 

三日月「リン」

 

鈴「あ、三日月?どうしたの?」

 

「イチカ、今かなり無理してる」

 

「それくらいはわかるわよ、伊達に一夏の幼馴染をしてるわけじゃないんだもん」

 

「模擬戦やってる時、ずっと息切らしてたし」

 

「私もやりすぎたかな、とは思ってるけどそれでも…。いつもよりどこかおかしかった気はしたのよね」

 

「イチカは多分「護る」って言葉に縛られ過ぎてるのかも。このままだと気を詰めて「護る」という想いに

押しつぶされるかも知れない」

 

「それをアタシに言ってどうさせたい訳?」

 

「それを決めるのはリンだよ」

 

「ふーん」

 

―――――

 

一夏「鈴?」

 

鈴「……ねえ一夏、今度の休み空いてる?」

 

「ああ、特になんにも予定はないが…」

 

「じゃあさ、久しぶりに弾のところに行かない?こっちに来てから何気に行ってないし」

 

「そうだな…前に鈴のこと話したら凄く会いたがってたみたいだしな」

 

「じゃあ決まりね!」

 

「ああ!約束な!」

 

と鈴が一夏と約束を取り付けたところで

 

遠くにはいつものオルガとミカが居た

 

三日月「……」

 

オルガ「どうしたミカ?リンやイチカがどうかしたか?」

 

「……ううん、なんでもない」

 

「ならいいけどよ……」

 

(リン、がんばってね)

 

ミカは、心の中でそっとエールを送った

 

 

―――――

別の日

夕方

 

 

一夏「あ~楽しかった!!ありがとな鈴!久々に弾や蘭と遊んでなんか中学時代を思い出したぜ」

 

鈴「気分転換になった?」

 

一夏「?」

 

「あんた前の模擬戦の時なんか様子おかしかったでしょ」

 

「そうか?」

 

「そうよ!あの模擬戦の後、三日月に言われたのよ。あんたは「護る」って言葉に縛られているんじゃないかって!!」

 

「護るに縛られている?…でもミカが言ったんならそうなのかも知れないな……」

 

「だから、あんたはもっとアタシを…」

 

鈴はそこまで言って口篭る。そしてすぐに言葉を変えた。

 

「あんたはもっとアタシ達を頼りなさい!!アタシたちは鉄華団なの!!護られるだけなんてアタシのプライドが許さない!!」

 

「箒もセシリアもシャルロットもラウラもみんなか弱い女の子なんかじゃない!!皆、あんたなんかに護られるなんてごめんよ!お互いに護り、護られる。そういう関係をアタシたちは望んでるの!!」

 

「だから……あんた1人だけでいちいち抱え込むようなことはしないで!皆が居るんだから!」

 

「鈴……」

 

「……そんだけよ」

 

そこで鈴は黙った

 

「そうか、そう…だよな……」

 

(俺は別に1人じゃないんだ、皆が居る…鉄華団の皆が……)

 

(俺にはみんなが居る…みんなが俺を支えて、俺がみんなを支えてる…)

 

一夏には雷が落ちたような感覚だった

そして少し無言になった後、口を開き始めた

 

「ごめん!俺が間違ってた!…色々と背負いすぎたみてえだ」

 

「わ、分かればいいのよ…!明日また模擬戦付き合いなさい!」

 

「ああ!今度は負けねえぜ!」

 

 

(……あたしのバカ……もっと正直に言えばいいのに……)

 

(でもいつかは……あたしも……きちんと言えるようになるんだから…!)

 

心の中で鈴は決心しながらも

二人は学園の方に戻っていくのであった……

 

おわり




鈴はかわいいけど……やはりガチ勢には敵わねえと思いました(こなみ)

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。